「チューブラークリンチャー」というタイヤがあるそうです。

クリンチャーホイールに付けるチューブラータイヤのことなんですが、最近、知人に教えてもらうまでその存在を知りませんでした。

「え?ロードのタイヤはクリンチャー、チューブラー、チューブレスの3つでしょ?」って信じきってましたからね…。最近のテクノロジーなのかと思いきや、何年も前からあるそうです。

将来的に使うこともあるかも?と思ったので、教えてもらった&調べたことを備忘録的にまとめてみます。

目次



チューブラークリンチャーってどんなタイヤ?

ビードバンドというのがくっついたチューブラータイヤで、これをリムに引っ掛けて装着します。構造としてはシンプルで、「なるほど、たしかにこうすれば成立はする」とは思います。私は教わるまでそういう発想すら出てきませんでしたが(笑)。

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作っているメーカーはTUFOというチェコの会社。
ここ以外はほぼ存在しないっぽい。相当マニアックな部類のタイヤなんでしょう。

国内の取り扱いはトライスポーツさん。

なお、「Elite(エリート)」という名がつくタイヤは転がり感がやや重いので、転がり感を気にするなら気をつけたほうがいいそうです。

「C-Elite JET < 160g」のタイヤ重量はなんと160g!チューブが入ってこの軽さ。クリンチャー最軽量のタイヤ単体より軽いレベル。ただし、20cというかなり細いタイヤです。

当然、耐パンク性には弱いので普段遣いには向きません。
ヒルクライムレースやレース決戦用ならアリでしょう。

チューブラークリンチャーの特徴

リムにはめるにはコツが必要で、最初は「硬い」と感じるそうな。ただ、慣れの問題らしく、クリンチャーで運用してきた方なら大丈夫じゃないでしょうか。

チューブラーは装着時にセンターを出さなくてはいけませんが、チューブラークリンチャータイヤは精度が良いので、はめるだけでセンターが出るとのこと。

なお、チューブは内蔵されているので、リムテープは必要ありません。

クリンチャーで必須のタイヤレバーも不要で、プチプチとリムにビードをはめ込んでいくだけで大丈夫。

ただし、タイヤが硬い分、空気圧調整を適切に行わないとタイヤが跳ねることはあります。

チューブラークリンチャーのメリット

パンクに強い

トレッドが硬いというのもあって、耐パンク性能は比較的高いそうな。

クリンチャータイヤにありがちな、チューブに起因するパンクはありません。チューブを噛んだり、ねじったり、折れてしまう心配は無用です。

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パンクやバースト時にタイヤが外れにくい

クリンチャータイヤでバーストすると一気にタイヤがリムから外れてしまうリスクがありますが、チューブラークリンチャーだとその心配は薄いです。

今使っているホイールで、チューブラーのテイストが味わえる

チューブラータイヤは真円形なので、どの方向から圧力が加わっても同じようにタイヤが潰れます。コーナーリングでバイクを倒したときの限界点はクリンチャータイヤよりも上とも言われていますね。

「とはいえ、チューブラーホイールをわざわざ用意するのはちょっと…」

「チューブラーホイールの運用の面倒くささを知っているのでうーん…」

という方にとっては、手持ちのクリンチャーホイールで1回試してみるってことができるのは、メリットかなと。

チューブラークリンチャーのデメリット

パンクすればチューブラーと同じく全体を交換

パンク修理は不可。ここはチューブラーの宿命ですね…。コスト的にはかなり痛い。

ただし、シーラント入れておけば、サイドカットとかは別として、よくあるパンクには対応できるかなと。

修理もクリンチャーと同じなので、テープを剥がして…って面倒な作業はありません。

ビードがあるので折りたためない

これ、かなり深刻な問題です。

ふつうのチューブラータイヤは折りたためるので、(かさばるものの)サドルバッグに入れて運べます。が、チューブラークリンチャータイヤはどうやって運ぶというのだ…。

コストは受け入れられても、持ち運びしにくいのは致命的かな…。

なぜチューブラークリンチャーはメジャーではないのか?

メリットが多いと感じるチューブラークリンチャーですが、とはいえ使っている人は超少数派なのはなぜなのか?

知人の方いわく、

チューブラーはハンドメイドなので、製造効率やコストを考えると、工程数が増えてしまいます。さらに、熟練の職人さんも必要なので自ずと生産に時間が掛かり、数にも限りが出てしまう……よって販売価格も高騰してしまうんです。

多くのメーカーさんはそれを嫌って、出していないんじゃないかなと。

とのことでした。

ワイドリムでは使えない問題…!

チューブラーをXELIUS(ゼリウス) SL ULTIMATE Disc で使っている身としては、(運用の面倒さはさておき)チューブラーの良さは感じているので、1回はネタとして試してみるか!と思って商品詳細ページをよーく読んだら…

現在の対応リム内幅は13~15mmです 最近の幅広リム、C17などでは使えません。

と書かれているじゃないですか。

なんと、いま主流のワイドリムに適合した商品がないのです…。
適応クリンチャーリム内幅は「13mm~15mm」まで。

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自分が持っているクリンチャーホイールはBORA ONE はワイドリムなので無理。

しかし、2014年に買ったZONDA、2015年に買ったシャマルミレはナローリムなのでOK。今は使っていないけれど、そのホイールに戻したときにトライしてみるかもしれません。

あと、こんな注意書きもありました。
ご使用前(リムにタイヤを取付ける前)にタイヤに空気を入れ1日程度放置し、著しく空気漏れしていないか、バルブコアが緩んでいないかご確認ください。使用されてからの交換はお受けできません。予めご了承ください。

こういうことが書かれているということは、それなりに個体差があるのかも?
ちょっと不安になる一文です。

結論:チューブラークリンチャーを使うのは辞めておきます

念のため、TUFOユーザーさんの声を検索してみました。
結果、イマイチ…っぽいことがわかったので、使用を思いとどまりました。

レビュー【TUFO S3 Lite 21C】

TUFO チューブラークリンチャー 再インプレ

まあ無理して使うものでもないですし、いろいろ調べた結果、チューブラークリンチャーは自分的には「ナシ」な結論です。


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