モンベルのウィンドブレーカーを2年間使い続けてみてのロングターム・インプレッション
モンベルのウインドブレーカー、「ウインドバイカー」を使って、丸2年になる。
寒暖差が激しい10~11月とか2~3月はとくに活躍する。朝夕の寒いときとか、ダウンヒルするときに体を冷やさないために着用することが多い。
購入前は「使う機会が少なそうだし、ペラペラのビニール1枚ごときで本当に寒さをしのげるのか?」と疑心暗鬼だったのだが、結果的に使用頻度はムチャクチャ高かった。
肌寒い季節はもちろん、気温25度くらいの半袖で走れる時期でも、峠に行くなら必ず持参する。汗で濡れた身体はダウンヒルで一気に冷やされてしまうからね。
寒暖差が激しい季節って、分厚いアウターしか持っていないと、気温が上がった出先で脱いだときに収納場所がなくて困るのだ。厚手ウェアはさすがにサイクルジャージのバックポケットには収まりきらない。
で、その収納場所のためにわざわざバックパックを背負っていくのも本末転倒というか、「だったら、あらかじめウインドブレーカーを背中に入れておけばいいじゃない」って思うのだ。
バックパックは大容量の荷物を運ぶには欠かせないけど、純粋に走りを楽しみたいときは背負いたくないのよね。汗もすごくかくし、乾きにくいので冬場はとくに不快なのだ。最近は、100キロ程度のツーリングであればバックポケットだけで済ませている。
ウインドブレーカーは薄手なので、丸めればバックポケットにすんなり収まる。3つあるポケットのうち、ひとつはサイフ(と小さな補給食)、次に鍵やスマホ、そしてウインドブレーカー。全ての荷物が背中にキレイに収納できるので、バックパックが不要。
※薄手なので、丸めれば真ん中のポケットに収まるよ
なお、一番かさばるウインドブレーカーは真ん中に入れるとバランスがいい。利き手側によくアクセスするモノを入れ(自分はiPhoneとサイフ)、左側に使用頻度の少ないカギと補給食を入れている。
Global Cycling Network で「サイクルジャージのバックポケットの収納方法」という動画が紹介されていたんだけど、その中でも真ん中のポケットはレインジャケットやウインドブレーカー収納用として使うのが良いと話していた。
あと、すぐ着れるように“ジッパーは開けた状態で丸める”のがコツとのこと。
「なるほど」と思ったのが、ミニポンプをウインドブレーカーに巻き込んでしまえば、一緒にポケットに入れられる。スペースの節約になるし、落下の心配もない。(ミニポンプってときどきポケットから飛び出して落下するのよね)
ただ、個人的にはポンプはバイクフレームに装着する派なので、このコツは自分は採用していない。
薄手のウインドブレーカーは耐久性が不安だったのだが、1年経った今もホツレはないし、メッシュは破れないし、ジッパーもスムーズに動く。
モンベルの製品はこの他に秋用サイクルジャージやレッグウォーマー、バックパックを持っているんだけど、それら全てがとても丈夫。登山ギアメーカーならではのタフネスさは伊達ではない。
過酷な雨天でずぶ濡れになっても、何度洗濯しても、使い心地が変わらない。お世辞にもスタイリッシュとはいえないデザインだが、その代わりに飽きの来ないベーシックさが気に入っているよ。
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モンベルのウインドバイカーは、いわゆるサイクルウェアにありがちなタイトなフィットさは希薄で、どっちかというと余裕を持った着心地。新しいウインドブレーカーが欲しいとはまったく思わなくって、ずっとモンベルのウインドブレーカーのお世話になり続けたい。