今回は、数回に分けてビンディングペダルの話をば。


(※フラペからビンディングに移行する人は、いろいろと不安があるだろうから、何かのお役に立てればと思って)

ちなみにこれがPD-A600っす。アルテグラグレードの片面SPDっす。4ヶ月くらい使って、かなり傷だらけになってもた。




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Dahon(ダホン) Mu P8は、デフォルトは当然フラットペダル(フラペ)。
(つーか、たいがいの自転車はそう)

買ってから1年以上は、なんの疑いも持たず、不都合も感じず、フラペで乗っていた。


ビンディングペダルの存在は知っていたけれど、「ありゃ、ロードに乗る本格的な方々の戦闘パーツでしょ。マイペースなポタ派のあっしは関係ござんせん」って眼中になかった。

もちろん、引き足が使えて効果的ってことは知識としては知っていた。



でも、



「足をペダルに固定するなんて、コケたらどうするの?」

「右側にこけた時にタイミングよく後続車が来たら死ぬでしょ?」


と、ビンディングを使う人々の気が知れなかった。あるいは、自分には身に付けることのできない超絶な足技の持ち主なのだろう、と思っていた。

自転車屋の大将には、何度かオススメされていたけど、上記理由で「とんでもない!」と断っていたわけだ。


しかし、ロングライドを頻繁にこなすようになったこともあって、「軽量化以外で、もうちょっと楽に走る方法はないかのう」と思案し続けては、ビンディングが脳裏をよぎり、そのたびに、「あんな危険なもので走るなんて、ムリムリ!」と打ち消していた。




そんなこんなでビンディングを尻込みし続けて2年近くが経過したあるとき、お世話になっている自転車屋の常連さんら(フツーのおっさん、自分よりぜんぜん年上)がビンディングで来店しているのを何度も見て、「あんなおっさんでも乗りこなせるなら(失礼)、オレでもいけるんちゃうか」と思うようになった。



さらに、大将にぼそっと、「ビンディングにすると、平均スピードが(ちょっとだけ)上がるよ」と言われて、腹を決めた。

平均スピードが上がるというヒトコトが、なぜか心に刺さった。


とはいえ、やっぱり乗りこなせるか、めちゃくちゃ不安だった。ダンプに轢かれて死ぬのはまっぴらゴメンだし。


でも、不安ばかりで行動しないのは好きじゃない。徹底的に調べて、検討して、それでもダメなら諦めればいいだけだ。



そもそもビンディングシステムの種類にどういうものがあるのかほぼ知識はなかったけど、大将に「よくわかんないけど、ビンディングにすっから!オススメを見繕っておいてちょ!」と宣言しておいた。

シマノ PD-A600 SPD ツーリングペダル

結局勝ったのがコレ、PD-A600 SPDね。アルテグラグレードだよ。

2年以上経つけど、ぜんぜん劣化を感じないし、クリートもまだ交換したことないくらい持ちがよい!