人間の犯すミスとか事故は、ある程度パターン化できるものだ。自転車事故もそう。まったく同じではなくとも、似た状況でヒヤッとした方もいると思う。
YouTubeにアップされた人様の自転車事故から学び、己の安全を守る企画「自転車事故コンピレーション」も今回で16回めになる。
※1~15回の動画は記事終わりにリンクをまとめてあります。
※事故発生時間:22秒(事故ではなく、未遂)
田舎道。自転車に乗った高校生(おそらく)が後方を確認せずにいきなり右折。抜き去ろうとしていた後続車が追突しそうになった。学生さんは前方だけを見て、車が途切れた瞬間を見計らって90度折れるかのように右折したわけだが、「後ろから車両が来るかもしれない」という想像力が欠如していた様子。車側がとっさに停止したからよかったものの、ふっ飛ばされてもおかしくなかった。
これ、イヤホンをしたままでもする人がいて、マジで怖い。せめてイヤホンをしていなければ、「後ろにいるよ」とフリーの回転音(とかエンジン音)で接近していることを気づかせることはできるけど、イヤホンしてたらお手上げ。急に曲がってこないかドキドキしながら追い越すハメになる。
っていうか、動画アップした人のコメントを読んだら、「自転車の方はイヤホンをしていました。車が来るのがわからなかったようです。ホーンを鳴らしたが気づいてもらえませんでした」と書いていて、一時停止してよーーく確認したら、たしかにイヤホンしてるわ…。聴覚を塞がれた状態で後方確認せずに右折できるその怖いもの知らず(?)な行動は、若者ならではなのだろうか…。
◇ ( ´ー`)y-~~ イヤホンしながら自転車で走って快適かい?
◇ 自転車乗りながらの片耳イヤホンはNG! 埼玉県警に電話確認したよ
◇ 自転車で無事故でいるために心がけている、個人的な心がけ
ただし、三本ローラーとか電車で移動中のワイヤレスイヤホンは快適である。
◇ ソニーのBluetoothワイヤレスイヤホンが快適すぎて三本ローラーに乗りまくってしまう件
※事故発生時間:5秒
ニューヨークでの自転車と歩行者の接触事故。再生5秒でいきなり事故る。交差点の青信号を通過しようとした自転車に対し、歩行者(女性)が信号無視して横断しようとして自転車が止まれなかった。
けっこうなスピードだったので歩行者はふっ飛ばされ、自転車も転倒。乗ってた人の怪我の状態がよくわからないが、コメント欄を読む限りほぼ問題なかった様子。歩行者は避けることができず、その場に立ちすくしてとっさに手を伸ばして身を守ろうとするも、もちろん意味なし。それにしても、左手に持ったスマホを落とさずしっかり持っていたのにちょっと驚いた(高いしね)。
これは歩行者に非がある事故だった。動画があると訴訟用の資料としても使えるので、GoPro を装着しておくのはナイスな自衛行為のような気がした。ニューヨークのようなカオスな街ではなおさらかも。
※事故発生時間:28秒
アルゼンチンでのアマチュアレースで起きた事故。落車原因は映っていないので不明だが、密集状態でかなりのハイスピードだったので、バイク同士がなんらかの理由で接触したと思われる。動画主は落車地点からやや離れていたので間一髪で切り抜けたが、周囲の後続バイクが次々に落車。バイクと人が多数吹っ飛んだ…。
レースで落車が起きると、後続はとっさに左右に避けようとし、それに巻き込まれて別の場所で二次災害が発生することも。たまたま道路右側に雑草ゾーンがあってそこに逃げ込めた何台か(動画主含む)は切り抜けられたものの、ガードレールや壁だったら後続は全滅だったかもしれない…。
こういうのって、起きてしまったら後ろはどうすることできない。レースでの集団走行の恐ろしさを垣間見た気がした。
自分はエンデューロレースとかで集団で走るのがどうしても怖く、ついつい単独走行してしまう。風圧を一身に受けるので辛いんだけど、事故に巻き込まれる可能性は低いので…。
※事故発生時間:20秒
2018 Castelli # 4 Mastersというアマチュアレースイベントでの落車事故。細かく説明するより、動画を観たほうが早い。ライダーが三人並んだタイミングで肩が接触し、一人が転倒。それを避けようとして横に動いた瞬間にもう一人も転倒。真ん中のライダーは片足のクリートが外れるもなんとかバランスを保ってレースに復帰。なんの関係もない後続ライダーが巻き込まれて人の山が築かれていく…。
急に横から接触されると、ロードバイクとはかくもたやすくバランスを失ってしまうのかということがよく分かる。とくに、最初に落車した人は後ろから接近されていることに気づかすに微妙に走行車線を替えているのだが、事故の最初の原因になっているかなと。
こういったレース状況下ではハンドサインも出さない(出せない)し、不特定多数なので声も互いにかけあわないし、さらに後方確認する余裕もない(ハイスピードなので)…と、事故が起きやすい要因がたくさんある。事故はいつ何時起きるかわからない。ほんのちょっとの原因が大惨事を引き起こすことがよくわかる。
※事故発生時間:36秒
Ghisalloとはイタリアにある教会の名称らしいので、たぶんイタリアでのアマチュアレースかなと。時速48キロのハイスピードでコーナーに突っ込んだ数台のバイクのうち、1台がスリップ転倒し、後続2台が巻き添えを食らった。必死に回避を試みたようだが・・・まあ、避けれるわけも無いと思う。誰が乗り手でも落車するかなと。
それにしても、時速48キロでコーナーに侵入するの怖くないですか?自分だったら恐怖心が先に来て、ここまでアグレッシブな走り方はできないです…。
※事故発生時間:29秒
Mont Tremblant Gran Fondo というグランフォンドイベントでの追突事故。モン・トランブラン(Mont-Tremblant)は、カナダのケベック州のローレンシャン高原にある市である。
22秒の時点で一人のサイクリストが叫び声をあげて倒れる(原因は不明)。それを見た他のサイクリストらが心配そうに振り返るのだが、よそ見していたバイクが、停止したバイクに気づかずに追突、互いに転倒してしまった。つまり、典型的な二次災害である。
低速だったため互いにケガもなく、バイクも壊れなかったようで、「大丈夫か?」、「ああ問題ない。君は?」、「僕も大丈夫」といった具合にレースに復帰していった。
自転車は事故が起きると、不思議とその周囲で連鎖反応的に事故が続く・・・ということをよく耳にするが、こういうのもそのひとつの形なのだろう。
というわけで、今回はレース事故がやや多めでしたが、レースしない人でも学びは多いはず。どうぞ安全運転、無事故でお過ごしくださいませ…。
過去記事リンクも載せておきますね。
↓
自転車事故コンピレーション その15(注意一秒、ケガ一生)
自転車事故コンピレーションその14(日本での事故)
自転車事故コンピレーションその13(日本での事故)
【事故動画から学ぶ】自転車事故コンピレーション その12
【事故動画から学ぶ】 自転車事故動画コンピレーション その11
【安全運転マジ大事】 自転車事故動画コンピレーション その10
【注意一秒ケガ一生、ヘタしたら命落とす】 自転車事故コンピレーション その9
【事故動画を見て学ぶ】 自転車事故コンピレーション その8
【事故動画を見て学ぶ】 ロードバイクの事故コンピレーション7
【事故動画を見て学ぶ】 自転車事故コンピレーション その6
【事故動画を見て学ぶ】 自転車事故コンピレーション その5
【事故動画から学ぼう】 自転車事故コンピレーション その4
【対岸の火事ではない】 自転車事故動画コンピレーション その3
【注意一秒、ケガ一生】 海外の自転車の事故動画コンピレーション その2
【明日は我が身かもよ?】 ロードバイクの事故動画コンピレーション
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YouTubeにアップされた人様の自転車事故から学び、己の安全を守る企画「自転車事故コンピレーション」も今回で16回めになる。
※1~15回の動画は記事終わりにリンクをまとめてあります。
高校生 自転車 飛び出し 危険運転 ハプニング
※事故発生時間:22秒(事故ではなく、未遂)
田舎道。自転車に乗った高校生(おそらく)が後方を確認せずにいきなり右折。抜き去ろうとしていた後続車が追突しそうになった。学生さんは前方だけを見て、車が途切れた瞬間を見計らって90度折れるかのように右折したわけだが、「後ろから車両が来るかもしれない」という想像力が欠如していた様子。車側がとっさに停止したからよかったものの、ふっ飛ばされてもおかしくなかった。
これ、イヤホンをしたままでもする人がいて、マジで怖い。せめてイヤホンをしていなければ、「後ろにいるよ」とフリーの回転音(とかエンジン音)で接近していることを気づかせることはできるけど、イヤホンしてたらお手上げ。急に曲がってこないかドキドキしながら追い越すハメになる。
っていうか、動画アップした人のコメントを読んだら、「自転車の方はイヤホンをしていました。車が来るのがわからなかったようです。ホーンを鳴らしたが気づいてもらえませんでした」と書いていて、一時停止してよーーく確認したら、たしかにイヤホンしてるわ…。聴覚を塞がれた状態で後方確認せずに右折できるその怖いもの知らず(?)な行動は、若者ならではなのだろうか…。
◇ ( ´ー`)y-~~ イヤホンしながら自転車で走って快適かい?
◇ 自転車乗りながらの片耳イヤホンはNG! 埼玉県警に電話確認したよ
◇ 自転車で無事故でいるために心がけている、個人的な心がけ
ただし、三本ローラーとか電車で移動中のワイヤレスイヤホンは快適である。
◇ ソニーのBluetoothワイヤレスイヤホンが快適すぎて三本ローラーに乗りまくってしまう件
BIKE CRASH IN NEW YORK CITY!
※事故発生時間:5秒
ニューヨークでの自転車と歩行者の接触事故。再生5秒でいきなり事故る。交差点の青信号を通過しようとした自転車に対し、歩行者(女性)が信号無視して横断しようとして自転車が止まれなかった。
けっこうなスピードだったので歩行者はふっ飛ばされ、自転車も転倒。乗ってた人の怪我の状態がよくわからないが、コメント欄を読む限りほぼ問題なかった様子。歩行者は避けることができず、その場に立ちすくしてとっさに手を伸ばして身を守ろうとするも、もちろん意味なし。それにしても、左手に持ったスマホを落とさずしっかり持っていたのにちょっと驚いた(高いしね)。
これは歩行者に非がある事故だった。動画があると訴訟用の資料としても使えるので、GoPro を装着しておくのはナイスな自衛行為のような気がした。ニューヨークのようなカオスな街ではなおさらかも。
HARD CRASH! Massive crash road bike race - Peloton
※事故発生時間:28秒
アルゼンチンでのアマチュアレースで起きた事故。落車原因は映っていないので不明だが、密集状態でかなりのハイスピードだったので、バイク同士がなんらかの理由で接触したと思われる。動画主は落車地点からやや離れていたので間一髪で切り抜けたが、周囲の後続バイクが次々に落車。バイクと人が多数吹っ飛んだ…。
レースで落車が起きると、後続はとっさに左右に避けようとし、それに巻き込まれて別の場所で二次災害が発生することも。たまたま道路右側に雑草ゾーンがあってそこに逃げ込めた何台か(動画主含む)は切り抜けられたものの、ガードレールや壁だったら後続は全滅だったかもしれない…。
こういうのって、起きてしまったら後ろはどうすることできない。レースでの集団走行の恐ろしさを垣間見た気がした。
自分はエンデューロレースとかで集団で走るのがどうしても怖く、ついつい単独走行してしまう。風圧を一身に受けるので辛いんだけど、事故に巻き込まれる可能性は低いので…。
2018 Castelli # 4 Masters --- Crash
※事故発生時間:20秒
2018 Castelli # 4 Mastersというアマチュアレースイベントでの落車事故。細かく説明するより、動画を観たほうが早い。ライダーが三人並んだタイミングで肩が接触し、一人が転倒。それを避けようとして横に動いた瞬間にもう一人も転倒。真ん中のライダーは片足のクリートが外れるもなんとかバランスを保ってレースに復帰。なんの関係もない後続ライダーが巻き込まれて人の山が築かれていく…。
急に横から接触されると、ロードバイクとはかくもたやすくバランスを失ってしまうのかということがよく分かる。とくに、最初に落車した人は後ろから接近されていることに気づかすに微妙に走行車線を替えているのだが、事故の最初の原因になっているかなと。
こういったレース状況下ではハンドサインも出さない(出せない)し、不特定多数なので声も互いにかけあわないし、さらに後方確認する余裕もない(ハイスピードなので)…と、事故が起きやすい要因がたくさんある。事故はいつ何時起きるかわからない。ほんのちょっとの原因が大惨事を引き起こすことがよくわかる。
Ghisallo cup VICC race day #2 crash lap including slowmo
※事故発生時間:36秒
Ghisalloとはイタリアにある教会の名称らしいので、たぶんイタリアでのアマチュアレースかなと。時速48キロのハイスピードでコーナーに突っ込んだ数台のバイクのうち、1台がスリップ転倒し、後続2台が巻き添えを食らった。必死に回避を試みたようだが・・・まあ、避けれるわけも無いと思う。誰が乗り手でも落車するかなと。
それにしても、時速48キロでコーナーに侵入するの怖くないですか?自分だったら恐怖心が先に来て、ここまでアグレッシブな走り方はできないです…。
Mont Tremblant Gran Fondo crash 2018
※事故発生時間:29秒
Mont Tremblant Gran Fondo というグランフォンドイベントでの追突事故。モン・トランブラン(Mont-Tremblant)は、カナダのケベック州のローレンシャン高原にある市である。
22秒の時点で一人のサイクリストが叫び声をあげて倒れる(原因は不明)。それを見た他のサイクリストらが心配そうに振り返るのだが、よそ見していたバイクが、停止したバイクに気づかずに追突、互いに転倒してしまった。つまり、典型的な二次災害である。
低速だったため互いにケガもなく、バイクも壊れなかったようで、「大丈夫か?」、「ああ問題ない。君は?」、「僕も大丈夫」といった具合にレースに復帰していった。
自転車は事故が起きると、不思議とその周囲で連鎖反応的に事故が続く・・・ということをよく耳にするが、こういうのもそのひとつの形なのだろう。
というわけで、今回はレース事故がやや多めでしたが、レースしない人でも学びは多いはず。どうぞ安全運転、無事故でお過ごしくださいませ…。
過去記事リンクも載せておきますね。
↓
自転車事故コンピレーション その15(注意一秒、ケガ一生)
自転車事故コンピレーションその14(日本での事故)
自転車事故コンピレーションその13(日本での事故)
【事故動画から学ぶ】自転車事故コンピレーション その12
【事故動画から学ぶ】 自転車事故動画コンピレーション その11
【安全運転マジ大事】 自転車事故動画コンピレーション その10
【注意一秒ケガ一生、ヘタしたら命落とす】 自転車事故コンピレーション その9
【事故動画を見て学ぶ】 自転車事故コンピレーション その8
【事故動画を見て学ぶ】 ロードバイクの事故コンピレーション7
【事故動画を見て学ぶ】 自転車事故コンピレーション その6
【事故動画を見て学ぶ】 自転車事故コンピレーション その5
【事故動画から学ぼう】 自転車事故コンピレーション その4
【対岸の火事ではない】 自転車事故動画コンピレーション その3
【注意一秒、ケガ一生】 海外の自転車の事故動画コンピレーション その2
【明日は我が身かもよ?】 ロードバイクの事故動画コンピレーション
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コメント
コメント一覧 (6)
事故動画いつもありがとうございます。
ヘッドホンは、自転車だけでなくランニングや歩行でもやめてほしいと思いますね。
常識的には周囲の音も聞こえないほどの大音量にしてるとは思いたくないですが、側からは分からないですし。
自転車で脇を通りたいときには徐行して声がけするんですが、ときどき全く気づいてくれない人がいます。
音楽でペースを作って、という効能は理解できるとしても、自分の世界に没頭して周囲の気配がつかめないというのは、それだけで危険を招いてると思うのですが…
歩きながらイヤホンしてスマホ触るとか街中行くといいお年の方々も良くやってますよね(´-ω-`)
酷い方なら道の真ん中でスマホいじり・・・
自転車にしても車にしても周辺確認もせずに方向転換やら車線変更・・・
まあこう言う事を言っている限り自分も指さされないように、安全運転やっていきます(๑•̀ㅂ•́)و✧
>自転車で脇を通りたいときには徐行して声がけするんですが、ときどき全く気づいてくれない人がいます
↑
同じ経験をよくします。もはや、前を走る人&サイクリストの耳をまず見てイヤホンしていないか確認するのが習慣になってきました。(なんかおかしいですよねw)
瀬戸内のツーキニストさん
自転車乗りながらイヤホンって、逆に許可されてても怖くてできませんよねー。自転車は五感を駆使して乗る乗り物ですからね(^^)
トモヒろさん
歩きスマホ&イヤホンはもはや日常風景ってくらいなじんでますよね。でも、じつは危ないんですよね。。。本人にも、周囲にも。私も気を付けます。
最近のスマートグラスは日常に使えるように軽量化されてきたため、一見すると普通のメガネとの違いが分からないものもあります。
28gで写真撮影、音楽再生、ラップタイムまで取れるものもあるそうです。
骨伝導スピーカーなので周囲の音がどの程度聞こえているのか分かりませんが、そういうのが普及していったら外から見ると分からない状態なので余計に怖いと思いました。
たしか、骨伝導スピーカーなら法には触れないそうですね。技術の進歩は嬉しい限りですが、走行中にそこまで無理して音楽鑑賞しなくてもよくない…?命は1個だし…って思ってしまいますね。とはいえ、音楽を外で聴くのは楽しいですし、なので私はワイヤレスイヤホンを電車内で使いまくっております。(^^)/