「アルプスあづみのセンチュリーライド」(通称AACR)にと参加したい、参加したい、と願い続けているが、まだ叶ったことがない。どうやらかなりの人気イベントで、募集開始するやいなや、あっという間にエントリーが殺到するらしいのだ。
2017年は「桜と緑」の2大会開催された。安曇野の絶景に囲まれ、アルプスの残雪を眺めながら走れるイベントで、実に行きたかった…。
マンガ家のきっかさんが「アルプスあづみのセンチュリーライド(AARC)」参加して、詳細レポート(9本)が公開されている。どんなイベントかはこのレポートを読むとよく分かる。
『亀が無理してロードバイク乗ってみた』 「桜のAACRレポ」
↓
その1、その2、その3、 その4、 その5、 その6、 その7、 その8、 その9
※画像提供はきっかさん
来年こそは…と誓っているのだが、「べつにイベント開催を待たずして、ふつーに安曇野、行ってくればいいんじゃね?」と思い、連休を利用して旅行してきました。
サイクリング旅行ではなく、家族サービスの一環なのでバイクは持って行けずじまいでしたが(無念…)、安曇野の素晴らしさを堪能してきましたので、どんな場所か、ウィキペディアや安曇野市公式サイトを読みつつ、知る限りの情報を駆使してご紹介します。
北アルプスの山々から湧き出た清流(梓川・黒沢川・烏川・中房川)によってできた複合扇状地である。松本から電車でさくっと行ける距離。
いわゆる観光地としての安曇野とは、「安曇野市、池田町、松川村、大町市南部の4市町村他、さらに松本市梓川地区(旧・梓川村)」あたりを指すとのこと。
西部は雄大な北アルプス連峰がそびえ立つ中部山岳国立公園の山岳地帯。燕岳、大天井岳、常念岳などの海抜3,000メートル級の山々が並ぶ。
北アルプスを源とする中房川、烏川、梓川、高瀬川などが犀川に合流する東部は、「安曇野」と呼ばれる海抜500から700メートルの概ね平坦な複合扇状地だ、
人口は10万人(38,291世帯)で長野で6番目に大きい街。長野でも有数の観光地、別荘地である。
関東からなら、中央道高井戸IC~長野道安曇野ICで約2時間30分、関西からだと、名神高速~小牧JCT~中央道~長野道安曇野IC。名古屋からでも2時間30分の距離。
高速道路を降りたらすぐに安曇野。下道を延々と走らされることもない。(まあ、信号が圧倒的に少なくって渋滞もないので、ドライブの楽しいこと楽しいこと…)
扇状地の扇端部では、安曇野わさび田湧水群があり、水が綺麗でないとできないワサビ栽培、ニジマス・信州サーモンの養殖を行っている。
安曇野の至るところから地下水が湧き出していて、水量は日量70万トンですって。パッとイメージできないが、とにかくものすごい量なのは間違いない。
/ 大王わさび農園 \
1985年(昭和60年)環境庁(当時、現・環境省)が指定した名水百選に選定されるとともに1995年(平成7年)3月には国土庁から水とロマンあふれる安曇野として水の郷百選の認定を受けたくらい、とにかく水に恵まれた土地。
自分はお酒が苦手なので関係はないのだが、ワイナリーもある。
また、数多くの美術館や資料館・記念館が点在しており、美術館巡りを楽しむことができるほか、小さく個性的な喫茶店や蕎麦屋、レストラン、宿なども多くある。
定年を迎えるなどした都会在住者などが、スローライフを求めて移住する動きも活発にみられる。
自分が行った日はあいにくの曇り空だったので北アルプスの絶景は拝めなかったが、それでもじゅうぶんな景色だった。安曇野自体は平坦に近い形状でいかにも走りやすそう。
ヒルクライムしたければ、カンタンに周囲の山々にアタックできる。松本や八ヶ岳や白馬へのアクセスもラクラク。山好きにはたまらない土地だ。
カフェやレストランもたくさんあった。宿のご主人が絶賛していたパン屋さん、「スイートあづみ野」に立ち寄ってみたら、どれも美味しすぎて驚愕した。42台もある駐車場にひっきりなしに地元の人々が押しかけていて、店内の長蛇の列が途切れない。
店内には30席のイートインスペースがあって、テラス席も20席用意されているのでその場で食べることもできる。コーヒーの無料サービスもあって嬉しかった。
長野県安曇野市穂高843-1
電話:0263-87-6977
Facebook
あと、安曇野の標高は547メートルであることが影響しているのかもしれないが、やたら雲が近い。家の屋根によじ登って手を伸ばせば、「届くんじゃね?」と錯覚してしまうほど。(さすがに届かないがw)
市のサイトに「安曇野市へ移住を希望される方からのよくあるご質問」というコーナーがあって、そこにはこう書かれてある。
まずは降雪量について…
豪雪地ではないが、南関東や東海地方とはちょっと格が違う量の雪がふることはあるようだ。まあ、長野ですからね。当然ですね。
冬の気温については…
とのこと。
気温と降水量のグラフはこんな感じ。安曇野は、梅雨が7月にやってくるようだ。
冬の寒さが埼玉とは比べ物にならないが、「将来、移住するとしたら安曇野だな…」と強く思ったのであった。
12~2月の3ヶ月は氷点下の日々が多いようなので、その間はスキーをすればいいのである(笑)。なにしろ、白馬エリアのスキー場に小一時間のドライブで行き放題。
スキーは20代の頃からずっとやっているんだけど、自転車にハマったと同時にパタリと辞めてしまった。
というのも、関東に住んでいると、「スキー場にアクセスするだけでひと苦労…」だから。自分で運転するのも嫌だし、事故の危険性もあるし、シーズン中に数回だけのためにスタッドレスタイヤを買う費用もうっとうしい。
スキーバスで行くにしても、道具一式を抱えて池袋や大宮までえっちらおっちら行かねばならない。バスと電車を乗り継いで行くことを想像しただけで、「やめとこ…」となってしまう。
サイクリングなら玄関を出た瞬間にそこがもうゲレンデなので、ついサイクリングばかりになってしまうのだ。しかし、安曇野に住んだとなれば話は別。「春夏秋はサイクリング、冬はスキー」という夢のようなデュアル趣味生活を愉しむことが可能。
ということで、話はあちこちに飛んでしまったが、要するに「安曇野は素晴らしい場所だ」ということがハッキリと確認できた。今度こそ、愛車を持参して再訪するぞと固く誓ったのであった。
★ツイッターアカウントはこちら\(^o^)/<最近記事を常にお届け!
2017年は「桜と緑」の2大会開催された。安曇野の絶景に囲まれ、アルプスの残雪を眺めながら走れるイベントで、実に行きたかった…。
マンガ家のきっかさんが「アルプスあづみのセンチュリーライド(AARC)」参加して、詳細レポート(9本)が公開されている。どんなイベントかはこのレポートを読むとよく分かる。
『亀が無理してロードバイク乗ってみた』 「桜のAACRレポ」
↓
その1、その2、その3、 その4、 その5、 その6、 その7、 その8、 その9
※画像提供はきっかさん
来年こそは…と誓っているのだが、「べつにイベント開催を待たずして、ふつーに安曇野、行ってくればいいんじゃね?」と思い、連休を利用して旅行してきました。
サイクリング旅行ではなく、家族サービスの一環なのでバイクは持って行けずじまいでしたが(無念…)、安曇野の素晴らしさを堪能してきましたので、どんな場所か、ウィキペディアや安曇野市公式サイトを読みつつ、知る限りの情報を駆使してご紹介します。
安曇野って、長野県のどのへんにあるの?
長野県のほぼ中央部に位置する。長野県中部(中信地方)にある松本盆地のうち、梓川・犀川の西岸(押野崎以南)から高瀬川流域の最南部にかけて広がる扇状地全体のこと。北アルプスの山々から湧き出た清流(梓川・黒沢川・烏川・中房川)によってできた複合扇状地である。松本から電車でさくっと行ける距離。
安曇野市ってどんな街?
安曇野市は、平成17年(2005年)10月1日に、豊科町・穂高町・三郷村・堀金村・明科町の5町村が合併して誕生。大町市、松川村、池田町、生坂村、筑北村、松本市に隣接している。いわゆる観光地としての安曇野とは、「安曇野市、池田町、松川村、大町市南部の4市町村他、さらに松本市梓川地区(旧・梓川村)」あたりを指すとのこと。
西部は雄大な北アルプス連峰がそびえ立つ中部山岳国立公園の山岳地帯。燕岳、大天井岳、常念岳などの海抜3,000メートル級の山々が並ぶ。
北アルプスを源とする中房川、烏川、梓川、高瀬川などが犀川に合流する東部は、「安曇野」と呼ばれる海抜500から700メートルの概ね平坦な複合扇状地だ、
人口は10万人(38,291世帯)で長野で6番目に大きい街。長野でも有数の観光地、別荘地である。
安曇野へのアクセスは?
東京からも名古屋からも、アクセスしやすいのが特徴。さすがに日帰りだと苦しいが、関東、関西、東海、北陸それぞれからアクセスできる地の利がある。関東からなら、中央道高井戸IC~長野道安曇野ICで約2時間30分、関西からだと、名神高速~小牧JCT~中央道~長野道安曇野IC。名古屋からでも2時間30分の距離。
高速道路を降りたらすぐに安曇野。下道を延々と走らされることもない。(まあ、信号が圧倒的に少なくって渋滞もないので、ドライブの楽しいこと楽しいこと…)
主な農業や産業は?
水田地帯が多く、稲作やりんご栽培が中心。扇状地の扇端部では、安曇野わさび田湧水群があり、水が綺麗でないとできないワサビ栽培、ニジマス・信州サーモンの養殖を行っている。
安曇野の至るところから地下水が湧き出していて、水量は日量70万トンですって。パッとイメージできないが、とにかくものすごい量なのは間違いない。
/ 大王わさび農園 \
1985年(昭和60年)環境庁(当時、現・環境省)が指定した名水百選に選定されるとともに1995年(平成7年)3月には国土庁から水とロマンあふれる安曇野として水の郷百選の認定を受けたくらい、とにかく水に恵まれた土地。
自分はお酒が苦手なので関係はないのだが、ワイナリーもある。
また、数多くの美術館や資料館・記念館が点在しており、美術館巡りを楽しむことができるほか、小さく個性的な喫茶店や蕎麦屋、レストラン、宿なども多くある。
定年を迎えるなどした都会在住者などが、スローライフを求めて移住する動きも活発にみられる。
サイクリスト視点で見た安曇野市
AACRは募集開始後すぐに申し込みが殺到するらしいが、安曇野を車で走り回って、「そりゃあ、そうだろうな」って納得した。なにしろ、街の風景が素晴らしい。素晴らしすぎる。自分が行った日はあいにくの曇り空だったので北アルプスの絶景は拝めなかったが、それでもじゅうぶんな景色だった。安曇野自体は平坦に近い形状でいかにも走りやすそう。
ヒルクライムしたければ、カンタンに周囲の山々にアタックできる。松本や八ヶ岳や白馬へのアクセスもラクラク。山好きにはたまらない土地だ。
カフェやレストランもたくさんあった。宿のご主人が絶賛していたパン屋さん、「スイートあづみ野」に立ち寄ってみたら、どれも美味しすぎて驚愕した。42台もある駐車場にひっきりなしに地元の人々が押しかけていて、店内の長蛇の列が途切れない。
店内には30席のイートインスペースがあって、テラス席も20席用意されているのでその場で食べることもできる。コーヒーの無料サービスもあって嬉しかった。
スイートあづみ野の店舗情報
〒399-8303長野県安曇野市穂高843-1
電話:0263-87-6977
あと、安曇野の標高は547メートルであることが影響しているのかもしれないが、やたら雲が近い。家の屋根によじ登って手を伸ばせば、「届くんじゃね?」と錯覚してしまうほど。(さすがに届かないがw)
安曇野の1年を通じた気候と気温は?
サイクリスト的に気になるのは安曇野の気候。市のサイトに「安曇野市へ移住を希望される方からのよくあるご質問」というコーナーがあって、そこにはこう書かれてある。
まずは降雪量について…
年によっても違いますが、多い時で年に2、3度、20から40センチ程度の積雪がある場合があります。
車にはスタッドレスタイヤが必要ですが、10cm以上の降雪があると幹線道路は通勤・通学時間に間に合うように除雪体制を整えていますので、山間地でなければ4WD車でなくても大丈夫です。
ただし、除雪作業によって玄関先などに寄せられた雪の処理はご協力をお願いします。
豪雪地ではないが、南関東や東海地方とはちょっと格が違う量の雪がふることはあるようだ。まあ、長野ですからね。当然ですね。
冬の気温については…
12月から2月にかけ最低気温がマイナス10度を下回る日があります。屋内の暖房設備はもちろん、水道には凍結防止帯が不可欠なので、安曇野市では夏場よりむしろ冬場のほうが光熱費がかかる場合があります。
夏は7月下旬から8月下旬にかけて昼間は30度位の暑さはありますが、朝晩はとても涼しいので過ごしやすいです。
とのこと。
気温と降水量のグラフはこんな感じ。安曇野は、梅雨が7月にやってくるようだ。
冬の寒さが埼玉とは比べ物にならないが、「将来、移住するとしたら安曇野だな…」と強く思ったのであった。
12~2月の3ヶ月は氷点下の日々が多いようなので、その間はスキーをすればいいのである(笑)。なにしろ、白馬エリアのスキー場に小一時間のドライブで行き放題。
スキーは20代の頃からずっとやっているんだけど、自転車にハマったと同時にパタリと辞めてしまった。
というのも、関東に住んでいると、「スキー場にアクセスするだけでひと苦労…」だから。自分で運転するのも嫌だし、事故の危険性もあるし、シーズン中に数回だけのためにスタッドレスタイヤを買う費用もうっとうしい。
スキーバスで行くにしても、道具一式を抱えて池袋や大宮までえっちらおっちら行かねばならない。バスと電車を乗り継いで行くことを想像しただけで、「やめとこ…」となってしまう。
サイクリングなら玄関を出た瞬間にそこがもうゲレンデなので、ついサイクリングばかりになってしまうのだ。しかし、安曇野に住んだとなれば話は別。「春夏秋はサイクリング、冬はスキー」という夢のようなデュアル趣味生活を愉しむことが可能。
ということで、話はあちこちに飛んでしまったが、要するに「安曇野は素晴らしい場所だ」ということがハッキリと確認できた。今度こそ、愛車を持参して再訪するぞと固く誓ったのであった。
★ツイッターアカウントはこちら\(^o^)/<最近記事を常にお届け!
コメント
コメント一覧 (4)
安曇野ちひろ美術館に行ったときに外観を眺めててふと気づいたんですが、民家の屋根勾配が背景の山並みと絶妙にマッチしてるんですね。
地域風土がこういう環境を育んでいるんだなぁと強く印象に残りました。
安曇野は本当にいいですよ!空気が凄く澄んでます しかし、夏はまあまあ暑いです汗 白馬村方面にはたくさんスキー場があるので、冬になるとスノボーしに行ってます!最近は外国人観光客の方がたくさん白馬に訪れていて、海外からも人気のスポットとなってるようですよー
安曇野と白馬の間に住んでる者です。
私自身ロードバイクに乗るのですがここ最近サイクリストの方々が非常に多く訪れて頂けるようになって大変嬉しく思います。
圧迫感はぜんぜん皆無で、山間部にいる感じはしなかったです。もちろん、ちょいと走ればすぐに行けてしまえる距離なんですが。とにかく居心地の良い場所で、むちゃくちゃ気に入ってしまいました、
\(^o^)/
断捨離大魔王さん
四季を通して美しい場所ですよね…。久しくスキーはしていないですが、安曇野に住んだら確実に復帰する自信があります(笑)。今度は冬に訪れたいです。
(*^^*)
ミリさん
いい場所にお住まいですね…。
冬の寒さだけがちょっぴり気になりますが、それを差し引いてでも住んでみたい場所です!
(^^)