マイクロカレントを使うコンディショニング機器『AT-mini Personal II』を調べてみた
オッサンになったな~と痛感する瞬間ベスト2は、「運動後は身体のどっかが痛む」&「その回復が遅い」です。 それを実感し始めたのが42歳くらい。45歳を過ぎると、いよいよ本格化してきます。身体のメンテ、マジ大事です。 栄養のある食事、毎日ストレッチ、風呂とサウ ...
オッサンになったな~と痛感する瞬間ベスト2は、「運動後は身体のどっかが痛む」&「その回復が遅い」です。
それを実感し始めたのが42歳くらい。
45歳を過ぎると、いよいよ本格化してきます。
身体のメンテ、マジ大事です。
栄養のある食事、毎日ストレッチ、風呂とサウナ、最低7時間は就寝時間……くらいしか手段がなかったんですが、新たに「マイクロカレント(微弱電流)」を身体に流すやり方を知りました。
「マイクロカレント?なにそれ?」
って思う方も多いかもですね。
ケアしたい部位(ふくらはぎとか膝、腰など)をはさむようにパッドを貼って、微弱電流を筋肉に流すことで疲労回復を促す療法です。人生初体験です。
『AT-mini Personal II』ってマシンを東商会さんからお借りしました。
作っているのは伊藤超短波株式会社。初めて聞く社名です。
どんな効果があるんだろう?という期待8割、電気を身体に流す不安が2割。
ビリビリくるんだろうか…銭湯の電気風呂も苦手なので、そうだったらヤダなあ…。
実際に試して見る前に、まずはマイクロカレントの正体、効能、メリット、注意点を調べてみました。
ビリビリくることはおろか、「ほぼ何も感じない」そうな。
なので、神経や筋肉を興奮させることがありません。
医療器具ではなく、一般人でも買えます。本体は3~4万円ほど。
肩こりや腰痛など、スポーツ障害以外の一般的な症状に使ってもOK。
車の鍵くらい。
※手のひらサイズ以下(想像よりはるかに小ぶり)
AT-mini Personal IIの価格は43,780円 (税抜 39,800円)。
AT-mini Personal II以外に「I」というのももあって、こっちは32,780円 (税抜 29,800円)。
違いは1チャンネル出力か、2チャンネル出力か。
「II」なら左右同時にケアできます。
超軽量・コンパクト(50~60g)で、リチウムイオン電池内蔵。
12時間の連続使用がOKです。
人間の身体は「損傷電流」という弱い電流を流して、傷ついた組織を修復する機能があるそうです。マイクロカレントは、損傷電流に似た弱い電流を人工的に流すことで、傷ついた組織の修復を早める…わけ。なるほど。
損傷電流を細胞に流すと、
ミトコンドリアが活性化される
↓
ATP(アデノシン三リン酸)の産生を促す
↓
損傷組織のタンパク合成を促進させる
↓
組織の再生を早めてくれる
となります。
ミトコンドリア…アデノシン三リン酸…高校時代の生物学の授業を思い出すなぁ…(笑)。
陸上の桐生祥秀選手、メジャーリーガーのダルビッシュ有選手も取り入れている方法なので、効果は実感しているんでしょう。
ただし、陸上のプロスポーツ選手やアスリートの治療に使われてきてはいるものの、マイクロカレントが筋肉疲労や痛みの緩和に効くメカニズムの全容はまだ明らかになっていないのも事実だそうです。
日本人メジャーリーガーも、試合後のケアとか手術後の早期回復のために使っているとSNSで発信してたりします。自転車選手が大腿部、ふくらはぎのケアにも使っている例もあります。
他種目の選手の事例もあるのかな?と調べたら、
が使っていたり、
2017年にはブラジルのプロサッカークラブ「サンパウロFC」で正式導入されています。
※リンク先はポルトガル語
種目を問わず、広く使われているのがわかってきました。
日本オリンピック委員会強化スタッフトレーナーの後藤勤さん
アメリカンフットボール日本代表のチームドクター、藤谷博人教授
聖マリアンナ医科大学 スポーツ医学 藤谷博人教授
とはいえ、あくまでも早期回復のサポートなので、過信してはいけないというか、根本的な治療をしっかりやった上でのプラスアルファ…と考えるのが良さそう。
ヒザであれば、ひざ小僧の上下に貼ってスイッチをオンにします。
12時間って長くない?って思ったら、就寝時に取り付けてそのまま寝るわけですね。
※ストラップがついているので、起きている間は首から掛けられます
ビリビリしないので、取り付けたまま日常生活も送れます。装着したまま外出してもOK。当然、風呂とシャワー時は外します。
制限・禁忌もあって、下記の方は使用を避けたほうがいいとのこと。
あと、人間以外(ペット等)の使用は禁止です。
「アスリートで成功事例がある ≠ 一般人にも同じ効果がある」とは覚えておくのがいいでしょう。
医療器具ではないことは念頭に入れておき、過信しすぎずに試してみる…くらいの付き合い方をしてみようかな…と考えてます。どんな効果があるのか、楽しみです。
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それを実感し始めたのが42歳くらい。
45歳を過ぎると、いよいよ本格化してきます。
身体のメンテ、マジ大事です。
栄養のある食事、毎日ストレッチ、風呂とサウナ、最低7時間は就寝時間……くらいしか手段がなかったんですが、新たに「マイクロカレント(微弱電流)」を身体に流すやり方を知りました。
「マイクロカレント?なにそれ?」
って思う方も多いかもですね。
ケアしたい部位(ふくらはぎとか膝、腰など)をはさむようにパッドを貼って、微弱電流を筋肉に流すことで疲労回復を促す療法です。人生初体験です。
『AT-mini Personal II』ってマシンを東商会さんからお借りしました。
作っているのは伊藤超短波株式会社。初めて聞く社名です。
どんな効果があるんだろう?という期待8割、電気を身体に流す不安が2割。
ビリビリくるんだろうか…銭湯の電気風呂も苦手なので、そうだったらヤダなあ…。
実際に試して見る前に、まずはマイクロカレントの正体、効能、メリット、注意点を調べてみました。
目次
- マイクロカレントってなに?
- AT-mini Personal IIってどんなもの?
- マイクロカレントの効果や効能
- NHKの「クローズアップ現代+」でも取り上げられていた
- 日本オリンピック委員会のトレーナーの声
- 医療の現場でも使われている
- AT-mini Personal IIの使い方
- ただ、マイクロカレントには気になる点もあって…
マイクロカレントってなに?
電極コードの付いた粘着パッドを身体に当て、生体電流と同レベルのごく弱い電流でもって筋肉に電気刺激を与えて、ケガや痛みの治療に効果を発揮させます。ビリビリくることはおろか、「ほぼ何も感じない」そうな。
なので、神経や筋肉を興奮させることがありません。
医療器具ではなく、一般人でも買えます。本体は3~4万円ほど。
肩こりや腰痛など、スポーツ障害以外の一般的な症状に使ってもOK。
AT-mini Personal IIってどんなもの?
画像で見る限り、本体サイズはかなり小さいです。車の鍵くらい。
※手のひらサイズ以下(想像よりはるかに小ぶり)
AT-mini Personal IIの価格は43,780円 (税抜 39,800円)。
AT-mini Personal II以外に「I」というのももあって、こっちは32,780円 (税抜 29,800円)。
違いは1チャンネル出力か、2チャンネル出力か。
「II」なら左右同時にケアできます。
超軽量・コンパクト(50~60g)で、リチウムイオン電池内蔵。
12時間の連続使用がOKです。
マイクロカレントの効果や効能
肉離れ、打撲、捻挫等のスポーツ時のケガや痛みの回復をサポートするのはもちろん、ケガや痛みには至っていないけど違和感がある場合にも効果的なんだとか。人間の身体は「損傷電流」という弱い電流を流して、傷ついた組織を修復する機能があるそうです。マイクロカレントは、損傷電流に似た弱い電流を人工的に流すことで、傷ついた組織の修復を早める…わけ。なるほど。
損傷電流を細胞に流すと、
ミトコンドリアが活性化される
↓
ATP(アデノシン三リン酸)の産生を促す
↓
損傷組織のタンパク合成を促進させる
↓
組織の再生を早めてくれる
となります。
ミトコンドリア…アデノシン三リン酸…高校時代の生物学の授業を思い出すなぁ…(笑)。
陸上の桐生祥秀選手、メジャーリーガーのダルビッシュ有選手も取り入れている方法なので、効果は実感しているんでしょう。
ただし、陸上のプロスポーツ選手やアスリートの治療に使われてきてはいるものの、マイクロカレントが筋肉疲労や痛みの緩和に効くメカニズムの全容はまだ明らかになっていないのも事実だそうです。
NHKの「クローズアップ現代+」でも取り上げられていた
2019年の放送で、陸上100m日本記録保持者の桐生祥秀選手がケガの回復目的に使ったマイクロカレント機器が紹介されました。日本人メジャーリーガーも、試合後のケアとか手術後の早期回復のために使っているとSNSで発信してたりします。自転車選手が大腿部、ふくらはぎのケアにも使っている例もあります。
他種目の選手の事例もあるのかな?と調べたら、
- 玉田選手(サッカー)
- 間寛平さん(タレント&ランナー)
- 上村愛子選手(モーグル)
が使っていたり、
2017年にはブラジルのプロサッカークラブ「サンパウロFC」で正式導入されています。
※リンク先はポルトガル語
種目を問わず、広く使われているのがわかってきました。
日本オリンピック委員会のトレーナーの声
以下、上記記事からの引用です。日本オリンピック委員会強化スタッフトレーナーの後藤勤さん
実際に肉離れなんかは、ちょうど患部に電極のパッドを貼って、これで微弱電流が流れて痛みを軽減する。マイクロカレントが登場して、これを当てて、この上にアイスパック当ててバンテージを巻く(応急)処置をするのが、最近のスタンダードになっている。マイクロカレントを当てることによって、治療が早まったと感じたことは何度かある。トップアスリートの治療(ケア)には、欠かせないものになっている。
アメリカンフットボール日本代表のチームドクター、藤谷博人教授
マイクロカレントを使うことによって、選手のケガの回復が早くなったことに驚いた。
聖マリアンナ医科大学 スポーツ医学 藤谷博人教授
マイクロカレントをやった方が、何でこんなに(治療が)早いのかなと、本当に驚いた。一般の、今までの知識とは違う。非常に価値があると思った。
マイクロカレントが筋損傷の修復を早くすることが、動物実験で証明できた。臨床、スポーツ現場の方にもフィードバックして、こういうこと(マイクロカレント)が使えると、エビデンス(根拠)を広めていきたい。
医療の現場でも使われている
スポーツ専門の整形外科や整骨院などでは、マイクロカレント療法を取り入れているところも多いようで、骨や筋肉の損傷の修復や、術後の回復にも利用されています。とはいえ、あくまでも早期回復のサポートなので、過信してはいけないというか、根本的な治療をしっかりやった上でのプラスアルファ…と考えるのが良さそう。
AT-mini Personal IIの使い方
ケアしたい部分をはさむようにパッドを貼るのみ。ヒザであれば、ひざ小僧の上下に貼ってスイッチをオンにします。
- 練習後のケア:1時間モード
- 日ごろのコンディショニング:12時間モード
12時間って長くない?って思ったら、就寝時に取り付けてそのまま寝るわけですね。
※ストラップがついているので、起きている間は首から掛けられます
ビリビリしないので、取り付けたまま日常生活も送れます。装着したまま外出してもOK。当然、風呂とシャワー時は外します。
制限・禁忌もあって、下記の方は使用を避けたほうがいいとのこと。
- 妊婦さん
- ペースメーカー使用者(誤作動をまねく恐れがある)
- 心臓病を患っている
- 身体に金属が埋め込まれている
- アトピー性皮膚炎・悪性腫瘍がある
あと、人間以外(ペット等)の使用は禁止です。
ただ、マイクロカレントには気になる点もあって…
上記の『クローズアップ現代+』の記事では、島根大学教授の大野智さんがこんな指摘をしていました。効くか効かないかっていうのは、最終的には臨床試験という形で検証しないといけないんですけれども、現時点では、まだ小規模の臨床試験であったり、症例報告というような形での研究結果がほとんどというような状況ですので、トップアスリートでは実際に体感できている方がいらっしゃいますけれども、一般の方が、あるいは高齢者の方が使ったら、どういう結果が得られるのかという点については、まだ情報は不十分というふうにご理解いただけたらとは思います。
「アスリートで成功事例がある ≠ 一般人にも同じ効果がある」とは覚えておくのがいいでしょう。
マイクロカレントは、筋肉が収縮するということではなくて、電流が流れている部分の細胞に直接刺激を加えることで、何かしらの効果を発揮すると。ただ、そのメカニズムもまだ研究途上の段階だというふうにご理解いただけたらと思います。
医療器具ではないことは念頭に入れておき、過信しすぎずに試してみる…くらいの付き合い方をしてみようかな…と考えてます。どんな効果があるのか、楽しみです。
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★You Tubeチャンネルもやってます