プロ選手はやっているけど、アマチュアサイクリストがマネしないほうがいいこと6選
もちろん、できるわけはない。
彼らはそれで飯を食うプロであり、一般人は厳に慎むべきである。
そんな例がGlobal Cycling Network で紹介されていたので翻訳して紹介しよう。
6 Things To Leave To Pro Cyclists(プロに任せておくべき6つのこと)
目次
1.車を風よけに使う
強風の冬場など、ものすごくやってみたくなる。「このトラックの真後ろにつけたらどんなに楽に走れるだろうか…」と想像するのはサイクリストあるある。だが、一歩間違えると車に突っ込む。レースで選手が(瞬間的に)やっていることはあるが、コントロールされた状況下での行為なので我々がマネできるものではない。
まあ、常識的に考えて車の真後ろに着くなんて人はまずいないと思うんだけど、意外にありがちだと予想するのが「横風受けに車を使う」パターン。
横風を受けているとき、トラックとか背の高いワゴン車が並走する瞬間、風がピタリと止む。それが快適すぎて車と並走しがち人ありそうなことがあるんじゃないだろうか。(自分はその誘惑に駆られたことはある)
ちなみに車の真横はドライバーの死角ゾーンなので、しない方が良い。
2.バイク上でのフィジカルコンタクト
スプリントに向けた位置取りの準備のためとか、プロは絶対勝たねばならない状況下でフィジカルコンタクトを厭わない。なにしろセンチメートル、ミリメートルで戦う人たちなので。しかし、コケたら怪我もするすし、バイクの破損にもつながる。単独より複数での落車の方が被害は甚大になりやすい。
※こんなことする一般人はいないはずですが…
あと、体の接触がなくても、ハンドルバー同士が引っかかってもつれて落車…もある。これは(コンタクトするつもりがなくても)一般サイクリストでも犯しかねないミスなので、接近しすぎるのは禁物だ。
3.下りのポジションがエクストリームすぎる
その1.トップチューブに座る
自分の知る限り、フルームがツールで始めたのがキッカケでマネする人が続出した…と思う。空気抵抗を限界まで減らせるので、速く降ることは可能。しかし、あくまでプロの技術あってのこと。※速く下れることは確かだが…
穴ぼこにハマる or 突起物を乗り越えると金玉を潰すので、マジでやるべからず。バイクコントロールも途端に難しくなるので危険でしかない。
2.サドルの後ろまで体を後退させる
プロっぽくてかっこいい~、、、とは思うが、これもわざわざやることではない。※股間の前にサドルがある状態はやや異常
スピードが出た状態で急ブレーキを掛けるときだけ瞬間的に使うことはあっても、このままの姿勢で下るのは危ない。コーナーできちんと曲がらない。
3.ハンドルの上を握った状態で下る
ブレーキが握れないのでとっさの対応が不可能。あと、コーナーで詰む。これをするくらいなら、下ハンを握って走りましょう。
4.スーパーマン
やる人はいないと思うが・・・(コントロール不能で事故必至)。※そもそもどうやってこのポジションに移行するのか謎
4.バンダナを乗車中に外す
プロはやることがあるが、- まずヘルメットを取り外さねばならず、その時点で危険
- バンダナを外す時、瞬間的に視界を覆ってしまう
- ヘルメットを装着する時、手放し運転をすることになる
とリスクが意外に多い。
自転車事故の予防には、リスク要因を最小化することにあり、あまりに危険要素が多すぎる。一般サイクリストは止まった状態で行おう。
5.手放し運転
肩や腕の筋肉をリラックスさせたいとか、ストレッチするときに瞬間的にやるのはいいとは思う。が、にしても安全が確保された状態で(街中とか、ありえない)。前後左右に人がいるグループライド(とかイベント)では絶対しないように。周囲の動きや路面の変化に対応できず、ほんのわずかの接触で集団落車を引き起こす。
ということで以上です。
「あれ?5つしかないじゃん?6個じゃないの?」って思うかもだが、そのうちの一つは「シャンパンを人に向かって吹きかけるべからず」だったので除いておいた(笑)。
6.その他、動画内のコメント欄の指摘
・走りながらおしっこする※当然…(笑)、プロはするけど。
・ドーピング
※当たり前…(笑)
・ハンドルに肘を付きながら前かがみで走る
※プロトンの先頭選手がやってるシーンを見るが、これはレース環境下の道路の安全が確保された状態である。我々はいかなる時もブレーキングできるポジションで走りましょう。
・補給食のゴミを道に捨てる
※捨てる人、海外では多いみたいで、この手のクレームはよく目にする。その点、日本人はマナーがいいのと、美意識が高いのかなと思ったり。
・ライトや予備チューブを持たずに走る
※手ぶらで練習走するってプロ選手も中にはいて、「そうそうパンクなんてしないっしょ?」という理屈なんだけど、彼らのバイクはトップレベルのメカニックが万全のケアしているわけで、そりゃある意味当然。仮にトラブったらスタッフが駆けつけてくれる体制にもなってるだろう。
しかし、ホビーサイクリストは全て己で対処せねばならず、そのための装備は常に携行してしかるべき。
・走りながらストレッチ
※ストレッチが必要なほど疲れたら、大人しく一時停止してバイクから降りましょう。
以上、Global Cycling Network の「6 Things To Leave To Pro Cyclists(プロに任せておくべき6つのこと)」の翻訳紹介でした。
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