タイレル(Tyrell)のCSI が2016年の頭に納車されてから、900キロ走った。あまりにもデュラエースが快適すぎて、BOMA の Refale が寝室でかるくホコリをかぶってしまうくらい、CSIが気に入っている。
もちろん、コンポーネント以外のフレームもすばらしい。50~60キロのショートライドなんて物足りないし、100キロのライドでもぜんぜん疲れない。
451ホイールは406と27Cタイヤのちょうどいいとこ取りなので、かなりスピードも発揮しつつ、街中での小回りもきくのでストレスなく乗り回せる。ロードバイクならではの直進安定性にはやや欠けるが、そこはミニベロの宿命だし、見方を変えれば「クイックで楽しいハンドリング」だとも言える。
たとえるなら、ロードバイクは連邦軍の戦闘機「Xウィング」で、タイレル(Tyrell)のCSI はスター・ウォーズ「ジェダイの復讐」の森の惑星エンドアで登場した帝国軍のスピーダーバイクだね。(スピーダーバイクってなんだ?という方はこちらの画像検索結果をどうぞ)
圧倒的なスピードでぶっ飛ばすのならロードバイクだけど、身体の一部として意のままにバイクを操りたいなら、ミニベロのほうが適している。
「もはや、CSIさえあったら、他に何もいらないのでは…」と錯覚してしまうほど、ステキなミニべロである。見てよし、乗ってよしの満足度、120点だ。
※デメリットがないわけではないけどね…(^_^;)
そんな非の打ち所なしなCSIではあるが、500キロを越えたあたりで、「もしかしたら、ポジションをいじってもいいかしら」と感じるようになった。
違和感の正体はハンドルの高さ。ロードバイクと比べると、ややアップライトな状態での納車だったのだが、走りこむうちに「ちょっと下げたほうがより快適だろう」という判断を下し、お世話になっているショップに持ち込んだ。
相談の結果、「ハンドルポストがやや高いので、2センチちょい切ってみよう」となり、切ってもらうことに。CSIのフォークはすべてカーボン製なのだが、のこぎりで切断してもらった。えっ…カーボンってそうやって切るんだ……初めて知った。
※このようにゴリゴリ切ります。
あと、ちゃんと角度をつけて真っ直ぐ切断するための工具を装着させるのだ。なるほど。
それにしても、カーボンを切るとおびただしい量の黒い粉が落ちる。床屋のように布でカバーしておかないと、真っ黒けになるので自分で切断する方はご注意ください。
※ヘッドパーツを外し、スペーサーを抜いて…
※水平に切断するために、こんなパーツをがっちり固定し…
※エイヤエイヤと切っていきます…(・o・)
※2センチちょい切りました
ちなみに、下が切断前
↓↓↓↓↓↓↓↓
ハンドルポストを切るのって、(後戻りできないので)ちょっぴり勇気が要るのだが、結果的に大成功。ほぼロードバイクと同じポジションを取れるようになった。これで、ロードバイク←→ミニベロを行き来してもそのたびに微調整する必要がない。
ひとつだけ、ショップで言われたことだけど、「もしもバイクを中古で下取りに出すかもしれないのなら、なるべくハンドルポストはカットしないほうがいい。それが原因で買える体格の人が制限されるから」とのこと。
自分は売り飛ばすつもりはサラサラないので、思い切って自分の体にマッチさせた。
ちなみにアルミ製のハンドルポストでもカットは可能。オクサマのボードウォークも以前にハンドルポストを切ったのだが、そのときもお店でやっていただいている。
けっこう関連している記事

コメント
コメント一覧 (2)
(^_^;)