クリートをペダルから外すベストのタイミングとクランクの角度について
ロードバイクに乗っていて一時停止(左足のクリートを外す)とき、クランクのどの位置(12時とか15時とか)で外すって決めてたりするだろうか? たぶん、サイクリストそれぞれで「好きな角度」があると思うし、自分もそうなんだけど、とくに「これが正解」ってのはない。 ...
ロードバイクに乗っていて一時停止(左足のクリートを外す)とき、クランクのどの位置(12時とか15時とか)で外すって決めてたりするだろうか?
たぶん、サイクリストそれぞれで「好きな角度」があると思うし、自分もそうなんだけど、とくに「これが正解」ってのはない。
「俺は12時で外すのがクセになってるなあ」
「僕はなんとなくこの場所がいい気がするんだけどなあ」
ってかんじで、経験者同士でも意見が分かれて面白かったりする。
自分はずっとこれが謎で納得できる回答に出会ったことがなかった。よって、ビンディングシューズを使い始めてから最近まで我流で続けてきたのだが、ついにナットクできた アンサーに巡りあったのでぜひ共有したい。
その前に、自分のやり方はこれまで一定していなくって、いろんな人の意見を聴きながら微調整を重ねてきた。
以下、その変遷である。
↓
理由:膝が伸びた状態のほうが、少ない力でかかとを外に向けやすいように感じたため。
辞めた理由:6時ってことはペダルが地面に最も近い状態なわけで、道路の段差や障害物に当たると危険ではないかと思ったため (実際問題、路肩に触れたこともひやっとした経験もないのだが、悪癖として身についてしまうのは好ましくないと思った)。
理由:周囲の先輩ローディがそうしているのをみたので、180度変更してみた。最初は膝が曲がった状態でクリートを捻るのが「窮屈でやりにくい」と感じたが、すぐに慣れた。
辞めた理由:もっとベターな方法をサイクリング雑誌(どの雑誌だったか忘れた)で読んだため。
※クランク側から見て、です(つまり左足はやや後ろにある状態)。
読んだ瞬間は「なんでこの角度?どんな意味が?」って思ったのだが、いろいろ理にかなっている。6時と12時、両方のデメリットを解消してくれるのだ。
前述のとおり、6時で外すデメリットとして、「ペダルが路肩に接触する」リスクがある。12時のデメリットは、右足を6時まで踏み切ってしまっているので、それ以上ペダルが踏み込めず、「ちょっとバイクを前進させたい場合に都合が悪い」(外した左足で踏み込まねばならなくなる) 。
よって、中間点となる8~9時で外すのがちょうどいいワケ。
左足が8~9時にある瞬間、右足は14時~15時にあるわけで、踏み込もうと思えば踏みこめるわけ。クリートを外したものの、バランスを取るためにもう数メートル前に徐行したいとか、ちょっと早く外しすぎたのでクランクをもう1回転させたいってとき、あるじゃないですか。そういうときに右足に踏み込み余地があると便利なのだ。あと、落車防止にもなる。
・・・と、雑誌には書かれていたので、「なるほど!」と膝を打ち、それ以来8~9時で外すようにしている。
/必要に応じて右足を踏み込むことができる\
外しにくさもなく、いいかんじなのでよろしければ皆さんのサイクリング生活に取り入れてはいかがでしょうか。
まあ、ビンディングシューズ使い始めの時期は好きな角度、快適に脱着できる角度からスタートすればいいと思う。12時だと力が入れにくいとか、足をひねりにくいってこともあるものなので。
不思議なもので、サイクリストは足のかかとを外側に捻ることになんの違和感もなく、自然と身体が動いてしまうものだが、よくよく考えてみると、日常生活で行う動作ではない。慣れるまでは「なんじゃこの動き・・・」と感じるかもしれない。
余談だが、同じ職場の同僚女性サイクリストは、「カカトを外側ではなく、内側(フレーム側)にひねって脱着する癖」がある
カカトを内側に向けるわけなので、ややガニ股になるイメージ。ためしに自分もやってみたらたしかに脱着は可能ではあるが、気持ち悪さしかない。あと、カカトがリアホイールに巻き込まれるのではないかと気が気でならない。
(´・ω・`) 「それはさすがに危険なのでは・・・。カカトがリアスポークに接触しそうで後ろから見ててハラハラする」
と伝え、正しい方法を勧めているのだが、
(´;ω;`) 「カカトを外に捻ろうとすると力が出ない…。もはや私はこの方法が身についてしまっているので矯正できないの…」
らしい(んなことあるんか?)。
人の骨格というか、筋肉の動かしかたの向き不向きは本当に人それぞれである…。ただ、カカトを内側に捻る脱着方法は危険だし、メーカーも当然推奨していないので、マネはしないように(笑)。
★ツイッターアカウントはこちら\(^o^)/<最近記事を常にお届け!
★サイクルガジェットストア
たぶん、サイクリストそれぞれで「好きな角度」があると思うし、自分もそうなんだけど、とくに「これが正解」ってのはない。
「俺は12時で外すのがクセになってるなあ」
「僕はなんとなくこの場所がいい気がするんだけどなあ」
ってかんじで、経験者同士でも意見が分かれて面白かったりする。
自分はずっとこれが謎で納得できる回答に出会ったことがなかった。よって、ビンディングシューズを使い始めてから最近まで我流で続けてきたのだが、ついにナットクできた アンサーに巡りあったのでぜひ共有したい。
その前に、自分のやり方はこれまで一定していなくって、いろんな人の意見を聴きながら微調整を重ねてきた。
以下、その変遷である。
↓
ビンディングシューズ初期(2012〜2015年)
位置:「左足が6時」で外していた。理由:膝が伸びた状態のほうが、少ない力でかかとを外に向けやすいように感じたため。
辞めた理由:6時ってことはペダルが地面に最も近い状態なわけで、道路の段差や障害物に当たると危険ではないかと思ったため (実際問題、路肩に触れたこともひやっとした経験もないのだが、悪癖として身についてしまうのは好ましくないと思った)。
ビンディングシューズ中期(2015〜2016年)
位置:上記とは真逆の「左足が12時」で外すように変更した 。理由:周囲の先輩ローディがそうしているのをみたので、180度変更してみた。最初は膝が曲がった状態でクリートを捻るのが「窮屈でやりにくい」と感じたが、すぐに慣れた。
辞めた理由:もっとベターな方法をサイクリング雑誌(どの雑誌だったか忘れた)で読んだため。
ビンディングシューズ後期(2017年〜現在)
いまは「8時~9時」あたりで外している。※クランク側から見て、です(つまり左足はやや後ろにある状態)。
読んだ瞬間は「なんでこの角度?どんな意味が?」って思ったのだが、いろいろ理にかなっている。6時と12時、両方のデメリットを解消してくれるのだ。
前述のとおり、6時で外すデメリットとして、「ペダルが路肩に接触する」リスクがある。12時のデメリットは、右足を6時まで踏み切ってしまっているので、それ以上ペダルが踏み込めず、「ちょっとバイクを前進させたい場合に都合が悪い」(外した左足で踏み込まねばならなくなる) 。
よって、中間点となる8~9時で外すのがちょうどいいワケ。
左足が8~9時にある瞬間、右足は14時~15時にあるわけで、踏み込もうと思えば踏みこめるわけ。クリートを外したものの、バランスを取るためにもう数メートル前に徐行したいとか、ちょっと早く外しすぎたのでクランクをもう1回転させたいってとき、あるじゃないですか。そういうときに右足に踏み込み余地があると便利なのだ。あと、落車防止にもなる。
・・・と、雑誌には書かれていたので、「なるほど!」と膝を打ち、それ以来8~9時で外すようにしている。
/必要に応じて右足を踏み込むことができる\
外しにくさもなく、いいかんじなのでよろしければ皆さんのサイクリング生活に取り入れてはいかがでしょうか。
まあ、ビンディングシューズ使い始めの時期は好きな角度、快適に脱着できる角度からスタートすればいいと思う。12時だと力が入れにくいとか、足をひねりにくいってこともあるものなので。
不思議なもので、サイクリストは足のかかとを外側に捻ることになんの違和感もなく、自然と身体が動いてしまうものだが、よくよく考えてみると、日常生活で行う動作ではない。慣れるまでは「なんじゃこの動き・・・」と感じるかもしれない。
余談だが、同じ職場の同僚女性サイクリストは、「カカトを外側ではなく、内側(フレーム側)にひねって脱着する癖」がある
カカトを内側に向けるわけなので、ややガニ股になるイメージ。ためしに自分もやってみたらたしかに脱着は可能ではあるが、気持ち悪さしかない。あと、カカトがリアホイールに巻き込まれるのではないかと気が気でならない。
(´・ω・`) 「それはさすがに危険なのでは・・・。カカトがリアスポークに接触しそうで後ろから見ててハラハラする」
と伝え、正しい方法を勧めているのだが、
(´;ω;`) 「カカトを外に捻ろうとすると力が出ない…。もはや私はこの方法が身についてしまっているので矯正できないの…」
らしい(んなことあるんか?)。
人の骨格というか、筋肉の動かしかたの向き不向きは本当に人それぞれである…。ただ、カカトを内側に捻る脱着方法は危険だし、メーカーも当然推奨していないので、マネはしないように(笑)。
★ツイッターアカウントはこちら\(^o^)/<最近記事を常にお届け!
★サイクルガジェットストア