冬の自転車通勤をより快適にするコツ8つ+アルファ
ふつうに走るだけでは快適ではない冬の自転車通勤を、ちょっぴり楽しく、有益にするための8つのコツをGlobal Cycling Network が「8 Hacks For Winter Cycle Commuting」で紹介していたので、自分の経験談も交えてぜんぶで9個紹介しよう。
冬の自転車通勤コツその1:トレーニングとして活用
べつに冬に限った話ではないのだが、通勤そのものをトレーニングと見立てれば、少々の寒さも耐えられるのでは。まあ、出勤前にどこまでハードに追い込むかって問題はあるので、職場環境に合わせて取り組んでいただきたい。シャワーが完備されている職場はほぼないだろうから、着替えとタオルは必須である。
/ マットさんの週のプラン \
冬の自転車通勤コツその2:マッドガード(or Ass Saver)を装着
冬の雨天でも自転車通勤する人は(かなり少数派だろうが)、マッドガード(泥除け)を装着すべき。雨天はもちろん、雨天後の濡れた道を走るとおびただしい水しぶきがあがり、背中とお尻とサドルの裏、サドルバッグがびしゃびしゃに濡れる。そこで便利なのがマッドガード(泥除け)。シートポストに装着するだけで、見た目以上に良い仕事をしてくれる。脱着もラクだし、べつに冬の間は付けっ放しにしておいてもOK。安いのでお財布にもやさしい
それにしても、Ass Saver ってすごい名称だな…。意味はよくわかるけど…
「Ass Saver 探しているんだけど、どこにあるかしら」
「Ass Saver でしたら各種取り揃えておりますよ。こちらがAss Saver のコーナーです」
「あらステキ、じゃあ可愛らしいこのAss Saver にしようっと」
ってお店でやりとりするのかな…。(恥ずい)
「back saver」とかではダメなのか。なんか、口にするのも憚られる気がする(^_^;)。
冬の自転車通勤コツその3:信号を逆に利用する(リバースサイコロジー)
街中って信号で頻繁に足止めを食らう。都内なんか、しょっちゅう。冬は停止している間が寒いので、「早く行きたい」って心理になるんだけど、その不都合なシチュエーションを逆利用して、スプリントの練習にする。もちろん、安全が確保されている&他の車や通行者の迷惑にならないことが条件だが、それさえ満たせば「より多くカロリー消費できる」&「筋肉に負荷をかけられる」し、ちょっとしたトレーニングになるわけ。物は考えようである。
冬の自転車通勤コツその4:前の日の晩に準備を済ませておく
これ大事。就寝前に荷物や着替えを用意しておくのだ。なんの変哲もないように聞こえるが、朝の5分と就寝前の5分では価値の重みが違う。ボトルにも水を入れ、バイクにセットしておこう。1年に1回くらいの頻度でやらかすのだが、慌てて家を飛び出し、10分ほど走ったあところで、「ボトル忘れタァーーーーー」ってなることがある(←引き返す時間はない)。結果、自販機で余計な出費をさせられてしまうので、自分は必ずやるようにしている。
タイヤの空気も前の日の晩に済ませてもかまわないが、自分は当日の朝に入れると決めている。
出発直前に入れることを個人的なルーティンにしているためである。この習慣で3年以上パンクしてないので、ゲン担ぎのようなものだ。
冬の自転車通勤コツその5:洋服にシワがつかないように収納するコツ
私服勤務が可能な職場に限った方法だが、Tシャツやカッターシャツを持ち運ぶ場合、そのままバックパックに突っ込むとシワがついてしまう。マットさん直伝の方法は、雑誌を用意し、それを台座にしてシャツを載せ、(汗で染みないよう)ビニール袋で二重に包む。こうするだけで、カンペキではないにせよ、シワがよるのを防げるというわけ。雑誌のぶん、荷物の重量が増すが、まあ許容範囲でしょう。
持ち運びが面倒なら、職場にパーカーとかシューズを置いておくのもアリ。荷物を極限まで少なくしたい自分はそうしている。
冬の自転車通勤コツその6:バルブキャップは付けっぱなしにする
たいていのローディは、バルブキャップを付けていない。付けておくべき理由がないのがその理由なんだけど、冬に限っては装着しておくのがオススメ。イギリスのように雨が多く、濡れた道を走ることが多いと、タイヤが巻き上げた砂ホコリがバルブ先端に固着(or 侵入)して、いざパンク修理するときに「空気が入れられない!」って事態になることも。
自分はいまだかつで、バルブに物が詰まって修理で難儀したことは一度もないけど、湿った地域で走ることが多い方は、覚えておいて損はないと思う。とくに、冬のパンク修理は寒さとの戦いになるし、一刻もはやく終わらせたい修理で立ち往生するのはゼッタイに避けたい。
>> 雨天でもなるべく快適にロードバイクで走るための8つのコツ
冬の自転車通勤コツその7:予備のライトを携行
充電をしっかりしておくのが基本だが、どうしても忘れてしまうこともある。そんなときのために、スペアがあると心強い。USB充電タイプだと職場のPCで仕事中に満充電できるので便利だが、途中で切れたときに困る。その逆で、乾電池タイプのライトであれば、コンビニにかけこめばナントカなる。どちらがベターかは一概に決められないので、好みで使い分けてほしい。ちなみに自分はもともと乾電池タイプを使っていたが、今はフロントライトもリアフラッシャーもUSBタイプで統一している。
あと、ライドに出かけるときは外付けバッテリーを保険として携行し、PCがなくてもいつでも充電できる状態をつくっている。この方法で電池切れで困ったことは一回もない。
あと、冬に限らない話だが、フロントライトだけでなく、リアフラッシャー(つまり前後)もぜったいに装着してほしい。後方から走り抜けていく車、バスに対して自分の存在を知ってもらうためである。
※なお、自分は、フロントよりリアのライトにクオリティの高いモノを買うようにしている。
/ Knog のBlinder Mini を愛用(明るさは申し分なし&しかも完全防水) \
冬の自転車通勤コツその8:シングルスピードのバイクという選択肢
地形と走行距離によるが、短距離で平坦な場所に住んでいるなら、シングルスピードのシティバイクを「通勤専用マシン」と決めてしまうのも一つの方法。シンプルな構造ゆえ、故障の心配がぐっと減るし、パーツ交換とか劣化に悩まされることもない。冬の自転車通勤コツその9:厳寒期は温めの白湯をボトルに入れることも
真冬の5度以下で通勤するときに自分がやっているのが、水ではなくお湯をボトルに入れるパターン。寒空の下で冷水が胃袋に入るとヒヤッとするけど、お湯ならば多少なりとも暖がとれてグッド。(まあ、40分ほど過ぎるとただの水に変わってしまうのだが…)以上、Global Cycling Network の「冬の自転車通勤をより快適にするコツ8つ(8 Hacks For Winter Cycle Commuting)」の翻訳と、個人的に実践しているコツのご紹介でした。
>> 自転車通勤を快適にする10個のテクニック
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