人と互いの趣味を話しあっているとき、「サウナ」と言うと、男女で反応がハッキリ分かれます。
男性:「サウナ!いいですよね!」か、もしくは「やったこと無いけど、やっぱいいすか!デビューしようかな~」
それに対し、
女性:「サウナですかー、いいですねー(棒)」
なぜなのか…。
「汗だくになるのがちょっと」
「オッサンの趣味ってイメージ」
たしかにそのとおりです。
女性で「サウナにはまってます」とか「通ってます」って人にはめったに出会いません。
が、風呂や温泉が嫌いなのではなく、「あ、でも岩盤浴はしますよ!すごくいいですよ!」という答えが高確率で返ってきます。
逆に私は岩盤浴はほぼ経験がなく、楽しみ方がイマイチわかってません。付き合いで2~3回試したことはあるけど、よくわからないまま終わって「微妙かな?サウナのほうがいいかも」となって、ハマりませんでした。
岩盤浴の魅力とは何なのか?効果が最大に引き出される正しい使い方とは何なのか?その謎を解明すべく、サイクリングと組み合わせて岩盤浴にトライしてきました。
2Fに浴室があって、露天から馬堀海岸の遊歩道と海が180度広がってます。
ちょっとした観光気分を味わえます。
1Fに岩盤浴があるのは知ってましたが、いつも素通りしてました。 今回は追加料金(480円)を払って、レンタル岩盤浴着・大判タオルを受け取り、いざ足を踏み入れます。
・〒239-0801 神奈川県横須賀市馬堀海岸4丁目1−23
・公式サイト
公式HPによると「横須賀初のチムジルバン」とありますが、チムジルバンって何…??初めて聞く単語です。
Wikipediaには
なるほど、韓国語なんですね。
一言でいうと「大型岩盤浴施設」ってことです。
たしかにでかい!
よくわからん漢字だらけの部屋がいくつもある…。
以下、わかったこと。
「輻射熱(ふくしゃねつ)」とは、遠赤外線の熱線によって伝わる熱です。高温の固体表面から低温の固体表面に、直接電磁波で伝わる伝わり方が輻射で、その熱を輻射熱というそうな。太陽の熱、薪ストーブの熱も輻射熱によるものですって。
新陳代謝が高まり、体内の老廃物を排出する効果が期待できます。
岩盤浴は汗腺からではなく、「皮脂腺」から汗が出るんですが、皮脂腺からのは毒素や老廃物を排出しやすく、サウナよりもデトックス効果が高いそうな。しかも、この皮脂腺ってのはちょっとやそっとでは開かないそうで、ふつうのサウナだと厳しい。
乾式サウナで出る汗はベトベトしているのに対し、岩盤浴だとマイナスイオンの働きのおかげもあって、汗が超微粒子化され、サラサラの汗になるとわかり、強い衝撃を受けました。
サウナとぜんぜんちゃう…!
「弱いサウナっしょ」って誤解しててすまんかった…!
まず、準備するものがあります。
浴着とでかいタオルはレンタルです。だいたいの岩盤浴でそうだと思います。
水は必須。なにしろ長時間入りますので。
着替えているとき、「下着ってどうするの?履くの?履かないの?」と迷ったんですが、「着用しない」ことが推奨されているそうな。まあ、サイクルジャージ上下で行った私にそもそも下着着用の選択肢はなかったんですが。
ということで、フル◯◯で作務衣的な浴着を着ます。
入り方とか、過ごす時間、順序がわからなかったんですが、パンフレットに書いてあります。各部屋で15~20分ほど温まり、涼しい部屋とかリラックスコーナーで身体を休める…を繰り返せばOK。
3セットほど繰り返すと、1時間~1時間半になります。これくらいが岩盤浴でのふつうのサイクルなんだそう。けっこう長時間入るんですね…サウナだったら死ぬけど、岩盤浴なら大丈夫。
スマホいじったり、書籍を持ち込んで読んでいる人がたくさんいて、「あ、いいんだ~」と驚きまして、私もスマホをロッカールームに取りに帰り、寝転んで読書してました。そういえば、どこにも持ち込み禁止のサインや看板はなかったです。こんなことなら、キンドル持ってくればよかったな~。
※店員さんにも確認して「OK」でした。ただ、湿気がある部屋もあったりするので、「防水機能がないと故障原因になるかも?」とのこと。そこは各自の自己責任です。
これ、時間を持て余さないので、すごくいいですね。
サウナだとモノの持ち込みは許されないし、仮に許されたところで精神的に読む余裕はないです。しかも、入ってる時間はせいぜい数分だし、すぐ水風呂に入るのでせわしない。
その点、岩盤浴はサラッとした環境にいられるので、サウナにありがちな「ベタベタ感」がないです。汗をかいても、休んでいるうちに乾きますしね。
最初の1時間はパンフレットの指示通りに入り、もうちょいお代わりするか…と洞窟みたいなスペースに入っていたんですが、気づいたら寝てました。ハッと気づいたら1時間過ぎてた…。
岩盤浴で寝ている人をよく見かけましたが、そうか、岩盤浴って寝れるスペースでもあるんだ…。サウナだと横になるのは完全なマナー違反なので、ここの差は大きいと思います。
マイペースで温まる→休むを繰り返せて、サウナよりリラックスできました。
サウナって「己との戦い」的なとこがあって、時計とにらめっこしたり、苦悶の表情で耐え忍ぶ…ってことをやりがち。
でも、岩盤浴は各自が自由に部屋を行き来したり、思い思いに過ごしてて、サウナにありがちな殺伐感(修行感?)が薄い。
なんとなくのイメージですが、
『サウナ=吉野家(ぱっと入ってサッと出る、殺伐感と湿度が高め)』
だとすると
『岩盤浴=カフェ(のんびり、清潔でカラッとしてる)』
でしょうか。
じつにゆったりした時間が流れています。
女性に好まれる理由が、おぼろげにわかってきた気がします。
追加料金(480円)はかかるけど、それに見合った満足感があります。
女性に好かれる理由は、きっとこのあたりなんじゃないかなと。
ということで、今後は岩盤浴も趣味のひとつに加えていくことにします。
※マンガやリクライニングチェアがあるのもポイント高し…!
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男性:「サウナ!いいですよね!」か、もしくは「やったこと無いけど、やっぱいいすか!デビューしようかな~」
それに対し、
女性:「サウナですかー、いいですねー(棒)」
なぜなのか…。
「汗だくになるのがちょっと」
「オッサンの趣味ってイメージ」
たしかにそのとおりです。
女性で「サウナにはまってます」とか「通ってます」って人にはめったに出会いません。
が、風呂や温泉が嫌いなのではなく、「あ、でも岩盤浴はしますよ!すごくいいですよ!」という答えが高確率で返ってきます。
逆に私は岩盤浴はほぼ経験がなく、楽しみ方がイマイチわかってません。付き合いで2~3回試したことはあるけど、よくわからないまま終わって「微妙かな?サウナのほうがいいかも」となって、ハマりませんでした。
岩盤浴の魅力とは何なのか?効果が最大に引き出される正しい使い方とは何なのか?その謎を解明すべく、サイクリングと組み合わせて岩盤浴にトライしてきました。
目次
- 横須賀温泉『湯楽の里(ゆらのさと)』へと向かう
- そもそも岩盤浴とはなんなのか
- 岩盤浴とサウナとの違い
- 岩盤浴の正しい入り方
- スマホや本の持ち込みは?
- 岩盤浴に入ってみた感想
- 岩盤浴の良かった点、イマイチな点をまとめます
- 岩盤浴が女性にウケる理由(推測)
横須賀温泉『湯楽の里(ゆらのさと)』へと向かう
東京湾に面した温泉施設で、家から20kmちょいで行ける場所にあり、お気に入りの場所。 ホイールをシャマルウルトラDBにしたばかりのXELIUS(ゼリウス) SL ULTIMATE Discで向かいました。2Fに浴室があって、露天から馬堀海岸の遊歩道と海が180度広がってます。
ちょっとした観光気分を味わえます。
1Fに岩盤浴があるのは知ってましたが、いつも素通りしてました。 今回は追加料金(480円)を払って、レンタル岩盤浴着・大判タオルを受け取り、いざ足を踏み入れます。
・〒239-0801 神奈川県横須賀市馬堀海岸4丁目1−23
・公式サイト
公式HPによると「横須賀初のチムジルバン」とありますが、チムジルバンって何…??初めて聞く単語です。
Wikipediaには
韓国で近年、都市部を中心に急増している、50 - 90℃程度の低温サウナを主体とした健康ランドの一種。ほとんどの施設で24時間営業となっており、日本のカプセルホテルのような低価の宿泊施設の機能をも持っている。日本では近年、岩盤浴の一種として取り入れられているとの記述が。
なるほど、韓国語なんですね。
一言でいうと「大型岩盤浴施設」ってことです。
たしかにでかい!
よくわからん漢字だらけの部屋がいくつもある…。
そもそも岩盤浴とはなんなのか
「岩盤浴=弱いサウナ」って思ってたんですが、それは認識違いだろうと思い、岩盤浴に入る前に調べてみました。以下、わかったこと。
- 温められた天然鉱石の上に寝転んで身体を芯まで温めるお風呂
- 天然鉱石の温度は40~60度、湿度は60~80度
- 体をゆっくりと時間を掛けて温める
- 天然鉱石からの遠赤外線による輻射熱で体の芯から温まる
- サウナよりも長時間滞在できる(低音&横になる)ため大量の汗をかく
「輻射熱(ふくしゃねつ)」とは、遠赤外線の熱線によって伝わる熱です。高温の固体表面から低温の固体表面に、直接電磁波で伝わる伝わり方が輻射で、その熱を輻射熱というそうな。太陽の熱、薪ストーブの熱も輻射熱によるものですって。
岩盤浴とサウナとの違い
体の温め方が異なるそうでして、- サウナ:体の「表面」を温める
- 岩盤浴:体の「芯」から温める
新陳代謝が高まり、体内の老廃物を排出する効果が期待できます。
岩盤浴は汗腺からではなく、「皮脂腺」から汗が出るんですが、皮脂腺からのは毒素や老廃物を排出しやすく、サウナよりもデトックス効果が高いそうな。しかも、この皮脂腺ってのはちょっとやそっとでは開かないそうで、ふつうのサウナだと厳しい。
乾式サウナで出る汗はベトベトしているのに対し、岩盤浴だとマイナスイオンの働きのおかげもあって、汗が超微粒子化され、サラサラの汗になるとわかり、強い衝撃を受けました。
サウナとぜんぜんちゃう…!
「弱いサウナっしょ」って誤解しててすまんかった…!
岩盤浴の正しい入り方
というものがあるそうです。まず、準備するものがあります。
- 岩盤浴着
- 寝転ぶ用のタオル
- 飲み物
浴着とでかいタオルはレンタルです。だいたいの岩盤浴でそうだと思います。
水は必須。なにしろ長時間入りますので。
着替えているとき、「下着ってどうするの?履くの?履かないの?」と迷ったんですが、「着用しない」ことが推奨されているそうな。まあ、サイクルジャージ上下で行った私にそもそも下着着用の選択肢はなかったんですが。
ということで、フル◯◯で作務衣的な浴着を着ます。
入り方とか、過ごす時間、順序がわからなかったんですが、パンフレットに書いてあります。各部屋で15~20分ほど温まり、涼しい部屋とかリラックスコーナーで身体を休める…を繰り返せばOK。
3セットほど繰り返すと、1時間~1時間半になります。これくらいが岩盤浴でのふつうのサイクルなんだそう。けっこう長時間入るんですね…サウナだったら死ぬけど、岩盤浴なら大丈夫。
スマホや本の持ち込みは?
てっきりNGかと思っていたので持たずに入ったんですが、意外にもOKでした。スマホいじったり、書籍を持ち込んで読んでいる人がたくさんいて、「あ、いいんだ~」と驚きまして、私もスマホをロッカールームに取りに帰り、寝転んで読書してました。そういえば、どこにも持ち込み禁止のサインや看板はなかったです。こんなことなら、キンドル持ってくればよかったな~。
※店員さんにも確認して「OK」でした。ただ、湿気がある部屋もあったりするので、「防水機能がないと故障原因になるかも?」とのこと。そこは各自の自己責任です。
これ、時間を持て余さないので、すごくいいですね。
サウナだとモノの持ち込みは許されないし、仮に許されたところで精神的に読む余裕はないです。しかも、入ってる時間はせいぜい数分だし、すぐ水風呂に入るのでせわしない。
その点、岩盤浴はサラッとした環境にいられるので、サウナにありがちな「ベタベタ感」がないです。汗をかいても、休んでいるうちに乾きますしね。
岩盤浴に入ってみた感想
1時間ちょいのつもりで入ったんですが、結果2時間過ごしてました。最初の1時間はパンフレットの指示通りに入り、もうちょいお代わりするか…と洞窟みたいなスペースに入っていたんですが、気づいたら寝てました。ハッと気づいたら1時間過ぎてた…。
岩盤浴で寝ている人をよく見かけましたが、そうか、岩盤浴って寝れるスペースでもあるんだ…。サウナだと横になるのは完全なマナー違反なので、ここの差は大きいと思います。
マイペースで温まる→休むを繰り返せて、サウナよりリラックスできました。
サウナって「己との戦い」的なとこがあって、時計とにらめっこしたり、苦悶の表情で耐え忍ぶ…ってことをやりがち。
でも、岩盤浴は各自が自由に部屋を行き来したり、思い思いに過ごしてて、サウナにありがちな殺伐感(修行感?)が薄い。
なんとなくのイメージですが、
『サウナ=吉野家(ぱっと入ってサッと出る、殺伐感と湿度が高め)』
だとすると
『岩盤浴=カフェ(のんびり、清潔でカラッとしてる)』
でしょうか。
じつにゆったりした時間が流れています。
女性に好まれる理由が、おぼろげにわかってきた気がします。
岩盤浴の良かった点、イマイチな点をまとめます
良かった点
- 心肺への負荷が低い
- 長時間楽しめる
- サウナよりリラックス効果(満足感?)が高い
- 暇を持て余さない
- 物事を考えたり、妄想、空想するソロタイムが味わえる
- 夫婦(&カップル)でいっしょに過ごせる
- 長時間いても誰にも迷惑かけない
- 汗臭くない
イマイチな点
とくに無いです。すごく良かったです。追加料金(480円)はかかるけど、それに見合った満足感があります。
岩盤浴が女性にウケる理由(推測)
岩盤浴には、サウナにはない魅力がたくさんあります。女性に好かれる理由は、きっとこのあたりなんじゃないかなと。
- 彼氏(夫)と過ごせる
- 汗だくにならない
- 身体がベタベタしない
- おしゃべりできる
- 本や雑誌を読める
- ほどよい暖かさ(忍耐するかんじではない)
- デトックス効果が高い(お肌にも良い)
- ゆっくり過ごせる空間
ということで、今後は岩盤浴も趣味のひとつに加えていくことにします。
※マンガやリクライニングチェアがあるのもポイント高し…!
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