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カテゴリ: ミニベロ&小径

皆様は、「シチュエーションにあわせてスプロケットを交換する」ということをされるだろうか? たいていのローディさんは、買ったときの状態(完成車)のままで乗り、よほどのことがない限りスプロケットを交換することはないはず。完成車であれば、坂でも平地でもオールラ ...
皆様は、「シチュエーションにあわせてスプロケットを交換する」ということをされるだろうか?

たいていのローディさんは、買ったときの状態(完成車)のままで乗り、よほどのことがない限りスプロケットを交換することはないはず。完成車であれば、坂でも平地でもオールラウンドに使える「11-28T」もしくは「11-32T」が装着されているもので、それでなんの問題もないのだが、「シチュエーションや用途で最適なスプロケットで走ったら、さぞかし気持ちよいだろうなぁ」という考えがよぎってくる。

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ミニベロとロードバイクで数パターンのスプロケットを試してきたので、今回はそれぞれで使ってきたスプロケットのインプレッションをまとめてみようと思う。 ミニベロとロードバイク、それぞれで行なってきたことが違うので、まずはミニベロから。

ミニベロで試したスプロケット

ダホンのMu: ジュニアスプロケットの「CS6600 13-25T(アルテグラ)」

ジュニアスプロケットとは、いわゆる中高生の競技用スプロケットのこと(正式名称なのかどうかはよくわからないが)。小学生向けとか、子供用という意味ではない。特徴はトップの歯数が13Tに制限されていること。(中にはトップが14Tというモノも)  

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※かなり台形に近い形状

なんでも、「成長段階の中高生選手は、11Tとか12Tのトップギアで筋力に任せてガシガシ踏むのは好ましくなく、ケイデンス重視で走りましょう」という意味合いのルールが設けられている。

このジュニアスプロケット、当然一般サイクリストが使ってもかまわない。 ただ、ショップの店頭に常備されていることはあまりないと思うので、要注文もしくはネット販売を活用すれば良いのだが、残念ながらCS6600 13-25T(10速)はすでに生産が終了されているようで、入手するなら市場在庫を探すしかない。(シマノの公式サイトには情報なし) 

現在,CS6800(アルテグラ)のスプロケットには、11-23T、11-25T、12-25T、11-28T、11-32T、そして14-28Tがある。

14-28Tは「14-15-16-17-18-19-20-21-22-25-28T」は別にジュニアスプロケットと命名されているわけではないが、4~11速が1段づつのクロスレシオになっており、現時点ではもっともジュニアスプロケットの性格に近いモノになるようだ。

ジュニアスプロケットをMuに導入した理由

ミニベロは街乗りメインなので、トップギアでぶん回すシチュエーションはほぼ皆無。ツーリングや通勤メインなので、スピードを競ったり、タイムを測るような走り方はしない。マイペースに景色を楽しみながらスイスイ程度に走るのがミニベロの醍醐味。よって、11~12Tは不要と判断した。

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代わりに重視したのが「変速の気持ちよさ」。よりクロスレシオにすることで、変速ショックを小さくし、どの速度領域でも快適に走れるようにしたのだ。「12Tが14Tになったくらいで大差あるのかしら?」と思う方もいらっしゃるかもしれないので、ノーマルのスプロケットと比較してみよう。


<ジュニアスプロケット >
13-14-15-16-17-18-19-21-23-25T(10速)
※4~10速までが1段づつのクロスレシオになっている
※なお、ふつうの12-25Tスプロケットは、CS5700系105も、CS6600系のアルテグラも「12-13-14-15-16-17-19-21-23-25T」である。

  • 13-14-15-16-17-18-19-21-23-25T(ジュニアスプロケット)
  • 12-13-14-15-16-17-19-21-23-25T(ノーマルスプロケット)

ジュニアスプロケットには中間域に18Tがあるが、ノーマルのスプロケットにはない」のが違いだが、この差はけっして小さくない。密に詰まったギアが、常用スピード域で効果を発揮してくれる。4~6速は常用域でよく使うので、18Tがあるだけでつながりが格段に気持ち良くなる。

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ジュニアスプロケットのインプレッション

ジュニアスプロケットは中速度域で使えるギアが多いので、疲れにくいし、どんな状況でも快適に走れる。「もう1枚重い(or 軽い)ギアがあればいいのにな~」って感じる回数が圧倒的に減る。

クロスレシオにしたことで、変速操作もすこぶる楽しい。ガッチャン、ガッチャン、ではなく、チャッ、チャッ。変速が快適ってだけで、とたんに自転車は楽しくなるもの。きめ細かな操作感は、クロスレシオのスプロケットでないと味わえない。(大げさな表現ではあるけど)超スムーズなマニュアルスポーツカーを運転しているような感覚に近いよ。

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デメリットはトップスピードが落ちてしまうこと。ミニベロでレースに出場するような方にはオススメできない。(チェーンリングのサイズにもよるが)14Tだと、ちょっと頑張っただけでギアを回しきってしまう。MuのチェーンリングはKCNCの「53T」だったが、ちょっとした下りで踏むと、14Tまでカンタンに踏み切ってしまう。

ただ、このようなシチュエーションは日常ではほとんど出くわさないので、さほど困った記憶はない。 比較的坂の少ない東京都内と埼玉県内でMuを使い倒した結果、ジュニアスプロケットで問題ないどころか、これを選んでおいてよかった!って心底思っている。

なお、CS6600のジュニアスプロケットはMuで2年ちょっと使って、その後オクサマのボードウォークに移植して、今も健在。オクサマは自分が使っているスプロケットがジュニアスプロケットかどうかはおろか、そもそもスプロケットに種類があるなんてことも知らないけど、今のギア比は彼女の脚力にマッチしているようで、「使いやすい!なんの不満もない!」とコメントしてくれている。

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※ジュニアスプロケットは、この写真撮影時は左のMuに装着されていた

ジュニアスプロケットの注意点

トップスピードがダウンしてしまう以外にほぼデメリットがないジュニアスプロケットだが、装着前にはひとつだけ注意がある。と言うのも、シートステー形状によってはジュニアスプロケットを使うとチェーンが干渉してしまう可能性があるから。

11Tとか12Tを想定したシートステー構造の場合、トップギアに(直径の大きい)14Tが入るとチェーンの位置が数ミリ上に持ち上がってしまい、シートステーに接触してしまうことがあるとのこと。極端に絞り込んだ形のシートステーだと危ないかもしれない。

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※絞り込んだ(内側に傾いた)シートステーだと、チェーンラインに当たることも

ダホンのMuとボードウォークは、幸いその問題はなかったが、ご自身の愛車で問題ないかどうかは要確認。手始めにブログ等を検索して、同じ型式でジュニアスプロケットのカスタマイズをしているオーナーさんがいるかどうかチェックしてみよう。情報がなければ、ショップのメカニックさんに確認するのが確実。

タイレル(Tyrell)のCSI では「12-25T(デュラエース)」を使っています

ホイールサイズが406から451にアップしたタイレルのCSIでは、ジュニアスプロケットではなくデュラエースにした。理由は、フルセットでデュラエースのコンポーネントを導入したため。あと、CS6600のジュニアスプロケットは10速までしかないので、そもそも11速の現行デュラエースには装着できない。

ちなみに、CS9000系のデュラエースのスプロケットにはジュニアスプロケットに相当するギア比は用意されていない。あるのは以下の5タイプのみ。

  • 11-23T(11-12-13-14-15-16-17-18-19-21-23)
  • 11-25T(11-12-13-14-15-16-17-19-21-23-25)
  • 11-28T(11-12-13-14-15-17-19-21-23-25-28)
  • 12-25T(12-13-14-15-16-17-18-19-21-23-25)
  • 12-28T(12-13-14-15-16-17-19-21-23-25-28)
※トップは少なくとも12Tある

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※12-25Tです

11速のデュラエース仕様ジュニアスプロケットがリリースされることは限りなく考えにくいので、CS6800(アルテグラ)の14-28Tをいつか試してみようかなとは思っているところである。

今現在、10速のミニベロに乗っていらっしゃる方がいれば、市場に残っている10速のジュニアスプロケットを買いだめしておくのも悪くないかもしれない。

以上、ミニベロにはジュニアスプロケットがけっこうオススメですよというお話しでした。
\(^o^)/ 

ミニベロはなぜかロードバイクよりもカスタマイズ欲を刺激する。理由をはっきりと言語化できないのが心苦しいのだが、厳然たる事実なのだ。ミニベロオーナーの方々は激しく首を縦に振って同意してくださると思う。 自分を例に振り返ると、ダホンのMuをおおよそこんな順番で ...
ミニベロはなぜかロードバイクよりもカスタマイズ欲を刺激する。理由をはっきりと言語化できないのが心苦しいのだが、厳然たる事実なのだ。ミニベロオーナーの方々は激しく首を縦に振って同意してくださると思う。

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自分を例に振り返ると、ダホンのMuをおおよそこんな順番でカスタマイズしてきた。


軽量アルミシートポスト(KCNC)

タイヤ(パナレーサー)

サドル

バーエンドバー

105のリアディレイラー

スプロケット

ラピッドファイアのシフター

軽量アルミホイール

軽量アルミクランク&チェーンリング(KCNC)

ブルホーンバー&バーコントローラー

ビンディングペダル

ここまでのカスタマイズを行うのに、3年半ほど要しただろうか。最初のシートポストを導入するのに半年かかったが、それ以降は怒涛のようはカスタマイズの嵐だった(笑)。

その後に買ったロードバイク(BOMAのリファール)では、行なった大々的なカスタマイズはホイール交換(カンパニョーロのシャマルミレ)くらい。ドロップハンドルをアルミからカーボンにしたのと、サドルをセライタリア>>スパイダーツインテール(タイオガ)にした程度。

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※シャマルミレはマジでカッコいいです

いじったな~って感触は、ダホンほどはない。 (かなりよいパーツで最初から組んだせいもあるが)

たいそう可愛がったMuも5年ちょっとの歳月でフレーム中央のヒンジがバカになり、2015年末に寿命を迎えて、タイレル(Tyrell)のCSI に買い替えた。CSIはデュラエースで組んだこともあって、いまだに何のカスタマイズもしていない。交換したのはタイヤだけで、シュワルベのデュラノからシュワルベワンにしたくらい。

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このように、ミニベロは一度所有したが最後、とことんカスタマイズしたくなる乗り物なのだ。ところが、まったく予想だにしないカスタマイズが残されているコトに気づかされてしまった。

それは「バトンホイール」である。この案件に関しては、なるべく考えないように生きてきたのだが、ひょんなきっかけからこいつの存在を思い出してしまった。「これが残されていたか…」という気分である。

バトンホイールとは?

そもそもバトンホイールとは何か? ウィキペディアによれば、「CFRP等非金属製の3~6本程度の極太スポークを持つホイール。スポークとリムは融合しており、張力のメンテナンスは不要。ディスクホイールに比べると横風の影響を受けにくい」とのこと。

文字で読んでもわかりにくいだろうから、画像検索したページをお見せしよう。

バトン
※google画像検索結果で身悶える(^_^;)


カンタンに説明すると、カーボン一体型の極太スポークでできたホイールである。 自分は乗ったことも所有したこともないが、一目見てかっこいいとはお分かりいただけるだろう。そう、かっこいいのである。

しかし、バトンホイールの良し悪しが何なのか、よくわからないので調べてみたところ、ヤフー知恵袋に「バトンホイールをつけるメリットとデメリットを教えてください」という書き込みがあった。

バトンホイールには、以下のメリットとデメリットがあるらしい。

バトンホイールのメリット

  • スポーク数が減って、空気抵抗を小さくできる
  • 横剛性があるため、スポークをリム幅に隠し空気抵抗を小さくできる
  • 剛性が高い
  • リムの直下にスポークが位置する為、掛かりが良い

バトンホイールのデメリット

  • 重い
  • 過剛性
  • 触れ取りができない
  • 横風に弱い
  • メリットを享受しにくい

付け加えると、「かなり高価」なこともデメリット。

米国発の「エアロスポーク」で、ファイブカーボンバトンホイールが有名だが、それ以外にもいろいろあるらしい。国内では金澤輪業もあるらしいし、本当に眼の毒。

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※Ternがバトンホイール単体で販売し始めるそうで、心穏やかではない(笑)

ミニベロ乗りは、「自分のバイク名+ほしいホイール」で検索してはいけないという(自分が作った)格言がある。この禁を破ってしまうと、カスタマイズ欲望の波に飲まれてしまいます。

自分が人柱になるつもりで「タイレル CSI バトンホイール」で検索してみたら、こんなサイトが見つかってしまったではないか…。

おまっとうさん! Tyrell PKZ 組み上がりました!(ローロワールドリカンベンツ)  

自分のCSIとはフレームは違うが、Tyrell PKZ limited にバトンホイールを組み合わせるとこういうルックスになるという知識を得てしまい、鼻血が出た。CSIにこれをしてしまったら一体どうなってしまうのか。かっこよすぎて気を失ってしまうかもしれない。危ない、危ない…。

なお、上記リンク先のバイクの価格は目の玉が飛び出る 918,500円(税別)なり。(どんな人が買うのかしら)

タイレル(Tyrell)のCSI にバトンホイールを取り付けるべきか?

さんざんバトンホイールについてあーだこーだ書きなぐったけど、いますぐ手を出すつもりはない。カスタマイズとは、時間をかけてゆっくり吟味しながら決めていく、息の長いプリセスなのだ。

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※現在の愛車、タイレル(Tyrell)のCSI 

人様のブログを読んだり、ショップで相談してみたり、画像検索して妄想力を高めたり、数か月単位で悩んで決めていくのが健全(だと思う)。小遣いをちまちま貯めなくてはならないので、どうしても時間がかかってしまうという事情もあるけどね(笑)。

思い返すと、リファールもMuもホイールを交換するときが最も悩んだ。初めての交換になるMuのときは1年近く。リファールのときは慣れもあったが、それでも8か月ほど熟考を重ねて購入を決意した。 ホイールは高い買い物なので、おいそれと清水の舞台から飛び降りることはできないもの。

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※かつての愛車、Mu P9

皆様におかれましても、どうか悔いのないカスタマイズライフを送っていただきたい。私も、バトンホイールの夢を見ながら1年がかりで導入検討をしてみます。


ロードバイクとミニベロの2台を所有している人って自分の周囲にけっこう多いんだけど、その方々が必ず受けるであろう質問が、 「なぜミニベロに乗るの?ロードバイクのほうが速いし、ラクに長距離を走れるんだからその1台で済むのでは?」 「わざわざタイヤの小さい自転車を ...
ロードバイクとミニベロの2台を所有している人って自分の周囲にけっこう多いんだけど、その方々が必ず受けるであろう質問が、

なぜミニベロに乗るの?ロードバイクのほうが速いし、ラクに長距離を走れるんだからその1台で済むのでは?

わざわざタイヤの小さい自転車を併用する意味がよくわからない。ミニベロの存在意義ってなに?

ではないだろうか。

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べつに質問者は悪意があるとか、ミニベロが嫌いってことではなく、純粋な疑問として尋ねているのだ。そのとき回自分は「違うんですよ、それが!」と声を大にして答えている。

ただ、上手に伝えるのは意外に難しくって、ミニベロにしかない魅力、ミニベロならではの楽しみ方と利便性は確実に存在するけど、言葉で伝えるのに難儀する。

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さんが「小径車は草食系?ロードバイクにない気楽さと低速のメリット」のエントリーに書いていたで、それに乗っかてみようかなと。 自分はミニベロに3年乗って、その後ロードバイクを加えて2台体制になっているのでミニベロ歴のほうが長い。

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ちなみにミニベロ歴は6年、ロードバイク歴は3年。 よって、ミニベロへの愛着はロードバイク以上なんだけど、今日はロードバイクでは味わいにくいミニベロにしかない世界観についてお届けしたい。

気負わなくて良い気楽さ

「気負いってなによ?自転車に乗るのにそんなメンタルが必要なの?」という声が聞こえてきそうなのだが、必要なのだ。自転車における気負いとは、「さぁ、乗ったるぜ。オレは今から自転車でたくさん走るんだぜ」という気力と体力が充実された状態に持って行くまでに必要な精神力…じゃないかなと思ってる。

ロードバイクはその気負いがけっこう必要で、いいかんじに心身が充実していないと「昨日の仕事の疲れもあるし、まあ今日はいいか…」となって乗ることを諦めるか、三本ローラーでお茶を濁すことになる。

要はロードバイクって、玄関を出るまでに時間がかかる乗り物なんですよ。大げさに言うと、ちょっとした決意が求められるんですね。

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ロードバイクに乗る以上、まあまあの距離をけっこうなスピードで走るのが前提じゃないですか。自分の場合、たとえば土曜の朝からロードバイクで走るって決めた場合、google カレンダーに”翌朝はロードバイク乗る!”と書いて、金曜の21時に自分に向けてアラートを出し、気持ちを高めていくことにしている。

「お前はロードバイクごときで何を気負っているのだ」と笑うかもしれないけど、自分にとってロードバイクはそんな乗り物。よって、コンディションにちょっとでも違和感があると、「やめとこう」ってなりやすい。

たとえば「公道を走るF1」と呼ばれるフェラーリのF50とか、あるいはマセラティクアトロポルテを所有していたとして、5キロ先のヤマダ電機にそれで行こうとは思わないでしょう?3キロ先のイオンでの買い物に使う気にはなれないでしょう? そういうスーパーマシンに乗る以上、高速道路を走ったり、箱根のターンパイクに行きたくなるなるもんです。(持っていないし乗ったこともないから想像ですが…)

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※箱根、自転車で走っても楽しいですよ

ロードバイクってスーパーマシンなのだ。でもスーパーであることと、あらゆるシーンで万能であるは同義ではない。「ロードバイクを操る以上、チンタラ走ることは許されないっ…」って勝手に心が固まってしまうのよね。ロードバイクは自由な乗り物ではないのである。

ところが、ミニベロは気負わねばならないレベルが圧倒的に低い。体感ではロードバイクが100としたら、ミニベロは5。段違いに気楽にサドルにまたがることができる。google カレンダーに予定を書き込むこともしない。

「おや、午後に4時間時間が空いたな」となったら、何も考えずにパッとタイレル(Tyrell)のCSI を担いで玄関を出てしまう。

目的地も何も決めずに走りだす。ペダルを漕ぎ始めてから、「さて、どこに行こうかな?とりあえず北に向かってみるか」的なウルトラライトなノリで気ままに走り、2時間ほどたって腹が減ったらコンビニの駐車場でカップ麺をすすり、1時間走って甘いモノが欲しくなったらスターバックスに立ち寄り、さらに1時間走って帰宅する。

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※自分は時間が少しできると川越の小江戸まで行くってのをよくする

そして「素晴らしい時間を過ごしたな!有意義な午後であった\(^o^)/」と満足する。ミニベロはなんて自由な乗り物なんだろうと思う。ロードバイクではこの乗り方は断じてしない。

しかしここで疑問が一つ。

「BOMA の Refale (ロードバイク)も、タイレルのCSI (ミニベロ)もジオメトリが似ているではないか。コンポーネントもどちらもロードバイク用ではないか。ハンドルも同じドロップハンドル。違うのはタイヤとホイールサイズだけ。なのにどうしてミニベロのほうが気負いレベルがそんなに低くなるのだ?タイヤが小さいだけが理由ではあるまい」

と思う人がいるかも。

これ、自分でもそう思う。ただタイヤが小さいだけで気負わなくなるなんて、おかしい。そこでもうちょっと掘り下げて、さらにミニベロならではの気楽さを考えてみる。

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小回りの効きが街乗りに最適

ミニベロの特徴は小回りが利くこと。悪く言えば安定性に欠けるんだけど、メリットでもあって、町中をスイスイ泳ぐように走るのが得意。

自分はまだ走ったことのない道を探索しつつ、新ルートを探すのが好き。それをするにはミニベロがもってこいで、思いつくままに左右へハンドルを切ってちょこまかと走れる。

ロードバイクはそれが不得手で、ミニベロでするような道草をする気になれない。ロードバイクはひたすらまっすぐに、定められたルートを最短時間で走るほうが向いている。

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ちなみに自分が自転車通勤するときはロードバイクではなくあえてミニベロを使う。片道26キロでどれくらい到着時間に差があるかを検証してみたんだけど、結果は、

ロードバイク: 1時間30分
ミニベロ  : 1時間40分

だった。

スピードでいえばロードバイクに分がある。タイレルのCSIのほうが10分余計にかかるのになぜCSIで通勤するかというと、都内のこまかなカーブ&ひんぱんに やってくる信号でのストップ&ゴーの環境では、ミニベロのほうがむしろ安心して走れる気がするからなのだ。

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巡航速度が景色を愛でるのに最適

「ミニベロはポタリングに向いている」って話をよく聞くけど、これってきっと巡行スピードが景色を愛でるのにちょうどいいから、だと思うの。ロードバイクって気負って乗るのでどうしても「頑張って漕がねば」、「少しでも速く走らねば」って気持ちになってしまいがち。
※べつにそんな義務もないのに、人はなぜかロードバイクに乗るとシャカリキになってしまう……不思議なもんです。

数か月前に職場の仲間(3人)とロードバイクで霞ケ浦を一周してきたときなんて、霞ケ浦の景色には目もくれず、トレインを組んでひたすら先頭交代しながら100キロ走り切ってしまった。スピードを競わないマイペースなツーリングのはずなのに、いつのまにかそうなってしまう、それがロードバイク。
※まあ、霞ケ浦はほとんど景色が変わらないので、飽きてしまったせいもあるけど

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※無心に漕いだ@霞ヶ浦

ミニベロの巡航速度はざっと時速23~25キロくらい。ロードバイクは時速28~30キロであることを考えると、時速5キロほど遅い。
※信号のない平たん路の話です

ロードバイクのスピード感だと、スピード的に緊張感があるし、どうしても目線が真正面を向いてしまう。結果的に周囲の景色をあまり見れない。ミニベロなら首を左右に振って景色を楽しむ余裕が持てる。

ひとつ確実に言えることは、同じ距離を走るならミニベロのほうが「道中をたっぷり味わい尽して楽しんだ」感を味わえるよ。

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このように、ロードバイクとミニベロは似ているようで全く違う乗り物。ロードバイクしか持っていない人で「普段使い用にチョイノリバイクが欲しいな~」って方にはミニベロを激しくオススメしたい。ぜったいに後悔しないはずです。

 

タイレル(Tyrell)のCSI が2016年の頭に納車されてから、900キロ走った。あまりにもデュラエースが快適すぎて、BOMA の Refale が寝室でかるくホコリをかぶってしまうくらい、CSIが気に入っている。  もちろん、コンポーネント以外のフレームもすばらしい。50~60キロのシ ...

タイレル(Tyrell)のCSI が2016年の頭に納車されてから、900キロ走った。あまりにもデュラエースが快適すぎて、BOMA の Refale が寝室でかるくホコリをかぶってしまうくらい、CSIが気に入っている。
 

もちろん、コンポーネント以外のフレームもすばらしい。50~60キロのショートライドなんて物足りないし、100キロのライドでもぜんぜん疲れない。

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451ホイールは406と27Cタイヤのちょうどいいとこ取りなので、かなりスピードも発揮しつつ、街中での小回りもきくのでストレスなく乗り回せる。ロードバイクならではの直進安定性にはやや欠けるが、そこはミニベロの宿命だし、見方を変えれば「クイックで楽しいハンドリング」だとも言える。


たとえるなら、ロードバイクは連邦軍の戦闘機「Xウィング」で、タイレル(Tyrell)のCSI はスター・ウォーズ「ジェダイの復讐」の森の惑星エンドアで登場した帝国軍のスピーダーバイクだね。(スピーダーバイクってなんだ?という方はこちらの画像検索結果をどうぞ)

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圧倒的なスピードでぶっ飛ばすのならロードバイクだけど、身体の一部として意のままにバイクを操りたいなら、ミニベロのほうが適している。


もはや、CSIさえあったら、他に何もいらないのでは…」と錯覚してしまうほど、ステキなミニべロである。見てよし、乗ってよしの満足度、120点だ。
デメリットがないわけではないけどね…(^_^;)

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そんな非の打ち所なしなCSIではあるが、500キロを越えたあたりで、「もしかしたら、ポジションをいじってもいいかしら」と感じるようになった。


違和感の正体はハンドルの高さ。ロードバイクと比べると、ややアップライトな状態での納車だったのだが、走りこむうちに「ちょっと下げたほうがより快適だろう」という判断を下し、お世話になっているショップに持ち込んだ。


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相談の結果、「ハンドルポストがやや高いので、2センチちょい切ってみよう」となり、切ってもらうことに。CSIのフォークはすべてカーボン製なのだが、のこぎりで切断してもらった。えっ…カーボンってそうやって切るんだ……初めて知った。

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※このようにゴリゴリ切ります。
 

あと、ちゃんと角度をつけて真っ直ぐ切断するための工具を装着させるのだ。なるほど。

それにしても、カーボンを切るとおびただしい量の黒い粉が落ちる。床屋のように布でカバーしておかないと、真っ黒けになるので自分で切断する方はご注意ください。

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※ヘッドパーツを外し、スペーサーを抜いて…

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※水平に切断するために、こんなパーツをがっちり固定し…

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※エイヤエイヤと切っていきます…(・o・)

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※2センチちょい切りました


ちなみに、下が切断前
↓↓↓↓↓↓↓↓
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ハンドルポストを切るのって、(後戻りできないので)ちょっぴり勇気が要るのだが、結果的に大成功。ほぼロードバイクと同じポジションを取れるようになった。これで、ロードバイク←→ミニベロを行き来してもそのたびに微調整する必要がない。


ひとつだけ、ショップで言われたことだけど、「もしもバイクを中古で下取りに出すかもしれないのなら、なるべくハンドルポストはカットしないほうがいい。それが原因で買える体格の人が制限されるから」とのこと。

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自分は売り飛ばすつもりはサラサラないので、思い切って自分の体にマッチさせた。


ちなみにアルミ製のハンドルポストでもカットは可能。オクサマのボードウォークも以前にハンドルポストを切ったのだが、そのときもお店でやっていただいている。

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オクサマ(身長146センチ)のために、ボードウォークのハンドルを大胆に切断

 

今年の1月にミニベロを、ダホンのMuから『タイレルのCSI 』に買い替えた。大きな変化は2つあって、一つは"ホイールサイズの変化"。 ※左が451ホイール(CSI)で、右が406ホイール(FSX)Mu の406という小さめの経から、CSI の451というやや大きめの経になった。このおかげ ...

今年の1月にミニベロを、ダホンのMuから『タイレルのCSI 』に買い替えた。


大きな変化は2つあって、一つは"ホイールサイズの変化"。


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※左が451ホイール(CSI)で、右が406ホイール(FSX)



Mu の406という小さめの経から、CSI の451というやや大きめの経になった。このおかげで、スピードに乗せやすいし、巡航スピードも2キロ(時速24キロ>>26キロ)アップした。


ちなみに、451は直径にして(406よりも)5センチ大きい。大した差ではないと思うかもしれないが、そうでもないのだ。久しぶりに406に乗せてもらったとき、その加速の遅さに驚いてしまった。(慣れって怖いですね…)



もう一つの変化は、"折りたためなくなってしまった"こと。


フォールディングバイクでなくなってしまったことは、メリットもデメリットもあるので、そのことについてまとめてみよう。


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※解体されて、パーツをむしり取られた在りし日のダホンMu…


折りたためないミニベロのデメリット

車に積むのが、ちょっぴり手間になった

フォールディングできるバイクは、車のトランクにカンタンに積める。やはり、ホイールを外さなくてもよいのが大きい。べつにホイールの脱着なんて、時間にしたら大したことないんだけど、それでもないほうが楽なのはは違いない。


なお、ミニベロだからといって、フレームの大きさもミニかというとそんなことはない。CSIは、タイヤ以外は完全なロードバイク。パンダのリアシートに積んでわかったのだが、必要なスペースはBOMA の Refale と変わらない。


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※ダホンは、畳んでポン、だけで楽ちんだった



なにしろ、ホイールベースがロードバイク並にあって、パンダのリアシートを丸々覆い尽くすくらいのフレームサイズなのだ。


折りたためないミニベロは、ぜんぜんミニではない(笑)。


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※ホイール外して車に積むとわかりますが、ロードバイクのフレームとなんら変わらない大きさにビックリ。小さいのはタイヤだけ(笑)


電車輪行ができなくなってしまった

最大の誤算がコレだった。


なんと、空気を抜かないと、タイヤがキャリパーブレーキを通過しない。履かせているのは1.1インチのデュラノで、これはロードバイクタイヤの28Cに相当する。28Cの太さのタイヤは、キャリパーブレーキを開放しても通過しないんですね。(買ってから知った…)


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※リム幅にもよるので、「28Cサイズだけど、なんとか抜けますよ」というお声もツイッター経由で数名からご指摘いただいた。(ありがとうございます)



ただ、AM-9のホイールでは、開放レバーを上げても、この状態 orz



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※取れそうで取れないという、絶妙の位置><



ということは、電車輪行がほぼ不可能ということを意味する。


まあ、目的地でハンドポンプで延々とがんばれば不可能ではないけれど、リアで7.5Bar、フロントで7.0Bar を電車から降りるたびに入れるのは現実的ではない。


よって、電車輪行の際は、CSIではなく、BOMA の Refale で出かけることにした。(なんだこの逆転現象は…)


今のデュラノが交換時期になったら、0.9インチのシュワルベワンにしようか検討中。(これなら、問題なく外せるので^^)


折りたためないミニベロのメリット

ヒンジがないので、見た目が美しい

折りたためないことは、デメリットばかりではない。それはそれでメリットもあるのだ。


ダホンのMuは、ハンドルポストの付け根、フレームのど真ん中にわりとでっかくヒンジがあり、ハンドルの中心にも開放用のクランプがあった。


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折りたたみ式は、凸凹したシルエット的にどうしても見えてしまう。しかし、一体型のCSI は継ぎ目のないスムースなボディが美しい…。

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※部屋の中で、コーヒーをちびちびやりつつ、舐めるように愛でてます


車体が軽い

コンポーネントがデュラエースってこともあるが、それにしても一体型のタイレル(Tyrell)のCSI は軽い。付属品を付けない状態で、7.3キロだった。ちなみにフォークを含まないフレーム重量は1.5キロ。


フォールディングバイクをお持ちの方はわかると思うけど、7キロ台はなかなか到達できない数字だ。


フォールディングバイクは11キロ前後がザラ。ちょっとパーツ交換して9キロ台になり、「お、軽いね!」と言われ、8キロ台だと「すごいじゃん。なにやったの? どれどれ持たせて~」となる。


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以前乗っていたダホンのMuは、軽量化をしまくってようやく8.3キロまで持っていった。


(デュラエースのパーツを使うなど)お金に糸目をつけなかれば7キロ台も不可能ではなかったかもしれないが、そこまではさすがにできなかった。



馴染みのショップの大将からは、「CSI のドロップハンドルとシートポスト(アルミ)をカーボンにすれば、さらに軽量化できるよ…ウフフ」と甘い言葉を囁かれているが、どうなることやら(笑)。


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安定感のある走りができる

ヒンジのないバイクの精神的開放感は大きい。やはり、折りたためるバイクって、ヒンジがあちこちにあるぶん、剛性は悪くなってしまう。どんなにきつくクランプを締めても、走行中にギシギシするし、経年劣化は気になる。


実際、Muのフレームを丸5年(走行距離は2万キロちょい)で廃棄したのも、ヒンジの摩耗と劣化によるものだった。

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※ホイール、シートポスト、タイヤ、チェーンリング、クランク、リアディレイラーはオクサマのボードウォークに移植した。



その点、一体型フレームは気分的にすごく安心。下り坂のコーナーや上り坂のダンシングでも、自信を持って体重をかけて踏ん張ることができる。



折りたたみ式のMu だったころは、

  • 「ちゃんとクランプは締めたっけ? (おっと、締め忘れてた。あぶねー)」
  • 「緩んでいないか、チェックしなくちゃ (ちょっと緩んでた。こえー)」
  • 「フレーム周辺のヒンジから異音が聞こえるけど、ピンポイントで特定できない (特定できても自力では解決できねー)」


といった細かい心配がつきまとった。それらから完全開放されたというわけで、「タイレル(Tyrell)のCSI にして、よかった…本当によかった… 」と思う。


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なお、Mu の名誉のために付け加えておくと、折りたためるダホンの気軽さとフットワークの軽さはやはり素晴らしかった。


輪行する心理的ハードルの低さはCSI の比ではないし、車のトランクにポンと積んで、好きな場所に持っていける楽しさは、やはりフォールディングバイクの最大のメリット。


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※電光石火で輪行準備できる



自分はCSI を買ったことで、折りたたみ式ならではの機動力を失ってしまった。正直、そこがちょっぴり痛い。



折りたたみ自転車&スモールバイクカタログ2016




気軽さを取るか、走りを取るかってことで、たまたま自分は後者になってしまったけど、初めてミニベロを買う方で、気軽にポタリングしたり、持ち運びしたい方なら、まずはダホンかTern を検討するのがよいかと思います。


あるいは、すでにロードバイクを持ってて、「セカンドバイクにミニベロを・・・」という方も、ダホンかTernがよろしいかなと。もちろん、予算が許せばBD-1とかブロンプトンもGOODです。

\(^o^)/

Dahon(ダホン)のMu P8からタイレル(Tyrell)のCSI に乗り換えて1ヶ月半。実は仕事のせいでほとんど乗っていない。走った距離は3キロ程度。 こんな短距離ではろくなインプレはできないので、ようやく仕事が一段落した先週末に30キロほど川口市~さいたま市を走ってみた。 ...

Dahon(ダホン)のMu P8からタイレル(Tyrell)のCSI に乗り換えて1ヶ月半。実は仕事のせいでほとんど乗っていない。走った距離は3キロ程度。

こんな短距離ではろくなインプレはできないので、ようやく仕事が一段落した先週末に30キロほど川口市~さいたま市を走ってみた。


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もっと乗り込んでみたいのだが、まずはちょい乗りで感じたことをインプレッションとして書いてみる。

フレームの硬さは感じるが、Mu ほどではない

タイレル(Tyrell)のCSI はアルミとカーボンのハイブリッドフレーム。アルミ#7005 ダブルバデッドチューブが採用されている。


シートステーとチェーンステーとフォーク(3Kカーボン製モノコック)がカーボンで、あとはアルミ。カンタンに言うと、黒いとこがカーボン。シルバー部分がアルミである。(なお、シートポストは黒いけどアルミです)


乗ってしばらくして感じるのは、「まあまあ硬さはあるな」ということ。フルカーボンのロードバイクのような衝撃吸収性はなく、コツコツとした硬質さを腕に感じる。


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しかし、Dahon(ダホン)のMu P8よりは明らかに乗り心地はよい。Mu はフルアルミのうえ、1本のぶっといフレームで衝撃を受け止めるので、路面の細かな凹凸を常に拾い続けるのだ。


それはそれでシャキッとしてて好きだったのだが、70キロを越えるとさすがに腕は疲れてくるものだった。


その点、タイレル(Tyrell)のCSI は硬さはあるが、ロングでも問題なさそうな気配を感じたね。


シートステーとチェーンステーのおかげで、衝撃はさほどでもない

こちらも乗り心地の話になるが、腕に感じる衝撃はそこそこあるんだけど、お尻への衝撃はたいしたことはない。きっと、カーボンのシートステーとチェーンステーが寄与しているような気がする。

ちょっとした段差を越えるとき、前輪は「カツン!」と乗り上げても、後輪は「コン」くらいな感じといえば分かるだろうか。


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※後ろ斜めの角度が、タイレル(Tyrell)のCSI が最も美しく見える確度だと思う


ちなみに、使用タイヤはMuもCSI もシュワルベのデュラノ。406と451というサイズの違いはあれど、インチ数は同じ20"x11/8(451x28)である。デュラノが気に入っていて、ここ3年以上ずっと同じモノを買い続けているよ。

少しハンドルがふらふらする

タイレル(Tyrell)のCSI はホイールベースが長く、安定して走るミニベロだ。少なくとも、Muとボードウォークよりは明らかに長い。BOMAのリファール(refale)とくらべても、2センチほど短いていど。


よって、本来であれば安定して走るはずなのに、ハンドルがふらつく感触があった。1ヶ月半、ロードバイクで三本ローラーにしか乗っていなかったので、ミニベロの感覚を忘れてしまっていたのかもしれない。


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※ハンドルの位置が、Refale(BOMA)より数センチ高いセッティング(1個スペーサーを外そうかな)

そういえば、Muを手放したのは2015年末で、年明けにCSIを納車したものの、ずっと飾ってあっただけなので、ブランクは約2ヶ月。この可能性もおおいにある。


あと考えられるとしたら、「ハンドルの高さ」もあるかも。BOMAのリファール(refale)とCSIを並べてみて判明したんだけど、CSIのほうが数センチ高いのだ。


Refaleはスペーサーをすべて外して、ハンドルを下げきっているのに対し、CSIはスペーサーを一杯一杯入れてある。そのため、アップライトなポジションになってしまい、慣れていないのでふらつく……という推論だ。


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CSIはまさにロードバイクの感覚

ポジションはまさにロードバイクのそれなので、Refaleから乗り換えたときの違和感がぜんぜんない。タイヤを見ない限り、ミニベロを走らせていると思えないのだ。まさに人馬一体。


451ホイールのおかげで、(406ホイールより)信号のゼロスタートでのスピードアップもカンタンだし、巡航もさせやすい。

また、Mu との大きな差がダンシングのしやすさ。ロードバイクのようにスムーズできて、感激した。これならば、ヒルクライムも安心だ。Mu はブルホーン化してあったので、フラットバー仕様よりもダンシングはしやすいはずなんだけど、CSIとは比べ物にならない。


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ヒンジのないフレームということもあり、当然ながら踏み込んでもヒンジが悲鳴を上げたりしないし、音もたてない。「折りたたみ自転車であることを意識しなくていいって、開放感あるなー」と思ったよ。


デュラエースのシフティングの素晴らしさ

デュラエースのインプレッションは(書きたいことがイッパイあるので)別の回に譲るけど、その確実&滑らかな操作性に舌を巻いた。アルテグラ(6800系)を2年以上使い続けてきた経験と照らし合わせて言わせてもらうならば、「このニ者の間には、越えられない壁があるわ…」ということ。


何が違うの?」と訊かれたら、「すべて!」と答えるしかない。それほどに違う。何もかもデュラエースはスゴイ。たった30キロしか走ってないけど、「参りました…orz」とひれ伏すしかないほどのクオリティである。


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まあ、アルテグラの倍(近い)値段を払う価値があるかどうかは、意見が分かれるだろうけどね(笑)。そこは個人的趣味の世界ってことで。


タイレル(Tyrell)のCSI はまだまだしっかり乗り込んで、さらに詳細なインプレッションを書くつもりです。



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タイレル(Tyrell)のCSI にかぎらず、タイレルのミニベロのフレームは「スラントデザイン」と呼ばれる独特な形状をしている。 なぜこういう構造にされているかは、公式サイトにこう書いてある。 まとめるとこうだ。 長いヘッドチューブまわりの剛性を高めるため な ...

タイレル(Tyrell)のCSI にかぎらず、タイレルのミニベロのフレームは「スラントデザイン」と呼ばれる独特な形状をしている。

なぜこういう構造にされているかは、公式サイトにこう書いてある。

Slunt


まとめるとこうだ。


長いヘッドチューブまわりの剛性を高めるため

なるほど、たしかにヘッドチューブは長いので、ここに剛性が欲しくなるのは当然である。よくあるロードバイクのフレームでは、ヘッドは2個所で接合されているが、タイレル(Tyrell)のCSI は3個所だ。


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フレーム全体の強度をアップさせるため

BB付近からナナメにヘッドチューブの上までまっすぐに伸びた2本のチューブのおかげで、フレーム全体ががっちりした印象を見た目的にも与えてくれる。このデザインは他のミニベロにはない独自性があってよい。


じつは、タイレルを選んだひとつの理由は、「他にないオリジナリティあふれるデザイン」である。タイレルって、遠目からでもわかってしまうんだよね。ミニベロがわんさとあるイベント会場でも、タイレルは一際目を惹くのだ。


このデザインのせいで、自分も徐々に「タイレルっていいなあ」と刷り込みされていったような気がする。


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トップチューブ等の低重心化を図り、ホイールベースの寸法を最適化するためのフレームジオメトリーにするため

たしかにタイレルのトップチューブは低い。まあ、タイレルだけでなく、ダホンやTernやブロンプトン等のミニベロもトップチューブは低めに設定されているんだが、タイレルも例外ではない。


低重心にすると、安定した走りができるのは想像に難くない。そのかわり、ハンドルまでのヘッドチューブが長くなってしまい、剛性が低くなってしまいかねない。それを補うという目的も、スラントデザインにはあるというわけか。


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カッコよさと、実用性を兼ね備えた、素晴らしいデザインだと思う。ちょっと乗ってみたかんじでは、たしかに剛性感がハンパない。硬さとか突き上げという意味での剛性ではなく、バイク全体がひとつの塊のような、一体感が強烈に感じられた。

この辺のインプレッションは、追ってご報告したい。


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※下戸だけど、愛車を愛でつつ飲みたい気分になる……(うっとり)

と、このようにフレームデザインに関しては非の打ち所なしのように思えたのだが、ひとつだけ弱点があった。


ボトルケージが入らない

なんと、スラントデザインの肝となるチューブが干渉して、ボトルケージを取り付けることができない。この狭いスペースにボトルを置くには、相当に小ぶりで、かつ横から抜くようなタイプのものでないとダメである。

あと、仮にケージがハマったところで、走行中に手を伸ばして脱着するのはキツそうだ。しかも、覆いかぶさるように2本のチューブが伸びているため、ボトルすら目視できない。これは困った。


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※まさかこんな弱点があったとは(笑)

このスペースはボトルではなく、予備チューブとかタイヤレバーの場所にしようと思う。あとはミニポンプくらいだろうか。

さて、ボトルをどこに設置するかだが、フレームがムリであれば、シートポストかサドルを使うしかない。そこで、Dahon(ダホン)のMu P8で使っていたサドルに固定するボトルケージを流用することにした。


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※引き続き、タイレル(Tyrell)のCSI に移植して使います


ボトルの場所は決まったが、ツール缶を入れるためのタイレル(Tyrell)のCSI のフレームにも使えるケージが必要だ。さーて、どうやって探そうか……。


追って、ご報告する!

Dahon(ダホン)のMu P8を廃車処分し、新たなるミニベロとして「タイレル(Tyrell)のCSI 」を購入することになった。紆余曲折はあったものの、無事にフレームとコンポーネントを決め、年明けに無事に完成した。あとは納車式を待つだけなのだが、その前に、自分がいかにオク ...

Dahon(ダホン)のMu P8を廃車処分し、新たなるミニベロとして「タイレル(Tyrell)のCSI 」を購入することになった。紆余曲折はあったものの、無事にフレームとコンポーネントを決め、年明けに無事に完成した。


あとは納車式を待つだけなのだが、その前に、自分がいかにオクサマからCSI購入の許可を取り付けたのかをお話しようと思う。


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※というか、もう納車しちゃいました(笑)

合わせてお読みいただきたい

【ミニベロ買い替え大作戦 その1】 ダホンのMu の次に買うミニベロがついに決まりました

【ミニベロ買い替え大作戦 その2】 タイレルのCSIに積むコンポーネントをSRAMのフォースに決めたつもりが、まさかのどんでん返しが待っていた

【ミニベロ買い替え大作戦 その3】 デュラエースがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!




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(趣味としての)自転車や車はどうしても高価なお買い物になってしまう。既婚者であれば激しくご賛同いただけると思うのだが、10万円以上の買い物を伴侶にナイショで購入することは、ふつうの家庭であればまず許されない。(独断で行動しようものなら、血を見ることになる)


いや、5万円でも大ゲンカになるのではないだろうか。ちなみに我が家では、1万円以上の買い物は事前に夫婦で合意することをルール化している。


つまり、自分の裁量でできる買い物は、予備チューブ、タイヤの前後セット、ボトルケージ等の数千円程度の買い物まで。ホイールとか三本ローラーとか1万円以上かかるときは、オクサマを説得し、許可を貰わなければならない。


まあ、このへんはどこにでもある「THE ・ 一般家庭のリアル」だと思う。


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※生活感丸出しな空間ですみません……><



そこでタイレル(Tyrell)のCSI である。


しかも、コンポーネントは最初は「アルテグラでいいかなー」くらいに考えていたのが、「それでは面白みに欠けるなぁ」となり、スラムのFORCEとデュラエースをてんびんにかけ、最終的にデュラエースに決まったという経緯がある。

つまり、価格が当初の予定よりも少々アップしてしまったわけで、ますますオクサマの説得が難しくなってしまった。

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※53-39Tにしました



ちなみにオクサマはロードバイクのコンポーネントについての知識は皆無。デュラエースの定価を伝えたら、オクサマは気を失ってしまうかもしれない。


フレームとコンポーネントをバラバラにしてパーツ毎に説得するのは得策ではない」と判断し、「完成した状態の価格」で一発勝負に出ることにした。


そこで用意したのが、こちらのプレゼンテーション資料である。




slideshareのリンク






これでもって、オクサマに説得を試み、無事に成功した。この資料がそのまますべての家庭で効果を発揮するとは言い切れないものの、部分部分で参考になるはずだ。自転車にそれなりのコストを掛けたい男性陣のお役に立てられればと思う。

なお、このプレゼンで説得したのは「アルテグラで組んだ場合のタイレル(Tyrell)のCSI 」であって、デュラエースではない。べつに計画的にこうしたわけではなく、資料作成中はアルテグラで組むつもりだったのだ。


その後、デュラエースで組むことに決まったが、このへんはなし崩し的に認めてもらえた。


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くわしくは資料をご覧いただくとして、説得ポイントとして絞ったのは「3点」。

  1. しっかり乗って使い倒し、充分に元はとったという「数値での実証
  2. 長く使うために、持ちの良いフレームを探しまわったという「努力の可視化
  3. オクサマといっしょにツーリングを楽しむプランを用意しているという「未来への配慮


この3つをしっかり伝えたことにより、「仕方ないわね…」のひと言を彼女から引きずり出せたのである。


なかでも、もっとも効果が大きかったのが3つ目の「夫婦でいっしょにツーリングに行くため」という大義名分。自分がロードバイク、オクサマが20インチのミニベロでは、組み合わせとしてアンバランスすぎる。

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※こちらはオクサマのボードウォーク



「妻に歩み寄るため、夫が一肌脱いだのだよ」というトーンで押し切ることで、なんとなく感謝しつつ購入を許可する…的な空気になった(笑)。べつにだまそうとしたのではなく、2人でツーリングに行くとしたら、どうしてもミニベロが2台必要になるからね。


ちょっと脱線するけど、自分の大好きなマンガに、『うちの妻ってどうでしょう?』がある。


福満 しげゆきというマンガ家さんが描く、ご自身と奥様をネタにしたエッセイコミック。うちのオクサマとビジュアルもキャラも激似している(と思っている)ので、なんとなくシンパシーを感じる作家さんなのだ。自分は全巻そろえているよ。


うちの妻ってどうでしょう?(3)




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※似てるというと、すごく嫌がる…(raphaの野辺山シクロクロス会場にて)



察しない男 説明しない女 男に通じる話し方 女に伝わる話し方

※読んではいないが、面白そうなタイトル。(嫁にプレゼントしたら感謝されるか、それとも気分を損ねるか…わからんw)



ということで、奥さんに自転車購入の許可をもらいたい旦那様たちの助けになればこれ幸い。ご健闘をお祈りします。

5年以上愛用してきたダホン(Dahon)のMu P8を廃車にし、次期ミニベロとして「タイレルのCSI」を購入すると決めた件の続き。 タイレルは完成車でも買えるし、フレーム単体で購入も可能。コンポーネントを何にするかで迷ったのだが、まず候補にあげたのが「SRAMのフォース」 ...

5年以上愛用してきたダホン(Dahon)のMu P8を廃車にし、次期ミニベロとして「タイレルのCSI」を購入すると決めた件の続き。

タイレルは完成車でも買えるし、フレーム単体で購入も可能。コンポーネントを何にするかで迷ったのだが、まず候補にあげたのが「SRAMのフォース」。


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※ミニベロLOVE2015の写真(ついているのはタイレルのFSX)


カンパニョーロを選ばなかった理由

ちなみにカンパニョーロではなくSRAMを選んだのは、コストとアフターパーツの入手のしやすさ(カンパと比較しての話)。カンパニョーロは故障や保証対応のときのパーツ入手に、時間がかかると聞いた。

あと、カンパニョーロはそもそもが高い。コーラスとデュラエースの価格差があまりないのも気になる。


周囲の意見を聞くと、「絶対にカンパニョーロでなくちゃ嫌ってこだわりがない限り、積極的にカンパニョーロを選ばなくていいと思うよ」という意見が多数を占めたってのもある。


この時点で、カンパニョーロは選択肢から外した。


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※電動のアテナEPS


SRAMでほぼ決心は着いた

次にSRAMとシマノの比較である。BOMAのRefale(リファール)ではアルテグラ(6800系)を使っていて、性能になんの不満もないので、タイレルのCSIも同じものにしておくか、グレードを落として105に落ち着かせるのがもっとも無難な方法。

価格と性能のバランスで言えば、シマノのコンポーネント一択なのだろうが、「それでは当たり前すぎて、つまらないなぁ」と思ったから、あえてこれまで使ったことのないメーカーを選ぼうと思ったのだ。


REDはデュラエースよりも高価なので、そもそも選択肢にはなりえない。ということで、消去法でひとつ下のフォースではどうかと考えた。


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※フォースのメカデザインって得も言われぬ美しさがある……


フォースで決まりかけたその瞬間、異変が起きた

注文書に「SRAMのフォース!」と書いて、意気揚々とショップに赴き、大将に手渡す。

(´・ω・`) 本当にSRAMでいいんですか?


( ´ー`)  はい!フォースでお願いします


(´・ω・`) 一応価格を調べてみると…デュラエースとほぼ同価格になりますが


( ´ー`)  う……そう言われるとちょっと心が揺らぐ…


(´・ω・`) ロードバイクはアルテグラを使っているわけだし、個人的な意見を言わせてもらうと、同じ予算であればコンポーネントのメーカーは揃えておくのが後々良いかと


( ´ー`)  うーん……でも同じアルテグラで揃えるってのも芸がないし


(´・ω・`) 何を弱気なことを言っているんですか。フォースを検討したんだから、ここはデュラエースでしょう!


( ´ー`)  デュ、デュラエースですか……


(´・ω・`) 純粋にマシンとして評価するなら、デュラエースって最高だと思います。趣味の世界に絶対はないし、最後は乗り手が決めることではありますが、私だったらデュラエースをオススメしますね


( ´ー`)  デュラエースは、私にとって豚に真珠が過ぎるのではないかと思うんですが、いかがなものでしょう?


(´・ω・`) そんなことないです(笑)。自己満の世界に豚もへったくれもありません


( ´ー`)  一晩考えさせてください……



ということで、注文書はいったん保留とし、帰宅して頭を冷やし、改めてどのコンポーネントにするかを冷静に考えた。


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※デュラエースねぇ…真剣に考えたことなんて、一度もなかったな……


重要な意思決定なので、ゆっくり熟考できる場所が必要だ。風呂に湯を張り、1時間ほどあーでもない、こーでもないと妄想を広げ、翌日ショップを再訪した。


( ´ー`)  一晩考え抜いて、CSIに載せるコンポーネントを決めました


(´・ω・`) …どれにしますか?


( ´ー`)  ……さんざん悩みましたが……


(´・ω・`) ……(ゴクリ)……


( ´ー`)  シマノの…


(´・ω・`) ……シマノの……?


( ´ー`)  デュ、デュラエースでお願いしますっ!


(´・ω・`) よく言った(笑)!



というわけで、どんでん返しでデュラエースに決定しました。まさかロードバイクではなく、ミニベロに先にデュラエースを積むことになろうとは、自分ですら想像できなかった。

デュラエースにした最大の理由は、「アルテグラだと、(ブログの)ネタ的に面白く無い」からに尽きる。アルテグラとデュラエースを所有すれば、じっくり比較インプレしたり、経年劣化を比べることもできるだろう。つまり、ブログのために身を切ってみたというわけです(笑)。


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※まさか、自分がデュラエースを持つことになろうとは……これも運命(さだめ)である

合わせてお読みいただきたい

【ミニベロ買い替え大作戦 その1】 ダホンのMu の次に買うミニベロがついに決まりました



あ、ちなみに電動ではなく、ワイヤーです。さすがにDi2の予算は出ないので。


というわけで、賽は投げられた。もう引き返すことはできない。納車は2016年1月下旬!

2010年10月に買ったダホンのミニベロ、Mu P8を、先日ついに手放した。使えるパーツ類はオクサマのボードウォークに載せ替え、いまのとこ自分の自転車はロードバイク(BOMAのリファール)のみ。 ロードバイクで出かける程でもない場所とか、ちょいと駐輪する必要がある ...

2010年10月に買ったダホンのミニベロ、Mu P8を、先日ついに手放した。


使えるパーツ類はオクサマのボードウォークに載せ替え、いまのとこ自分の自転車はロードバイク(BOMAのリファール)のみ。

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ロードバイクで出かける程でもない場所とか、ちょいと駐輪する必要がある場合、実用性に欠けるロードバイクはなにかと不便。よって、どうしてもミニベロは自分専用のモノがほしい。


問題は、次に何を調達するかだ。すでにオクサマには「買ってもよい」と許可はもらってあるので、大手を振ってメーカーと車種を絶賛検討中。まあ、ほぼタイレルのCSI で決まっているんだけど…。


丸5年、ダホンの折りたたみ式ミニベロを使った経験を踏まえて、次もダホンを買うか?と問われたら、「NO」である。


べつにダホンが嫌いということではない。むしろ、リーズナブルなミニベロを作るメーカーだと思っている。知人にオススメのミニベロを教えてと訊かれれば、迷わずダホンを推す。

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ただ、自分が次に買うミニベロは、ダホン(&他のフォールディングミニベロ)にしないというだけだ。その理由を以下にまとめてみる。(裏返すと、なぜタイレルCSI を選んだかという理由でもある)


1.折りたためないフレームが絶対条件

「折りたためることがメリットなのに、それを手放すってどういうこと?」と思われるかも知れないが、折りたためることはデメリットでもある。


Muでは何度かヒンジ部分からの異音に悩まされ、そのたびにショップでグリスアップしてもらったり、増し締めしてもらって対処してきた。その苦労を今後も味わうのは嫌なのだ。


あと、そもそも今回の買い替えは、ヒンジの劣化が最大要因なので、より長持ちするフレームにしたかったというのもある。折りたためる利便性を得ることでフレームの寿命が短くなるのであれば、折りたためないほうがよい。

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折りたためないことで輪行に手間取るだろうが、たいした苦労ではない。それに、車で運ぶにしても、トランクにオクサマのボードウォークを、リアシートにホイールを外した状態のタイレルを乗せれば、2人でミニベロ2台を乗せて出かけるのは楽勝。それに、家の保管はここ数年畳まない状態でリビングにおいてあるくらいだしね。


折りたためるメリットと、折りたためないことで得られるメリットを天秤にかけた結果、後者がベターと判断した。

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2.軽さは譲れない

自転車において軽さは正義なので、重いミニベロには乗りたくない。理由1に関連するが、「折りたためる=ヒンジやボルトやネジが増え、重くなってしまう」のだ。


お金に糸目をつけないのであれば、サドルを骨抜きモノにするとか、(デュラエースの)スプロケット、チェーンに替えるとか、タイヤをより細くするとか、カーボンフォークにするとか、方法はあった。


しかし、費用対効果が低すぎるので除外した。Muもかなり軽量化はがんばったが、最終的に辿りつけたのは、8.3キロほどまで。


個人的には8キロを切らせたいので、であれば一体型のふつうのフレームにするのが手っ取り早い。

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3.ドロップハンドルで乗りたい

これは折りたたみとは無関係だが、次はブルホーンではなく、ドロップハンドルにしたい。理由は、ドロップハンドルのほうがより快適&ラクに長距離を走れるから。


ブルホーンも複数の持ち方ができるので、バーハンドルに比べたら格段に優れているんだけど、やはりドロップハンドルのほうが下ハンもあったりしてポジションが変えやすいのよね。


ドロップハンドル >> ブルホーンバー >> (ストレートの)バーハンドルという順番になる。

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※こちらはダホンのMu Elite



次に買うミニベロでも、100キロオーバーのツーリングには行くつもりだし、秩父や奥多摩でヒルクライムもしようと思っている。夏に参加したツールド妻有は来年も行く予定だけど、それにミニベロで出るのも悪く無い。こういう使い方をするとなると、やはりドロップハンドルにしたくなるのだ。


あと、ドロップハンドルにすることで前傾姿勢が強まるので、ヘッドが折りたためてしまうミニベロだと、ヒンジにかかる体重負荷が気にならないこともない。これも間接的に「折りたためないミニベロ」を選ぶ理由だ。


4.キャリパーブレーキにしたい

Muで地味に不満だったのが、Vブレーキだったこと。何度かキャリパー化も検討したのだが、Muのフレーム構造的に困難すぎて断念した。Vブレーキの不満は2つある。


ひとつは、コントロール制がキャリパーに及ばないこと。制動力は問題ない(というか、むしろありすぎる)のだが、ブレーキシューを当てながらのスピードコントロールがしにくい。

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※こちらは、キャリパーにカスタマイズしたダホンのMu(お世話になってるショップの大将の私物)

下りじゃコーナーなどを通過するとき、ガツンと効かせるのではなく、ちょっとだけスピードを落としたいときの微調整はしにくい。BOMAのリファール(refale)のキャリパーブレーキと比べると…月とスッポンとまでは言わないが、圧倒的な差がある。


もうひとつは、(パンク修理等のために)ホイールを脱着するときに外しにくく、ホイールを戻したあとにレバー位置がズレて微調整が必要になること。これがかなり自分にはストレスだった。


キャリパーブレーキであれば、レバーをひねるだけ。しかし、Vブレーキはめんどい。(1)ブレーキレバーを左右から握ってシューをリムに当てつつ、(2)ブレーキケーブルをウリャっと外す。

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この一連の動作をすると、3回に1回はブレーキシューがズレて、リムに片当たりするハメになる。で、これを微調整するのが神経を使うのだ。さほど難しい作業ではないが、ど素人のオクサマに「やれ」と言っても、ぜったいできないと思う。


スキルのある人ならなんてこと無いのだろうが、自分はこれが嫌い。ロードバイクのキャリパーブレーキのコントロール性能と脱着のお気軽さを知ってしまった今、もはやVブレーキにしようとは思わない。


次のミニベロは折りたためなくするのだから、なおさらホイール脱着は簡便であってほしいのだ。よって、キャリパーブレーキは外せないマスト条件。


ちなみに、女性で、メカには詳しくなくて、手を汚したくなくて、「でも、輪行で楽しみたい」って方には、Vブレーキではなく、キャリパーブレーキのマシンを自分なら薦めるよ。



以上の理由で、次に買うミニベロは「タイレルCSI 」に決めました!



まだフレームが決まっただけなので、コンポーネントやホイールを選ばなくっちゃ…。さて、なにを選ぼうか…(と同時に、価格面でオクサマをどう説得しようか)



自分のプレゼン能力が、意外な形で問われようとしている…!(笑)



続編はこちら >> 【ミニベロ買い替え大作戦 その2】 タイレルのCSIに積むコンポーネントをSRAMのフォースに決めたつもりが、まさかのどんでん返しが待っていた



折りたたみ自転車&スモールバイクカスタム2016



※ミニベロを所有していても、ついつい手を伸ばしてしまう雑誌がコレ(笑)。色んな意味で、目の毒です(笑)。



あわせてお読みいただきたい

タイレルFXとダホンのボードウォークを徹底比較してみたYO!

25万円以上で買える、オレサマがほしいミニベロはこの4台だ

Mini LOVE 2015に行ったら、次に買いたいミニベロが見つかった

【高級ミニベロ】ワイズロード大宮で、タイレルFXに試乗させてもらった!

自分の愛用ミニベロ、ダホン(Dahon)のMu P8のフレームの痛みが激しいので、パーツをゴッソリとオクサマのボードウォークに換装する計画のその後。 ※左が自分の愛車、Mu P8で、右がオクサマのボードウォーク コトの経緯はこちら ダホンのMuのパーツ一式を、オクサマのボ ...

自分の愛用ミニベロ、ダホン(Dahon)のMu P8のフレームの痛みが激しいので、パーツをゴッソリとオクサマのボードウォークに換装する計画のその後。


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※左が自分の愛車、Mu P8で、右がオクサマのボードウォーク

コトの経緯はこちら

ダホンのMuのパーツ一式を、オクサマのボードウォークに移植することにした



作業は、5年来お世話になっているショップにお願いした。で、完成した新ボードウォークがこちら。


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Muからボードウォークに移植したパーツの一覧

  • ホイール(A-class のFOLEX Pro  ※サイズは406)
  • リアディレイラー(6700系アルテグラ:10速)
  • 軽量シートポスト(KCNCのアルミ製)
  • チェーンリング&クランク(KCNC)
  • Vブレーキ(シマノのショートV)
  • タイヤ(シュワルベのデュラノ)
  • ヘッドパーツ


ピンクのフレームに、ブラックのシートポスト、白いホイール、イエローラインのタイヤという組わせが違和感ある……。男性が乗っているのか、女性が乗っているのか、一見ではわからないかもしれないが、これはこれでカッコイイのではないだろうか。


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折りたたみは違和感なし

ブルホーンハンドルは使わず、バーハンドルのままなので、折りたたみ性能は以前と変わらない。パッと折り畳めて、さっと車に積める。折りたたみのやりやすさを考えるのであれば、ブルホーンはやや犠牲になるし、ドロップハンドルならなおさらである。


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Muより気持ちいいかもしれない

試乗してみたのだが、めちゃくちゃ快適。アルテグラのリアディレイラーは2年半使ったモノだが、大将によれば「ぜんぜん状態は良かったよ」とのこと。スパスパ動作して、やはり105よりレバーの動きが軽い印象だ。


そしてなんといっても効果絶大なのが、ホイールとタイヤだ。A-class のFOLEX Proとデュラノの組み合わせは実によく回転し、滑らかに路面を転がる。FOLEX Proのフリー音は騒々しいのだが、個人的に好きな音なのでむしろGOOD。


ペダルも軽い軽い。質の良いホイールとタイヤに勝るカスタマイズはないのではないだろうかとつくづく感じる。


さらに、Muのアルミフレームはガッチガチに硬く、しなりなど一切なかったのだが、ボードウォークはクロモリのおかげでしなやか。段差や継ぎ目の衝撃をス~ンといなしてくれる。ロングライドならボードウォークのほうがいいかもしれないって思った。ハードな乗り方はしないオクサマには、クロモリフレームのほうが向いているはずだ。

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かなりの軽量化に成功

ホイール、タイヤ、シートポスト、チェーンリング&クランク交換による軽量化の効果はデカイ。持ちあげた瞬間に、「軽い!」ってなった。今度正確に計量してみるけど、印象としては、1.5キロは軽くなったのではないだろうか。


バイクが軽いだけで、「遠出しようかな」って気持ちになるね。以前のボードウォークであれば、オクサマは「70キロまでが限界。それ以上はちょっと厳しい」と話していたが、新ボードウォークであれば、100キロも問題なく走れるような気がする。


ヘッドパーツはMuのモノを移植

ヘッドパーツはMuのモノも移植した。ボードウォークのは5年経っていてかなり傷んでいたので、一度交換してまだ新しいMuのモノを使うのがよかろうという大将の判断だ。


ハンドルを切ってみたら、なるほどたしかにスムーズになっている。こういった判断はプロでないとできない。ありがたい限りである。


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※中のパーツなので、写真でお見せできませんが……


ブルホーン化とSPD化は断念

個人的には、ブルホーン化&SPD化をしたかったのだが、あくまでオクサマのミニベロなので、自分が好き勝手にいじれないのが辛い(笑)。


「ビンディングペダルで走ろうよ」と再三誘っているのだが、「ペダルと足を固定するなんて狂気の沙汰だ!死んでもやらない!」と頑なに拒んでいる。ビンディングペダルのほうがむしろ安全だと思うんだけどなあ…。

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自分が軽く走った翌日、オクサマに乗ってもらおうとおもったんだが、朝起きたらスローパンクしてた……。


5年以上、一度もパンクしなかったボードウォークが、タイヤ交換した直後にパンクした。つまり、(それまで履いていた)マラソンレーサーとKOJAKの耐久性は、それだけ偉大だったということだ。


よって、普段使い用であれば「KOJAK」をオススメする。パンクリスクが増えても、走行性能を追求したい方は「デュラノ」がよいだろう。


KOJAKに比べれば、デュラノは細くて軽いので、確率的にはパンクしやすいタイヤではある。とはいえ、頻度は1年に1~2度ていど。今回のパンクはたまたまのタイミングであろう。


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※修理し終わったと思ったら、息子が乗って行ってしまった……。


というわけで、オクサマのインプレッションは後日お届けしますね。

ダホン(Dahon)のMu P8の走行距離がまもなく2万キロに達する。 「2010年10月に購入した「Dahon(ダホン)のMu P8」を改めて振り返る」には、「Muをもうちょっと乗る」なんて書いたんだけど、事態は一転し、ミニベロの買い替えを視野に入れている。 5年ちょっと乗ったの ...

ダホン(Dahon)のMu P8の走行距離がまもなく2万キロに達する。

2010年10月に購入した「Dahon(ダホン)のMu P8」を改めて振り返る」には、「Muをもうちょっと乗る」なんて書いたんだけど、事態は一転し、ミニベロの買い替えを視野に入れている。


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5年ちょっと乗ったので、年間走行距離はざっくり4,000キロ。あらゆる用途に使ってきて、通勤はもちろん、オクサマとの軽いポタリング、ロングライドでかなり楽しんだ。折りたためるメリットを最大限生かして、電車と車での輪行もよくやったね。埼玉県内はもちろん、栃木、千葉、神奈川、茨城、(実家の)愛知、あちこちに持ち運んだ。

バイクそのものは(デザインも性能も)とっても満足している。フレーム以外はすべていじったので愛着がある。


ただ、5年間ずっとMuを診続けてくれた、お世話になっているショップの大将からは、、、


 

中山さんはふつうのミニベロユーザーとは比較にならないほど酷使している。フレームをずっと診ているからわかるけど、クランプの消耗度は激しいね。まだ乗れるといえば乗れるけど、そろそろ新フレームを考え始めたほうがいいかもしれないよ


と言われているのだ。


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たしかに自分も、「クランプの摩耗度合いは激しい」ってのは1年前から気づいているのだ。フレームの音鳴りを防ぐために、クランプは「これ以上ムリ!」ってくらいガッチガチに締め上げている。


フレームのヘタリをネジで無理やり押さえつけ続けているわけで、あまり健全ではないというか、「いつか破綻するだろうな」とは薄々感じていた。


そう。つまり、「買い替えの時期は近い」のだ。そこで問題となるのが、ダホン(Dahon)のMu P8をどうするか?


丸々売ってしまう手もあるけど、「フレームがイカれつつあるバイク」だと知りながら人様に渡すのは間違っている気がする。でも、フレーム以外のパーツはけっこう新しいものも多い。


たとえばAクラスのホイール、FOLEX PRO 20なんて、2015年に交換したばかり。ブルホーンハンドルもアルテグラ(6700系)のリアディレイラー(6700系の10段)も快調。軽量アルミシートポストもまだ現役。つまり、まるごと廃棄はありえない。


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そこで、「オクサマのボードウォークに移植する」という手を思いついた。以下、オクサマとのやりとり。


(´・ω・`)「ねえねえ、あなたのボードウォークをもっとステキにカスタムしてあげるって言ったら、どお?」


J( 'ー`)し「今でも十分に満足しているけど、やってもらえるなら助かるね。でも、具体的に何を?」


(´・ω・`)「えっとね、ボクのMuのパーツ…FOLEX PRO 20(ホイール)、シートポスト(KCNC)、アルテグラのリアディレイラー、クランク(KCNC)、チェーンリング(KCNC)をごっそりボードウォークに移し替えようって思ってて」


J( 'ー`)し「へぇ…あなたのパーツはけっこうお高いモノだから、そりゃありがたいよ」


(´・ω・`)「よかった!じゃあ年内~年明けを目処に計画を…」


J( 'ー`)し「ちょっと待って」


(´・ω・`)「は、はい……」


J( 'ー`)し「あなたのミニベロがなくなるじゃない。それでもいいの?」


やばい、勘のいいオクサマはこちらの不穏な気を感じ取ったようだ。


(´・ω・`)「えっとね、ボクのMuはそろそろ買い替えすべきタイミングなんだ」


J( 'ー`)し「買い替え?」


(´・ω・`)「ウ、ウン…その…折りたたむヒンジの摩耗が激しくて、乗れなくはないんだけど、かなりヘタっているのは間違いなくって」


J( 'ー`)し「つまり、フレームだけが要交換で、まだ使えるパーツをボードウォークでリサイクルするってことね」


(´・ω・`)「お察しが早い!その通りです」


J( 'ー`)し「Muでは何キロ走ったの?」


(´・ω・`)「2万キロ」


J( 'ー`)し「ふーん、けっこうな距離だね。ていうか、ミニベロのフレームって壊れるものなの?あたしのボードウォークは大丈夫かしら」


(´・ω・`)「ボクはキミの10倍近く走っているし、乗り方もガンガン使い倒す感じなので、劣化は雲泥の差なの。ちなみにボードウォークはぜんぜん大丈夫よ」


J( 'ー`)し「で、自分用のミニベロを買い替えたい、と?」


(´・ω・`)「…ソウナンデス…」


沈黙が続く。自分から口火を切ってはならない。何を言っても言い訳がましく聞こえてしまう。沈黙に耐え、相手に考える時間を与えるのだ。(ココ重要)


J( 'ー`)し「…いいよ」


(´・ω・`)「え」


J( 'ー`)し「自転車は安全に走れてなんぼだし。あなたに事故ってほしくないからね」


(´・ω・`)「オ、オクサマ…」


J( 'ー`)し「あなたの走り方を見ていると、充分元は取れていると思うよ(笑)」


(´・ω・`)「カタジケナイ……じ、じゃあ、1~2ヶ月くらいかけてゆっくり考えますね」


J( 'ー`)し「あいよ」



言質はとれた。計画通り…( ̄ー ̄)ニヤリ


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※ショップに入院するDahon(ダホン)のMu P8とボードウォーク


というわけで、オクサマの言質は取れました。値段のことは一切言っていない(笑)。第一候補に挙げているタイレルのCSIの値段を知ったら卒倒するかもしれないが、そこは時間をかけてゆっくり仕込む予定。

合わせて読むといいと思います

【3行にまとめた】 自転車を購入したくなったら、こうやって奥さんを攻略せよ


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ミニベロ買い替えドキュメンタリーに乞うご期待ください。(^^)

Dahon(ダホン)のMu P8とボードウォークを購入したのが2010年10月。早いもので5年が過ぎた。愛車のDahon(ダホン)のMu P8の5年間振り返りレビューは下記を読んでいただくとして、今回はオクサマのボードウォークのインプレッションをまとめてみよう。 ※手前のがボード ...

Dahon(ダホン)のMu P8とボードウォークを購入したのが2010年10月。早いもので5年が過ぎた。


愛車のDahon(ダホン)のMu P8の5年間振り返りレビューは下記を読んでいただくとして、今回はオクサマのボードウォークのインプレッションをまとめてみよう。


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※手前のがボードウォークです。

合わせてお読みください

2010年10月に購入した「Dahon(ダホン)のMu P8」を改めて振り返る


オクサマのボードウォーク(Dahon)をプチ・カスタマイズしてみた 
※2013年9月にコンポなど交換した記事


走行距離

Mu P8は買って早々にサイコンをつけたので正確な累計距離数がわかるのだが、ボードウォークは「まあ、要らないよね」ってなって買わないでおいた。今もサイコンはないままなので、距離は分からない。


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※肌感覚では、年間500キロ、5年で2,500キロくらいだと思う。


Mu P8が19,000キロなのでざっと8分の1の走行距離ということになる。


フレーム&フォーク

汚れてはいるけれど、ヤワになった感はない。もともと乗り心地はクロモリならではのやわらかな感じで、それは今も変わった印象はない。


Mu P8 と乗り比べると、てきめんにわかる。アルミのMuはカチカチに硬く、クロモリのボードウォークはマイルド。ヒンジの劣化は2万キロ近く走ったMu P8 にくらべてまったく問題がなく、増し締めも数えるほどしか無い。というか、最後にやったのはいつだったか記憶に無い。


クロモリのバイクってすごく気楽に扱えるのがGOOD。目立った劣化を見せないし、少々ぶつけてもびくともしないし、輪行するときも気にせずに済む。まさに我が家のゲタバイクなのだ。


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ハンドルバー

ハンドルはずっと同じバータイプを使い続けている。


2015年に入って、身長が低く(150センチを切る)腕の短いオクサマの体格に合わせて両端を切り落とし、ハンドルポストも大胆に短くした。ブルホーン化も考えたが、彼女にはむしろ改悪になってしまうのでやめた。


ドロップ化もありかなと考えてみたことはある。かっこいいデザインで、オクサマも乗り気だった。しかし、STIを単体で買うのは高くつくし、VブレーキとSTIの組み合わせは、(できなくはないが)相性はあまり良くないので、踏み切ってはいない。


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たぶん、ハンドルは今後もストレートのままでいくと思う。折りたたみのことを考えても、ストレートがもっとも使い勝手がいいというのもある。

あわせて読みたい

オクサマ(身長146センチ)のために、ボードウォークのハンドルを大胆に切断


コンポーネント

デフォルトのグリップシフター(7速)で街乗りではほぼ不満はなかったのだが、60キロ、70キロと走行距離を伸ばすに連れて、「ちょっとしんどいなあ」「ギアのつながりがスムーズじゃないのがストレスだなあ」と感じてきて、リアディレイラーを105に、グリップシフターをラピッドファイアに交換した。


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スプロケットは12−25T。もともとMu P8で使っていたものをボードウォークに移植したのだ。


7速>>10速への変化&クロスレシオなギア比のおかげでロングライドが段違いで快適に変身。指の小さいオクサマにはラピッドファイアがちょうどよいシフターらしく、いたく喜んでくれた。このコンポーネントにして2年少々になるが、劣化らしい劣化はなにも感じていない。


スプロケットも同じものを使い続けている。チェーン交換もそのときだったので、一度伸びをチェックしておこう。(走行距離が大したことないので問題ないと思うけど)


感心しているのが、調整をせずとも変速性能がずっと快適である点。シフトアップもシフトダウンも軽いタッチで正確にギアチェンジする。


ワイヤー類

インナーはコンポーネントを交換したときに一新したので、やはり2年以上になる。距離を走るMuはちょいちょい伸び調整をしているんだけど、ボードウォークは本当に調整が狂わないのでラクチン。


ボードウォークが優れているというよりも、2台の走行距離が違いすぎることに起因していると思う。


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ホイール

ホイールは、コンポーネント交換のタイミングで1回交換した。デフォルトのモノは鬼のように重い鉄下駄だったので、軽いのをと考えたが、高速で飛ばさないオクサマにレースモデルは豚に真珠。


そこで、ダホンのスピードに使われているホイールを安く導入した。多少軽くなったけど、まあ安物である。


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が、普段使いのミニベロのホイールは、軽量化よりも耐久性を考えるべきなので、この判断で良かったと思っている。ボードウォークは趣味車というよりも、ロングも行ける日常ミニベロという位置づけにしてある。


タイヤ

デフォのタイヤがなんだったか覚えていないが、たぶん1.5インチ幅だったはず。


ダホンの公式サイトで2016年モデルのボードウォークをチェックしたら、「Kenda, Kwest 20"×1.50」と書かれてあった。


このタイヤ、3年間使って1度もパンクしていない。2013年9月のホイール交換時にシュワルベのKOJAK(1.25インチ幅)にしたんだけど、快適性と耐久性でちょうどいいバランスになってくれた。


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バリバリの軽量モデルで速い!ってことはないけど、かといって鈍重でもなく、日常ユースにはぴったりじゃないだろうか。なお、2年以上使っているKOJAKも1度もパンク経験はない。


つまり、ボードウォークがパンクしたことは、2010年10月の購入以来、一度もないのだ。走行距離が2,500キロというのも理由のひとつだろうけど、ここまでパンクに強いとは思わなかった。いい意味で驚いている。自分のMu P8のパンクなんて、5年間で15回はしていると思う。(いや、もっとかな…)


シートポスト

シートポストは交換していない。買った時のものを使い続けている。軽量化がテーマのミニベロではないので、この辺はどうでもいいかなと思っている。


仮に今後自分のMuを手放す(破棄という意味で)ことがあれば、コンポーネント、ホイール、サドル、シートポストをバラしてボードウォークに移植するつもりなので、今のとここれ以上ボードウォークにカスタマイズを施す予定はない。


サドル

デフォルトのサドルはオクサマにたいへん不評だった。見た目と触った感じはフカフカで、快適に見えるのだが、20キロ以上走ると「おしりが痛い」とよく文句を言ったものだった。ひどいときは、皮膚が傷ついて出血することもあったそうだ。


そのままではマズイと思い、導入したのがBBBの女性用サドル。表面はクッションがあるが、腰があって芯はしっかりしており、これに交換してから、オクサマがおしりの痛みに悩まされる回数は激減したね。


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サドルバッグ

いたって安物のサドルバッグをつかっている。カギと予備チューブを入れているよ。


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チェーンリング

チェーンリングとクランクも買ったときのままで使っている。正直、見た目はイマイチ。いかにも街乗りといった雰囲気だ。


「スポーティなものにしようか?」と提案したが、オクサマは「このままでOK」と言う。歯がむき出しのチェーンリングだとズボンの裾がチェーンオイルで黒くなってしまうので、カバーがある方が都合が良いとのこと。


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それに、チェーンカバーがあったほうがチェーン落ちの可能性が激減するので、日常使いという意味でもここをいじる予定はない。


ペダル

ダホンのフォールディングバイクの多くには、「折りたためるプラスチック製のペダル」が付属されてくるんだが、これの剛性は低くて個人的に苦手だった。踏み込むとたわむ感触があるし、濡れていると滑る。(←むっちゃ危険!)


MuをSPD化する前に使っていたWELLGO製のペダルを移植した。折りたたむ際にペダルが出っ張ってしまうのがマイナスだが、これまでダホンで輪行したり車に積んだときに、ペダルを折りたたみたいって思ったことは一度もない。


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ペダルってカンタンに取り外しができるし、後付のペダルも安いので、交換してしまうことをオススメする。


ブレーキ

Vブレーキはシューを交換したのみで、ブレーキ本体は以前のママ。制動力はしっかりしており、不安を感じたことはない。Muでは音鳴りにずいぶんと悩まされたのだが、ボードウォークでは音鳴りとは無縁だった。


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以上、5年たってもぜんぜん快調に走るオクサマのボードウォークのロングターム・インプレッションでした。

「Muのパーツを全部バラしてボードウォークに移植し、自分はそろそろおニューのミニベロを……ムフフ」というアイデアを思いついてしまい、悶々とする日々が続いている。


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もしも新しくミニベロを買うとしたらなにがいいだろうか……。「25万円以上で買える、オレサマがほしいミニベロはこの4台だ」という記事にも書いたが、もっとも気になるのはタイレルのCSIである。


次に買う(欲しい、ではなく)ミニベロの試行錯誤は、別記事にまとめるとしよう(笑)。

Dahon(ダホン)のMu P8とボードウォークを購入したのが2010年10月。早いもので5年が過ぎた。疋田さんの『ものぐさ自転車の悦楽』を読んだのがそのひと月前の9月。あの本を読んだから、今の自分がいる。ミニベロの楽しさ、楽しみ方、選び方がとてもわかりやすく書かれており ...

Dahon(ダホン)のMu P8とボードウォークを購入したのが2010年10月。早いもので5年が過ぎた。



疋田さんの『ものぐさ自転車の悦楽』を読んだのがそのひと月前の9月。あの本を読んだから、今の自分がいる。



ミニベロの楽しさ、楽しみ方、選び方がとてもわかりやすく書かれており、「こりゃさっそくミニベロって物を自転車屋に見に行かねばっ」と思わされた。結果、夫婦揃ってダホンを購入し、今に至るというわけ。

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疋田さんにお目にかかったことはないが、もしお会いできたら「自転車の世界に自分を引き込んでくれた」お礼を申し上げるつもりだ。

※ラジオ番組『ミラクルサイクルライフ』は欠かさず聴かせていただいている


ミラクル・サイクル・ライフとは

TBSラジオ番組。日曜の18:30〜19:00放送の番組。毎回ゲストをお呼びしてのトークと、自転車にまつわるコラムトークがある。短い番組だが、内容は濃い。コンビを組む石井正則さんとの絡みも軽妙。派手さはないけど、自転車好きなら楽しめること請け合い。公式サイトはこちら





さて、今もツーリングと通勤で活躍してくれているDahon(ダホン)のMu P8が5年経ってどう変化してきたか、どの程度劣化してきたかをまとめてみるね。

※ボードウォークについては別記事で取り上げる予定



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走行距離

10月7日時点での累計走行距離は「18,990キロ」になった。ロードバイクを買う前はダホンに乗りまくっていたが、2014年1月にBOMAのリファール(refale)を買ってからは、イッキに走行距離が少なくなってしまった。



2015年は9ヶ月で1,500キロしか走っていない。年内で2,000キロ行くかどうか、ってところである。その代わり、ロードバイクでは9ヶ月で4,300キロ走っている。ざっと7:3でロードバイクのほうが多く乗っている。


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フレーム&フォーク

交換できないパーツなので、それなりに劣化しているような気はする。フレームを二つ折りにするヒンジはときどき増し締めしてやる必要があるが、それさえやっていれば問題なく乗れる。ショップの大将にもときどき診断してもらっており、「まだ、ぜんぜん大丈夫!」とお墨付きをいただいている。


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2回落車したことはあるが、フレームにほとんど傷はない。汚れる前に洗車&ワックスをしているので、光沢はしっかりとあるよ。


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ただし、ケーブルがフルアウターなので、フレームにこすれる部分の塗料が剥がれてくるのは宿命として受け入れねばばらない。塗料が完全に剥がれ落ち、下地の金属(アルミ)が見えてきてしまった。


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見た目的には目立たない場所なので気にならないんだけど、ここから腐食が始まるのもイヤなので、シリコンゴムのシールを貼って、コレ以上の摩耗を防いでおこうと思う。


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ブルホーンハンドル

あまりやっている人がいないブルホーンバーだが、ものすごく気に入っている。攻撃的なデザイン&高い実用性を兼ね備えたハンドルだと個人的には思う。


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ハンドルの先で変速するバーコントローラー(いちおうデュラエース)のクリック感は、マニュアル車を運転しているようで病みつきになるね。



ブルホーンにして3年半になるんだが、どこもぜんぜん劣化しないの。メンテらしいことなんてなにもしていないのに、操作感はすこぶるいい。



構造が単純だからだと思うんだけど、耐久性は抜群。バーテープも呆れるほど頑丈で、最後に交換して2年半以上経つけど、破れもホツレも弛みもなく、快適な握り心地なのだ。他のミニベロユーザーさんもブルホーンバーにすればいいのにっていつも感じている。

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ただ、腕の短い女性には向かないかも。身長147センチのオクサマには「ブレーキが遠すぎて無理!」だそうだ。



コンポーネント

デフォルトのグリップシフター(8速)をまずシマノの105(5700系の10速)に交換し、2年半前にアルテグラ(10速の6700系)にした。



今思えば、105でもアルテグラでも操作性がさほど変わるわけはないよなあ…と思うんだけど、じゃあまったく同じなの?と言われるとそうでもない。

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言葉にしにくいが、変速した瞬間のメカの動きの滑らかさ、タッチの軽さ、は少しだけど確実にある。機能以外の官能の部分に訴えてくるものが、アルテグラにはあるのよ(プラシーボかもしれんけど)。



あと、ルックスは格段の差があるね。アルテグラにしたとたん、「おぉ…わが愛しきDahon(ダホン)のMu よ…」って愛着が倍増した(笑)。



リアディレイラーの価格差は(海外通販を例にとると)、wiggleで7,000円(アルテグラ)に対して4,600円(105)と2,400円。ランチ3回分といったところか。数年に渡って使えるパーツと考えれば、アルテグラに投資するのはアリだと思う。

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※なお、シマノの105はボードウォークに移植して、今も元気に活躍中。



ワイヤー類

アウターケーブルは2年半以上交換していない。なぜなら、ショップの大将に「問題なし」と言われているから。 インナーは3~4回交換している。リアディレイラーを105、アルテグラって交換するタイミングと、あとはホツレが見えてきたら、すかさず換える。



工賃を含めたところで安いものだし、なにより命に関わるパーツなので、ギリギリまで使わないよう心がけている。アウターケーブルは、次回のインナー交換に合わせて新しくする予定。




ホイール

ホイールは3回交換した。デフォルトの安い鉄ホイールから「キネティクスプロ(Kinetix Pro)」にして、1回リムが割れて、メーカー保証で再度「キネティクスプロ(Kinetix Pro)」にしたが、2年後にまたしてもリムが割れた。


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※キネティクスプロ(Kinetix Pro)は2度割れた



このときはメーカー保証が切れていたので、交換できず、さすがにもう「キネティクスプロ(Kinetix Pro)」は使いたくなかったので、「A-class FOLEX Pro」に乗り換えて今に至る。乗り心地はどっちもアルミのクリンチャーなので硬い。しかし、若干は「A-class FOLEX Pro」のほうが角とれたマイルドさがある印象だ。

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A-class FOLEX Proはカンパのホイールデザインに似ている

「キネティクスプロ(Kinetix Pro)」のスポークが少ないレーシーなデザインはお気に入りだったのだが、スポーク1本にかかるテンションがむちゃくちゃ強いのであろう。レース用ならまだしも、日常用としてはオススメはしない。



タイヤ

パナレーサーのミニッツタフに1買い換えたが、パンクが頻発したのでそれ以来ずっと「シュワルベのデュラノ」の一択だ。数えていないが、かれこれ5~6回連続でデュラノを使い続けている。



1.1インチとそこそこの細さで回転性がよく、カラーリングも目を惹くデザインで、しかも耐久性がよいと三拍子そろったタイヤだと思っている。3,000~4,000キロで交換するようにしているね。

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いつも同じタイヤだと正直少し飽きてくるんだけど、わざわざ冒険する気にはならない。慣れ親しんだタイヤのほうが安全だしね。さらに細いアルトレモにすればスピードアップもするんだろうけど、周囲からは「耐久性が恐ろしく低いから、通勤でガシガシ距離乗る人には勧めないよ」と言われ、購入は見送っている。



なお、デュラノでのパンクは、年1回あるかどうかってところ。



シートポスト

シートポストはKCNCの軽量アルミのに交換して4年半になる。Muを買って、軽量化カスタムとして最初にとりかかったのがシートポストからだった。



持ち比べてみるとその差は歴然。ルックスもいっきにスポーティに変身し、たいへん気に入っている。交換する気持ちはまったくない。

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あと、高さを合わせやすいようにメモリが記されてあるのが地味が便利。輪行等で組み上げたときにさっと長さを合わせることができる。


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サドル

数種類ためしてみたが、落ち着いたのはセライタリアの「SLR FLOW Ti316」。尿道を圧迫しない穴あきタイプがお尻にマッチしているようだ。


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サドルばかりは良し悪しを断言できないので、多少の紆余曲折が誰しもあると思う。ひとつだけ言えるのは、「フカフカで柔らかいサドル=快適」とは限らないこと。



あと、雨や汗で濡れた場合は拭き取り、革製品であればそのための手入れをすると長持ちする。サドルって、意外にコストがかかるので、大事に使うことをオススメする。



サドルバッグ

トピークのダイナパック」をシートポストにつけて使ってきた。7,000円ほどだったが、これは買いだった。サドルバッグとは比べ物にならない収容力があり、デザイン性も良い。



リクセンカウルにも似たバッグがあるが、トピークのほうがルックスは良いと個人的に思っている。通勤時は弁当を運べるし、夏は塩飴とか補給食を入れておける。リュックを背負わず、バックポケットは携帯、カギのような小物だけにし、かさばるものはダイナパックに入れてロングライドに行けるのが強み。

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ただ、あいにく輪行時には使えない。シートポストを下ろすことができなくなるからだ。そんなときは、ダイナパックは外し、チューブ、マルチツール、パッチ、タイヤレバーを円柱状のツールバッグに入れて、サドルしたのボトルケージに挿す。


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「走っている途中で、落ちたりしない?」と不安に見えるかもしれないが、落ちることはおろか、緩んだことさえ無い。ケージに伸縮性があるため、しっかりと保持してくれるのだ。



チェーンリング

Muの唯一といってもいい悩みが、「チェーン落ちが頻発する」だった。ミニベロはチェーンラインがどうしてもリアディレーラーに向かって下がり気味になるため、フロントから外れやすくなるという宿命がある。これはMuだけではなく、ミニベロに共通した問題のようだ。



少なくとも、ダホンではよく起きた。チェーン落ちは些細な事で起きる。ふつうに流して乗っているとき、シフトアップしたタイミングと踏み込みの力加減でスコンと外れる。あっけないくらいカンタンに落ちる。

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あるいは、荒れた路面を通過するとき、チェーンが暴れてその勢いでポロリと落ちた。脚がスカッとから回るのは気持ちの良いものではないし、場合によっては落車につながる可能性もある。とくに、交通量が激しく、かつ道幅も狭い車道は肝を冷やすので、対策することにした。



防止策として、チェーンガードを導入してみた。それ以来、一度も落ちていない。どんなシチュエーションでも安心して踏めるので助かっている。



ビンディングペダル

Muを買った1年9ヶ月後にビンディング・デビューを果たした。3年3ヶ月、PD-A600のペダルを使い続けているんだけど、まったく劣化が見られないね。(掃除しているからだろうが)サビもない。脱着のクリック感は相変わらず良好。


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見た目もコンパクトかつシャープだ。SPDの中では最も軽い部類(両方で286グラム)に入る。ミニベロにSPDを導入するなら、PD-A600 は全力でオススメできる。



ブレーキ

デフォルトのVブレーキは音鳴りがひどかった。音調整のために何度かショップを訪れ、ブレーキブースターを装着するなどしてごまかしてきたが、それでも完全にゼロにするのは難しかった。そこでショートVブレーキに交換してみたら、一発で問題解消。



効きが悪くなるのでは?という心配もあったが、効きにとくに変化は感じていない。あと、ブレーキシューは船底付きタイプが剛性があってオススメ。ハンドルに振動が伝わってこないので、スピードコントロールが容易になる。

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以上、5年たってもぜんぜん快調に動いてくれるダホン(Dahon)のMu P8の劣化具合をお届けしました。



そろそろ買い換えてもいいかなと考えなくもないけど、たぶんしない。というのも、乗れば乗るほど自転車って愛著が湧いてしまって、手放したくなくなるから。



それと、フレームとフォーク以外は交換しているのでぜんぜん現役なのだ。ということもあって、まずは3万キロまでは大切に乗ろうと思う。

ミニベロを買う前って、「どれくらい小さく畳めるのかな?」とか「車のトランクに収まるだろうか?」と気になるものだと思う。 先日、コメント欄で「ペダル交換をしてしまうと、折りたたみ時に干渉したり、輪行の際に歩行のジャマにならないか?」とご質問をお受けしたのだ ...

ミニベロを買う前って、「どれくらい小さく畳めるのかな?」とか「車のトランクに収まるだろうか?」と気になるものだと思う。



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先日、コメント欄で「ペダル交換をしてしまうと、折りたたみ時に干渉したり、輪行の際に歩行のジャマにならないか?」とご質問をお受けしたのだが、結論から言うと「ノープロブレム」である。それどころか、「デフォルトの折りたたみできるペダルこそ、さっさと交換したほうが良い」くらいに考えている。



(輪行等)歩行のジャマになったことはない

オレサマが使っているのはシマノのSPD、「PD-A600」だ。アルテグラグレードに相当し、SPDの中では最軽量クラス(288グラム)と呼べるもの。同じ形状のもので、下のグレードにPD-A520もある。



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※傷だらけ(笑)。




PD-A600がもっぱらアルミ製なのに対し、PD-A520は鉄が多くなるので、やや重いが、実用性と価格面で言えば、こっちのほうがお得かな。もちろん、クランクブラザーズのエッグビーター11のような174グラムしかないチタンモデルは別だよ。ペダルだけで5万円近くするしね(笑)。


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で、PD-A600はSPDの中ではかなり小ぶりなサイズ。ミニベロを持ち上げて歩いても、膝や太ももにまったく干渉しない。





まず、左ペダルを前にします。



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折りたたんだダホン(Dahon)のボードウォークを持って歩くときはこんな格好になる。



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右手でサドル、左手でフレームを持つ形だ。リアディレーラーは外側に向け、ペダルは水平に位置させる。折りたたむときに自動的に左ペダルが前にくるわけ。ほら、ぜんぜん干渉しないでしょ?


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歩いても大丈夫よ。



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トランクに干渉したこともない

これまで、チンクエチェントやMINIやUP!のトランクに乗るかどうかを試してきたが、ペダルの出っ張りのせいで積めなかったことは一度もない。ジャマになるのはサドルのほうだね。ペダルが仮に干渉しても、上下左右に動かして微調整できるから、なんとでもなってしまう。



もちろん、自宅で保管しているときも気になったことはないね。まあ、買って半年も経たないうちに、折りたたまずにバイクスタンドで保管してしまっているけど(笑)。



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※いまではボードウォークも折りたたまずにリビングに保管(笑)。




「折り畳めるからリビングに保管していいって約束だったのに何よ!ものぐさね!」とよく罵られたものだが、今ではご覧の通りボードウォークもバイクスタンドで保管しています。利用頻度が多いので、いちいち折りたたむことはしなくなってしまったのね。根気よく攻めれば、家族の意識改革も可能であるという例である。



折りたたみ式のペダルは、力が抜けて走りにくい

折りたたむことのできるペダルは、パワーが逃げやすい構造上の問題がある。力を入れて踏むと、しなるのよね。のんびりポタリングなら気にならないけれど、ロングツーリングだ通勤だって酷使し始めると、かったるくなってくる。なので、ダホン(Dahon)のMu P8購入後、数ヶ月でアルミのフラットペダルに交換したって経緯がある。



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※デフォルトのペダルはこんな感じ。折りたたみ時の横幅数値は狭くなるが、実用的メリットは別にない





その後SPDにしたので、そのタイミングでフラットペダルはボードウォークに移植した。オクサマも喜んでくれている。非力な女性でも、シャキッとした踏み心地はわかるんだよね。



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結論としては、「どうしても折り畳めないといけないんです」って事情がない限り、デフォルトのペダルはさっさと交換したほうがいいと思う。



さすがにビンディングペダルは怖いって人もいると思うので、そのような人はフラットペダルに交換すればよい。いろんなカラーリングと形状がショップにはあるし、値段も2,000~3,000円程度なので気軽に試すことができるよ。個人的には、コンパクトなモノのほうがカッコいいと思う。交換もカンタンだよ。
(*´∀`)



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Dahon(ダホン)のMu P8を2010年の秋に購入し、約4年半が経過した。これまでの総走行距離は18,000キロ弱。年間平均で、4,000キロちょい走っていることになる。愛着を持って大切にカスタマイズしてきたので、今も大好きだし、まるで体の一部のように感じるほどだ。 しか ...

Dahon(ダホン)のMu P8を2010年の秋に購入し、約4年半が経過した。



これまでの総走行距離は18,000キロ弱。年間平均で、4,000キロちょい走っていることになる。



愛着を持って大切にカスタマイズしてきたので、今も大好きだし、まるで体の一部のように感じるほどだ。


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しかし、いつかはきっと買い替えの時期が来る。いますぐにどうこうするつもりはないが、遠くない未来、新たなるパートナー(ミニベロ)購入を検討せねばならないだろう。


そこで、妄想レベルで次に買いたいミニベロを考えてみた。


題して、『25万円以上で買えるオススメのミニベロ』だ(笑)。

※あえてツッコミどころを残しています。


Tyrell(タイレル)

CSI

  • アルミフレームにカーボンバックの組み合わせ
  • フレームカラーは5色でツートンのカラーリング
  • 451の20インチホイールなので、406よりもスピードが出しやすい
  • SCHWALBE(シュワルベ)のDURANOは耐久性と軽さのちょうどいいバランスのタイヤ


フラットハンドルはShimano ULTEGRA 6800の11速だ。ブレーキやシフター、クランクまですべてフルアルテグラ。完成車で¥283,500(税抜き)。SRAM Force ドロップハンドル完成車もあって、これは¥298,000(税抜き) 。




Csi


どちらもなかなかのお値段である。ドロップハンドルモデルは税込みだと30万円オーバーだ。しかし、ドロップハンドルモデルの重量はなんとたったの7.5キロ……。これはもはやふつうのロードバイクの重さである。ミニベロではちょっと考えられないスペックだ。

フォールディングのミニベロの場合、クランプなどの接続パーツが増えてしまうため、どうしたって重くなる。ハイエンドモデルでも9キロ台がほとんどのところ、7.5キロは誇張もお世辞もなく、「驚異的」のヒトコトに尽きる。

ほぼ30万円のミニベロではあるが、これはもはや文句のつけようがない仕様だ。個人的に、オレサマが今もっとも買いたいミニベロがタイレルのCSiなのだ。


FSX

FSXは折りたためるミニベロだ。タイレルの中でも折りたためるモデルは少ないが、数少ないフォールディング式。

ただし、ホイールサイズは同じ20インチでも406サイズ。なので451のCSiよりは走行性能は劣る。あくまで比較しての話であって、ミニベロのくくりの中では相当にスペックは高い。406ホイールの折りたたみ式ミニベロの中では、最速レベルと呼んでいい。



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フレームはアルミだが、フォークはモノコックのカーボン製。重量はCSiよりも1キログラム重い8.5キログラム。フォールディングバイクとして、この軽さはすごすぎる。

参考までに、オレサマのダホン(Dahon)のMu P8がデフォルトで11.5キログラムだった。それにコストをかけにかけ、ようやく辿り着いたのが8.3キログラム。費やしたコストは……15万円は下らない(笑)。バイク本体を6万円ほどで買ったので、合計で20数万円かかっている。そう考えれば、「ありえなくはない」のだ。


フラットバーハンドルと、ドロップハンドルの2種類から選べるが、個人的に断然オススメしたいのは「ドロップハンドル」だ。


フラットバーハンドルを1年半使ってからブルホーンバーにカスタムしたオレサマに言わせれば、フラットバーでロングはキツイし、ダンシングもしにくい。せっかくタイレルを買うなら、ドロップハンドルで長距離を高速で移動したいだろう。迷わずドロップハンドルにしておきたい。




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コンポーネントがスラム(フォース)であるというのが、使ったことのない人からは不安要素かもしれん。そんな方は、この方のブログ記事が参考になるかも
※検索してて、たまたま発見した

  • シマノから乗り換えても、半日も乗れば慣れる
  • 多段変速ができて便利
  • シフトアップもダウンもやや重め(シマノと比べて)


ダホンやTERNに比べて、「折りたたんだときのサイズがややデカイ」のが問題ではある。ただ、ダホン(Dahon)のMu P8で何度も輪行している身からすると、「どれだけ小さく折りたためるか」は大した問題ではない。

それよりもよっぽど重要なのは“重さ”だ。軽ければ、多少かさばっても問題ない。しかし、その逆は大変だ。という意味で、タイレルのCSiは輪行に超絶最適とは言わないが、ほとんど苦にならないであろう。



KHS(ケーエイチエス)

P-20RA

KHSのP-20RAもよさげなミニベロである。アルミフレームで折りたためないミニベロだ。輪行するときは前輪を外し、ハンドルを折りたたむ必要があるので、手軽にさくっと電車に乗れる……バイクではない。電車に乗るにも、車に載せるにも、いわゆる折りたたみ式自転車としてはやや手間取る。

車重もそこそこあって、9.4キログラム。ミニベロの中では10キロを切ったら「軽量モデル」と呼んでいいと思うので、P-20RAもまあ軽量ではある。タイレルよりも重いが、これはタイレルが軽すぎるのであって、けっしてP-20RAが重いわけではない。



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現に、TERNの「VergeX30h(268,000円:税抜き)」ですら10.3キログラムあるし、フラッグシップモデルのVergeX20(370,000円:税抜き)ですら9.8キログラム。37万円出しても10キロを切るのがやっとであるのがわかるだろう。9.4キロのも十分に軽量であることがわかっていただけたと思う。


P-20RAはじつに美しいシルエットを持つ。ブルホーンバーにバーコントローラーのシフターという組み合わせも少ないので、街でかぶる可能性も低い。



ブルホーンバーとバーコンの組み合わせって、個人的には極めて使いやすくて乗りやすく、大好きな組み合わせ。でも、このカスタムをする人は少数派だね。



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※左: ブルホーンバー&バーコントローラー(デュラエース)

※右: ドロップハンドル&アルテグラ(6800系)




シフトチェンジのたびに手のひらをバーコンに持っていかねばならないので、車でいうところの「マニュアル操作ちっく」になる。この動作を楽しいと思えるか、面倒くさいと感じるか、かな。



万人に向くのはドロップハンドルとSTIの組み合わせだろうが、この組み合わせでも十分すぎるほど楽しいし、ロングライドでも疲れないよ。


Tern

Verge X18

Verge X18も悪くはないチョイスだろう。価格は259,000円(税抜き)。シルバーにポリッシュされたフレーム。目を引くツートンカラー。ディープリムホイール。ドロップハンドル。いかにも走りそうな佇まいである。



ただ、重さは残念ながら10.2キログラム。重さ的には大したメリットはない。タイレルと比べるとかなり見劣りする。


あと、25万円を越えるバイクなのに、シフターとフロントディレーラーがSORAなのが残念。リアディレーラーはULTEGRA-6700と一昔前のモノ、でもって9速だ。カセットはカプレオ、クランクがFSA。ややコストダウンされているのが気になる。



この辺は、買った後のカスタマイズとしてお楽しみにしておくのもいいだろう。



Verge



以上、25万円以上で買えるオススメミニベロでした。


個人的にはタイレルのFSXがいいなーーー。ステキな王子様が現れて、オレサマのために買ってくれないかしら(笑)。


ついこないだ、ダホン(Dahon)のMu P8のホイール修理で入院していたのだが、またもや入院となってしまった。原因は、フロントタイヤのセンターがズレてしまっていたため。発見してくれたのは、経験豊かな職場の先輩ローディ。オレサマのダホン(Dahon)のMu P8をひと目見て ...

ついこないだ、ダホン(Dahon)のMu P8のホイール修理で入院していたのだが、またもや入院となってしまった。



原因は、フロントタイヤのセンターがズレてしまっていたため。



発見してくれたのは、経験豊かな職場の先輩ローディ。オレサマのダホン(Dahon)のMu P8をひと目見て、「前輪のセンターがズレているよ」と指摘してくれた。



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え!?センターがズレてるってどういうこと??」と尋ねたら、

ほら、正面から見ると、タイヤの中心がほんの少しだけ片方に傾いているのがわかります?


「そんなことあるの??」と、慌てて見てみたら、ホンマや…。言われなければわからないくらいではあるが、確実にズレておった。気のせいであって欲しかったが、そうではないレベルでズレている。



「ホイールを新品に交換したばっかやのに、なんでやろ?」と思って、次の日ショップに駆け込んだのだった。



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※最近、入退院が多いDahon(ダホン)Mu P8





大将はフォークとホイールを見るなり、

うん、こういう問題はエンドを削るくらいしか方法がないんですよ。あるいは、ホイールがふれていないかどうかのチェックですね。新品ホイールなので、その問題はないとは思うのですが


ホイールを回転させている限り、とくに問題なくまっすぐに回っているように見えるのだが、真正面から見るとほのかに右側にズレている(傾いてはいない)のが、どうしても気になる。指摘されるまではなんとも思っていなかったが、ひとたび指摘されるとむちゃくちゃ気になりだした(笑)。



ちなみに、これまで運転していて一度も違和感は感じたことはないし、運転しながら見るフロントタイヤに違和感を感じたこともない。しかし、問題の予兆だったりすると嫌だし、フロントフォークに万が一のことが起きたら、大事故につながりかねない。

※最近、某メーカーの折りたたみ式マウンテンバイクのフレームが折れて大事故になった例もあるしさ。

参考記事

自転車:走行中突然ボキッ 転倒し重傷 訴訟に(毎日新聞 2015年03月01日)




ということで、なにはともあれ、入院させてくわしくチェックいただくことになったのだ。しばらくは通勤もBOMAのRefale(リファール)でおこなうことにしよう。



4年半乗っているので、そろそろあちこちにガタがきているのだろうか。それとも、「新しいバイクを買いたまえ」というミニベロの神様の啓示なのかもしれない。

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次のバイクの候補をそろそろ考えておこうかな……。オクサマにはナイショで(笑)。


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3月7日(土)、さいたまスーパーアリーナで行われた「MINI LOVE -MINI VELO LOVERS FESTA ’15」に行ってきた。


何しろ、主だったミニベロメーカーが勢揃いしてくれるのだ。しかも試乗までできてしまうとなれば、行かずにはおられない。ということで、サイクルガジェットとして取材させていただいたよ。


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会場入口のすぐ横で、カスタムバイクコンテストが行われていた。



もうちょっとこう、盛り上げる工夫があるのかしらと期待していたんだが、ただバイクが並べられていただけで、あまりコンテスト感はなかった(笑)。



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コンテストというからには、来場者が投票でもできる仕組みなのかしらと思っていたが、どうやらそういうものではなく、主催者側の独断というか、好みで選ばれるものらしい。



それにしても、ここに集まったバイクがもうマニアック過ぎて呆れるやら笑いが止まらないやら、である(もちろん、いい意味で)。




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会場では「世界に一つだけのDAHON Curve D7」のブログでおなじみのKei 氏にもお会いできたよ。



オレサマと同じダホンに乗っているブロガーさんで、それはそれはマニアックなカスタマイズをしている方だ。案の定、コンテストにも出品されていらっしゃったので、間近で拝見させてもらった。ドロップハンドルには105のSTI。それにショートVブレーキの組み合わせだ。




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※16インチでドロップハンドル…タダモノではない……。



ちゃんとブレーキ引けますか?トラベルエージェント無しで大丈夫ですか?」と質問したところ、「まったく問題なく引けていますよ」とのこと。




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※フレーム下に輪行バッグを取り付けたほうが、サドルに括りつけるよりも「さっとアクセスできてGOOD」とのこと。




よく見ると、オレサマと同じシュートVをお使いのようだ。うーむ、これを見ていたら、オレサマもドロップ化したくなってきたぞ……。



三日月状のボトルケージは、見た目はスッキリしてカッコイイ。ところが、「ちょっとした段差でボトルがかんたんに外れてしまう。使えないので、ふつうのに戻そうと思います」ですって。そうなんだー。


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ミニベロの展示場では、なかなか実物をみる機会のないKHSとタイレルに目が向いた。とくにタイレルは高いだけあってパッと見ただけで他のミニベロとは一線を画しているような印象だ。

塗装はカドワキパウダーコーティングという製法が採用されていて、とても美しい。写真やウェブサイトでは伝わってこない塗装のクオリティの高さは、現物を見るとよく分かる。




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※こちらは参考出品されていたチタンフレームのFX。デュラエース採用。カーボンホイールを装着。お値段、なんと120万円。



とくに目を引いらのがKHSのP-20RAと、タイレルのFSXの2台。



見た瞬間に「こ、これはいいモノだ…」と生唾を飲んで直感したね。KHSのP-20RAは完成車で25万円。(税抜き)


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※ソフトテールがKHSのアイデンティティだよね。シートステーの上端にあるゴム樹脂がショック吸収をしてくれるんだって。



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※25万は安くないけど、この至近距離で観れば、それだけのモノだって思えるよ…。




ミニベロで25万円って、相当に効果な部類に入るけど、すでに心が麻痺しているので、「がんばれば買える……!」って思ってしまった。自分自身の思考回路が理解不能で恐ろしいね(笑)。


オレサマのダホン(Dahon)のMu P8と同じブルホーンバーにバーコントローラーという使い慣れた組み合わせ。ホイールが451なので、今使っている406よりも高速巡航できるのが強みである。ちなみに、FSXは406ホイールね。



タイレルのFSXは318,500円。(税抜き)

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※ツートンカラーがかっこよすぎて身悶えしそう。




もはや、ミニベロの価格ではなく、ロードバイク、しかもミドルグレードのそこそこよい車種が買えてしまう。ミニベロ好きのオレサマであっても、さすがに「ど、どうしよう…」と躊躇してしまうレベルだ。



しかし、近くに寄って食い入るように見つめると、価格が高いのもナットクなのよね。たとえばタイレルのFSX。 コンポはスラムのフォース


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※メカデザインそのものは、さほど奇抜ではなく、シマノユーザーのオレサマでも受け入れやすいデザインだ。




ちなみにスラムのコンポーネントは高い順に「レッド(RED)」、「フォース(FORCE)」、「ライヴァル(RIVAL)」、「エイペックス(APEX)」ね。



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※スラムってすげーカッコいいじゃん・・・。




ということは、FSXはそこそこよいコンポーネントが採用されていることになる。チェーンリングもカッコよくって、フレームによくマッチしているわ。




個人的に、ミニベロにシマノのチェーンリング(アルテグラやデュラエース)は重たいような、野暮ったいような、ちょっと似合わないような気がしている。




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※デュラエースはチタンフレームになら似合うな……。(゚A゚;)ゴクリ



スラムはその点、ミニベロに似合うデザインかな。スラムは使ったことはないが、一度トライしてみたいね。


ツートンカラーのフレームも美しい……。カラーの組み合わせは何種類かあるそうだ。オレサマはこの組み合わせに惚れた。




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真横から見てもうっとりできる見映えだが、フロントフォークのうねりの角度もよい。実に良い。塗装の素晴らしさは、近くで見れば見るほど際立つ。



ずーーーっと眺めていたかったのだが、さすがにそうもいかず、後ろ髪を引かれる思いでタイレルブースを後にした。



今すぐにミニベロを買い換える予定はないけれど、「もし買い換えるなら」って妄想をしたら、FSXかP-20RAがいいな…って思ったね。まあ、先立つモノが手元にないので、買えはしないんだが(笑)。



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※ちなみに、FXはたたむとこんなかんじ。ダホンやTernほど小さくはならないが、輪行は問題なくできるし、車のトランクにも積めそうだ。



なお、KHSさんもタイレルさんも、ブースの方がものすごく丁寧かつ気さくに説明してくれて、すごく親しみを感じたよ。「あぁ、この人達、心底ミニベロを愛しているんだろうなあ。自分のプロダクトに自信があるんだろうなあ」って情熱をヒシヒシと感じた。






せっかくここまで来たので、何かおみやげでもと思って購入したのが「GENTOS(ジェントス) LED セーフティバンド



リアのフラッシャーはダホンにもBOMAのRefale(リファール)にも装着しているので十分ではある。



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※BOMAのリファール(refale)のライトは1年以上たっても電池がまだ使えるよ。





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※Dahon(ダホン)のMu P8のはエネループでときどき充電してます。





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GENTOS(ジェントス) LED セーフティバンド



ただ、今以上に明るくしておいて損はないし、路上ではなるべく目立つようにしておいたほうが身のためだ。



複数つけている人を見ると、「お、たしかに目立つなあ。これならドライバーに見落とされることはないだろうな」って思うの。



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※すげー明るい。点滅させることも可能。




ということで、オレサマも2個めのフラッシャーを用意することにした。自転車だけでなく、夜のジョギングにも使えるので、利用頻度は多そうだ。オクサマと共用しようと思う。

オレサマのミニベロ、ダホン(Dahon)のMu P8にはSPDを採用しておる。 SPDは2012年の7月に導入した。2回ほど立ちゴケはしたものの、このときからずっとビンディングペダルを使っている。二度とフラットペダルに戻るつもりはない。SPDラブ、である。 この夏で丸3年になる ...

オレサマのミニベロ、ダホン(Dahon)のMu P8にはSPDを採用しておる。


SPDは2012年の7月に導入した。2回ほど立ちゴケはしたものの、このときからずっとビンディングペダルを使っている。二度とフラットペダルに戻るつもりはない。SPDラブ、である。



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この夏で丸3年になるけど、いまも同じクリート(とシューズ)を使い続けているよ。クリートはぜんぜん削れておらず、交換の必要性すら感じない。ちなみにペダルはシマノのPD-A600を愛用している。



ショップで確認しても、「全然問題ない。交換しなくてOK」って言われているので、素人判断ではない。ロードバイクのLOOKペダルなんて、1年で2回もクリートを替えた。SPDの寿命の長さに驚かされている。

※ただ、SPDシューズはけっこうガタが来ているけどね(笑)。



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※写真下がSDPで、上はLOOKです。




クリートに問題はないが、気になりだしているのが「SPDペダル(PD-A600)」の経年劣化具合。

使いはじめの頃はペダルのバネを最弱し設定して、ちょっとでも危険を感じたらクリートが外せるようにしていた。慣れてくるに連れ、締め具合をやや強めに調節しなおした。



使っている方なら同意いただけると思うんだが、ある程度の固定力がないと、足がふわふわする感じがして、気持ち悪いんだよね

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※ネジを回すことで、ホールドテンションに強弱をつけることができます。




で、今になって「それでも締め付けが弱いかな」と感じだしたのだ。そこで、強めに締め直すことにした。作業はアーレンキーで数ノッチ「+(強)」に向かって回すだけ。これで脱着がいいかんじに「カチン!(着)、バチン!(脱)」できるようになったのだ。

PD-A600のバネが先に折れるか、クリートが擦り切れるか、どっちであろうか。目視だけではバネの劣化具合はわからない。まだまだいけるような印象はある。


SHIMANO(シマノ) PD-A600

※コンパクトでデザインも良い。気に入ってます。



久々にSPDシューズの裏側を眺めてみたら、左足にネジが欠損してた。プラスチック状のパーツが浮き上がってしまっている。別のネジが保持してくれてはいるものの、あんましよろしいことではなさそうなので、近日中にネジをはめ込んでおくつもり。



放っておいたら、砂や小石が詰まって、ネジが入らなくなる可能性もあるしね。




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※手前のSPDシューズのアーチ部分のネジが飛んでいってしまった……。


2014年の秋に美ヶ原でヒルクライムしたとき、こんなかんじの砂利(というか、石がゴロゴロしてる未舗装路)を800メートルほど歩いたんだけど、一発でLOOKのクリートが死んだの。



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※パンクが怖くて、つい降りて歩いてしまった。




クリートの脱着面がペラッペラの紙みたいになったもん。翌日、「おいおい!こんなんはめたら、パキーンって割れるんちゃうか」って焦ったよ。

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※1日でこんなになってしまうこともあるのね……。



そういう意味では、SPDって寄り道や観光混じりのロングツーリングをするような人には最高だと思う。ロードバイク(BOMAのリファール)にもSPDを導入しようかなって考えているくらい。



そもそも、オレサマはバリバリのレースはしない。せいぜいエンデューロレースかヒルクライムレースにしか出場しないしさ。(今持っているLOOKペダルとシューズがもったいないからすぐに替えるつもりはないけど)


そんなわけで、SPDはすんげー持つってお話でした。初めてロードバイクに乗るって人で、鬼漕ぎするような人ではないなら、SPDを検討してみてはいかがでしょう。



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PD-A600の裏側はこの通り傷だらけ。1週間かそこらでこうなっちゃいます(笑)。でも、使用にはなんの支障もないよ。


ミニベロのお祭り、「ミニLOVE」が3年ぶりに開催される。 場所はさいたまスーパーアリーナだ。開催期間は3月7日(土)~8日(日) 2日間。 イベント名は「MINI VELO LOVERS FESTA ‘15」と装いも新たになっているようだ。オレサマはミニベロが大好きだが、これまで参 ...

ミニベロのお祭り、「ミニLOVE」が3年ぶりに開催される。



場所はさいたまスーパーアリーナだ。開催期間は3月7日(土)~8日(日) 2日間。



Mini


イベント名は「MINI VELO LOVERS FESTA ‘15」と装いも新たになっているようだ。オレサマはミニベロが大好きだが、これまで参加したことがなかったので、このたびサイクルガジェットとして取材を申し込ませていただいた。

事務局に問い合わせたら、二つ返事で「どーぞ!」とのこと。ありがとうございます。



というわけで、どんなイベントであるかまとめてみるね。


主催はだれ?

ウェブサイトにはMINI LOVE 実行委員会と明記されているが、どこのだれとは書かれていない。じつは、出展者の株式会社アキボウさんが事務局を務めていらっしゃるのだそうだ。



協賛はどこ?

出展ブランドは以下のとおり。

  • 有限会社アイヴ エモーション
  • 株式会社アキボウ
  • アズマ産業株式会社
  • 株式会社東商会
  • 新家工業株式会社
  • アンデックス株式会社
  • キモリ
  • 株式会社ケイ・エイチ・エス・ジャパン
  • 自転車工房.com
  • 有限会社テレマ
  • 合同会社ファイブリンクス
  • ミズタニ自転車株式会社


有限会社アイヴ エモーションって聞いたことない社名だなって思った方も多いだろうが、「TYRELL(タイレル)」のメーカーだと聞けば「おお!あそこか!」ってなるよね?

 

TYRELL(タイレル)はお高いミニベロだが、確実に素晴らしいバイク。お金のことを考えなくていいなら、TYRELL(タイレル)に乗りたい。CSIに乗りたい。個人的にはTYRELL(タイレル)がキング・オブ・ミニベロだ。



関連記事

【高級ミニベロ】ワイズロード大宮で、タイレルFXに試乗させてもらった!






どんなメニューがあるの?

  • 小径・折り畳み自転車の主要ブランド・ブース(最新モデルの展示試乗会)
  • カスタムバイクコンテスト
  • MINI LOVE Photo Contest by Bicycle Photo magazine
  • MINIVELOサーキット(レース)
  • ブランド対抗折り畳み競争
  • 二代目ミニベロ親善大使任命式
  • MINI LOVE GOLDSPRINT
  • 辰巳出版 折りたたみ自転車&スモールバイクスナップ


最新モデルがチェックでき、しかも試乗までできてしまう。ミニベロに乗ってみたいって方は、真っ先にここに行くべき。


サーキットレースは見物するだけでも楽しいと思うよ。本気でカスタムしたミニベロは、びっくりするほどスピードが出る。しかも、サーキット形式(1周450mタイムトライアル)なので、レースをずっと観戦できるのもいいね。

ミニベロサーキットの詳細




協力メディアは?

  • 株式会社アテックスホールディングス
  • 株式会社 枻(エイ)出版社
  • 株式会社笠倉出版社
  • 株式会社玄光社
  • CyclingEX
  • 株式会社三栄書房
  • 株式会社産経デジタル
  • 辰巳出版株式会社
  • 株式会社ボイス・パブリケーション
  • 株式会社八重洲出版


アテックスホールディングスはシクロワイアードさんである。
(※訂正:アテックスホールディングさんを業務用エアコン会社と書いていたが、シクロワイアードさんであるとご指摘をいただいたので修正いたします)



ほかは出版社さんが名を連ねるが、、、お、ブログメディアの「CyclingEX」さんがいらっしゃるではないか。ロードバイクはもちろん、クロスバイク、ミニベロ、ママチャリ等、幅広く扱っておられるブログだ。



出展ブランドはどこ?

ここがもっとも気になる部分だろう。



ダホン、TERN、FUJI、BROMPTON、KHS、Manhattan、タイレル、ラレー、UCJ、5LINKS、kimori、NAGI bike、makes、cycle heart、yumenocycle、billion、OSTRICH、MASI、ルイガノ、Be-ALLである。
(追記:ルイガノとBe-ALLが新たに追加されました)

出展ブランド一覧



まあ、ほぼミニベロ業界全員集合!と言ってもいいのではないだろうか。ただし、BD-1が出展しないようだ。



国内発売元のミズタニ自転車が「BD-1販売代理店契約終了のお知らせ」を昨年10月に発表したので、それもあるのかな。



んで、パシフィックサイクルズジャパンが2015年1月に設立された。でも、そのパシフィックサイクルズジャパンは出展しないらしい。




Map


なにはともあれ、たのしいイベントになるのは間違いなさそう。天候に恵まれることを期待している。


3月上旬はまだ寒いし、屋外イベントなので防寒はしっかりとねー。



MINI VELO LOVERS FESTA ‘15のアクセス

MINI VELO LOVERS FESTA ‘15

ずっとジャパンカップの話ばかり書いたので、久々にミニベロのカスタマイズのことを書く。Dahon(ダホン) Mu P8のスプロケットの交換をした。 <参考リンク>Dahon(ダホン) Mu P8 の タイヤ(SCHWALBE デュラーノ)、チェーン(105)、スプロケット(アルテグラ)にまとめて ...

ずっとジャパンカップの話ばかり書いたので、久々にミニベロのカスタマイズのことを書く。



D
ahon(ダホン) Mu P8のスプロケットの交換をした。




20141011_180254


<参考リンク>
Dahon(ダホン) Mu P8 の タイヤ(SCHWALBE デュラーノ)、チェーン(105)、スプロケット(アルテグラ)にまとめて交換したよ  【2013年1月22日】




もともとは11ー23Tクロスレシオタイプを使っていた。グレードはアルテグラね。このスプロケット、たしかにギア間の変速ショックが少なくて、極めて快適に使えていたの。



4速と5速の間のギアがほしいなー」的なストレスもなく、
使いたいギアがちょうどある感覚が気に入っていたのね。





ところが、先日。


スプロケットの消耗具合を触診して調べてたとき、「あれ?」と思ったのが、磨耗してる歯としてない歯にかなり違いがあるってこと。



消耗しているギアは3、4、5、6速あたり。
全然消耗していないのが8、9、10速あたり。特に9、10はピッカピカなのよ。




20141011_180530



考えてすぐわかった。だって、トップに近いギアはほとんど使わないから。



オレサマは軽めのギアで高めのケイデンスで走るのが好きなので、
おのずとトップを使わない走りをするクセがついている。重いギアをガシガシ漕ぐのって、ヒザも痛めそうじゃん?



よく使う3、4、5、6速はそこそこ磨耗してて細くなりつつあり、
そろそろ交換時期かなという気はする。2年弱使って、8,000キロくらいは走ったからね。




交換するとして、
同じギア比のを選ぶか、トップギアを落としたものにするか、決断しないままショップに行って相談してもらった。





で、大将に提案されたのが、ジュニア用スプロケット。



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ジュニア用?って訝しんだんだけど、高校生年代までがジュニア用規定の中に含まれるらしくって、成長年代の選手は使えるトップギアが決まってるんだって。




馬鹿力でぶん回すんじゃなく、
ちゃんとしたケイデンスとペダリングで競争しなさい」って連盟のメッセージなんだろうね。




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ジュニア用スプロケットを大人が使っても全然問題ない。それどころか、ヒルクライムする人の中には、「高いトップギアは使わないから」ってジュニア用をあえて装着する人もいるくらい。



オレサマも、「どうせトップは使わないんだし、貧脚だし、
だったらジュニア用のほうが幅広くギアを使い切れるし、幸せじゃね?」と思ってジュニア用でいくことにした。






ただ、ひとつ注意点があって、フレームによっては使えない。



なぜなら、トップの歯の直径が広がるわけで、エアロを意識してシビアに作られた(シートステーが絞られた)フレームだと、歯が接触することがある。

ジュニア用スプロケットを検討中の方は、
事前にお店で確認してね。




Cimg6166

※トップギアに入れたとき、チェーンが当たってはもちろんダメ





Dahon(ダホン) Mu P8は問題なくイケる、と言われて一安心。



ホイールを外し、スプロケットを取り替え、
ハメ直してあっという間に完成!なんだ、あっけなかったな。



では試乗してみようとショップの周りを軽く走ってみた。




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※チェーンラインも問題ナッシング\(^o^)/





2、3、4、5・・・うむ、問題ない。気持ち良くシフトアップする。



6、7、8・・・ムフフフフ、変速ショックも小さく、
すべてのギアが使い切れているではないか。これはいいぞ。



・・・と思った次の瞬間、
9速に入れたらチャリンとチェーンが外側に落ちた。あれ?







もう一度乗ってみる。5、6、7、
8とスムーズにシフトアップする。



9速に入れる。またチャリンと抵抗感なく落ちた。
トルクもかけずに軽く回しているのに。



再トライ。やはり、9足で落ちる。何度やっても9速、
もしくは10速に上げた瞬間にポロリと落ちる。なんじゃこれ・・・。




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ショップに戻り、事情を説明する。





ワイヤーを調整するもダメ。

ディレーラーを調整しても改善されず。
チェーンのコマをひとつ外し、詰めてみてもNG。



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より段差が少ないクロスレシオになったわけで、チェーンはむしろ暴れないはず。落ちる原因がわからずポカンとなる。




チェーンラインが歪んでいるのかな?とじっくり観察すると、
どうもクランクがほんの少しだけズレているっぽく、「スペーサーをかませば改善されるのでは?」ということで、クランクを外した。



20141011_194921




オレサマのチェーンリングとクランクはKCNCの超軽量なアルミの削り出しタイプなんだが、なんとネジがアルミ製だった。んで、BBのネジ受けがスカンジウム製。

※外してみたら判明(^_^;)




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つまり何が言いたいかというと、クランクが戻らなくなってしまったのだ。
/(^o^)\ナンテコッタイ






素材の相性とか強度のことは詳しくないが、ひとことで言うと、「
アルミの方が弱いので、ネジが負けてしまっている」そうだ。



つうことで、我々の奮闘も虚しく、ここでタイムアップ。





とりあえず愛車は入院となってしまった。orz




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こういうとき、もう一台あると立ち往生せずにすむね。しばらくはどこに行くにもBOMA の Refale(リファール)のお世話になることに(涙声w)。


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たかがスプロケット交換だけでこんな症状も起こるという事例紹介でした。今後も引き続き、レポートしてみます。



それにしても、カスタマイズは奥が深いぜ。。。






<今回買ったのはコレ>

ULTEGRA カセットスプロケット 10速用 ジュニアサイズ (13-25T)


最初はビビったけど、結果的にいいかんじに調整してもらったYO!

詳細は下記記事を読んでね。



よく、yahoo知恵袋とかで「5万円台の折りたたみ自転車でオススメを教えて」って質問があるんで、オレサマが答えてみようと思う。※ あ、ここで語る価格は、メーカーの定価ね。割引とかアウトレットとかの話は当然含まないよ。あと、折りたたみ自転車を、便宜上ミニベロって ...

よく、yahoo知恵袋とかで「5万円台の折りたたみ自転車でオススメを教えて」って質問があるんで、オレサマが答えてみようと思う。



※ あ、ここで語る価格は、メーカーの定価ね。割引とかアウトレットとかの話は当然含まないよ。あと、折りたたみ自転車を、便宜上ミニベロって呼ぶね。(ミニベロの中には、折りたためないバイクも含まれるので)



Img_2120

※ブロンプトンはさすがに5万円とはいかないけれど・・・(写真は職場の同僚の愛車)



結論を言うと、「5万円以下の折りたたみ自転車は、どれも似たり寄ったり」である。悪いという意味ではない。どれを買ってもほどほどに楽しいミニベロライフが待っている。個人的にも、ミニベロの相談をされたら、メーカーはともかく、「5万円以上のにしときましょう」とは伝えているよ。




まあ、1万円台のママチャリが量販店で売られていることを考えると、5万円ってけっこうな出費だよね。安いママチャリ3台分に相当するわけで、そりゃ慎重に考えちゃうよね。気持ちはわかるよ。





でも、ぶっちゃけ、5万円以下だと初心者用のミニベロしか手に入らない。片道30分かそこらの街乗りには問題ないし、「ママチャリの代用&プラスアルファ」という認識なら、それでも問題はないだろう。



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※ブロンプトンは乗り心地、むっさ良かった。(試乗させてもらった)



せっかくだから観光地に輪行しようとか、ツーリングしようってなると、重いわ、回らないわ、軽快じゃないわ、パーツの操作感が鈍重すぎるわって不満が一気にわきあがるはず。



個人的には、「最低5万、できれば8万」と言いたいところである。



で、5万円台で買える折りたたみ自転車となると・・・




<ダホン>

Boardwalk D7が定番。オクサマも乗っているし、オレサマも通勤で使うことがある。街乗りからツーリングまでオールラウンドにこなす、よいエントリーバイクだ。ただ、ノーマルは7速しかないし、12.3kgとまあまあ重い。男のオレでも輪行したくない重さだ。



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オクサマのは、105化して、ギアはグリップシフターからラピッドファイア化してるし、タイヤはKOJAKにし、ホイール、サドルもカスタム済みなのでツーリング(片道30km程度)なら苦ではない。これでもてぎのエンデューロも走った



しかし、カスタム費用を込みで考えると、総額で10万円くらいになってしまうんだよね。




Routeは、実はミニベロの知識がないとき、値段に釣られてオレサマも実は購入しそうになった。が、自転車屋さんと話しているうちに、「こりゃ、ないな」と思いとどまったのだ。



6速で12kg・・・近所の買い物や短距離の通勤(片道5kmくらい)ならOKだが、余暇のサイクリングで使うのはややシンドイ。趣味としてではなく、日常生活で使い倒すイメージのバイクである。




「16インチなら安いのか?」と思いきや、意外にそんなことはなく、Curve D7でも62,000円(税別)からで、Presto SLになると98,000円(税別)なので、10万円を軽く超える。EEZZは11万円なので、ふつうは選択肢には入らないだろう。




ダホンで価格と性能を考えると、コストパフォーマンスがベストのバイクは、
Boardwalk D7だとオレは思う。



<Tern>

Link C7が5万円台だね。スペックを見る限り、ダホンのRouteと似ている。



個人的には、TernならVerge P9(99,800円)をカスタムするか、一気にVerge X10(198,000円)まで飛ぶかなあ。でも、20万円弱のミニベロなんて、普通の人は手が出せないよねぇ・・・。



<ジャイアント>

IDIOM2でも税抜きで62,000円。コスパ最強と言われるジャイアントですら、5万円代の折りたたみ自転車はない。ジャイアントのミニベロをってことなら、これをススメると思う。徐々にパーツを変えていくのが楽しそう。




デフォルトで9.4kgなんだけど、ミニベロの完成車で10kg切ってたら、大したものよ。つか、スゴイよ。





<BD1とかブロンプトン>

残念ながら、5万円台のモノはない。つか、平気で「15万円から~」みたいな世界。選択肢には入らないだろうね。



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※同僚がブロンプトンを折りたたんでいる様子。メカメカした動きがガジェットぽくって( ・∀・)イイ!!




<GIOS>

折りたたみではないが、MIGNONが59,800円。しかし、税別なので総支払いでは6万円を超える。



パーツは安めのものがあてがわれているが、ちょっと遠目のサイクリング(片道20キロくらい)に出かけるくらいはできる。試乗したことがあるが、けっこう軽快で楽しかった。





オレサマならどのミニベロを買うか?」であるが、ダホンのVisc.P20かな。理由は・・・フレームデザインが好みだから(笑)。それだけ。




これを完成車で買うのではなく、型落ちのフレームを調達し、いまのDahon(ダホン) Mu P8のコンポ、ホイール、シートポスト、サドルを引き継ぐ。ハンドルは、ブルホーンではなく、買い替えを機にドロップ化したい。



Photo




【完全ガイドシリーズ068】自転車完全ガイド





折りたたみ自転車&スモールバイクカスタム2015





DAHON(ダホン) EEZZ D3 16インチ フォールディングバイク(2015年モデル)






<追記>
2015年のダホンEEZZが、シングルギアから3段ギアに進化した。それを聞いたとたん「ぬぉぉぉぉ……2台目にぜひほすぃ……」状態が続いている。まだ買ってはないけど(笑)。

ついにPOLOが治った。何と丸々1ヶ月かかってしまった。\(^o^)/詳細は省くが、まとめると「イモビライザーの故障で、部品取り寄せと取り付けにむっさ時間がかかってしもうた」のだ。結局、代車も用意してもらえず、ずっと徒歩とか公共交通機関、自転車でやりくりしていた。 ...

ついにPOLOが治った。何と丸々1ヶ月かかってしまった。
\(^o^)/



詳細は省くが、まとめると「イモビライザーの故障で、部品取り寄せと取り付けにむっさ時間がかかってしもうた」のだ。結局、代車も用意してもらえず、ずっと徒歩とか公共交通機関、自転車でやりくりしていた。我が家には車は1台しかないので、ディーラーに行く足がない。



こういうときに活躍するのが、オレサマのDahon(ダホン) Mu P8。
距離にして約10キロ離れたディーラーまで、さくっと取りに行ってきた。





ディーラーに到着。

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すげー久しぶりに見る愛車。

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で、Dahon(ダホン) Mu P8をどう積み込むか? ちなみに、フレームは面倒なので折りたたまない。




まず、トランクの荷物を全部助手席に移動する。



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サッカーのスパイクとか、ボールとか・・・(笑)。




次に、後席を全部倒す。ヘッドレストも抜く。


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Mu P8をたたむわけだが、ハンドルポストを折り、シートポストを抜く。これだけだ。


で、そのままかついで、おりゃっと荷室に放り込む。(ややナナメになる)

ただし、ホイールやディレーラーは、デリケートなパーツなので、何にも接触しないように気をつけよう。


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天地さえなんとかすれば、フレームをたたまなくても、POLOのようなハッチバックにも積めてしまうのだ。
詰んだままでは不安定なので、100均で買ったゴムひもで雑に固定する。



こんなかんじでOK。乱暴な運転をしない限り、倒れたりすることはない。ミニベロを運ぶのに、ワンボックスカーも、ワゴン車も要らないんだぜ。この方法で、高速を走ったこともあるが、倒れたりしたことは一度もない。





無事に我が家に到着し、降ろす。


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組み立ても楽よ。


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シートポストを挿し、ハンドルを戻せばホラ完成。


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この方法なら、もう1台のオクサマのミニベロ(ボードウォーク)も積める。その場合、ボードウォークのほうは、完全に折りたたむ必要があるが。



コンパクトなハッチバック車にも、ミニベロは2台は積めますよって話でした。
※BOMA の Refale(リファール)はまだ運んだことはないが、ホイールは外さざるを得ないだろうなあ。




20140405_112816



POLOのシートを戻すほうが面倒くさいぜ・・・(笑)。




<参考リンク : フィアットのパンダを2014年5月に買いました!>

パンダ(フィアット)の“細かすぎる”内外装インプレッション

パンダ(フィアット)のインプレッション! 【3,000キロ走行してみた編】

【完全解説】 コンパクトカーにロードバイクは積めるのか?


折りたたみ自転車&スモールバイクカタログ2014


ミニベロなら、ハッチバック車でもラクラク積められるよ!

旅先のお供や、今回のようにディーラーに車を取りに行くときにタクシーを使わなくても済むよ!

ヽ(^。^)ノ

Dahon(ダホン) Mu P8を通勤バイクにし、BOMA の Refale(リファール)をロングライドに使い分けるようにしているのだが、置き場所で悩んでおる。Refale(リファール)をリビングの特等席に置き、Mu P8は子供部屋に置いている。しかし、子供部屋からいちいち通勤のたびに出し ...

Dahon(ダホン) Mu P8を通勤バイクにし、BOMA の Refale(リファール)をロングライドに使い分けるようにしているのだが、置き場所で悩んでおる。



Refale(リファール)をリビングの特等席に置き、Mu P8は子供部屋に置いている。しかし、子供部屋からいちいち通勤のたびに出し入れするのが面倒なのだ。玄関までが遠いのだ。そこで、ついついこんな置き方をしてしまっているのだが・・・。



20140311_234943



うーむ、畳に侵食してしまっているではないか。



折り畳めばいいのはわかっておるのだが、トピークのダイナパックがジャマをして、シートポストを下ろせないのだ。シートポストを下げないと、折りたためないのだ。



アーレンキーでいちいちダイナパックを外すのは、現実的な方法ではないのだ。めんどくせーのだ。



それにしても、オクサマの視線が痛い。やはり、片付けるしかないのか…。


日常的に使うバイクは、玄関に近いほうがいいな。Refale(リファール)は毎日乗るものではないので、特等席に置くのはもったいないのかなという気がする。




ラックを使って、空間に保管できないかなとも検討してみたのだが、ちょうどいい場所が我が家にはない。どうすればいいのだ・・・。

ミノウラ ディスプレイスタンド  壁もたれ式上下二段型


オクサマ的には、「(縦置きすることで)威圧感が出るんじゃないかなあ」と気にしている。まあ、妻は縦でも横でも文句を言うのは間違いないが(笑)

2ヶ月ぶりにダホンを運転してみた。ずっと、リファールばかりと戯れていて、すっかり存在を忘れていた。 ちょっと暖かい日があったので、久しぶりに自転車通勤してみたのだ。ずっとロードバイクばかり運転していたので、違和感を感じるかなと思ったんだが、そのことを書く ...

2ヶ月ぶりにダホンを運転してみた。ずっと、リファールばかりと戯れていて、すっかり存在を忘れていた。



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ちょっと暖かい日があったので、久しぶりに自転車通勤してみたのだ。ずっとロードバイクばかり運転していたので、違和感を感じるかなと思ったんだが、そのことを書く。




1  やっぱミニベロって快適だぜ


絶対的なスピードではロードバイクに負けるけど、街中で走るにはミニベロってマッチしてる。なにしろ小回りが効くのがでかい。路面状況に合わせて障害物や突起を避けるのも楽だ。スピードも、巡行で時速30キロ弱は出るので、まあ問題はない。信号の多い都内だと、飛ばしてもすぐ引っかかるからね。ミニベロで出せるスピードで、全然問題ない。



逆に街中だとロードバイクでは速すぎて怖いくらい。セーブしながら走るのもストレスになるよね。せっかくのポルシェだって、アクセル全開で走らせてこそ楽しいってもんでしょ。




つうことで、街乗りにミニベロは欠かせないなあ。やっぱり、ロードバイク1台だけで全ての用途をこなすのは無理だ。





2  なんじゃこの乗り心地の硬さは?


ミニベロって乗ってて楽しいんだけど、アルミのせいで硬いわ。しかも、久々だったもんだから、アルミの硬さに驚いた。こんな硬いのに、ずっと乗ってたんだ、オレ。タイヤも小さいと、こんなにダイレクトに衝撃を伝えてくるのね。



カーボンロードバイクに慣れてしまった今となっては、ダホンで100キロライドはないな・・・って思ってしまった。人間って、贅沢な生き物ね。。もちろん、硬い=嫌いって意味ではない。



硬さもいいとこはあって、力をかけたときの反応がいい。一瞬だけスピードをあげたいとか、ちょっとだけ急な勾配を一気に駆け上がりたいときとか、アルミだと踏み込んだ瞬間に応えてくれるかんじなの。しかし、荒れた路面は嫌だわー。




リファールで通勤することは可能だし、比較のために一度はやっておきたいけど、基本的にダホンを通勤と街乗り(半径30キロ前後)に用途を限定しようと思う。ロードバイクは完全にドライビングプレジャーのためだね。



そういえば、ポジションに違和感は感じなかったな。ブルホーンにしているせいで、そこそこ前傾姿勢なのが効いているのかな。もちろん、ドロップハンドルほどではないが、アップライトってこともない。ちょうど中間くらい。なので、今日はロードバイク、明日はミニベロって使い方でも不便を感じることはないだろう。あまりにポジションが違いすぎると、きもちわるいだろうけど。



ただ、この日はうっかりカギを忘れて出かけてしまい、どこにも駐車できなかった。どっちに乗るときも、鍵を忘れないようにせねば。