熊本・阿蘇旅行、2日目です。
自転車は輪行せず、現地でレンタルするスタイルで行ってきました。
◇ 初日の様子はこちら
どんなバイクで走るか迷いましたが、コースや起伏をよく分かっていないので素直に橋本さんの「ロードもいいけど、e-MTBのほうが阿蘇を楽しめる」とのアドバイスに従い、そろって電動バイクをレンタル。
本日のコースはこんなかんじ。
関東で暮らしていると、ぜっっったいに拝めない風景に圧倒されます。
調べて知ったんですが、阿蘇山って単体の山ではなく、五つの岳(根子岳・高岳・中岳・烏帽子岳・杵島岳)で構成されています。で、五つの岳をまとめて「阿蘇五岳」と呼びます。
山の中腹まで運んでもらい、そこからスタート。 電動バイクで坂を登るってラクすぎて拍子抜けしますね。ほぼ力を使わずぐいぐい登ってくれるので、景色を楽しむ余裕があって良いです。
我々夫婦は自転車で走り、橋本さんは車で先を走って待機…を繰り返してくれます。 しかも写真撮影もしてくださいました。
※今回はプライベートツアーなので、おんぶに抱っこというフルサポートです(^^)
※迫力がありすぎる…!
杵島岳を観つつ、阿蘇山のちょうど中心(草千里ヶ浜)を目指すように走っていると、「米塚」という不思議な形状の山?丘?に遭遇。
米塚は高さ約80メートル。3300年前の噴火で形成されたそうで、お椀を逆さまにしたような形をしています。頂上部分が大きくくぼんでいるのが特徴。
大草原の面積は78万5000平方メートルあるらしいですが、普段目にしないスケールで縮尺と距離感がよくわかりません(笑)。写真では伝えきれないですが、とにかくすごい。
まさにここが『ドキュメント72時間』で観たあの現地。うーーーーむ、感動…来てよかった…。
中岳からはモクモクと煙が上がっていて「火口には近づけない警戒レベル」とアナウンスがありました。
草千里ヶ浜の目の前にある阿蘇火山の歴史を学べる「阿蘇火山博物館」には時間の関係で行けなかったので、次回にとっておきます(笑)。
あと、路面は割れとか轍がほぼなく、舗装がきれいなのでヒヤッとする場所はまったくなかったです。じつに走りやすい。
阿蘇山の草原の美しさは特筆モノなんですが、これは(森林限界とか)自然にできているのではなく、地元の人々の維持管理の賜物です。何百年もの間、野焼きを毎年行って人工的に作ってきたもの。
野焼きの目的は「人畜に有害な虫を駆除する」「牛馬の餌の草を育てる」で、野焼きをやめると木が生い茂り草原はなくなってしまうそうな。近年は人手不足で野焼きの面積もだんだん狭くなっているとのこと。
ちなみに野焼きは春の彼岸ごろに行われます。なるべく風のおだやかな日を選んで冬枯れの原野に火を放ち、一気に焼き払っていきます。野焼き直後は黒々とした野肌(3月ごろ)になり、それはそれで壮観。そして5月に緑がよみがえった草原となる…わけです。
訪れた8月時点は「草原の緑が力強く濃くなった状態」とのことで、くっきりした色合いでした。
南阿蘇で大人気のカフェってのは一足踏み込んだ瞬間にわかりました。
とにかく店内が可愛いらしくておしゃれの極み。絵本の世界を現実にしたかのよう。
若いカップルが似合う場所なので、私のようなオッサンが一人で行ったらちょっと場違いかも(笑)。
人気店に加えて週末なので1時間待ち……そこで、待ち時間を利用して阿蘇の田園を走ってきました。この日は雨が降っては晴れる…という不思議な繰り返しがあったんですが、走っている間だけは奇跡的に晴れたおかげでむしろ汗をかかずにすんでわりと快適でした。
ランチのガレットセットは1200円で、ガレットとデザートを複数の中から選ぶ式。
それに冷製スープとドリンクが付きます。
ガレットって初めて口にしましたが、そば粉で作ったクレープ的なとこにいろんな具を乗せるフランスのブルターニュ地方の郷土料理なんですね。ちなみに南阿蘇久木野はそば粉の産地なので地産地消。見た目以上にボリュームがあって美味しかった。
デザートは味も見た目もサイコーでした。
余談ですが、お店はなんとオーナーさんご夫妻の手作りだそうな。なるほど…迷路のような構造とか極端に低い屋根とか、大柄な男性だと肩と首をすくめないと通れない箇所もあって、こういうサイズ感も女性に支持される理由なのかなと。
※男性は前屈しないと通れないドアもオクサマは余裕
ちなみに身長147cm のオクサマは「この建物のサイズ感は私にピッタリ!ここに住める!」と話しておりました(笑)。
ちなみに、パナソニックさんの「Ride is Dicovery」というサイトにも阿蘇のサイクリングのモデルコースとか、観光スポットがふんだんに紹介されているので合わせて読んでもらうとイメージがつかみやすいかと。
で、蘇山郷には連泊したんですが、2日目夕飯はさらにゴージャスになってました。
馬刺しが旨すぎて、いくらでも食べられてしまう…。
ハイライトはコレ。
熱々のお出汁に鯛のお頭の焼き物を浸した料理は夫婦の目が点(*_*)になる美味さ。
「人生最高の鯛料理じゃった!」
とオクサマがたいそう喜んでくれました。
あか牛のすきやき
シメのご飯とあおさの味噌汁。
阿蘇、最高だなあ……。
※つづく
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自転車は輪行せず、現地でレンタルするスタイルで行ってきました。
◇ 初日の様子はこちら
目次
- 阿蘇山をe-MTB で登る
- e-MTB の実力がすごすぎて呆気にとられる
- TVで見た草千里ヶ浜に到着
- 草千里ヶ浜→南阿蘇を目指してダウンヒル
- ランチはCafe restaurant galette(ガレット)で
- 蘇山郷に連泊
阿蘇山をe-MTB で登る
朝食後、宿で「阿蘇くじゅうサイクルツアー」のガイド、橋本さんがピックアップしてくださいました。キャリア満載のスバルのフォレスターってマッチョでかっこいい。こんなに載せられるのか…。どんなバイクで走るか迷いましたが、コースや起伏をよく分かっていないので素直に橋本さんの「ロードもいいけど、e-MTBのほうが阿蘇を楽しめる」とのアドバイスに従い、そろって電動バイクをレンタル。
本日のコースはこんなかんじ。
e-MTB の実力がすごすぎて呆気にとられる
まず絶景にびびります……なんじゃこのスケールは…。関東で暮らしていると、ぜっっったいに拝めない風景に圧倒されます。
調べて知ったんですが、阿蘇山って単体の山ではなく、五つの岳(根子岳・高岳・中岳・烏帽子岳・杵島岳)で構成されています。で、五つの岳をまとめて「阿蘇五岳」と呼びます。
山の中腹まで運んでもらい、そこからスタート。 電動バイクで坂を登るってラクすぎて拍子抜けしますね。ほぼ力を使わずぐいぐい登ってくれるので、景色を楽しむ余裕があって良いです。
我々夫婦は自転車で走り、橋本さんは車で先を走って待機…を繰り返してくれます。 しかも写真撮影もしてくださいました。
※今回はプライベートツアーなので、おんぶに抱っこというフルサポートです(^^)
※迫力がありすぎる…!
杵島岳を観つつ、阿蘇山のちょうど中心(草千里ヶ浜)を目指すように走っていると、「米塚」という不思議な形状の山?丘?に遭遇。
米塚は高さ約80メートル。3300年前の噴火で形成されたそうで、お椀を逆さまにしたような形をしています。頂上部分が大きくくぼんでいるのが特徴。
TVで見た草千里ヶ浜に到着
展望台からは噴煙を上げる中岳が見え、手前には浅い四角形の大草原。奥には烏帽子岳がドンと構え、馬が放牧されたりしています。阿蘇に来たらぜったいに外せない代表的な観光スポット。大草原の面積は78万5000平方メートルあるらしいですが、普段目にしないスケールで縮尺と距離感がよくわかりません(笑)。写真では伝えきれないですが、とにかくすごい。
まさにここが『ドキュメント72時間』で観たあの現地。うーーーーむ、感動…来てよかった…。
中岳からはモクモクと煙が上がっていて「火口には近づけない警戒レベル」とアナウンスがありました。
草千里ヶ浜の目の前にある阿蘇火山の歴史を学べる「阿蘇火山博物館」には時間の関係で行けなかったので、次回にとっておきます(笑)。
草千里ヶ浜→南阿蘇を目指してダウンヒル
烏帽子岳を右手に眺めながらのダウンヒルは最高に気持ち良い……しかもMTBなので安定感抜群で安心感も大。人生で最高のダウンヒルといっても過言ではなかったです。あと、路面は割れとか轍がほぼなく、舗装がきれいなのでヒヤッとする場所はまったくなかったです。じつに走りやすい。
阿蘇山の草原の美しさは特筆モノなんですが、これは(森林限界とか)自然にできているのではなく、地元の人々の維持管理の賜物です。何百年もの間、野焼きを毎年行って人工的に作ってきたもの。
野焼きの目的は「人畜に有害な虫を駆除する」「牛馬の餌の草を育てる」で、野焼きをやめると木が生い茂り草原はなくなってしまうそうな。近年は人手不足で野焼きの面積もだんだん狭くなっているとのこと。
ちなみに野焼きは春の彼岸ごろに行われます。なるべく風のおだやかな日を選んで冬枯れの原野に火を放ち、一気に焼き払っていきます。野焼き直後は黒々とした野肌(3月ごろ)になり、それはそれで壮観。そして5月に緑がよみがえった草原となる…わけです。
訪れた8月時点は「草原の緑が力強く濃くなった状態」とのことで、くっきりした色合いでした。
ランチはCafe restaurant galette(ガレット)で
橋本さんご夫妻がプライベートで訪れて、とくに奥様が絶賛したgalette(ガレット)というカフェレストランがあるとのことで、そこに連れていただきました。南阿蘇で大人気のカフェってのは一足踏み込んだ瞬間にわかりました。
とにかく店内が可愛いらしくておしゃれの極み。絵本の世界を現実にしたかのよう。
若いカップルが似合う場所なので、私のようなオッサンが一人で行ったらちょっと場違いかも(笑)。
人気店に加えて週末なので1時間待ち……そこで、待ち時間を利用して阿蘇の田園を走ってきました。この日は雨が降っては晴れる…という不思議な繰り返しがあったんですが、走っている間だけは奇跡的に晴れたおかげでむしろ汗をかかずにすんでわりと快適でした。
ランチのガレットセットは1200円で、ガレットとデザートを複数の中から選ぶ式。
それに冷製スープとドリンクが付きます。
ガレットって初めて口にしましたが、そば粉で作ったクレープ的なとこにいろんな具を乗せるフランスのブルターニュ地方の郷土料理なんですね。ちなみに南阿蘇久木野はそば粉の産地なので地産地消。見た目以上にボリュームがあって美味しかった。
デザートは味も見た目もサイコーでした。
余談ですが、お店はなんとオーナーさんご夫妻の手作りだそうな。なるほど…迷路のような構造とか極端に低い屋根とか、大柄な男性だと肩と首をすくめないと通れない箇所もあって、こういうサイズ感も女性に支持される理由なのかなと。
※男性は前屈しないと通れないドアもオクサマは余裕
ちなみに身長147cm のオクサマは「この建物のサイズ感は私にピッタリ!ここに住める!」と話しておりました(笑)。
蘇山郷に連泊
遅めのランチ後は橋本さんのフォレスターで宿まで運んでもらって初日ライドが終了。完全にいたれりつくせり。翌日は草原ライド&ピクニックを楽しむ予定です。ちなみに、パナソニックさんの「Ride is Dicovery」というサイトにも阿蘇のサイクリングのモデルコースとか、観光スポットがふんだんに紹介されているので合わせて読んでもらうとイメージがつかみやすいかと。
で、蘇山郷には連泊したんですが、2日目夕飯はさらにゴージャスになってました。
馬刺しが旨すぎて、いくらでも食べられてしまう…。
ハイライトはコレ。
熱々のお出汁に鯛のお頭の焼き物を浸した料理は夫婦の目が点(*_*)になる美味さ。
「人生最高の鯛料理じゃった!」
とオクサマがたいそう喜んでくれました。
あか牛のすきやき
シメのご飯とあおさの味噌汁。
阿蘇、最高だなあ……。
※つづく
★ツイッターアカウントはこちら\(^o^)/<最近記事を常にお届け!
★You Tubeチャンネルもやってます
コメント
コメント一覧 (4)
米塚、ふしぎな格好ですよね。初めて見たのは小学生の時でしたが、人工物だと思ってスルーしてました(笑)。
cyclegadget
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親子とかの体力差も埋められますしね(^^)
米塚、自然なんですって~。
自然のパワーってほんと驚きですよね・・
cyclegadget
がしました
あの店は本当に猫背メーカーですね。私も妻子を戸口のところに並べて写真を撮りましたよ。私以外はみんなほぼそのままスルーできていました(笑)。
cyclegadget
がしました
そうそう、自分が巨人になった錯覚を味わえるかわいいお店。
人気店なのも納得のインテリアと食事です(^^)
cyclegadget
がしました