いったんハマりだすと、止まらないのがカスタマイズの魅力。
Dahon(ダホン) Mu P8には、ずいぶんお金を投じてきた。本体は6万円弱で買ったが、カスタマイズ費用は概算で12万円。合計18万円。。。もはや、MU SLの値段だね。



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シートポストに始まり、ホイール、ディレーラー、スプロケット、ハンドル、サドル、ペダル、クランク、チェーンリング・・・と次々に手を出していったカスタマイズも、とうとう行きつくところまで行ってしまった。だって、もう弄るところがない。「これ以上、ほぼ軽量化できない状態」である。
そりゃあ、スプロケをDURA-ACEにするとか、フォークをカーボンに替えるとか、ハンドルポストを切るとか、Vブレーキを軽量アルミにするとか、手がないわけではない。ただ、コストに見合わないのだ。
ショップの大将にも、


「そんなお金があるなら、ロード購入資金に貯金しておくほうがいいよw」
って言われてるしw。
なので、これ以上は積極的に軽量化目的でカスタムすることはないだろう。(何かの部品を交換したら、結果的に軽くなったってことはあるかもしれないけれど)



そんなことを考えていたら、あることに気がついた。


「そういや、今のDahon(ダホン) Mu P8の重量、測ったことがない」
けっこうな金額を費やしてきたし、正確な重さを知っておかねばならん。そこで、いきつけのお店に持ち込んで、計測させてもらうことにした。なるべく正確を期したいので、ボトル、TOPEAKのサドルバッグ、ライトといった外せるものは外したが、サイコンとサドルバッグのアタッチメントは車体につけたまま。
カタログ値では11.5kgだが、お店の大将いわく、


「たいてい、カタログ値より重いことが多いよ」
とのことだ。だとすると、仮に12kgジャストだとして、そこからどれくらい軽くなったのだろう。



ドキドキしながら計測器にひっかけると・・・「9.25kg」
12kg - 9.25kg = 2.75kg という計算になった。
でも、お店の大将は、


「でも、このDahon(ダホン) Mu P8はペダルがついた状態だよね。本来はペダルレスで計測するから、実質はもっと軽いよ」
そうか、そうだった。ビンディングペダルがついたママだった。アルテグラのPD-600Aは片足で145gなので、両足で290g。これを引けばいい。
ということは・・・ 9.25kg -  290g = 8.96kg
おお!\(^o^)/9kgを下回ったぞい。クロモリロードくらいの重量になった。ということは、これまでのカスタマイズで軽量化したのは・・・


12kg - 8.96kg = 3.04kg
3kg以上の軽量化を成し遂げたことになる。わーい。自転車の軽量化には、「100g = 1万円」という通説があるが、カスタマイズにかけたコストは12万円程なので、「100g = 400円」で実現できた計算になる。まずまずじゃないかな?
まあ、本体が59,000円だったので、その2倍以上のコストをカスタマイズに投じているわけで、自転車好きでない人には狂気の沙汰に感じられるだろうが・・・。


MU SLがカタログ値で8.9kg(ペダルレス)なので、ぴったりSLと同じ重さということになった。
そっかー、オレのDahon(ダホン) Mu P8もようやくSLのレベルまで来たか。なんか、感動。



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※うれしかったので、なんとなくチェーンを掃除し、オイルを挿した。



でも、正確な数値を知ると、「やっぱ、もっと軽量化したい」欲が沸き上がってくるのも確か。
お金をかけずに軽くするには・・・ハンドルポスト、切っちゃおうかなあ・・。