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2024年02月

「LUMOS Ultra」というヘルメットを提供いただきました。 フロントとリアにLEDライトを備えた自転車用ヘルメットです。カンタンにいうと、前後が光って目立つ!ヘルメットですね。 ライトを備えたヘルメットは別に珍しくはなく、これまでいくつもそういう系統の商品は ...
LUMOS Ultra」というヘルメットを提供いただきました。

フロントとリアにLEDライトを備えた自転車用ヘルメットです。
カンタンにいうと、前後が光って目立つ!ヘルメットですね。

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ライトを備えたヘルメットは別に珍しくはなく、これまでいくつもそういう系統の商品は見てきました。が、イマイチ食指が動かず、購入することはなかったです。


身も蓋もない言い方をすると、


安全面で優れているのはわかる。でもデザインがダサい…


と思っていたからですね。


が、「LUMOS Ultra」はひと目見た瞬間で「芋っぽさがない!ふつうに良い!」と思いました。

以下、使ってみたレビューです。

目次


ふつうにカッコいいデザイン

9個の大きなベント(通気孔)があります。レーサーモデルに比べたらエッジは効いていないけど、ロードバイクでもミニベロでもクロスバイクでもマッチするし、好き嫌いの分かれるような尖ったデザインではないのもマル。

ハイエンドのロードバイクで使っても、違和感ないと思います。

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しかも、内蔵されたライトは、ONにしないとどこに内蔵されているのかわからないレベルで、一体感がすごい。取って付けた感ゼロ。見た目も機能面でもデザインが優秀です。

ただ、アイウェアをベントの穴に差し込むのは…位置的に適していないですね。
なので、そういう使い方はしないほうがよいかなと。

装着感は可も不可もなし

丸型なので、日本人の頭にもフィットしやすいはず。

ちなみに自分は、ヨーロッパ向けの縦長のが入らない典型的なモンゴリアンヘッドの持ち主なんですが、LUMOS Ultraはスッ…とフィットしました。

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フィット感は可も不可もなく、悪くない付け心地です。

前後のLEDライトが特徴

フロントは白色LEDライト、リアには赤と黄色で光るLEDライトが内蔵されてます。どちらも最大300ルーメンで光ります。

赤く光るリアライトは、点滅パターンを3種類から選べます。(点灯と点滅2パターン)

内蔵ライトなので、か弱く光るだけなのかな…

と、あまり期待していなかったんですが、夜に試したらビックリするほど明るい!
遠目からでもすごく目立ちます。これは素晴らしい。



前後でパターンは連動するので、点灯させると前後とも点灯で、点滅させるとどっちも点滅する、という仕組み。前は点灯で後ろは点滅させる…はできません。

電源は後頭部にあって、ONとOFFでビープ音がします。ONで2度のビープ音、OFFると1度のビープ音が鳴るので、目視で確認する必要はありません。

ウインカー機能と自動ブレーキライトも備わる

付属のワイヤレスリモコンで、ウインカーとしても使えます。

ヘルメットのウインカー機能を操作するためのワイヤレスリモコンが付属してきて、コイン電池(CR2032)を入れて使います。同梱のラバーリングで自転車のハンドルに装着して使うという寸法。

便利かな?と思ったものの、「ブラケットから片手を離してボタン操作するって、どうなんだろ?」とは感じました。クロスバイクとかのバーハンドルだと、手を動かす距離も短いので、苦にならないかと思いますが。

さらに、別売のワイヤレスリモコンを使うと、減速時にヘルメット後方が赤く点滅します。まるで自動車。リモコン内のセンサーが減速を検知してLEDを高速で点滅させる自動ブレーキライトまであるのには驚きました。

ちなみに、ウインカーとして光るときは黄色で、ブレーキだと赤という芸の細かさ。

そこまではいいかな…と思ったので、自分は使ってはいないですが、ドライバーには自転車の挙動が伝わりやすいのは間違いないです。
※ただし、ブレーキ機能を使うには別売のLUMOS Remoteが必要

360度の視認性

360度どこからでも見えるのが特徴。
くるくる回しても、常にライトが視界に入ります。

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リアライトが斜め&弧を描くように配置されているので、横からでもしっかり目立ちます。
考えられたデザインですね。

専用アプリでカスタマイズもできる

ヘルメットと専用アプリをペアリングすると、ライトの点滅パターンのカスタマイズや、バッテリー残量の確認ができたり、StravaやApple Healthと同期させることも可能です。

点滅パターンを変えられるんだ!すごい!
と思うも、2パターンで十分満足なので、とくにいじる予定はありません。

カラーバリエーションは3つ

色は3タイプあります。

  • Charcoal Black (チャコールブラック)
  • Jet White (ジェットホワイト)
  • Electric Lime (エレクトリックライム)

シンプルな白と黒、そして派手なライム。

青、赤、グレーとかもあるとさらにいいなと思いましたが、定番の白と黒があるので、大半の人には問題ないでしょう。私はどんなウェアにでもマッチさせやすい白を選びました。

サイズと重量

サイズは、M-L サイズ (54 – 61 cm)とXLサイズ (61 – 65 cm)の2つ。

「Sがないのか~」と思いましたが、ダイヤル可動域が広く、女性の頭にもしっかりフィットします。よほど頭が小さくない限り、問題ないでしょう。

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気になる重量は「370 g」。

ライトや電装を内蔵しているので、これくらいは納得できます。

持つとたしかにちょいと重さは手に来るものの、実際に100km ほど走ってみて、重さはほぼ気になりませんでした。「言われてみればたしかにね〜」くらいは感じるけど、日常使いとして全く問題なし。重さのせいで使うことを躊躇することはないですね。

バッテリーの持ち時間は十分

利用状況によりますが、4~10時間ほど使えます。
充電時間にかかる時間は3時間。 充電は付属のUSB-Cケーブルで行います。

電源ボタンのすぐ下に差し込み口があります。(カバーを剥がして差し込みます)

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なお、電装関連の防水等級は「IPX6」で、あらゆる方向からの強い噴流水による有害な影響がない耐水形があります。雨天も使うことが想定されるヘルメットなので、防水機能はマストですね。

4つの安全認証を受けている

CPSC(米国消費者製品安全委員会)

→CPSC(Consumer Product Safety Commission)は、米国の消費者製品安全委員会。1972年に消費者製品安全法(CPSA)に基づいて設立され、大統領直属の独立行政機関である。

EN1078(EUヘルメット安全基準)

→自転車用ヘルメットやスケートボード用ヘルメットの安全基準を定めた規格。CE(欧州標準化委員会)マークは、商品がEU加盟国の安全基準を満たしていることを示すマークで、EN1078はCEマークのひとつ。

AS2063(オーストラリアヘルメット安全基準)

→オーストラリアとニュージーランドの自転車用ヘルメットの規格。2年間の検討プロセスを経て2008年に導入された。

ASTM F1447(自転車用ヘルメット国際標準規格)

→レクリエーション用自転車やローラースケートで使用するヘルメットの安全性を確保するための規格

高いポジションにライトがあることの恩恵はでかい

ふつう、ライトってバイク本体に取り付けるものです。

高いポジションにあるほうがドライバーからは見やすいんですが、フロントライトはハンドルの高さ、リアライトはサドル位置が限界なわけです。それ以上は不可能。

自分はリアライトはシートステーに付けていて、本当はシートポストのほうがいいんだろうな~と思いつつも、ずっとそのままでした。

それと比べて、頭が光ると超目立ちます。
ダブルで使えば明るすぎると思うくらいですね。

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ロードバイクのライダーの頭って、だいたいミニバンのドライバーと同じか、それよりちょい高いくらいなんですが、ほぼほぼドライバーの視点と高さで光るため、確実に目に入ります。

シートステーのライトの高さと比べると、その差は歴然。

いままで、こんな低い位置でリアライトを光らせとったんか…

と、逆に不安になってしまったほどです(汗)。

ヘルメットと本体ライトを組み合わせて使うのがオススメ

・朝晩→ヘルメットライトを使う
・昼間→デイタイムライトとしてバイク本体のライトを使う

という使い方だと、それぞれに電池切れの心配もなく、長い時間使い続けられます。
USB-Cケーブルを持参すれば、職場やホテル等の出先でも充電できるのもいいですね。

ということで、「LUMOS Ultra」はかなりのお気に入りになりました。
遠征用として&2つ目のヘルメットとして、オススメです。


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恥ずかしながら、50歳を超えるまで、一度もグリーン車に乗ったことがありませんでした。 そもそも、普通列車でグリーンに乗るって発想がなかったし、乗っている人は富裕層だと思っていました。 が、気軽に使っている人が多いと知るきっかけがあって、「まじか…」と。 ...
恥ずかしながら、50歳を超えるまで、一度もグリーン車に乗ったことがありませんでした。

そもそも、普通列車でグリーンに乗るって発想がなかったし、乗っている人は富裕層だと思っていました。

が、気軽に使っている人が多いと知るきっかけがあって、「まじか…」と。
恥多き人生です。

で、試しにサイクリングでの移動に数回利用したら、これが快適すぎました。ということで、グリーン車の利用について学んだことを、まとめてみます。

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ただし、新幹線のグリーン車は別です。あれはプロ野球選手や芸能人が利用するものだという認識なので、今後も利用することはないです。

目次


グリーン車と普通車の違い

普通列車グリーン車は、「普通車よりグレードが高い特別車両」です。

設備やサービスが良く、快適に過ごせるため、運賃以外に別途料金が発生します。

衝撃だったのが、


普通列車グリーン車は指定席ではないため、別途料金を支払っても必ず座れるとは限らない


ということ。

席がないからといってデッキに立ってても、別料金が発生します。なんと理不尽な…。

座れる確証がないまま買うのって、なんか勇気がいりますね。
※後述しますが、払い戻しは可能です

関東でグリーン車がある路線は6つ

以下にグリーン車が設定されています。

  • 高崎線・宇都宮線
  • 湘南新宿ライン
  • 常磐線
  • 横須賀線・総武線快速
  • 上野東京ライン
  • 東海道線

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群馬(前橋や高崎)、栃木(宇都宮)、茨城(水戸や日立や土浦)、千葉(上総一ノ宮や君津)、神奈川(逗子や小田原や熱海)、そして静岡(沼津や三島)にも行けます。

これだけの路線があれば、関東の主だった場所にはグリーン車でアクセスできます。素晴らしい。

普通列車グリーン車の特徴

1.座席が快適

新幹線のように、進行方向を向いています。普通車よりもゆったりしてて、くつろげます。リクライニングできるので寝やすいのもGOOD。

2列のシートは回転させて向かい合わせにもでき、4人グループでの移動にもいいですね。

座席前にはテーブルがあり、食事やPC作業もできます。

細かいことですが、2階建てグリーン車だと「1階席のほうが揺れが少ない」そうです。重心が高いので揺れを感じやすいんだとか。馬鹿と煙は高いとこが好きなんていいますが、私は高いとこのほうが「得した感」があるので、2階を選ぶタイプです(笑)。

2.コンセントや無料Wi-Fiが利用できる

全部のグリーン車に用意されてはいないんですが、コンセントと無料Wi-Fiがあるのはすごくうれしい。

サイクリングで遠出するときって、行きも帰りも長旅になりやすく、気づくと「スマホの電池の残量が残りわずか!」なんてこともあります。

充電しながら移動できるだけで、超安心できます。

3.飲み物や軽食の販売がある

グリーン車では、車内販売があるんですね。売り子さんを見たときはびっくりしました。

新幹線ほどラインナップは充実していなくて、小さなかごを持って売り歩く…くらいでしたが、それでもすごいサービスだなと。

ちなみに、購入できるのは以下の商品です。

<食べ物> スナック、チョコ、ナッツ、柿の種、焼きえいひれ、チーズ、ワッフル、菓子パン

<飲み物> 水、緑茶、ジュース、コーヒー、ビール、チューハイ、ハイボール

駅弁がないのが残念。
あと、チョイスがオッサン向け(笑)。

グリーン車の料金

乗車券の他に「グリーン券」が必要です。
購入当日限り有効、です。

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目的地までの距離別(~50kmまでと51km以上)



曜日別(平日・土日祝)

に加え、

車内購入か、事前購入か

によって分けられています。


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※JR東日本(各社で異なる)


乗る曜日や距離、どのタイミングで買うかで料金がけっこう変わってきます。

車内料金:車内で購入するグリーン券で、事前料金より割高です。駆け込み乗車して、車内で買うと高くつきます。安くグリーン車に乗車するには「事前購入」が必須です。

あと、平日よりホリデーのほうが安いのは驚きでした。
普通、週末や休日のほうが料金って高いのに、グリーン券は逆なんですね。

ということは、平日のほうが利用者が多いってことなんでしょう。(たぶん)

同一方向に乗り継げば、1枚のグリーン券で移動できる

私も説明してもらうまで知らなかったんですが、


【平日料金】【ホリデー料金】が適用される普通列車のグリーン車を「同一方向に乗り継ぐ」場合は、1枚のグリーン券で乗車できる!のです。
(ただし、改札は出たらダメ)


同一方向でないと適用されなくて、別途グリーン券を買う必要があります。

<例>
小田原から東海道本線の普通列車で戸塚まで、戸塚から横須賀線・総武線快速の快速列車で津田沼まで、それぞれグリーン車を利用する場合は、小田原から津田沼までのグリーン券1枚でOK

距離が伸びるほどお得になるというシステム。
これ、すごくないですか?積極的に利用したいなと思いました。

ただ、いまいち理解できていないのが、「同一方向かそうじゃないか」って、どう判断したらいいのか?ってこと。

上記の例以外、たとえば

A 東海道線で小田原から大船に行き、大船から湘南新宿ラインで高崎に行く
B 東海道線で小田原から大船を越えて東京に行き、東京から上野に進み、さらに常磐線で水戸に行く


どっちも「同一方向」って認められるのだろうか…?
同じような気もするけど、曲がっているような気もするし…。
わからぬ…。(今度窓口で確認しよう)


注意点として、グリーン車を乗り継ぐには、

1.降車時にグリーン券情報読み取り部をタッチ
2.乗り継ぎ列車に乗ったら、改めてグリーン券情報読み取り部をタッチ

これをする必要があります。
やり忘れると、最初の列車にまだ乗ったまま、と認識されてしまうからです。

グリーン車が満席だったら?

グリーン券を買ったものの、乗ったら席がなかった…という場合、払い戻しが可能です。これ大事。

グリーン車を使わず、普通車へ移動する場合は、乗務員(グリーンアテンダント)に伝えると手続きしてくれます。ただ、列車内での払い戻しではなく、窓口でやることになりますが。

グリーン車の通路やデッキ等に立っている場合でもグリーン料金が必要になるってルール、知らない人もいるかもです。ちゃんとルールを知らないと、「座ってないから券がなくてもOKしょ」って解釈する人がいそうな気がします。

普通列車のグリーン車の乗り方

1階席と2階席、お好きな方を選んで空席を探します。
自由席なので、空いていたらどこに座ってもOK。

その際、

1.空席を見つけたら、座席の頭上にある「グリーン券情報読み取り部」にSuicaをタッチ

2.空席を示す赤ランプが、着席を示す緑ランプに切り替わる



ふつうに下車するときはタッチは不要で、そのまま降りて大丈夫。

ただし、前述した「1枚のグリーン券で乗り継ぐ場合」は、降車時にタッチしていったん空席にしましょう。で、乗り継いだ列車で再度タッチすること。さもないと、2席を抑えようとしていると判断され、弾かれます。

どこに自転車を置くか

グリーン車の階段って、せまくて移動しにくいです。構造上の問題なので仕方ないです。

じゃあ、どこがオススメかというと、「車端の平屋席」が使いやすいです。

景色が代わり映えしないのが残念ではありますが、

  • 席数が少ない=人が少ないからゆったりできる
  • 半個室感覚で落ち着く
  • トイレに行くのがかんたん
  • 乗降口も近い

という「車端の平屋席」ならではのメリットがあります。

ということで、私は今後、長距離移動のサイクリング旅限定で、グリーン車は積極的に利用しようと思います。


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超小型・超軽量の持ち運べる電動ポンプ「PumPush(パンプッシュ)」を提供いただいた。 これまで何度か電動空気入れは登場しており、ときどき試してきたのだが、「しっくり来る」と感じたことはなかった。パワフルだけど重いとか、使い勝手は良いけど回数が少ないとか、な ...
超小型・超軽量の持ち運べる電動ポンプ「PumPush(パンプッシュ)」を提供いただいた。

これまで何度か電動空気入れは登場しており、ときどき試してきたのだが、「しっくり来る」と感じたことはなかった。パワフルだけど重いとか、使い勝手は良いけど回数が少ないとか、なにかしらが障壁となり、「わざわざ買うまでもないか」と思っていた。

なので、電動ポンプには正直良い印象はなかったのだが、「PumPush(パンプッシュ)」には良い意味で期待を裏切られた。

以下、そのレビューである。



目次


「PumPush(パンプッシュ)」のスペックなど

製造元は、小型家電やデジタル機器の企画、販売を手掛けるスリーアール社。

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サイズと重量

たったの97gと超軽量。

しかもサイズは「64×56×28mm」と手のひらサイズで、バックポケットやサドルバッグなら余裕で入る。ツール缶も試したら、問題なし。

「ワイヤレスイヤホンのケースと同じくらいだけど、これで機能するのか…?」と訝しんだくらいである。

性能

タイヤ2本分(700C25サイズのタイヤ)の空気を注入できる。
2本分なら十分だ。 ミニベロなら3本はいけるかもしれない。

ゼロの状態から80秒で80PSIまで注入でき、最大空気圧は「約100PSI」。たいていのロードバイクのいわゆる推奨値なので、これだけ入れば問題ない。

最大空気圧が約100PSIなので、過剰に入れてしまうこともなく、安心である。

ノズル設計

仏式・英式・米式バルブに対応する独自のノズル設計。
この3タイプがOKなら十分だ。

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使い方

電源ボタンを押し、バルブに挿せば片手で簡単に注入できる。
間違いようがないくらいカンタン。

充電方法

フル充電まで約40分かかるのは許容範囲というか、十分短いと思う。

しかも、台形端子のmicro USBではなく、「Type-C」なのが、個人的には二重丸!

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※充電中は光ります


台形端子って、上下を間違えて挿してしまうことがないだろうか?
グリグリするうちに端子のオスメスが押し潰れてしまいがちで、イヤなのだ。

耐久性

高い耐久性のアルミ合金製。
アルマイト加工が施されており、耐食性が高く、変色や腐食に強い。

熱や破損から守るシリコンカバー付きで、動作中の熱から保護し、落下などのキズや破損から守ってくれる。

付属品

USBケーブル、米式用ノズルピン、密閉シール2個(1個は本体に装着)、コネクタ、本体保護シリコンカバー

「PumPush(パンプッシュ)」を使ってみた

バルブに挿して、本体スイッチを1回押すと電源が入り、続けて2回押すと空気が入りだす。


ブーーーーーーーーーーン!


とそこそこの音が出るので、電動ポンプが初めての人はちょっと驚くかもしれないが、電動ポンプってこれくらいかそれ以上の音がするものなので、ひるまずに注入しよう。

空気を入れている間は本体を手で固定し続ける必要があるが、コンパクトで軽いのでストレスは低い。

CO2ボンベのように、一瞬で満タンにはならず、1~2分は時間がかかる。
まあ、ポンピング動作は不要なので、作業は楽ちん。

空気圧がわかる表示窓などの機能は付いていないが、100PSI以上入らない構造なので怖がる必要はない。

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※ツール缶にも入ります


なお、パンプッシュは本体保護機能として連続動作時間が200秒に設定されている。

一定の時間を越えると自動で停止する(熱から本体を守るため)仕様なので、場合によってはちょっと間を開けながらの作業になる。

あっけないほどカンタンであった。

作業後、本体はやや熱を帯びるが、持てないほどではなく、ホカホカ…レベル。 ただし、ノズル部分はかなり高音になるので、ヤケドに注意。
※付属のシリコンカバーがあります

モバイルバッテリーからも充電できる

出先や宿泊先でも充電OKだし、充電式なので、くり返し使えるのもありがたい。

E-bikeであれば、車体のバッテリーから出力する給電ポートがあって、そこから充電も可能。となれば、モバイルバッテリーすら不要になる。

ただし、充電しながらの使用はできない。

バッテリー残量はどう把握する?

  • 緑色:80~100%
  • 黄色:50~80%
  • 赤色:50%以下

…と、インジケーターの色で判断できる。
まあ、パンク修理で使うことがあったら、その日に充電しておくのがよいだろう。

CO2ボンベとPumPush、どっちが良いか?

両者のメリデメをまとめると…

CO2ボンベ

  • メリット:コンパクト&軽い、注入が一瞬で終わる
  • デメリット:失敗できない緊張感がある(失敗したらおしまい)

PumPush

  • メリット:充電して複数回使える
  • デメリット:CO2ボンベよりはかさばる&重い、注入時間は1~2分かかる
だろうか。


自分は、日帰りの日常的なツーリングには「CO2ボンベ」で対応し、1泊以上の旅やグループライドで走るときは、「PumPush(パンプッシュ)」も保険として持っていくようにしている。

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※家でも出先でも充電できてGOOD

そういえば、ここ数年、手動の小型ポンプを持ち歩くことは完全になくなってしまった…。
便利なモノに慣れてしまうと、もう下には戻れなくなるものである(笑)。


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