【電動コンポーネント比較】デュラエース(R9150)とアルテグラ(R8050)の違いを比較してみる
現行のシマノのDi2コンポーネントであるアルテグラ(R8050)とデュラエース(R9150)が出揃って1年以上経つ。 「2019年に電動化しちゃおうっかな~」とお考え中の方々もいらっしゃると思うので、改めて両者の比較をしてみようと思う。 比較するのは電動部分のみとし、 ...
現行のシマノのDi2コンポーネントであるアルテグラ(R8050)とデュラエース(R9150)が出揃って1年以上経つ。
「2019年に電動化しちゃおうっかな~」とお考え中の方々もいらっしゃると思うので、改めて両者の比較をしてみようと思う。
比較するのは電動部分のみとし、クランクやブレーキなどの非電動パーツは割愛する。
実は自分も2018年秋にDi2化した際は、アルテグラかデュラエースで大いにまよった。タイレルのCSIで使っている1世代前のデュラエース(9000系)と揃えたい気持ちは山々だったが、いかんせん高すぎる。工賃込みで35万前後という見積もりを見て膝が震えた。
R8050なら10万円以上安くできるし、性能差はほぼない(少なくとも、自分では感じ取れはしない)とあちこちで読み聞きしたということもあり、「アルテグラでよかろう」と判断した。
R9150には乗ったことがないので比較はできないが、R8050でマジで何の問題もない。いや、非の打ち所がないと言って差し支えないほどの完成度だと思ってる。
それを踏まえて両者を比較してみますね。
リヤディレイラーはある意味アルテグラがちょっと優れており、デュラエースが30Tのローギヤまでしか使えないのに対し、アルテグラではロングケージ (GS)を使うと最大34Tのロー ギヤが使える。峠が苦手で余裕を持たせたカセットを使いたい人は、迷わずアルテグラがオススメ。
別の言い方をすると、
デュラエースの「デュアルコントロールレバー」+「フロントディレイラー」+「リアディレイラー」
の3点と、
アルテグラの「デュアルコントロールレバー」+「リアディレイラー」
が2点がほぼ同じ重さ…!
そう考えると、デュラエースの軽量化は凄まじい企業努力の結晶だと言えるだろう。価格差はこういう部分に反映されていくということだ。
対するデュラエース(ST-R9150)は6万4307円(左右セット・税抜)で、セットの重量は230g。重量差は65gだ。
※ワイヤー式よりめっちゃ細くて握りやすい
デュアルコントロールレバーの形状の見た目はほとんど同じ。ブラケットフードは両者共通なのでブラケットの握り心地も同じ。異なるのはカラーとロゴのみである。
なお、急モデルと比べるとレバーとブラケットの形状はよりエルゴノミックに刷新された。変速スイッチは大型化し、操作時のクリック感もアップしたそうな。溝が彫られたブラケットフードのおかげでグリップ感はかなり良い。ブラケット先端部にはAスイッチが用意されている。(アルテグラでは初)
対応最小スプロケットは
※SS(ショートケージ)です
対応最大フロントギヤ歯数差/は16Tまで。 重量は 242g (SS)、249g(GS)となる。
デュラエース(RD-R9150)は6万2041円(税抜)と2倍以上も高い。重量は204gなので38gの重量差(SSと比較して)となる。
デュラエースのFD-9150は価格が3万8333円。アルテグラより1万7000円ほど高い。重量は104gなのでその差は28g。
スイングアーム上のローアジャスターボルトが廃止され、シフターで調整を行うようになった。本体裏のケーブルルーティング用のツメも無くなった。
※すべて税抜
重量差:65g
重量差:38g
重量差:28g
3点の金額差: 8万6732円 これにクランクとブレーキの価格差を加えると、余裕で10万円以上の差がつく。うーーーーむ、、、価格差だけでフルセットの105(R7000)が買えてしまう・・・と考えると躊躇する人も多いかも。経済力のある人は、ぜひR9150を。そこまでシビアに重量差を重視しないよーって方はR8050で十分かなと。(私は後者です)
独断と偏見で申し上げると、ふつうのホビーライダーの方であればR8050でなんの不満もないと思う。2018年の最大の買い物がR8050だったのだが、本当に良い買い物をしたとつくづく思っている。
ULTEGRA(アルテグラ) R8050 Di2 のインプレは別記事でしたためたので、そちらでお読みくださいませ。 ( ^^) _U~~
◇ シマノR8050系アルテグラ(Di2)がやってきたので、写真多めでファーストインプレッション
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「2019年に電動化しちゃおうっかな~」とお考え中の方々もいらっしゃると思うので、改めて両者の比較をしてみようと思う。
比較するのは電動部分のみとし、クランクやブレーキなどの非電動パーツは割愛する。
実は自分も2018年秋にDi2化した際は、アルテグラかデュラエースで大いにまよった。タイレルのCSIで使っている1世代前のデュラエース(9000系)と揃えたい気持ちは山々だったが、いかんせん高すぎる。工賃込みで35万前後という見積もりを見て膝が震えた。
R8050なら10万円以上安くできるし、性能差はほぼない(少なくとも、自分では感じ取れはしない)とあちこちで読み聞きしたということもあり、「アルテグラでよかろう」と判断した。
R9150には乗ったことがないので比較はできないが、R8050でマジで何の問題もない。いや、非の打ち所がないと言って差し支えないほどの完成度だと思ってる。
それを踏まえて両者を比較してみますね。
目次
- デュラエース(R9150)とアルテグラ(R8050)の見た目はほぼ同じだが、ちょっと違う
- デュラエース(R9150)とアルテグラ(R8050)の重量差はいかほど?
- デュアルコントロールレバー
- リアディレイラー
- フロントディレイラー
- 改めてデュラエース(R9150)とアルテグラ(R8050)の価格差をおさらい
デュラエース(R9150)とアルテグラ(R8050)の見た目はほぼ同じだが、ちょっと違う
対応最大歯数に違いがある。フロントディレイラーがデュラエースはアウターが55Tに対応しており、タイムトライアルバイクでの使用もいける。だが、アルテグラは53Tまで。まあ、ふつうのホビーレーサーなら55Tを使うシチュエーションはまず考えにくいので、53Tまででデメリットにはならないはず。リヤディレイラーはある意味アルテグラがちょっと優れており、デュラエースが30Tのローギヤまでしか使えないのに対し、アルテグラではロングケージ (GS)を使うと最大34Tのロー ギヤが使える。峠が苦手で余裕を持たせたカセットを使いたい人は、迷わずアルテグラがオススメ。
デュラエース(R9150)とアルテグラ(R8050)の重量差はいかほど?
電動部分(STI、前後のディレイラー)のトー タル重量ではデュラエースのほうが131g軽い。アルテグラのフロントディレイラーが132gなので、デュラエースを選べば、これが丸々消えるくらいの軽さを実現できることになる。別の言い方をすると、
デュラエースの「デュアルコントロールレバー」+「フロントディレイラー」+「リアディレイラー」
の3点と、
アルテグラの「デュアルコントロールレバー」+「リアディレイラー」
が2点がほぼ同じ重さ…!
そう考えると、デュラエースの軽量化は凄まじい企業努力の結晶だと言えるだろう。価格差はこういう部分に反映されていくということだ。
デュアルコントロールレバー
ST-R8050 の価格は3万1697円(左右セット・税抜)。ブラケットの材質はCFRPで、レバー材質/アルミニウム 。レバーの仕上げはアルマイトである。リーチアジャストには対応しており、 重量は 左右セットで295g。対するデュラエース(ST-R9150)は6万4307円(左右セット・税抜)で、セットの重量は230g。重量差は65gだ。
※ワイヤー式よりめっちゃ細くて握りやすい
デュアルコントロールレバーの形状の見た目はほとんど同じ。ブラケットフードは両者共通なのでブラケットの握り心地も同じ。異なるのはカラーとロゴのみである。
なお、急モデルと比べるとレバーとブラケットの形状はよりエルゴノミックに刷新された。変速スイッチは大型化し、操作時のクリック感もアップしたそうな。溝が彫られたブラケットフードのおかげでグリップ感はかなり良い。ブラケット先端部にはAスイッチが用意されている。(アルテグラでは初)
リアディレイラー
RD-8050 の価格は、SSで2万4996円 (税抜)、GSで2万5561円(税抜)。対応最大スプロケットは- 14T-30T (SS)
- 12-34T(GS)
対応最小スプロケットは
- 12-25T (SS)
- 11-28T (GS) である。
※SS(ショートケージ)です
対応最大フロントギヤ歯数差/は16Tまで。 重量は 242g (SS)、249g(GS)となる。
デュラエース(RD-R9150)は6万2041円(税抜)と2倍以上も高い。重量は204gなので38gの重量差(SSと比較して)となる。
フロントディレイラー
フロントディレーラー(FD-8050)の価格は2万1256円(税抜) 。対応トップギヤは46~53T。 チェーンラインは43.5mm。重量は132gである。(旧モデルよりも小型化が進み、10gほどの軽量化に成功)デュラエースのFD-9150は価格が3万8333円。アルテグラより1万7000円ほど高い。重量は104gなのでその差は28g。
スイングアーム上のローアジャスターボルトが廃止され、シフターで調整を行うようになった。本体裏のケーブルルーティング用のツメも無くなった。
改めてデュラエース(R9150)とアルテグラ(R8050)の価格差をおさらい
R9150とR8050の価格と重量の差をもう一度確認しておこう。※すべて税抜
デュアルコントロールレバー
- アルテグラ:3万1697円
- デュラエース:6万4307円
重量差:65g
リアディレイラー
- アルテグラ:2万4996円(SS)
- デュラエース:6万2041円
重量差:38g
フロントディレイラー
- アルテグラ:2万1256円
- デュラエース:3万8333円
重量差:28g
3点の金額差: 8万6732円 これにクランクとブレーキの価格差を加えると、余裕で10万円以上の差がつく。うーーーーむ、、、価格差だけでフルセットの105(R7000)が買えてしまう・・・と考えると躊躇する人も多いかも。経済力のある人は、ぜひR9150を。そこまでシビアに重量差を重視しないよーって方はR8050で十分かなと。(私は後者です)
独断と偏見で申し上げると、ふつうのホビーライダーの方であればR8050でなんの不満もないと思う。2018年の最大の買い物がR8050だったのだが、本当に良い買い物をしたとつくづく思っている。
ULTEGRA(アルテグラ) R8050 Di2 のインプレは別記事でしたためたので、そちらでお読みくださいませ。 ( ^^) _U~~
◇ シマノR8050系アルテグラ(Di2)がやってきたので、写真多めでファーストインプレッション
◇ R8050系アルテグラ(Di2)実走インプレッション(白石峠編)
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