サイクルガジェット ロードバイクが100倍楽しくなるブログ

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カテゴリ: レース観戦

ジロ・デ・イタリアのような長距離を走るレースでは、選手は途中でサコッシュを受け取る。(栄養補給しないとやってられない競技なので) 補給食や飲み物が入った肩掛けカバン(サコシュ)の中にいろいろ詰め込み、走っている選手に手渡す。 Global Cycling Network が2 ...

ジロ・デ・イタリアのような長距離を走るレースでは、選手は途中でサコッシュを受け取る。(栄養補給しないとやってられない競技なので)

補給食や飲み物が入った肩掛けカバン(サコシュ)の中にいろいろ詰め込み、走っている選手に手渡す。


Feed_2

Global Cycling Network が2014年のジロ・デ・イタリア会場で「サコッシュの中には何が入っているのか?」という取材をしていたので、「どんなものを受け取っているのかな?」と興味深く見せてもらった。


プロのロード選手は、レース中のバックポケットにどんな補給食を入れているのか?」という記事でも書いたけど、グランツールを走るトップクラスのプロといえど、「意外にフツーなモノを食べているんだな」と拍子抜けしたことはあったけどね。


日本語翻訳しつつ、お届けしますね。


ちなみに、補給地点は英語で「Feed Zone」といいます。


アージェードゥゼール・ラ・モンディアル(発音が難しい…)

  • 電解質入りドリンクボトル:1本
  • 水のボトル:1本
  • 小さなコーラの缶:1本
  • エナジージェル:1個
  • エナジーバー:4個(チョコ、ココナツ、フルーツ等)
  • (アルミホイルで包まれた)手作りのケーキ:3個

Feed2_2



オリカ・グリーンエッジ

  • 水のボトル:1本
  • パワーバー:1本
  • ピーナツバター味のパワーバー:1本
  • エナジージェル:数個(アップル、バニラ味)
  • ライスケーキ:(甘いやつ、醤油味のハム入り、クラシック味?の3個)

Feed3



BMC

  • 電解質入りドリンク:1本
  • 水:1本
  • ミニサイズのコーラ:1缶
  • パワーバー:2個(ピーナッツバター味、プロテインタイプ)
  • エナジージェル2個(炭水化物入りレモンライム味、フルーツ味)
  • アルミホイルで包まれたケーキ:2個(蜂蜜系、ジャム系)


Feed4




ガーミンもチームスカイも似たような内容物だった。ちなみに、チームスカイは手作りの「にんじんケーキ」も携行していたよ。


Feed5

※勝手に開けとるがな(笑)


ベルキン

  • 電解質入りドリンク:2本
  • ミニサイズのコーラ:1缶
  • パワーバー:数本(マンゴーパッションフルーツ、チョコブラウニー等)
  • エナジージェル:3本(オレンジ、レモンライム、カフェイン入のパイナップル味)
  • 3分の1に切って、アルミホイルで保護したバナナ:1個(ナイスなアイデアだが、皮はどうするのだろう? まあ、路上に捨てることを許されているでしょうが)
  • beet it sports という名前のバー等
  • ジャム入りらしきパン:2個


Feed6




Yellow Fluo

  • 電解質入りドリンク:1本
  • 水:1本
  • ミニサイズのコーラ:1缶
  • エナジーバー:2個
  • エナジージェル:1本(カフェイン入)
  • フルーツケーキ:2個(アプリコット味…?よく聞き取れなかった)


※Yellow Fluo(イエローフルオ)は初めて耳にするチーム名だが、イタリアのチーム。産経サイクリストの記事によれば、すでにチームは解体されている。


Feed7

※他チームより、明らかに量が少ない



ひとつ面白かったのが、けっこうな割合でミニサイズのコーラを与えるチームが多いということ。350ミリリットルでは多すぎるだろうから、ミニサイズ缶はちょうどよい気分転換にもなるのだろう。


Feed8


まあ、レース中に受け取ったコーラはぬるいのであまり美味しくはないかもしれないが…(笑)。

2015年の9月27日開催された、UCIロードバイク世界選手権で勝ったのは、ピーター・サガンである。 「である」なんてエラソーに書いているが、自分はプロのロードレース観戦には興味は薄く、よって知識もあまりない。イベント開催後にサイクリストとかシクロワイアードのサイ ...

2015年の9月27日開催された、UCIロードバイク世界選手権で勝ったのは、ピーター・サガンである。


「である」なんてエラソーに書いているが、自分はプロのロードレース観戦には興味は薄く、よって知識もあまりない。


イベント開催後にサイクリストとかシクロワイアードのサイトを見て、「あぁ、やってたんだ。優勝者は…へぇ、そうなんだ」くらいの関心しかない。


参考記事

ペテル・サガンが石畳で圧巻のアタックを決め王者に 世界選手権ロードレース男子エリート(産経サイクリスト)



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自分は観戦よりも、実際に走るほうが性に合っている。


で、先日偶然にCyclingTips でやけにシェアされている記事を見つけた。



Peter Sagan ‘kicking in some holy houses’ by not shaving his legs. Does the peloton care?」 (ピーター・サガンはなぜすね毛を剃るという伝統を守らないのか? 他チームの選手たちはそのことをどう思っているのか?)


興味深く読ませてもらったので、翻訳しつつ紹介してみるね。


2016年のサガンの最初のレースは、『ツアーオブサンルイス』で、レインボージャージを着用する過去の選手と決定的に異なる出で立ちで登場した。

※レインボージャージ=世界選手権勝者が着るジャージ


なんと、すね毛を剃っていないのだ。


ロード選手がすね毛を剃るのは、もはや常識と言ってもよいくらい。理由は様々あって、

  • エアロダイナミクス的に有利なため
  • マッサージを受けやすくするため
  • 怪我の治療を受けやすくするため


が一般的なところ。

20150908_084954

※自分は「レッグトリマー」で剃ってます。理由はただなんとなく。



サガンはロードレースの伝統や文化に敬意を払っていないのか?それとも、すね毛を剃らないことで、あえて新しいスタンダードを構築しようと目論んでいるのか?


で、なぜにサガンがすね毛を剃っていないのかだが、理由は明らかにされていない。


ステファン・ロシュ氏はやや否定的な立場をとっており、こう言及している。

「世界チャンピオンとして、サガンはよき模範となる義務がある。すね毛を剃らねばならないというルールは明文化されていないが、ではなぜ100年もこのような習慣が続いてきたのか?それは、剃っていない足は美しくないからだ。

“ファッションだから、とやかく言うべきではない”という意見もあるかのしれない。だが、私は彼の行いを真似する選手が現れないことを祈りたい」

※1959年生まれの元自転車競技ロードレース選手。1987年 (74回)のツール・ド・フランスの総合優勝者。同年にジロ・デ・イタリアとロードレースの世界選手権を制し、ダブルツールを越えたトリプルクラウンを達成した、エディ・メルクスとただ2人の名選手。


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※そろそろ、レッグウォーマーが不要な季節なので、毛の処理に悩むタイミングですね…


サガンがすね毛を剃らないことに対する、他の選手らのリアクション

Phil Gaimon (Cannondale)

もしサガンがすね毛を剃ってレースのスタートラインに現れたら、みんなびっくりしてホテルに帰ってしまうよ。

Taylor Phinney (BMC Racing)

僕はサガンがやっていることを支持している。

Chad Haga (Giant-Alpecin)

僕は常にすね毛を剃るけれど、ワールドチャンピオンは自由に決める権利があると思うね。

Chris Juul-Jensen (Orica-GreenEDGE)

もしすね毛を剃らずして誰にもとやかく言われないとしたら、その人はレジェンドにふさわしいだろう。

Alex Howes (Cannondale)

素直にすげえって思う。もし僕が世界チャンピオンになれたら、二度とすね毛を剃らないさ。

Tejay van Garderen (BMC Racing)

マッサージのときに痛むんじゃないかな?きっとたくさんのローションが必要になるだろうね。

KIEL REIJENKiel Reijnen (Trek-Segafredo)

すね毛を剃るってのが、いつサイクリストの義務になったんだい? 他の人に不快なことでないかぎり、すね毛をどうしようとその人の勝手だと思う。

BOSWELLIan Boswell (Team Sky)

僕はサガンという選手を尊敬しているし、彼が自身のすね毛をどうしようが僕はかまわないよ。定期的にすね毛を剃るようになったのは、じつは僕も最近のことなんだ。

僕自身、毛が薄い方なんでね。毛を剃るイチバンの理由は、マッサージを受けやすくするためさ。サガンはもしかしたら、(剃らないことで)新しいトレンドをつくるのかもしれないね。

Michael Gogl (Tinkoff)

個人的な意見だが、何の問題もないよ。シーズンオフのとき、サガンは毛を伸ばしたままで、周りの選手はそれをネタに彼を冷やかしたんだが、てっきりシーズンに合わせて剃るものだとばかり思っていた。

不文律だとはいえ、サガンがルールを破ったことでお怒りの方もいるみたいだけど、僕は面白いって思うね(笑)。

正直に言うと、僕もすね毛を剃るのをサボってしまうこともあるんだ。ちなみに、僕が初めてUCIレースで勝ったとき、毛は伸ばしたままだったよ。


・・・とまあ、基本的には「サガン本人の自由でよくね?」的な意見が選手側には多いようだ。まあ、想像できた内容である。



皆、サガンがすね毛を剃っていないことを話題にするが、では「なぜ剃らないのか」と問う人はほとんどいない。


ちなみに、ステファン・ロシュは、「なぜサガンが毛を剃らないと思うか?」と問われたとき、「さあ?皆目検討もつかないね。たぶん足が寒いからじゃないかな? それ以外の理由が見つからないよ」と答えている。


すね毛を剃らないことに関しては、「レースに勝つまでひげを伸ばし続けるというジンクスを持つ」選手もいて、サガンの場合ももしかしたら、ゲン担ぎ的な何かが関係しているのかもしれない。


もしそうだったとすれば、すね毛を剃る日も遠い未来のことではないのかも。



好意的な立場ではないロシュ氏ではあるが、こういう意見も述べている。





僕が現役のころ、トレーニングに明け暮れて、まだしっかりしたフォームを確立していないと感じている間は、髪の毛を切るとか、新しいソックスやシュースを履くとか、ということは気にしているヒマがなかった。見た目よりも、フォームのほうがよほど大切だからね



なお、CyclingTips の取材班が、サガンの所属チームのティンコフに回答を求めたところ、「そのような質問は、サガンのとっても、またチームにとっても重要な課題ではないので、コメントしない」と、至極当然な回答をされたとのこと。


まあ、そうだよね…(笑)。


前々から、「プロのロード選手はどれくらいの空気圧で走っているんだろう」という素朴な疑問がずっとあった。皆さまも同じ疑問を、一度は持ったことがあると思う。 だけど、そういった疑問を解消してくれる情報は見つけられないでいた。トッププロであれば、自分のようなホ ...

前々から、「プロのロード選手はどれくらいの空気圧で走っているんだろう」という素朴な疑問がずっとあった。


皆さまも同じ疑問を、一度は持ったことがあると思う。


20141019_111813_hdr



だけど、そういった疑問を解消してくれる情報は見つけられないでいた。


トッププロであれば、自分のようなホビーライダーよりも、圧倒的にハイプレッシャーな空気圧にしているに違いない。(根拠のない、ただの予想だけど…)


Global Cycling Network で関連動画を探していたら、ちょうどおあつらえ向きな動画を見つけた。ドバイ・ツアー2016の会場で、レース開始前の選手に「キミのバイクの空気圧はどれだけ?」と、突撃インタビューしたモノである。


なかなか興味深い内容だったので、翻訳してご紹介しよう。


ちなみにドバイ・ツアーとは、アラブ首長国連邦のドバイを舞台にして2月に行われる自転車プロロードレースのステージレースのことだ。


How Hard Are Your Tyres? Tyre Pressures Of The Pro Peloton | Dubai Tour 2016





Alex Dowsett (モビスターチーム)

「しかるべき人が僕のバイクのタイヤの空気を入れているから、自分では空気圧は知らないんだ(笑)。たぶん、110~115PSI(7~8Bar)じゃないかなと思う」


Matt Goss (ワンプロサイクリング)

「たいていいつも140~150PSI(10Bar)にしているよ。かなり高い方の空気圧だとは思うけど、僕は硬いほうのフィーリングが好きなんだ」


Sammy Sanchez (BMCレーシング)

「116~145PSI(8~10Bar)かな。かなり高い方の空気圧だと思うけど、今日のステージは平坦路しかないから、これくらいでちょうどいいんだ。天気もいいし、路面が濡れることもないからね」


Koen De Kort (チーム・ジャイアント・アルペシン)

「ハッキリは知らないんだけど、たぶん130PSI(9Bar)くらいだと思う」


Owain Doull (チーム・ウィギンズ)

「さあ、どうだかな?まあ、メカニックを信用しているから心配していないよ(笑)」


Lieuwe Westra (アスタナ・プロチーム)

「よくわからない。たぶん、130~145PSI(9~10Bar)くらいじゃないかな。高い方の圧だけど、路面が綺麗だから大丈夫」


Lars Boom (アスタナ・プロチーム)

「116PSI(8Bar)くらいじゃないかなあ」


Yaroslav Popovich (トレック・セガフレード)

「うーむ、良い質問だ。130~145PSI(9~10Bar)かな?メカニックじゃないから知らないし、僕の知ったこっちゃないよ。信頼しているから大丈夫でしょ(笑)」


Matteo Trentin (エティックス・クイックステップ)

「かなり高めに設定しているよ。9Barくらいなはずさ。PSIではいくつかわからないな。路面はキレイだし、アスファルトの状態も良好だから、高めの空気圧でも問題ない」


Iljo Keisse (エティックス・クイックステップ)

「116PSI(8Bar)くらいかな。フランスやベルギーのように路面が悪く無いから、高めの設定でも大丈夫さ」


Ben Swift (チーム・スカイ)

「116PSI(8Bar)くらいで走るよ。いつもよりは少々高めの設定にしている」


Matt Brammeier (ディメンションデータ)

「130~140PSI(9~10Bar)かな。少々高めだけど、路面コンディション的には問題ない」


以下、他の選手らのコメントを並べていく。

Tony Martin (エティックス・クイックステップ)

「109~116PSI(7.5~8Bar)かな」



Ben Hermans (BMCレーシング)

「130PSI(9Bar)だと思うよ」



Mark Renshaw (ディメンションデータ)

「116PSI(8Bar)くらいだね」



Daniele Bennati (ティンコフ)

「123PSI(8.5Bar)だね」


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うーむ、トッププロ選手なのに、意外にチャランポランというか、深く考えていないんだ……。もっとシビアにメカニックさんに要求しているかと思いきや、メカニック任せな選手が大半だった。(細かく気にする選手もいるとは思うけど)


まあ、選手本人よりもプロのメカニックに任せ、従うるほうが、結果に結びつくということだろうね。餅は餅屋ということかな。



ちなみに自分のスペックとタイヤとその空気圧を紹介しておくと、、、


スペック(45歳のオッサンライダー)

  • 身長: 173センチ
  • 体重: 69キロ


ロードバイクのタイヤと空気圧

  • BOMAのリファール
  • パナソニックのパナレーサー Race L (23C)
  • フロント: 7.0bar
  • リア:   7.5bar


ミニベロのタイヤと空気圧

  • タイレルのCSI
  • シュワルベのデュラノ(28C)
  • フロント: 7.0bar
  • リア:   7.5bar



ミニベロもロードバイクも同じ空気圧にしています。理由は、ただなんとなく(笑)。

(^_^;)



ちょっと前に「2016年のシクロクロス世界選手権で発覚した『メカニカルドーピング』とは何なのか?」という記事を書いた。2016年のシクロクロス世界選手権で、シートポストに仕込んだ隠しモーターが発覚して、自転車レース界に激震が走った件についてである。 日本国内 ...

ちょっと前に「2016年のシクロクロス世界選手権で発覚した『メカニカルドーピング』とは何なのか?」という記事を書いた。


2016年のシクロクロス世界選手権で、シートポストに仕込んだ隠しモーターが発覚して、自転車レース界に激震が走った件についてである。

Mechanicaldope

日本国内には、「自転車世界選手権で初「メカニカルドーピング」発覚。フレームに隠しモーター、選手は故意を否定も罰金2400万円の可能性」とか、「クックソンUCI会長がメカニカルドーピング問題を非難 「隠すことはできない」と強調」という事件発覚のニュースはある。


しかし、その後の続報はとくに見当たらないし、そもそもメカニカルドーピングがいったいどういうメカニズムでおこなわれたのかを解説する記事もないっぽい。


そこで、海外のサイクル系ニュースサイトを巡って、関連記事を探してきた。


今回は、「Bicycling.com」というサイトの「メカニカルドーピングは実際にどういうものなのか?(How Does Mechanical Doping Work?)」という記事がじつに興味深く、知らなかった情報を知れたので、翻訳&紹介してみる。


ちなみにこのサイトの運営母体は、Rodale Inc というニューヨークとペンシルバニアに拠点のある会社で、ヘルスケア関連をメイン業としているそうだ。


メカニカルドーピングのウワサは2010年頃からあった

フェムケ・ヴァンデンドリーシュ選手は、メカニカルドーピングの容疑をかけられた自転車選手になってしまった。容疑をかけられたのは、シクロクロス世界選手権2016年の場において、だ。


ただ、メカニカルドーピングは今になって始まったことではなく、ウワサは2010年頃から取り沙汰されてきた。


2010年3月、ファビアン・カンチェラーラがツール・ド・フランダースでものすごいロングスパートをかけて、トム・ボーネンを置き去りにして勝った。


同じ年の4月、ロンド・ファン・フラーンデレンでも、ラスト40キロ地点直前でトム・ボーネンとともに抜けだし一騎打ち状態となったが、カペルミュールの上りで20秒近い差を付けて独走し、そのまま優勝。


その翌週のパリ~ルーベでも絶好調状態を維持し、2位に2分以上の大差を付けての圧勝した。カンチェラーラのあまりの強さに、電動アシスト疑惑騒動が発生したのは割りと有名な話。 ※引用元はウィキペディア


メカニカルドーピングとはそもそもどういう行為なのか?どうやっているのか?

電気じかけの自転車は、新しい概念ではない。通常は、大きなバッテリーやモーターがフレームに取り付けられている。フレーム内に閉じ込める方式のメカとしては、Vivax Assist というドイツメーカーの製品がわりと知られている。シートチューブ内に収まるサイズであるにもかかわらず、レースで勝ててしまうほどのパワーを生むのだ。


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Vivax Assist のシステムをフレームに装着するのは、じつはけっこうな技術を要するそうで、ボトムブラケットスピンドルがノッチのついたギアにぴったりと噛みあわせねばならない。


シートチューブに差し込まれたシリンダー状のモーターは、BBリングに垂直に噛むように取り付けられる。シートチューブに対して並行に穴を開け、ピンで固定することで、モーターだけがシートチューブ内で空転しないようにする。作業後は、穴はパッチでしっかりと塞いで隠す。


モーターのオン・オフはバーテープに隠したリモートボタンで

ノーマルのVivax Assist システムでは、電池はボトルケージに挿すか、サドルバッグ部分に吊るす。が、これではどうやったって目についてしまうので、フレーム内に小型電池を隠すわけだ。持ち時間は少なくなるが、その代わりバレにくくなる。


Vivax Assist はシートチューブ内に完全に内装できる。ノーマルモデルは電池を外に装着するが、特別モデルは電池もモーターもすべて内装にできてしまうのだ。


「重さとトレードオフになるのでは?」という疑問

まず、フレーム内に隠せる小型電池では、いわゆるロードレースの全行程で使うことはできない。そこまで持たないからだ。


しかし、シクロクロスとなると話は変わる。なぜなら、シクロクロスレースの競技時間は短い。エリート男性でもせいぜい1時間。エリート女性なら45分だ。


ここぞという急坂でアタックをかけるときや、ライバルを突き放したいポイントでのみアシストを発動させれば、シクロクロスレースなら充分に活躍できてしまう。しかも、モーター音はかなり静かだそうで、観客の歓声や走行音でかき消されてしまうそうな。


Vivax社によれば、「200ワットのパワーを生む」とのことだ。しかし、クランクシフト内の伝達パワーロスを考慮すると、実際にホイールに伝わるパワーは40~100ワットである。(その時のケイデンスにもよるので、幅は広い)


なお、電池の持ち時間は40~100分ほど。遅いケイデンスであればあるほど、大きなパワーを生む仕組みである。RPMが75~90になると、ライダーの力のみで走れると判断され、パワーは急激に低下する。


モーターや出力はカスタマイズが可能

ここまで書いた内容は市場に流通する商品の性能であって、じつはカスタマイズされたものもあるそうだ。そうなると、高いケイデンスでもパワーを発揮させたり、20~30ワットという微力を長時間にわたって発揮させることもできてしまう。


つまり、シクロクロスだけでなく、ヒルクライムステージなどにも投入するメリットが生じるわけだ。


長年にわたって、「かつて、ロードレースの世界で電動モーターを使った選手はいるのか?」という疑念はくすぶり続けていた。今回、2016シクロクロス世界選手権で事件が明らかになるまでは、うわさ話でしかなかったことが現実味を帯び始めている。


選手本人は容疑を否定

フェムケ・ヴァンデンドリーシュ選手(ベルギー)とその父親は、「偶然にバイクが混じってしまった事故であり、意図的に仕組んだことではない」と容疑を否定。友人のモーター付きバイクが何かの弾みでピット内に紛れこんでしまったと釈明している。


なお、フェムケ・ヴァンデンドリーシュ選手は件のドーピングバイクには乗っておらず、そのバイクはU23女子レースのファーストラップ時点で没収されている。


もしこれが意図的な工作ではなく、事故だったとしても潔白を主張するのはちょっと無理がある。なぜなら、バイクはチームモデルのデザインが施されていたから。


さらに、もしそのバイクがフェムケ・ヴァンデンドリーシュ選手の体形にフィットされていたり、IDナンバーが一致したとしたら、彼らのアリバイはまず通用しない。


メカニカルドーピングは、どの程度の処罰が適当なのか?

UCIはこれまで、扱いの難しい機材(大掛かりなX線マシン)や方法(BB部分の解体作業)でもって捜査にあたってきた。しかし、現在はポータブルな機材で同様の捜査が行える。


UCIの捜査は散発的で、批判の対象にもなっていた。なぜなら、2015年のツール・ド・フランスでは、捜査されたバイクは全体のわずか1%にしか満たなかったからだ。さすがにそれは少なすぎるし、不公平感もある。


たとえばコンタドールがステージレースの途中でバイクを交換したとき、UCIはモーター捜査を行ったが、なにも発見されなかった。「UCIの行為は無意味で、レースの邪魔をしているだけ」という批判があったのも事実。


今回の事件を受け、UCIは恐らくロードレース界の捜査の手を強めるはずだ。メカニカルドーピングの罪は重いし、厳重な処罰に値する。最低6ヶ月間の出場停止が課されるが、それは処分として軽すぎるという声も少なくない。


さらに、こういったイカサマ行為は選手単独でできるものではなく、まず間違いなく組織ぐるみで行われるので、チームへのペナルティも避けられない。永久出場停止処分が課されても文句が言えないレベル。


将来のことは誰にもわからないが、ひとつだけ確かなことは、「新たなドーピングの手法が確立してしまった」ということだ。それが、ちょっと悲しい。



以上、「メカニカルドーピングは実際にどういうものなのか?(How Does Mechanical Doping Work?)」の翻訳紹介でした。 ※なお、上記リンク先に動画などはなく、テキストメインの記事です。



こういう行為に手を染めるアスリートがいるのが信じられないと思う反面、勝つこと(結果)でしか評価されないプロスポーツ選手ならではの、自分のような下々の人間には想像もできない苦悩があるのだろうなとも思いを馳せてみたり。


とは言え、「じゃあ、許す」という気持ちにはなり得ない。


続報を見つけたら、お知らせしますね。

2016年のシクロクロス世界選手権(U23女子レース)で、出場選手のバイクに電動モーターが取り付けられていた、いわゆる「メカニカルドーピング」が発覚した。 「メカニカルドーピングってなに?」という方のためにざっくり説明すると、「ロードバイクのシートチューブに内蔵 ...

2016年のシクロクロス世界選手権(U23女子レース)で、出場選手のバイクに電動モーターが取り付けられていた、いわゆる「メカニカルドーピング」が発覚した。

「メカニカルドーピングってなに?」という方のためにざっくり説明すると、「ロードバイクのシートチューブに内蔵される電動モーター」のことである。そのモーターがBBにつながり、ペダリングに合わせて電動アシストしてくれる…という仕組み。


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もちろん、完全なイカサマ行為である。


疑惑の渦中にいるフェムケ・ファンデンドリーシュ選手(ベルギー)は「使っていない」と潔白を主張しているのだが、事実はまだ明らかにされていないし、UCIもどんな結論を下すのかはわかっていない。


少なくとも、UCIのクックソン会長はメカニカルドーピング問題を非難しているし、エディ・メルクス氏にいたっては、「永久に出場停止にするべき」と鼻息が荒い。


Dope3


それに加え、どちらかというと、世論も「厳罰に対処せよ」の方向のようだ。


日本国内の情報は上記のテキストリンクくらいしかないので、海外動画ニュースをさがしたら、Global Cycling Networkが現地レポートしていらっしゃった。GCNの発信力と取材力には、ほとほと感心させられる。


What Is 'Mechanical Doping'?


ということで、メカニカルドーピングについて、動画からわかることを翻訳してお届けする。


発見されたモーターは、ふつうに市販されているモノ

モーターそのものは、誰でも購入できるものだそうだ。モーターが発する回転力が、接続されたBBに伝わり、パワーに変換される。

メルクス氏は、「メカニカルドーピングは薬物のドーピングだ。場合によっては50ワット、いや100ワットですら出力を上げられる可能性がある。それはもうサイクリングではなく、モーターサイクリングだ」と語っているが、GCNによると、最高で200ワット(!)も出力できてしまう。


200ワットはものすごく大きなパワーだ。動画では、「一般人のサイクリストが、クリス・フルームに戦いを挑めてしまうレベルのパワーだ」と語っていた。つまり、ずば抜けたアシスト力なのだ。


ペダリングを止めると、モーターも作動を中止する

おそらく、ブレーキレバーにスイッチが隠されており、それを操作することでモーターを再始動させることができる。坂などでスイッチオンにすれば、ドカンとパワーが発生してくれる仕組みだ。


UCIはどのようにモーターを発見したか?

バイクを分解したり、シートポストを抜いたりはしていない。発覚した原因は、UCIのアプリのおかげ。スマホもしくはタブレットで外側からスキャンして、発見したとのこと。


Dope2


それまでは、いちいち分解してチェックする必要があったのが、UCIも不正発見のために技術投資を行い、今ではカンタンにたくさんのバイクを検査できる仕組みを作り上げた。


単独犯ではなく、組織犯罪であろう(という読み)

シートチューブ内にモーターを入れて戦うなどということは、選手だけの単独犯罪ではないはずで、チームや組織一体で行っていた可能性が高い。そのあたりは、今後の捜査と調査で明らかになっていくだろう。


仮に「クロ」となった場合、どのようなペナルティが待っているのだろう?


選手は最低でも6カ月以上の出場停止。最大20万スイスフラン(約2400万円)の罰金。またチームには6カ月以上の出場停止と最大100万スイスフラン(約1億2000万円)の罰金だ。


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動画内の(向かって)右側で話しているサイモンさん(若い方)は、「6ヶ月の出場停止はペナルティとして軽すぎる。選手もスタップも全員が生涯出場停止処分を受けるべき。それくらいに悪質な行為だ」と強い口調で話していた。


なお、メカニカルドーピングがどれくらいすごいものなのかを知りたい方は、おなじくGlobal Cycling Networkの下の動画をご覧ください。


The Col De La Madone (コル・デ・ラ・マドン)という、フランスのニース郊外にある峠で、ツール・ド・フランスの舞台にもなっている場所。



この峠を、「電動アシスト付き自転車で登ったら、どれくらい速く走れるか」という実験なんだけど、参考情報として、ランスアームストロングは「30分45秒」、クリス・フルームは「30分9秒」という記録を持っている。


で、ここをGCN解説者のダン・ロイドさん(元プロ選手)が走ってみたら、30分23秒という記録を叩きだしてしまった。しかも、ロードバイクではなく、フラットバーのクロスバイクで、である。クリス・フルームには及ばなかったが、ランスアームストロングには勝ってしまった。


元プロとはいえ、すでに引退した選手が、である。


ここで使っているモーターと、シクロクロス選手権で使われたモノは同じではないが、電動アシストのチートっぷりが垣間見える。


個人的には、プロレースの世界(誰が勝ったとか負けたとか)にはあまり興味はないんだけど、このニュースには衝撃を受けた。こんなことをしてまで勝利して、いったいなにが嬉しいのだろうか。アスリートとして、越えてはならない一線をはるかに越えてしまっている。


続報があれば、追ってお知らせしますね。

ロードレースのトップカテゴリーの選手らは、いったいどんな補給食を食べているのか、ずっとナゾだった。 「一般人の手には届かない、栄養価の高い、特別な補給食を食べているにちがいない」「NASA(←適当)とかと共同開発した、人類の英知の結晶のようなとんでもなく栄養 ...

ロードレースのトップカテゴリーの選手らは、いったいどんな補給食を食べているのか、ずっとナゾだった。

一般人の手には届かない、栄養価の高い、特別な補給食を食べているにちがいない


NASA(←適当)とかと共同開発した、人類の英知の結晶のようなとんでもなく栄養価の高いハイテク補給食を口にしているのだろう


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※自分はカロリーメイトとかスニッカーズ(ミニサイズ)がわりと好き



そんなことを考えていたある日、ロードバイク動画コンテンツ制作にかけては世界一ではないかとリスペクトしているGlobal Cycling Networkさんが、貴重な情報を公開していた。


ズバリ、レース直前の選手らに、「補給食を見せて」と突撃インタビューしているのだ。とても興味深かったので、皆さんにも共有したい。


なお、選手の所属チームとチーム名は、2014年のジロ・デ・イタリアのときのモノである。


Pro Cyclist's Pockets - What Do Pro Riders Take On A Stage? | Giro D'Italia 2014





Bernie Eisel(チームスカイ)

  • ライスケーキ
  • エナジーバー
  • ジェル

Mitch Docker(オリカ・グリーンエッジ)

  • ライスケーキ(蜂蜜とナッツが入っていて、ココナツオイルで固めてある)

Simon Geschke(ジャイアント・シマノ)

  • エナジーバー2本
  • ジェル
  • コースプロファイルの地図
  • ココナツ(?)

Ben Swift(チームスカイ)

  • ジェル
  • コースプロファイル(コース確認と補給できる位置)
  • ライスケーキ
  • ハム
  • ヌテラ(コメントでご指摘いただきました。ヘーゼルナッツペーストをベースに砂糖、ココア、脱脂粉乳、香料、乳化剤などの材料を混ぜ合わせた、チョコレート風味の甘いスプレッドだそうです!情報、ありがとうございました。)

Tyler Farrar(ガーミン・シャープ)

  • パニーニサンドイッチ
  • クリフブロック数本
  • MOJOバー
  • ジェル

Adam Hansen(ロット・ベリソル)

  • Etixxエナジーバー4本(フルーツ味)
  • ジェル3個
  • グローブ(スタート時はグローブを装着したくないそうだ)

Rider Hesjedal(ガーミン・シャープ)

  • エナジーバー
  • ジェル
  • ブロック

新城幸也(ユーロップカー)

  • ジャム入りケーキ

Arashiroeat


フランス語が上手い(と感じる)。さすが欧州生活が長いだけある。

Thomas De Gendt(オメガファーマ・クイックステップ)

  • Etixxジェル
  • ただのバナナ(胃に優しいので)

Nicolas Roche(ティンコフサクソ)

  • ジェル2個
  • ケーキ
  • エナジーバー
  • イチゴ味ビスケット


気づいたこと

1食1食が小さくアルミホイルに包まれていて、何を持たされているか、わかっていない(勘違いしている)選手も多かった。意外に雑というか、大らかなんだなと驚いたね(笑)。


マーズとかスニッカ-等のチョコレートバーも好きだよって声もあった。美味しいケーキが用意されると、レース前に選手らがバスの中で移動中に食べちゃうんだ、とも。


ベン・スウィフトが冗談で、「ピザを食べたいね、ハハハ」って話していたので、動画のラストで実際にピザをプレゼントするという洒落っ気を見せるGlobal Cycling Network。それをジャージの下に押し込む姿もじつに微笑ましい(レース前なのにね)。


Pizza

※笑ってピザを受け取って、そのままバックポケットに突っ込んで、レースに行ってしまった。(どっかで降ろしているだろうけど)


海外のトップカテゴリーの選手も、案外我々と大差ない、ふつうのモノを食べているということがわかった。

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※真似するわけではないが、クリフバー(Clif Bar)という補給食を4種類買ってみた。(まだ食べてない)



ちなみに最近ハマっているのは、フライパン状のホットサンドイッチメーカー。


食パンにチーズ、ハム、ベーコン、トマト、玉ねぎ、ピーマン、ピザソース、マスタードあたりを適当に挟んで、押し込んで焼くとすこぶるうまい。うますぎて、作る端から家族がムシャムシャと食べてしまい、ぜんぜん補給食として成立していないのだが(笑)。

Raphaスーパークロス野辺山のレポートの3回目、今回が最終編。 今回は東洋フレームさんの「カーボン&スチールのハイブリッド」なシクロクロスに試乗させていただいた話を中心に書きます。 TOYOのシクロクロスバイク クロモリで有名な、メイドインジャパンの東洋フレ ...

Raphaスーパークロス野辺山のレポートの3回目、今回が最終編。

今回は東洋フレームさんの「カーボン&スチールのハイブリッド」なシクロクロスに試乗させていただいた話を中心に書きます。


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TOYOのシクロクロスバイク

クロモリで有名な、メイドインジャパンの東洋フレームさん。1973年創業なので、2015年時点で42年の歴史がある。


東洋フレームさんがどういう会社かは、公式サイト内の「東洋フレームとは」を読むのがベスト。自社のものづくりとこだわり、“よい自転車を作るぞ”という意気込みがヒシヒシと伝わってくる。


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※すごく綺麗な光沢


経営者の思い」のページはさらに熱い。とくに創業者の石垣允顕さんの言葉は熱すぎて熱を帯び、ディスプレイを通じて届いてきそうな勢いだ。


さて、こちらがシクロクロス全日本チャンピオン竹之内悠(たけのうちゆう)さんが実際に使っている、本格シクロクロスの「CARBON Cr-Mo HYBRID CX」。完成車で80万円(税抜)。


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本場ベルギーでの過酷なシクロクロスレースをノートラブルで走る。「レース機材としての完成度、信頼性は世界トップレベルを保証致します」とサイト内で断言していることからも、ハンパない自信と誇りが伺える。


カーボンとスチールのハイブリッドなフレームが存在することを知らなかったので、「CARBON Cr-Mo HYBRID CX」を見て驚いた。ちなみにカーボンはトップチューブとダウンチューブに、スチールはシートチューブ、シートステー、チェーンステーに使われている。ヘッドはスチールで、フォークはカーボン。


カーボンチューブはTOYOオリジナル仕様で、GRAPHITE DESIGN社製のモノを使っているそうな。なお、もしカーボン部分が破損してしまっても、パイプ差し替えの修理で対応可能である。お高いフレームなので、修理可能なのはありがたい。


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※シクロクロス全日本チャンピオン竹之内悠選手


カーボンとスチールを組み合わせたフレームのキモは、「カーボンを使用して計量化を図りつつ、スチールの乗り味とバネ感はそのまま」という点にある。つまり、両者のイイトコどりをしたモデルなのだ。


ただ、口頭で説明を聞いても、乗ったことがないのでピンと来ない。「試乗してみますか?」とオススメいただいたので、軽い気持ちで走らせてもらったのだが……。


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舗装路で軽くダンシングして、スピードを上げてみたのだが、フレームの後ろ(スチール部分)がグッとしなるのがよくわかる。そして、ただしなるだけではなく、反発力を推進力にしてくれるような感覚が味わえた。フルカーボンのロードバイクでは味わったことのない感覚で、すごく気持ち良い。


「フレームが生き物のような感覚」とでも言えばいいだろうか。


石と砂利が混じった傾斜面でも走らせてみたが、(ワイドなシクロ用タイヤのお陰もあるが)ガツガツした感触をうまくいなしてくれているせいか、乗り心地もよい。レースモデルなのに、である。ロードバイクのポジションで、マウンテンバイクのように悪路を走らせるのは、新鮮だ。


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※シクロクロスに電動デュラエース!


コンポーネントは電動のデュラエース。シクロクロスって泥だらけになるから、電気仕掛けのコンポーネントは不向きなのではないだろうか?洗浄しにくいとか、故障しやすいとかないのだろうか? そんな疑問をぶつけたところ、「シクロクロスはむしろ電動コンポーネントが向いている」とのこと。え、そうなんですか?


理由は、「ワイヤーはケーブル末端から砂が入り、そのメンテナンスに手間取るから」だそうな。その点、電動であればその苦労から開放される。「シクロクロスこそ、電動コンポーネントを使うべきですよ」とおっしゃっていた。へぇぇぇぇ、そうなんだ。電動コンポーネントがシクロクロスに適してのは初めて知った。


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※シクロクロス初心者にも、わかりやすく説明してくださる竹之内選手。初日のレース後に、脚に違和感を感じて2日目にDNSだったそうで、この日はブースでお客さん対応されていたとのこと。


ところで、(お話途中でわかったのだが)東洋ブースでお話していた方が、実はシクロクロス全日本チャンプの竹之内悠であることが判明。Veramclassic ekoi に所属されていらっしゃる、バリバリのトップレーサーだ。


シクロクロスは勉強不足なので、竹之内悠というお名前も、お顔も存じあげなかったのだ。てっきり東洋の社員さんだと思っていたのが、とんだ失礼をしてしまった……。

ただ、言い訳するわけではないが、竹之内悠さんは身長170センチでアスリートとしては小柄なほう。ジャンパーとジーンズ姿だったので、服の下の肉体美はわからなかったのだ。竹之内悠さんは気さく&親切に教えてくださった。改めてお礼を申し上げたい。

竹之内悠さんご本人のブログはこちら。ウィキペディア情報はこちら



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※クロモリ&カーボンのシクロクロスって、街乗りで使ったらどんな感じだろう?


キンダーガーデンレース

最後にキンダーガーデンレースの模様をば。スタートゲートにUCIのマークが見えるが、大人と同じスタートポジションからである。けっして、UCI認定のキンダーガーデンレースではない。


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で、年齢もバイクも差があって、勢い良くすっ飛んでいく子供もいれば、よちよち歩きでストラーダと歩くお子さんもいる。その姿が悶絶死するほど可愛かった。後ろからご両親らが追いかけてサポートするんだけど、家族愛を感じる美しい光景である。


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このように、Raphaスーパークロス野辺山は、ロードバイクでのツーリングとはひと味違った、家族&仲間ぐるみで楽しめるステキなイベントだ。シクロクロスをされる方であれば、次回からエントリーされてはいかがだろうか?


合わせ読んでいただきたい

Raphaスーパークロス野辺山で、生まれて初めてシクロクロスを生体験した (前編)


Raphaスーパークロス野辺山で、生まれて初めてシクロクロスを生体験した (中編)

11月28日、29日に長野県の野辺山で開催された「Raphaスーパークロス野辺山」の取材をさせていただいた。 行ってきたのは29日の二日目のほう。生まれて初めてのシクロクロス観戦なのでドキドキである。 八ヶ岳の美しい山々に囲まれた滝沢牧場 中央道の長坂ICで降りて向 ...

11月28日、29日に長野県の野辺山で開催された「Raphaスーパークロス野辺山」の取材をさせていただいた。

行ってきたのは29日の二日目のほう。生まれて初めてのシクロクロス観戦なのでドキドキである。


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八ヶ岳の美しい山々に囲まれた滝沢牧場

中央道の長坂ICで降りて向かう。信号もほとんどないので道はスイスイだ。休憩時間を含め、埼玉県から3時間半で到着した。この日は好天に恵まれて、風もほぼなく、サイクリングには絶好の日和だった。


駐車場にはすでに大量の車が停められていて、ローラーでアップしている選手もチラホラ。


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※プレス枠として、ビブも着用しつつ撮影


会場である滝沢牧場は、レースの状況をリアルタイムで伝えるDJの方の実況と、明るいBGMで包まれている。


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※予想以上のすごい人出


シクロクロスの勝手なイメージとして、「眼光鋭い猛者たちが、無言で斬り合う修羅の国」的な殺伐とした雰囲気を想像していたんだけど、実際はぜんぜん違って、自転車と野外音楽フェスが合体したような感じ。


しかも、家族連れがすごく多い。キッズレースも行われているので当然ではあるんだけど、穏やかな、ピクニック感もある。


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※ポカポカ陽気で気分がよい!


真剣なレースなんだけど、和気あいあいな雰囲気

パーツやバイクメーカーのブースもたくさん出展されていて、最新シクロバイクやパーツを見学することもできた。会場は八ヶ岳の牧場につき、周囲にコンビニ等は当然ない。それを見越してちゃんと食事や飲み物のコーナーも多数用意されていた。


コーヒー、スコーン、キッシュという定番メニューはもとより、本格的なソーセージプレート、ハンバーガー、やきいも、もつ煮込み、うどんといった暖かいメニューも充実。


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来場者の方々の中には、テントやバーナー等を持ち込んでいる方も多く、自分らで食事を作ったり、バーベキューを楽しんでいらっしゃった。シクロクロスのレースだけではなく、1日かけてイベントそのものを楽しむ術を心得ていらっしゃるようだ。



バイクラックまで組み立てているところを見ると、チームでの出場も多いのだろう。(実際、お揃いのジャージはあちこちで見かけた)


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レースしている選手たちは真剣だし、ドーピングした選手の名前を掲示するコーナーもあって、「さすがUCIレースだな」と思わされた。でも会場全体からは悲壮感は微塵もなく、とにかく楽しさと華やかさ一色。


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※お客さんが歩いている真上をドカドカと駆け上がっていく選手たち


さて、まず観戦したのは10時スタートの、「C3」だ。


事前に知人からは、「シクロクロスはロードレースと違って、観戦に向いている」と聞かされていた。理由は、周回なので何度も選手を間近で見られること、それとスピードが遅いので走る様子が手に取るように分かること、だそうだ。


で、実際に言われたとおりだった。凸凹道やぬかるみがあるコーナーはあるし、坂道はあるし、全体的なスピードは(ロードレースに比べて)ゆっくり。


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※コーナーリングは難しそう



ちなみに「コースマップ」はこんなかんじ。


選手のゼェハァする息遣い、ギアチェンジの音、ブレーキシューの鳴る音もよく聞こえる。ジャパンカップのクリテリウムは昨年観戦したので比較すると、舗装路を走るトッププロは速すぎて、なにがなんだかわからない。


それはそれで「速いな~さすがプロは違うな~」と感心できるんだけど、5~6周したころには、徐々に飽きてくる。シクロクロスはその点、じっくりと眺めて観察できる。


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泥にタイヤを取られて滑る選手がいたり、轍にフロントホイールが入って四苦八苦しながら抜ける選手がいたり、バイクを降りて障害物を飛び越えるのに手間取る選手がいたり、クリートに泥が詰まって数秒ロスしてしまう選手がいたり。


小さな障害が全員に常に起きているのだ。そして、それが目の前によーく見える。こりゃ面白い。


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※マウンテンバイクで走る選手もちらほら


ちなみにオクサマは、「ロードバイクって、速すぎて一瞬で観戦が終わってしまうからつまらない」という理由でこれまで誘っても観戦についてこようとしなかった。


ジャパンカップもさいたまツール・ド・フランスクリテリウムも「どうぜものすごい人混みだし、速すぎてワケわらないし」というのが彼女の言い分だ。


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たしかに一般人の感覚からすれば、ロードレースってそういうものなんだろう。「フルームが来ているんだよ!キッテルとかサガンも来日しているんだよ!サッカーで言えばクリスチャーノ・ロナウドとかメッシクラスの選手なんだよ!そんな選手、なかなか拝めないよ!」って力説してもムダだった(笑)。


そのオクサマをして、「シクロクロスって見てて飽きないし、楽しそう。自分も乗ってみたいかも」とまで言い出すほど。シクロクロスを実際にやるには、かなりの体力が必要なのは間違いないので、今すぐ始めるわけにはいかないけど、シクロクロスの観戦は面白いってことは間違いない。


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興味深かったのが、女性と男性は別々のレースなんだけど、レースそのものは同じコースを同時に走っていた。時間の関係なのかどうかはわからないのだが、コースの長さが充分にあって、同時進行させても問題ないのかもしれない。


シクロクロスがこういうものなのか、Raphaスーパークロス野辺山限定のローカルルールなのかは不明である。


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※メカトラブルにより、リタイアされた選手


オクサマは「女性がロードレースをする様子」を観るのも初めてだったんだけど、目をキラキラさせて、「脚の筋肉質なラインがキレイ!」と連呼していた。たしかかっこ良い体躯の選手は男女問わずに多かったね。

Raphaスーパークロス野辺山名物のカウベルを使った応援も面白かった。威勢よくカラカラカラカラカラカラと鳴らす音がそこらじゅうから聞こえてきて、選手に「回せ回せ!」、「がんばれ!後ろから来てんぞ!」、「パパ、がんばってーーー」と激励を送る姿も、真剣勝負ではあるのに、どこか牧歌的でなんだかよかったね。




観戦しながら、「シクロクロスって、大人の運動会なんじゃないか」と思った。


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自転車を担いで、脚で走っている選手もけっこうな数で見たのだが、メカトラブルだった。泥を走るシクロクロスはふつうのロードレースとは比べ物にならないほどトラブルがある。自分が確認した限りでは、リアディレイラーがもげてしまっている選手がほとんどだった。


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※メカトラブルもなんのその、意地で走る選手


メカトラに遭った選手に「右側にコケたの?」と訊いてみたら、「コケなくてもリアディレイラーが外れてしまうのはよくあること。泥を噛んだ勢いで外れてしまった」と話していた。ということは、どんなテクニックがある選手でも、メカトラリタイアする危険性はあるわけだ。


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※レースが終わると、こんなに汚れます


参考までに、産経サイクリストとシクロワイアードの記事リンクを付けておくね。Elite等のレース結果等は下記記事が詳しい。

産経サイクリスト

「Raphaスーパークロス野辺山」初日UCIレースの男子は竹之内、女子はジェイコブスが制覇

ザック・マクドナルドが念願の大会初勝利 「Rapha スーパークロス野辺山」2日目


シクロワイヤード

野辺山シクロクロス一般カテゴリー 高原で繰り広げられた熱き戦いDay-1

野辺山シクロクロス一般カテゴリー 高原で繰り広げられた熱き戦いDay-2

中編&後編に続きまます。


合わせて読んでいただきたい

Raphaスーパークロス野辺山で、生まれて初めてシクロクロスを生体験した (中編)

Raphaスーパークロス野辺山で、生まれて初めてシクロクロスを生体験した (後編)

 

自分のロードバイク、BOMAのリファール(refale)には6800系アルテグラ(11段)を使っている。まもなく2年になるので、近日中にブレーキワイヤー、シフトワイヤーを総取っ替えする予定。ワイヤー式のコンポーネントで充分に満足しているんだけど、電動コンポが気にならないか ...

自分のロードバイク、BOMAのリファール(refale)には6800系アルテグラ(11段)を使っている。まもなく2年になるので、近日中にブレーキワイヤー、シフトワイヤーを総取っ替えする予定。



ワイヤー式のコンポーネントで充分に満足しているんだけど、電動コンポが気にならないかと入ったらウソになる。


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コンポーネントを交換する予算はないので、もう数年は今のママでいこうと思うが、いつか電動化できる日を夢見て、いろいろと情報収集は続けている。今、もっとも注目しているのがSRAMの「RED eTap」。8月末にシクロワイアードさんが記事にしているが、それ以外には検索してもあまりこれといった新規情報が見当たらない。

↓↓↓↓↓


スラムがワイヤレス式ロードコンポ「RED eTap」を正式発表 (シクロワイアード)



ちなみにスラムをの日本代理店は愛知縁瀬戸市にある「ダートフリーク社」だ。ただ、公式ウェブサイトにも「RED eTap」の情報はない。ニュースもなければ、予告とか、予約受付とか、そういうコンテンツも一切ないのが不思議なところ。



ユーザーとメディアが騒いでいるわりに、メーカーと代理店はあまり積極的に情報開示をしていない印象。きっと、まだ発売まで時間があるからだろう。

参考リンク

SRAMグループ製品が新販売体制へ 国内代理店に決まった「ダートフリーク」に聞く今後の展開 (サイクリスト)



海外ではどうなのだろうと探してみたところ、あっさりと見つかった。サイクリングティップスで、スラムの無線電動コンポーネント「eTap」の詳細な記事(9月2日)が書かれていた。とても参考になったので、翻訳して紹介するね。


Will wireless shifting be a game-changer? SRAM introduces eTAP (無線のシフター「SRAM eTAP」はロードレースに変化をもたらすか?) サイクリングティップス


Etap

スラムがメディア向けにドイツでお披露目会を開催したそうで、そこに呼ばれたジャーナリストの方の声である。彼によれば、「3日間、じっくりeTAPを使った結果、ロードレースに革命をもたらす製品である」と確信を得たとのこと。



なぜ無線なのか?

スラムによれば、「(有線の)電動コンポーネントの最大の弱点は、接続ポイントのトラブルだ。ワイヤレスであれば、その問題が解消される」とのこと。※無論、バッテリー切れはその限りではない。



メリットはそれ以外にもある。コードレスゆえ組み上げるのがカンタンで、フレーム形状を選ばない点だ。ロードバイクのフレームではあまり問題視されないが、タイムトライアルやトライアスロン用のエアロ形状のバイクは、空気抵抗を考慮した作りになっており、ワイヤーの張り方が複雑&煩雑になっている。よって、無線のもたらす恩恵は大きい。


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いっぽう、無線コンポーネントのデメリットは「シフター、ディレイラーにそれぞれバッテリーを積まねばならない」ことだ。無線ゆえ、電気供給は2箇所必要になってしまう。



ETAP の概要

開発には4年の歳月がかかった。フィールドテストでの走行距離は100万キロを越える。電気シフトのパテント(450個)活用したとのこと。スラムのeTAPのユニークな点は、シンプルでわかりやすい操作性を確保したこと。右側をクリックでシフトダウン、左側をクリックでシフトアップ。左右両方を同時クリックでフロントディレイラーを動かせるのだ。



Etap3

<注意>

日本の雑誌の「サイクルスポーツ」内のeTAP紹介情報を読んだところ、なんと日本仕様は逆のようだ。「右でシフトアップ、左でシフトダウンする」と明記されている! 日本用には何らかの理由で逆らしい。(ただ、こればかりはどちらが正しい情報なのか、現物がないので判断しかねる)



タイムトライアル用のバイクには、 “Blip”シフターというものが使える。リモートのボタンでシフトアップ&ダウンができ、ハンドルバーの任意の場所に取り付けることが可能だ。なお、ロードバイクにも2つまでなら取り付けることができる。


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価格

  • eTAP (ロードバイク用グループセット) 2,758 ドル、 2,691 ユーロ、 2,059 ポンド
  • eTAP (エアロ用グループセット) 2,835 ドル、 2,785 ユーロ、2,140 ポンド
  • 2016年春に「世界同時発売」を検討中とのことで、日本の発売も同時期になる見込み



重さ

ロードバイク用グループセットはトータルで2,030グラム。(ブレーキケーブルとGPXボトムブラケットを含む)



ちなみにRed22(ワイヤー)は1,739グラム。



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電池の持ち

eTAPには4つの電池が必要だ。2個のCR2032を両方のシフターに。リチウムイオン電池をフロントとリアのディレイラーに。



CR2032は2年も持つ!これは嬉しい。シフターの電池消費量はごくごくわずかなのだ。


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ディレイラーの電池の持ちは、SRAMによれば「最低でも1000キロ(60時間)は走れる」とのこと。フル充電にかかる時間は45分。ディレイラーから取り外し、USB経由で充電できる。



電池残量表示はコンポーネント上で確認できる。仮にどちらかのディレイラーの電池が切れてしまった場合、前後の電池を入れ替えることが可能なので、なんとか帰宅することくらいはできるはずだ。(リアが切れても、フロントの電池を装着すれればいい…等)



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もちろん、予備の電池をサドルバッグに入れておいてもOKだ。なお、電池が仮に切れてしまった場合、ギアはその時点の位置で固定され、変速は不可能。



電池寿命を延ばすためにSRAMはけっこう苦労したようで、さまざまな工夫が施されている。各ディレイラーには加速度計が仕込まれており、操作後30秒経過するとスリープ状態に入り、待機電力の浪費を防ぐそうだ。



シフトレバーを15秒押し続けると、これまた通信を中断するので電池消費量を抑えることができる。



バッテリースペック

  • リチウムイオンポリマー
  • キャパシティ 300mAh
  • ボルト数 7.4v
  • 重さ 24グラム



使い方

シフト操作は初めてでもすぐに慣れる。ブラケット形状はワイヤーと変わることはなく、REDと同じ。クリック感も「いい感じ」で、厚手のグローブをつけたままでもシフトの操作感は伝わってくる。



ひとつだけあった違和感は、右シフターをクリックしたときに、「シフトアップしてほしいのに、ダウンするのか」という気がしたこと。ただ、これもしばらく乗れば慣れてしまうらしい。



この点に関しては、SRAM社内でも議論が起きたそうだが、結論として「大した問題じゃないよね」ということで落ち着き、右でシフトダウン、左でシフトアップになったとのこと。現時点では、シフティングのプログラムを換えるソフトウェアは提供されていない。



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インストール法

インストールはいたってカンタン。もちろん、ブレーキは従来と変わらない。使うツールはワイヤーグループセットと同じである。



欠点

電池の持ちはまずまず良いが、常に意識しておいたほうがいいだろう…とは思わされる。電池がいきなり切れてシャットダウンすることはなく、しこりのようなものは感じさせてるので、「あ、充電しなくちゃ」とは気づかせてくれる。



あと、LEDインジケーターはシフターを押したときにしか光ってくれないので、走行中に見るのはちょっと気をつかう。


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“Blip” リモートシフターはタイムトライアルバイクには装着しやすいが、ロードバイクだと置き場所に困る。



総括

これまで、電動コンポーネントは「ワイヤーコンポーネントの問題を電力で解消する」というアプローチで作られてきた。しかし、SRAM eTAPはロードバイクコンポーネントが持つ根本的な問題である、「ケーブル類を排除する」ことで革命をもたらした。



SRAMは単純にシマノやカンパニョーロの後追いをしたのではなく、電動コンポーネントを新しいレベルに進化させているようだ。



ということで、来年春の発売が楽しみである。



※画像引用元は「サイクリングティップス

11月29,30日の週末に、長野県の野辺山でラファ主催の「野辺山シクロクロス」が開催される。イベントに先立って、Rapha Cycle Club Tokyoでシクロクロス観戦ガイドというイベントが行われたので、サイクルガジェットとして取材させていただいた。実は、自分はロードレースには ...

11月29,30日の週末に、長野県の野辺山でラファ主催の「野辺山シクロクロス」が開催される。

nobeyama

イベントに先立って、Rapha Cycle Club Tokyoでシクロクロス観戦ガイドというイベントが行われたので、サイクルガジェットとして取材させていただいた。

実は、自分はロードレースには多いに興味があるが、シクロクロスがどういったレースで、どんな歴史があって、どんなユーザーがいて、どう楽しめばいいのかさっぱり知識がなかった。


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※中央が広報の小俣さんで、右手にスタイリッシュに佇むのがRapha代表の矢野さん(立ち方がオシャンティすぎるw)


ロードレーサー達が冬のトレーニングとして、運動強度の高いシクロクロスを取り入れているということは知っていたが、聞きかじりの断片的な知識しかなかった。

シクロクロスって、アレでしょ。プロとか実業団とかゴリゴリのレースで戦っている人たちが冬場限定で嗜むもので、週末ホビーライダーの自分のような素人が手を出すと火傷してしまう激アツな世界でしょ。シクロクロス会場にはゴリマッチョな猛者しかいないんでしょ」と思い込んでいた。

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ところが、ラファの広報、小俣さんによれば、シクロクロスはごく普通のサイクリストでも楽しめるスポーツらしい。そうなの?

今すぐ競技に参戦する意思も、シクロクロスを購入する予定もないが、まずはどう観戦すればいいのかを学ばせていただいた。


バイクのレギュレーションはロードレースとはちょっと違う

まず、タイヤサイズは33ミリ以下であることが条件だそうだ。土や泥を走るのだから、太めのタイヤは必要だよね。

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※カンチブレーキ

4年前からはディスクブレーキの使用も許可された。ロードレースでの普及はまだだが、シクロクロスでは認められるのが大きな違いだよね。ちなみに、キャリパーブレーキは泥が詰まるので、シクロクロスでは使われることはない。

会場には実際のシクロクロスバイクが展示されたが、クランクがややコンパクトだった。

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※46-36T という、ロードバイクではまずありえないコンパクトさ

トップスピードが舗装路のレースよりは伸びないので、ノーマルクランクは不要なのだ。むしろ、悪路と坂で何度もスピードダウン&加速を強いられるから、コンパクトなほうが都合がいいわけ。
 

野辺山シクロクロスはUCI認定されたレース

UCIに公式認定されるには、幾つかの条件をクリアする必要があり、「これがけっこう厳しい」とのこと。

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※画像引用元はこちら (Rapha公式サイトより)

とくに、コース設定に細かなルールがあって、「シケインの高さは40センチ以下で設置せねばならない」とか、「バイクを降りて歩くコースを1箇所は設けねばならない」とか、「コース幅は3メートル以上なければならない」とかで、野辺山シクロクロスはすべてクリアしている。

ただ、コース設計は欧州レースに比べると日本のレースは優しいモノになっている。

理由は、UCIレースは欧州では基本的にプロしか走らないので、難度&強度は高め。日本の場合、プロもアマも同じコースを走るので、必然的にアマチュアでも走れる程度に設計されている。

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ちなみに、世界屈指のハードコースで開催するのはオランダとベルギー。あちらの国ではあまりにもえげつない設計をするそうで、イタリアのプロ選手ですら「ベルギーの大会は出ない」と公言することもあるそうな。なんだそれ。


シクロクロスの観戦方法もオランダとベルギーはすごくユニーク

特定選手のファンが必ずいて、自作のファンクラブTシャツを着て、歌を歌ったり、楽器を演奏しまくっている。コスプレするファンもいるすで、このへんは日本も似ているかも。

観客は男性がメイン。雰囲気的には、「欧州サッカーのスタジアム」にある、汗臭い男どもってかんじなんだって。あぁ、なんとなくイメージ湧いてきた(笑)。

で、ポテトとビールを食べながら観戦するのが定番だそうな。


なお、ラファはシューズケースをリサイクルして、ポテトとビールのケースとして利用している。

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とくにシクロクロスだからこう観戦しなければならないって堅苦しいお作法はなく、飲んだり食べたりしながらのんびり楽しめばいいらしいよ。それを聞いて、ちょっと安心した。


29、30日のシクロクロスに観戦する方向けの注意事項

「くれぐれも防寒対策に気をつけてほしい」とのことだ。この時期の野辺山の最低気温は零下。最高気温も一桁を超えることはない。車で行くなら、スタッドレスはあった方がいいそうだ。車がなくても、新宿から小淵沢経由で野辺山駅まで行く方法もある。

野辺山駅から徒歩で20分程度とのことで、駅から会場まで歩いていけるとのことだった。渋滞の心配もない、電車の方が安心して移動できるかな。

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以下、シクロクロスを楽しむための情報をRaphaの小俣さんに頂いたので、シェアしておくね。



総合情報

AJOCC(日本シクロクロス競技主催者協会)

日本のシクロクロスの情報を全て網羅。まずはここから。

Twitter 

関西シクロクロスブログ 

関西を中心としたシリーズ戦「目指せシクロクロス界の、安くて美味しいファミレス!」


信州シクロクロス

国内シクロクロス発祥の、甲信地域を中心としたシリーズ戦。


TOHOKU CX Project

東北で開催されるシリーズ戦。今年は全日本選手権を開催。

CYCLOCROSS MAGAZINE(英語)

世界で唯一の専門誌。ウェブサイトも情報が充実。野辺山シクロクロスも以前取材に訪れてくれました。

CYCLOCROSSRIDER.COM(英語)

シクロクロス情報サイト。グッズ販売も充実。


映像

UCIワールドカップ、世界選手権をLIVEで配信  (youtube)


Super Prestigeなどベルギー・オランダのレースをLIVEで配信


#SVENNESS スヴェン・ネイスを中心としたレースアナライズ動画


BiKin TV

関西シクロクロスを中心としたムービーを製作。世界選手権参加選手へのチャリティも。

CYCLOVISION

信州シクロクロスを中心としたムービーを製作。レースの日にはライブストリーミングも。



選手情報

竹之内 悠

公式ブログ 

Teitter 

ジョエーレ・ベルトリーニ

Facebook

Twitter 


アリス・アルツッフィ

Facebook

Twitter 

山本和弘

Twitter 


豊岡英子

Twitter 


ティム・ジョンソン

Twitter 



野辺山シクロクロス

公式サイト 

Twitter 

Facebook


Raphaシクロクロス

野辺山のみならず、世界中で開催されるSuper Crossの情報や、写真や文章でRaphaが表現するシクロクロスの特集。

Raphaのシクロクロスコレクション




生まれて初めてのジャパンカップサイクルロードレースに行ってきた。実際に観戦してみてどうだったか、率直な感想をまとめてみるよ。結論からいうと、「行ってよかった!楽しかった!」だ。もちろん毎年行きたい。 来年以降に行く人のお役に立てればと思うので、いくつか観 ...
生まれて初めてのジャパンカップサイクルロードレースに行ってきた。実際に観戦してみてどうだったか、率直な感想をまとめてみるよ。

結論からいうと、「行ってよかった!楽しかった!」だ。もちろん毎年行きたい。
来年以降に行く人のお役に立てればと思うので、いくつか観戦TIPSとコツを紹介しよう。
※ちなみに2014年観戦したときの情報です





【ジャパンカップ観戦のコツ01】ホテルは少なくとも1ヶ月前に予約しよう

予約するのは1ヶ月半前が理想かな。1ヶ月前の時点ですでにホテルは少なくなっていた。

ネットではすでにシングルの部屋がなくなりかけてて、特にレースが行われる西側はほぼ無理だった。しかたなく東側のホテルをいくつか電話してようやく確保できた。東側が狙い目かな。

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泊まりがけでくる人は少ないんじゃねーの?大半は日帰りでしょー


と甘くみていたが、そうではなかった。ようやく見つけた部屋は喫煙ルームしかなかった。

あと、部屋は2階だったんだけど、iPhone(ソフトバンク)でギリギリ4Gが使えるかどうかな電波具合だった。だから窓際で操作した(笑)。部屋の位置によってはこういうこともあり得る。

【ジャパンカップ観戦のコツ02】駐車場は心配しなくて大丈夫

数に限りのある宇都宮駅前ホテルはあらかた埋まってしまうが、コインパーキングは十分にある。空いているスペースがたくさんあった。

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※オクサマのボードウォークでホテルから会場までは移動(ミニベロでも余裕です)

そもそも、宇都宮駅東側はジャパンカップ開催ムードはゼロ。ノボリもポスターも何もない。閑散とした地方ビジネス街だ。車で行くと決めたときは、「現地で駐車できなかったらどうしよう・・・」と不安だったが、とんだ杞憂だった。

終日駐車しても700~800円程度なので、まあ安いもんだ。

【ジャパンカップ観戦のコツ03】車で行くのが便利

輪行で行くのももちろんありだが、現地でクルマがあるとなにかと助かる。輪行だと、ホテルにチェックインするまで自分で運ぶか、有料の駐輪場まで移動したり、取りに帰らねばならない。

あと、宇都宮といえば名物の餃子を食べたいところだが、駅の西側にあるマサシとみんみんは長蛇の列になる。我々もランチに行ってみたが、軽く50ー60人が並んでいて断念した。

夜もきっと混雑するだろうということで、駒生にある餃子正嗣 駒生店に行ったほど。ここは人気店なのでいつも混んでいるが、駅前ほどではない。なお、個人的には餃子正嗣のほうが美味いと思っている。

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【ジャパンカップ観戦のコツ04】現地での足を確保せよ

宇都宮近郊にホテルを取ることになると、会場の森林公園までの足が必要になる。

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行く途中でMavicカーとすれ違ったり。


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駐輪場は大々的に用意されているので埋まることはないだろう。

有料のシャトルバスもあるが当然有料で安くはないし、ギュウギュウ詰めになってしまうと教わっていたので、輪行するかクルマにバイクを積んでいくことをオススメする。

距離は14~15キロ程度なので、ロードバイクでもいいし、ミニベロでも苦にならない距離だ。登坂は会場の駐輪場手前2キロくらいだけだし、女性でも問題ない。

クルマで会場に向かう手もあるが、朝イチ(7時)の時点ですでに満車で待ちの列が並んでいた。違法駐車する人もいたが、警察が路駐の切符を切っていたので、違法駐車はやめておくのが無難だ。

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※切っている現場は目撃していないが、「警察が取り締まりしてますよー。路駐している人は移動させたほうがいいですよー」ってアナウンスが会場で流れていたから、間違いない(笑)。

【ジャパンカップ観戦のコツ05】一人で行かずに仲間と行く

自分がロードレース素人ってこともあるんだけど、選手のプロフィールとか、レース展開とか、選手間の駆け引きとか、チーム戦術とか、現地にいるとさぱーりわからないのよ。

JSPORTSのテレビ観戦なら解説者の話を聞いていればいいけど、現地は歓声だけだもんね。

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※ただし、迫力は半端ない(そして鬼のように速い!)

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今回はロードレースにもヒルクライムにも詳しく、ジャパンカップも何度も来ている坂バカ氏(同じ勤務先の方)とずっと行動が共に出来たので、いろんな疑問をその場で解決してくれた。

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※山岳の頂上

チーム間の力関係とか戦術的なことはもちろん、「こっちの道は混まない」とか、「オススメの観戦スポットはどこそこだ」とか、「この店は・・・ビミョーだからオススメしない」とか(笑)、経験者でなければ絶対にわからないことをいっぱい教わった。

坂バカ氏といっしょでなかったら、一事が万事困惑したり、小さいミスを重ねていただろう。あと、単純に一人で観戦してても寂しいよね。

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森みたいになってるところには露店とかショップがたくさんあった。お腹が空いたら食べ物は何かしら手に入る。いったん会場まで来てしまうとコンビニはない。お茶とかお菓子はちょっと買っておくといいかもしれない。


栗村修の100倍楽しむ! サイクルロードレース観戦術


【ジャパンカップ観戦のコツ06】観戦後、餃子は「餃子正嗣」で

かもめ☆チャンスで有名な漫画家、玉井雪雄氏も「じこまん~自己漫~ 1」でそう断言しているし、餃子正嗣に13年間通う自分も100%同意である。

オススメは「餃子セットに水餃子を一つ追加」するパターン。

餃子セットはごはんと漬物、焼き餃子が2人前(6個×2=12個)。それだけではちょっと物足りないので、水餃子(6個)を一人前つけるわけ。

1人前6個なので、焼き餃子が12個、水餃子を6個、合計18個だ。多いと思うかもしれないが、ひとつひとつは小ぶりなので女性でも大丈夫。

ただ、ひとつ落とし穴があって、ごはんの量がやや少ない。100円プラスでごはんを大盛りにできるので、お腹が空いているときは大盛りがよい。女性は普通のままでOKだろう。

さらに、事前情報として知っておいて欲しいのは、「追加注文を受け付けない」ということ。
他のお店は知らんが、駒生のマサシはそう。これはおそらく店主の計らいで、お店の回転を上げて、混雑を緩和するためだと思う。この運営方法に文句はないし、むしろこの方が良い。

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なので、自分が食べる量を注文前にしっかり決めておくことだ。「食べ足りないな、焼きをもう1つお願い!」は許されないので、注意されたし。あと、ビール等のアルコール類はない。食べたら(待っているお客さんのためにも)さっさと出て行くのがマナー。

まあ、迷ったら、「餃子セットに水餃子を一つ」と覚えておけば後悔しない。あーーーーーーーー、まさしが川口市にあればなーーーーーー。毎週でも行くのに(笑)。



というわけで、以上がオススメするジャパンカップの満喫方法でした。


じこまん~自己漫~ 1



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細かすぎるジャパンカップサイクルロードレースの続き。 4回目なので辟易している人もいるかもしれない。すまないが、もう少しおつきあい願いたい。 10時きっかりにレースは開始。 数分後、先導バイクやサポートカー、ニュートラルカーがけっこうなスピードで目の前 ...
細かすぎるジャパンカップサイクルロードレースの続き。

4回目なので辟易している人もいるかもしれない。すまないが、もう少しおつきあい願いたい。



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10時きっかりにレースは開始。

数分後、先導バイクやサポートカー、ニュートラルカーがけっこうなスピードで目の前を通り過ぎていく。道の両脇には人だかりがいるので、「大丈夫?ミラーで人を引っ掛けない?」って心配で仕方ない。




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※二人乗りの後ろの人はバランス取るの難しそう


しばらくして、下から歓声が湧き上がる。選手がやってきたらしい。




すると、ゆっくり目のペースで集団が現れた。観客は大喜びで、声援を送ったり、応援用風船をバンバン打ち鳴らす。




選手らは全然本気出してない様子で、談笑している選手もチラホラ。選手が通り過ぎるのは一瞬なので、サッと静かになる。





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10周の周回方式のレースなので、何度も見れるのがジャパンカップのいいところだ。15キロ弱のコースで、1周を23~25分程度で走るらしい。ということは、30秒観戦して、25分待つ、を繰り返すわけだ。




で、ここからが他のスポーツにはない、ロードレースならではのユニークな楽しみ方なのだが、観客は「コースを自由に歩いて移動してOK」なのである。




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※ポイント賞のときになると、ワラワラと人が集まって、KOMはこんな状態に



ふつう、プロスポーツの観戦といえば、観客と選手はゾーンがくっきりと分けられる。プレーゾーンに入れるなんて、ありえない。

高速で走るクリテリウムはさすがに柵で分けられているが、ヒルクライムの方のロードレースには制約がない。

ジャパンカップにかぎらず、ヒルクライムレースってこういうものらしいんだけど、初観戦のオレサマにはすごく新鮮だった。「え、選手が走ってるコースに勝手に入ってもいいの?警備員のおじさんに捕まらない?」ってビビってしまった。




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プロトンが通り過ぎると・・・






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※こんなかんじに観客は入り乱れる。




坂を登るのも降りるのも自由。立ち食いしたり、立ち飲みしたり、子供がはしゃいだり、おしゃべりしたり。

で、選手がそろそろ来るってなると、観客も感づき出すし、先導のレヴォーグがクラクションを鳴らしながら突っ込んでくる。




すると、人垣が両脇にそれて、選手の到着を待つ、という流れ。このゆるさ、不思議だわー、面白いわー。

KOM地点では、3周目にやって来るポイント獲得まで見た。ゲットしたのは宇都宮ブリッツェンの阿部選手




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※写真は阿部選手ではなく、その後来た新城選手。ポイント獲得の瞬間は写真撮ってない(笑)。


2人で猛スピードでなだれ込んできたんだけど、僅差で勝った。わーーーーーっと大歓声。地元のチームが結果を出して、大盛り上がり。


で、ここから徐々に坂を下って観戦ポイントを変えていく。選手が通り過ぎた後のコースはすげえ人人人。過去最高レベルの集客(8万人)をしたそうで、その大半がスタート地点から古賀志林道の1キロちょいに集結しているわけなんで、この混雑もまあ納得。




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※この道はクルマ優先。バンバンに通り過ぎていく。






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※大盛り上がりのブリッツェン応援団


ところどころ、良さげなポイントで選手の到着を待ち、通り過ぎたらまた下るを繰り返す。
10%かそれ以上の斜度の坂を、色とりどりのジャージの大集団が揃って駆け上がって行くサマは息を飲むというか、ただただ圧巻だ。それも、手を伸ばせば触れられるくらいの至近距離をだ。




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チェーンのチャリチャリ音がするのみ。そして「ヒュンッ」っていう風切音。静かに爆走するのが自転車レースなのね。選手と観客がこんなに近いというか、同じ空間を共にするスポーツって、ちょっとないんじゃないかな。

しかもさ、ロードレースってプロですら観戦が無料なんだよね。こんなに人が集まっても、お金があんまし落ちないんだよね。なんか、もったいないっていうか、申し訳ない気分になる。

個人的には、クリテリウムに1000円、ヒルクライムレースに1500円くらいなら払ってもぜんぜん構わない。この日のためにむっちゃ告知して、準備して、地元地域や警察署、消防署と連携しながら運営しているわけでしょ。




そーゆー費用は観客も少しは負担すべきじゃないかな。その仕組みをどう考えるか、作るかってのはまた別の大きな課題なんだけどさ。




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それにしても、坂を登る選手も速くて呆れるが、平坦地のかっ飛ばし方っていったらないね。近づくのが身の危険を感じるもん。赤川ダムのほとりが一瞬だけ平坦ストレートになるんだけど、この区間は選手がぶん回す。文字通り目にもとまらん。速すぎ。


なにしろ、プロトンを追いかけるチームカーのぶっ飛ばし方がヤバイ。「ヲイヲイヲイ!観客が大勢両サイドにいる一本道をそのスピードで突っ込んだら轢いちゃうって!子供飛び出したら確実に死ぬって!」って恐ろしくなるスピードで選手を追いかけてんの。大丈夫か。





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このスピードでレースするなんて、想像をはるかに超えてたね。これがトッププロなのか。
ただ、クリテリウムでも同じことを感じたんだけど、6、7周見てると、徐々に飽きてきちゃうんだ(笑)。




ラジオの実況があるとはいえ、音声だけなのでレースの全容はわかんないし、せいぜい「逃げが何人で誰か」と「プロトンとの時間」がわかるレベル。





あ、そういえばカンチェラーラが来てて、ファンに手を振ってた。




Photo


※サポートカーに乗って、颯爽と去っていった。



最後までいると渋滞に巻き込まれそうな雰囲気だったので、9周目の手前で帰ることにした。どうせ、ゴール地点はすんごい人でごった返してて、とてもじゃないが選手を見ることはムリだった。




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<参考リンク>
自転車置き場に戻ると、すでに帰った人もいるようだ。混雑もなく自転車を回収し、坂を下っていく。




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すると、遠くにプロトンが見えた。そうか、まだ我々は周回コースの内側にいるのだ。コースを出る直前、直線コースがあったので、そこでもうひと目だけ選手を見ることにした。



見通しの良いストレートなので、本気でぶん回す姿が拝める。



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逃げはすでに吸収され、プロトンはほぼ外国人選手ばかりのように見えた。




コントロールしているのはスカイ。ほぼ全員が先頭を占めてた。まだ体力を残しているような余裕がうかがえる。



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数十秒遅れで、見るからに限界を超えてへばった日本人選手や日本チームの外国人選手がやって来る。さらに数十秒遅れで、下のクラスの日本チーム選手が通り過ぎる。


後になればなるほど、疲労困憊しているのがよくわかる。左右に体を揺らし、苦悶の表情を浮かべている。世界のトッププロ(UCIプロチーム)とコンチネンタルチームの間には、まだ越えられない壁があるんやろなあ・・・。素人だから、詳しいことはわからんが。




<参考リンク>
で、選手が全員通り過ぎると、警備員のおじさんが道を通してくれる。さすがにここはハイスピードゾーンなので、古賀志林道にあったようなホノボノ感はなく、事故のないよう厳重な警備をしていた。




レヴォーグなんて、「制限スピードの2倍以上出てんじゃねーか?」くらいのスピードで文字通りぶっ飛ばしてたね。(まあ、レース中なのでその辺は問題なしなんだろうが)




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ここから宇都宮までは12キロほど。順調に走って駅前まで戻り、輪行組の坂バカ氏と別れ、東側のコインパーキングに向かう。


そーいえば、昼ごはんを食べていないことに気づく。腹が減った。着替えを済ませ、どうしようか一瞬考えて、「今日もマサシに行こう!」って決めた。





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そしたら、店先に20人くらいサイクルジャージ姿の観客の人たちが並んでた。帰り道の途中にあるから、つい寄りたくなるよね。

食べたらさっさとお客さんは出て行くので、回転は早い。10分かそこらで着席し、昨夜と同じメニュー(焼き餃子2人前、水餃子2人前、ごはん)を注文。やはりうまい。


登りの東北自動車道は、佐野藤岡IC前後でちょい渋滞したけど、概ね快調に走ることができたよ。

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ミニベロで行って正解だった。殆どの人はロードバイクで来場してたけど、宇都宮駅からならほんの10数キロなので、ミニベロでも苦にならない距離だよ。




総括、まとめは別途書きますね。




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19日の朝5時に起床。着替えを済ませ、5時45分に外に出る。気温は8度とけっこー寒い。秋用のジャージの上にモンベルのウインドブレーカーを着てちょうどよいくらいだ。 しかし!夏用の指切りグローブを持ってきてしまったのが失敗。指先がやや寒い。坂バカ氏と駅の西口で落 ...

19日の朝5時に起床。着替えを済ませ、5時45分に外に出る。



気温は8度とけっこー寒い。秋用のジャージの上にモンベルのウインドブレーカーを着てちょうどよいくらいだ。



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しかし!夏用の指切りグローブを持ってきてしまったのが失敗。指先がやや寒い。




坂バカ氏と駅の西口で落ちあい、コンビニで朝食と飲み物を買って6時過ぎに森林公園を目指して出発。

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宇都宮市内を自転車で走るのは初めてなんだが、路面がすげーキレイじゃね? さすが、自転車の街、宇都宮だけあるわ。

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などと感心しながら走ってたら、MAVICカーとすれ違った。



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※真っ黄色のド派手なボディが目立つのう。






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※周辺は石の町、大谷です





実際に選手が走るコースを走って、駐輪場に行く。

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いいかんじの坂があるが、こんなのは古賀志林道にくらべたらなんでもないんだろうな。ボードウォークのオレサマにはじゅうぶんなキツさの坂だったが(笑)。

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7時くらいに駐輪場に到着。 まだまだ余裕があるね。早めに行動しておいてよかった。 ここはいずれ満車になるそうだ。

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※こんなにたくさんのスタンドを設営していただいて、ご苦労様です。





スタート・ゴール地点に行くと、大型TVが設置されていた。ここでゴールが決まるのか。すでに椅子やブルーシートでばっちり場所を押さえた方が大勢いて、入り込む余地はない。

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夏物のディスカウントをやってたり 出店がいっぱい並んでいたり。いろんなメニューがあるのでたのしめそう。 昨日のクリテリウムよりもイベント感があるね。

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まだレース開始まで2時間以上時間があるので、古賀志林道のてっぺんまで(KOM地点)行って、そこで観戦することにした。上から下に徐々に降りてこようという作戦だ。

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距離は1.4キロほど。 序盤はたいした坂ではない。赤川ダムの周りはキャンプエリアになっていて、いくつもテントを張って朝食をとってらっしゃる方がいた。夜はきっと寒かったことだろう。




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でも、この時間になると、気温は徐々に上がってきて、ウインドブレーカーは脱いだ。風もなく、日差しはやや暖かく、コレ以上ないサイクリング日和だ。




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※景色もいいねえ。




途中、出店コーナーがいくつもあったよ。

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出店コーナーを過ぎると、一気に坂の斜度がきつくなる。歩いているだけでもキツイ。平均社度は10%とのことだが、部分的に10数%のとこもあったと思う。





ここを平地を走るかのようなスピードで駆け抜けるそうなんだが、いったいなんなの。その体力はどこから来るの。

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えっちらおっちらと徒歩で頂上を目指し、ようやく到着。「King of Mountain」のバナーが掲げられているね。

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左右の路上はすでに椅子をおいた人達で埋められているので、我々はブロッグ塀をよじ登って、上から見下ろすように観戦することにした。

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この時点でまだ8時。10時開始まで時間がある。ヒマだ…。



ちなみに携帯電話のエリアは4Gではなく、3G。それもやや途切れそう(笑)。でも、去年の大雨を考えたら、天国のようなお天気。



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※ヘリコプターも飛んでる



日差しも徐々に暑くなってきて、Tシャツ一枚で歩いている人もいるくらい。集まった観客の顔を見ていると、男性は中年がメインだけど、女性もけっこういるのね。



女性は若い人もたくさんいるのが驚き。弱虫ペダル効果だろうか? コスプレをした兄ちゃん、チームスカイのウェアに身を固めた家族、チョークで上手に選手の似顔絵を描く女の子、いろんな楽しみ方がありますな。



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※raphaのスタッフが、「Glory Through Suffering (苦しみの末の栄光)」というメッセージを書いていたり





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※似顔絵うまい






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※ギョーザですか、そうですか





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※くどいけど、別府愛はよーく伝わってくる(笑)





持参したおにぎりを食べたが、お腹が空いてきたので、頂上にも出店していた屋台を見に行った。



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肉まんが250円、肉巻き串が300円はまだなんとか理解できたが、小さなカップのビールが500円ってどうすか。




オレサマは酒を飲まないからよくわかんないけど、これはややボッてやいませんか。そうですか。




試合の開始30分ほど前になると、コミッショナーカーとかオーガナイザーカーがぐるぐるとコースを回り出し、雰囲気を出し始めた。

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ちなみにサポートカーも、ニュートラルカーも、MAVICカーも、ゲストカーも、チームカーも、すべてスポンサーであるスバルのレヴォーグだ。

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実車を初めて見たけど、カッコイイなコレ。3ナンバーだが、サイズが絶妙で、日本で使うには大きすぎず、小さすぎずのベストサイズだと思った。ステーションワゴンは昨今下火だけど、レヴォーグは売れるんじゃないかなー。とくにリアのデザインが気に入った。




古賀志林道の激坂を物ともせず、グォォン!とかっ飛ばしてたよ。 

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さて、山のてっぺんにいると、スタート地点の状況もわからなければ、いつスタートしたかもわからない。



そこで坂バカ氏が取り出したのがAMラジオ。おなじみ、BLITZEN元監督の栗村さんが解説をしていたんだが、ラジオ放送のおかげで下界の状況がよく伝わってきた。



10時、いよいよスタートである。



<関連記事>

細かすぎるジャパンカップサイクルロードレース観戦レポート ~クリテリウム編 その1~

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レース観戦前に事前情報を仕入れておくと、より一層楽しめるよ!


細かすぎジャパンカップサイクルロードレースのレポート、続きです。<参考リンク>細かすぎるジャパンカップサイクルロードレース観戦レポート ~クリテリウム編 その1~ 発表によれば、クリテリウム会場には過去最高の4万1千人の観客がいたそうだが、現場にいたオレから ...

細かすぎジャパンカップサイクルロードレースのレポート、続きです。




<参考リンク>
細かすぎるジャパンカップサイクルロードレース観戦レポート ~クリテリウム編 その1~



発表によれば、クリテリウム会場には過去最高の4万1千人の観客がいたそうだが、現場にいたオレからすると、「思ったほど混雑してないな。っていうか、こんなもん?」って思ったほど。



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※アップに向かう競輪ガールズ




去年のツールドフランスさいたまクリテリウムには20万人ってことだから、その5分の1か。



さいたまのときは人垣ががすごくて、後ろにいるとまったくレースが見えず、歩道が全部塞がっておしくらまんじゅう状態だったが、それに比べたらまるでピクニック。



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※ドラパックの選手らの引き締まった脚




買い物袋を手に持った地元のお婆さんと、「今日は何かイベントでもあるのかい?」、「ええ、ジャパンカップっていう自転車のレースがもうすぐ始まるんですよー」ってやりとりがあってホノボノしちゃう。

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※サポートカーも出撃




要は、ジャパンカップって局地的にファンと関係者の間でだけ盛り上がってて、それ以外の大多数は気にもせずにスルーしてるのかな。



宇都宮市全体が熱狂して、ブリッツェンのファンが大挙して押し寄せて、街が揺れる的なのを想像してたんだけど、違うのね。ちょっと残念。




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で、15:50にパレードランが開始。選手が通り過ぎると歓声があがる。目の前で見るトッププロはカッコいいね。体つきがすばらしい。

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※ハイタッチで答えてくれる選手らも





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んで、3周がパレードで、その後本番が20周。 風のように目の前を通り過ぎては、コーナーで減速し、再び加速の繰り返し。



それにしても速すぎで写真がうまく撮れない。選手の顔の識別は不可能。



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かろうじてユニフォームで「いまのはキャノンデールだ」、「後ろにティンコフ・サクソとスカイがいたぞ」ってわかる程度。コーナーからの立ち上がりはハッキリ識別できる。



それにしても加速のスピードがエゲツない。オートバイじゃねえの?って思うくらい、飛ぶようにすっ飛んでくのよ。どんなギア比で回してんだろ?



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最初の数周は「うわ~~」とか「すげ~~」って感心しながら観てたんだけど、徐々に目が慣れてくるというか、6周めくらいで飽きてきた…(笑)。



まあ、直線をいったりきたりするだけなので、変化が乏しいのよね。




4人の逃げができていたが、坂バカ氏いわく、「まず、逃げは決まらない」って言ってた。


直線、折り返し、直線のこのコース、しかも直線の距離が700メートルくらいでは、しょっちゅう減速を強いられてしまい、逃げても決まりにくいのだそうだ。




事実、逃げていた集団も、きっちり計ったかのように残り2周くらいで吸収され、最終周は集団をコントロールしていたSKYが先頭を陣取って、最終コーナーを曲がって行った。 オレサマの場所からはゴールは見えないが、たぶんSKYの誰かが勝つんだろうなって思った。


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最終の周回で、日本人選手は明らかに披露していた様子が見て取れた。付いていくだけで、必死だったんだろうな…。



案の定、優勝はスカイのサットン。2位はガーミン・シャープのヴォンホフで、3位はスカイのスイフトだった。(と後のニュースで知った)


日本人では宮澤選手の8位が最高だったとのこと。

<参考リンク>
【レース詳報】かみ合ったチーム力と個人の力 スカイ勢がジャパンカップクリテリウムを制圧





ちなみに、ニュースでは“観客が熱狂”って書いてあったりしたけど、現地にいたオレサマがハッキリ言っとく。熱狂はしてないよ(笑)。局地的に盛り上がってはいたけど。



選手が前を通り過ぎる瞬間だけは「アレアレ!」って歓声を飛ばすけど、概ね淡々とされていらっしゃったよ。J1サッカー観戦のほうが、よっぽど熱狂的だ。


<参考リンク>
沿道には過去最高の4万1000人 宇都宮のド真ん中でジャパンカップクリテリウムを満喫





ツール・ド・フランスさいたまに比べたら余裕を持って観戦できて、それはとっても嬉しかったんだけど、それまでの報道や雑誌とかでの紹介がすごかったので、実際に現地で感じた落差にややショックを受けたかな。



自転車レースって、自転車の街の宇都宮でさえ、まだマイナーなのか…」って寂しく思ったの。勝手に期待してたオレサマが悪いんだけどさ。



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観戦後、ホテルに帰ろうと歩き出したら、ニューイタヤホテルの前に選手が続々と戻ってきた。で、至近距離で何人もの外国人選手とすれ違ったんだけど、体がデカイ!でもってごつい!さらに手足が長い!正直、圧倒された。



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こんな身体でフルパワー出したら、そりゃ日本人の体格じゃかなわんでしょう・・・。努力とか才能だけでは越えられない壁を感じた。




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柔道みたいに体重別の種目であれば日本人にも勝機はあるんだろうが、この体格差はズルいわー。 「こいつらに体力で勝て」って新城や別府には要求できんわ。




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※子供にボトルやグローブを渡す、優しい選手たち





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んで、その後ホテルに一旦戻った。



駅前まで来ると、さっきのレースの熱狂がウソのように静まり返ってて、イベント感が皆無(笑)。

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さらに駅東側にいくと、薄暗い閑散とした地方都市。なにこのギャップ(笑)。

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夕飯は当然餃子のマサシ(駒生店)を食べに行った。 電話したら、「19時過ぎに閉店ですよ~早く来てね~」と言われたので、慌ててクルマで駆け付けた。ギリで間に合った。

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※チャリでは来てないけど、「チャリで来た」ポーズ(笑)。




焼き餃子と水餃子とご飯。うまい。うますぎる。シンプルなのに飽きが来ない。オレサマの中でのキングオブ餃子はマサシで決まり。



夜は何もすることがないので、さっさと寝て翌日の森林公園でのレース観戦に備えて就寝。5時起き&6時前に宇都宮駅から自走で会場に向かう予定。




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るるぶ栃木 宇都宮 那須 日光'15



オレサマの中で、栃木でイチバンよかった温泉は那須の「鹿の湯」

ここのお湯はマジで最高。雰囲気もいい。

早め(夕方)に店じまいするのが玉に瑕だけど(笑)。


栗村修の100倍楽しむ! サイクルロードレース観戦術

生まれて初めて、ジャパンカップサイクルロードレースを観戦してきたよ! クリテリウムもロードレースも泊まりがけで両方見てきたから、その様子を、ちょっと細かすぎるくらいにレポートするよ! 18日土曜の朝、8時に川口市を愛車のパンダで出発。現地用の足として、オ ...

生まれて初めて、ジャパンカップサイクルロードレースを観戦してきたよ!

クリテリウムもロードレースも泊まりがけで両方見てきたから、その様子を、ちょっと細かすぎるくらいにレポートするよ!







18日土曜の朝、8時に川口市を愛車のパンダで出発。現地用の足として、オクサマのミニベロ、ボードウォークを拝借する。




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1台だけなら、リアシートを畳まなくても載せることが可能。ゴムバンドで縛れば、がたつきはない。出っ張ったキャリア用のアタッチメントが窓ガラスに当たりそうなので、毛布をかけて養生する。





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宇都宮駅で、同じ職場の坂バカ氏(輪行組)と合流する予定。

東北自動車道はところどころで軽い渋滞をしていた。ちょっと長めの2時間後に到着。天気はよく、風もほとんどない。スポーツをするのに最高のコンディションではなかろうか。




ただ、それなりに涼しいので、モンベルのウインドブレーカーを着た。




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※コインパーキングに停めた@宇都宮駅の東側


<参参考リンク>

モンベルのウィンドブレーカーを1シーズン使ってみたインプレッション



駅東側に予約したホテルにはチェックインできないので、いったんコインパーキングに停めて、徒歩で宇都宮駅までいく。




クリテリウムレースの行われる西側と違って、東側はオフィス街。ジャパンカップ感は一切なく、土曜の午前中ということもあって閑散としている。




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※ぜんぜん人がいねえ…来る日を間違えてないよな?と疑うレベル。





もっとこう、ロードレース愛好家で駅前周辺は大盛り上がりで、警備員が配置されたり、厳戒態勢とかあるんかと身構えていたけど、すげー拍子抜け。

もちろん、コインパーキングもガラガラ。余裕で駐車できた。



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関係ないけど、docomo来店客だけに用意された(?)タワーパーキングとか


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渋谷ガールズという名のキャパクラ(?)があったり、なかなか味わい深い趣だ。文字の圧力がハンパない。


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宇都宮餃子会館が駅前でドーンとお出迎え。お店はプレハブというか、仮設的なかんじ。


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へんちくりんな石のオブジェが多数。


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すごくシュールな空間。


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餃子との関連性は謎である。

そのまま通り過ぎ、駅を抜けて西口へ。ちょうど坂バカ氏は輪行してきたロードバイクを組み立てていたところだった。




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駅構内も、駅西口もとくに「ジャパンカップだよ!」って雰囲気はない。かろうじてバナーがあって、レース告知がされている程度。浮ついた雰囲気や華やかなムードはない。

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気を取り直して、クリテリウム会場へ徒歩で向かう。ロードバイクに乗った人や、観光客っぽい人たちが徐々に増えてくる。が、混雑はなく、やはりイベント感は薄い。

選手らが宿泊するニューイタヤホテルまで来ると、ようやく人混みが見えてきた。ホテル前がクリテリウムコースの折り返し地点になる。




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※外から見た限りでは、けっこうボロい






すでに場所取りをしているひとがチラホラ。ブルーシートやレジャーシートで観戦しやすそうな場所が押さえられつつあるね。




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我々はニューイタヤホテルより80メートルくらい手前の、選手らがコーナーに向かって減速し始めるあたりに陣取った。街路樹がやや邪魔だが、仕方ない。




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※こんなん配ってた


坂バカ氏が持参してくれたブルーシートを地面に貼って場所を確保した後、ガストで昼食。クリテリウムレースの開始は15:50なので、ゆっくり食事しても時間には相当余裕がある。

外も暖かいし、のんびり歩きながら向かいますかってなって、確保した場所に戻る。


14:00からオープニングイベントが始まった。が、スタートゴール地点でだけ盛り上がっているようで、反対側にいる我々には何も聞こえてこない。オープニング感ゼロ(笑)。





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※このノボリ、レース会場の先々で見かけるね(笑)。

<参考リンク>
ジャパンカップ一色に染まる宇都宮中心街 クリテリウムの舞台にファンが続々集結





ニューイタヤホテルから、何人か選手が現れて、軽く試走したりしてた。ガタイが明らかに違うので、ひと目でプロとわかる。

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14:50からレジェンドと呼ばれる、かつての国内名選手がパレードラン的なのをしてファンサービス。宇都宮市市長も走ってた。その後、ガールズケイリンという、女子競輪選手がレースをしたり、ってかんじで時間が流れて行く。

1時間半も同じ場所でじっとしてると、さすがに退屈。すると、ニューイタヤホテルの前に人だかりが。なんだろうと見に行ったら、スカイの選手や別府選手、新城選手がいた。女性からの黄色い声援が飛ぶ。二人とも大人気ですな。




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※トレックチーム。左が別府選手







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※ホテルの前は取材陣もそこそこいたよ。





というわけで、いよいよレース直前になってきた。どんなレースになるか、楽しみだ。


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るるぶ栃木 宇都宮 那須 日光'15

オレって、宇都宮に来るたび、「温泉入って、餃子食って帰る」しかしてなかった…。

もうちょっと観光スポットを発掘しなくっちゃ(笑)。



栗村修の100倍楽しむ! サイクルロードレース観戦術