2016年はロードバイクで3,500キロ、ミニベロで2,500キロ、合計6,000キロ走った。無事に、事故なく過ごすことができて本当に良かった。

これまで6回にわたって、海外の自転車事故動画を紹介してきましたが、今回はその第7回目です。

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※オクサマも無事故です

>> 【明日は我が身かもよ?】 ロードバイクの事故動画コンピレーション
>> 【注意一秒、ケガ一生】 海外の自転車の事故動画コンピレーション その2
>> 【対岸の火事ではない】 自転車事故動画コンピレーション その3
>> 【事故動画から学ぼう】 自転車事故コンピレーション その4
>> 【事故動画を見て学ぶ】 自転車事故コンピレーション その5
>> 【事故動画を見て学ぶ】 自転車事故コンピレーション その6

Cycling accident on dash cam



事故発生時間:1分17秒

クルマのダッシュボードに置かれたレコーダーの映像。事故現場はラウンドアバウト(環状交差点)なので信号はない。なお、ラウンドアバウトとは、海外でよく見られる交差点の一種で、3本以上の道路を円形のスペースを介して接続したもの。(くわしくはウィキペディアをどーぞ)

最初の1分8秒まではなにも起きないのでスキップしてOK。左側通行であることから、英国かと想像できる。

1分10秒、右側からロードバイクの男性が現れる。クルマの右側を走っており、(この国がどこかは不明だが)厳密には道交法違反なのではないだろうか。

急いでいたのであろうか、男性ローディは一時停車した後、ダンシングで一気に加速して右カーブを走ろうとするのだが、シッティングに移った瞬間にタイヤがスリップして横転。 幸いにして、ローディに目立ったケガはなく、すぐに立ち上がって道路脇に避難していた。

まだスピードに乗る前だったので、たいして痛そうな落車ではない。とはいえ、「やっぱ、ヘルメットって重要だよな…。むき出しの頭をコンクリートに打ち付けたら、タダでは済まんぞ。スピード出している、出してないなんて関係ない…」と思わされた。

路面は塗れていないし、バイクもさほど傾いていない。にもかかわらず横転したのでビックリした。この程度でもロードバイクってコケることってあるのか…。強いて言えば、「道路端の砂のせいで」タイヤがグリップを失ったと考えられる。

道路端は砂、砂利、ガラスの破片などが雨水で流されてきて、そのせいでパンクすることがあるので、自分はなるべく走らないようにしているんだけど、このようにスリップ転倒の原因にもなるので、お気をつけいただきたい。

蛇足だが、事故の瞬間、歩道にいた女性が驚いて立ち止まる。落車する姿をサイクリストではない人に見られることはもんのすごく恥ずかしい。妙齢の美しい異性に目撃でもされようものなら、ショックで2日間くらいは凹む(経験済み)。

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※オシャンティ空間の表参道でこけようものなら、トラウマになる

学び

  • 道路脇はなるべく走らない
  • 道交法は守ろう
  • ヘルメットは絶対に着用する
  • 異性に落車を目撃されると恥ずかしい

Road Cycling Crash Carbon Fiber Top Tube Cracked



事故発生時間:15秒

駐車場内での落車事故。車や歩行者は絡んでおらず、完全な単独事故である。「ほとんどスピードも出ていない状況でコントロールを失ってしまうことってあるんだ…」と、ビックリした。

一体何が起きたのか、1回視聴しただけではわからなかったので、数回繰り返して原因がわかった。どうやら、舗装道を走っていたら、未舗装部分があって、そこに乗り上げてしまったようだ。

で、砂利のせいでタイヤが軽くスリップする。体勢を立て直そうともがくも、バイクは暴れ続け、ブレーキが間に合わずに停車していたトラックに追突したわけだ。 ものすごいスピードを出していたわけではないので、大きなケガはなさそう。骨折もなかったと証言している。しかし、お気の毒なことに、カーボンフレームが破損してしまった…。

なんでスピードを落とさないんだ。止まれるだろ」って思うかもしれない。自分も最初は「なんで止まらんの?」思った。

ここからは想像だけど、きっとこのローディさんは停車することもできた。でも、彼は停車せずとも、左にライン取りして、トラックをよけることが「できる」と予測して走り続けたのだろう。しかし、砂利が予想外に悪さして、時間がかかりすぎた…ような気がする。トラックがなければ、落車は免れたのではないだろうか。

ローディさんは、コメント欄で事故をこう振り返っている。
バカな事故をしちゃった。ライン取りを間違えて、砂利道に乗り上げてしまって、バイクを止められずにトラックに追突したよ。トラックも自分自身も無事ではあったけど、トップチューブに亀裂が入ってしまった・・・。
誰もいない駐車場って、ふと気が緩んでしまうものだけど、こんな事故が起きることもあるので、乗車中は常に緊張感を持って走ろう。

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※駐車場でも気を抜かない!

学び

  • 駐車場でも気を抜かない
  • 砂利道はロードバイクにとって危険
  • カーボンフレームは取扱い注意


Bicyclist Crashes Into Back of Car | Rear Ended



事故発生時間:24秒

これは怖い。ダウンヒルで前を走っていたクルマに追突してしまう落車事故。ヒルクライムをする方には似たようなヒヤリハットがあるのではないだろうか。

けっこうなスピードをだして山を下るロードバイク。前方にはフォルクスワーゲンゴルフが走る。十分な車間距離をとっているように見えるが、そうではなかった。前方からやってきた観光バスに、道を塞がれるようにしてゴルフが停車すると、気づくのが遅れたローディは必死の急ブレーキも間に合わず、バンパーに追突して落車する。

接触の瞬間までには減速できたようで、激しい転倒にはならなかったのが不幸中の幸い。ローディは着地の瞬間に左手を地面についてしまっていたが、インパクトが軽かったせいか、鎖骨骨折もしていないようだ。バンパーもかすり傷程度で済み、ドライバーさんも「いいよいいよ、大丈夫」と話していた。

ダウンヒルって気持ちよすぎるので、「ヒャッハーーー」って感じにぶっ飛ばしたくなる。ノーブレーキで疾走したい誘惑は常にある。が!ブレーキの制動力と停止までに必要とされる距離は頭に叩き込んでおいたほうがいい。

(人のいない、安全が確保された下りでブレーキをかけて確認チェックをする等) 「あら?思った以上にブレーキって効かないんだな…」って感じるかも。そこから逆算してダウンヒル走行していただきたい。なお、雨天での走行は乾燥路の走行の比ではないくらいブレーキが効きにくい。
※キャリバーブレーキとか、Vブレーキの場合です。ディスクブレーキはさほど差はないかなと。ただし、だからといって油断してはダメっす。

ダウンヒルの事故は、大ケガにつながる可能性が高い。慎重すぎるくらいでちょうどいい。くれぐれもムチャなスピードは出さないようにしましょう。

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※下るオクサマ@物見山

学び

  • 車間距離は十分に
  • 遠くまで目視し、前方確認を怠らない
  • ダウンヒルは、ちょっとビビるくらいでちょうどいい

以上、新年早々ですが事故動画コンピレーションをお届けしました。 2017年もどうか安全運転&無事故でお過ごしくださいませ。
m(__)m