サイクルガジェット ロードバイクが100倍楽しくなるブログ

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2013年11月

埼玉県は自転車を積極的に推してくれている県である。(ツール・ド・フランスを呼んでくれるくらいだからね^^)自転車乗りにとって、行政のバックアップはたいへんありがたいかぎり。たとえば、車道の側道に自転車専用レーンというのを用意してくれている区間がある。埼玉 ...

埼玉県は自転車を積極的に推してくれている県である。(ツール・ド・フランスを呼んでくれるくらいだからね^^)



自転車乗りにとって、行政のバックアップはたいへんありがたいかぎり。たとえば、車道の側道に自転車専用レーンというのを用意してくれている区間がある。埼玉県庁の周囲はそれがあって、走りやすい。




ただ、この自転車専用レーン、『もしかして、かえって危ないんじゃないか?』ということに、先日
気づいてしまった。



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※ブルーに塗られた部分が、自転車専用レーン。ちなみに場所は埼玉県庁前。



それは、『雨天時は、滑りやすいんじゃないか?』って思ったから。






自転車乗りには常識だが、「雨天時の白線は滑りやすい」。白線の上では、急なブレーキングはしないものだ。




しかしだ、自転車専用レーンは、そのすべてがブルーの塗料(場所によってはグリーンとか)で塗られている。つまり、走っているレーンの表面が、ぜんぶ滑りやすいってことになる。行政が、「よかれ」と思ってやってくれたことが、逆にアダになってしまってしまっているかもしれない。




まだ雨天時に試したことはないので、滑るかどうかはわからないのだが、滑りにくい塗料で塗られているのでない限り、危ないんじゃないのかなあ。。。という心配が拭えないのだ。





専用レーンを用意してくれている行政サイドが、このことをどれくらい知っているのか、それはわからない。雨天時も滑りにくい特別な塗料が使われていればいいが、そもそもそんな都合の良いものがあるとは、ちょっと考えにくい。





そんなことをふと考えてしまったので、専用レーンを走るのが、逆に怖いと感じている・・・。




秋にもなると、指切りグローブではやや寒い。で、フルフィンガーグローブを使い出す。 フルフィンガーで困ることナンバーワンが、「スマホ操作ができなくなる」だ。オレサマのフルフィンガーグローブは、スマホ操作に対応していない。iPhoneで写真を撮りたいとき、いち ...

秋にもなると、指切りグローブではやや寒い。で、フルフィンガーグローブを使い出す。

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フルフィンガーで困ることナンバーワンが、「スマホ操作ができなくなる」だ。オレサマのフルフィンガーグローブは、スマホ操作に対応していない。iPhoneで写真を撮りたいとき、いちいちグローブを外さねばならず、じつに面倒だ。



同じ悩みをもつ人も、多いだろう。


こないだも、Dahon(ダホン) Mu P8の運転中に、道端で『あ、いま写真を撮りたい』ってなった。iPhoneをメッセンジャーバッグから取り出すも、フルフィンガーグローブがじゃまである。脱ぐのは面倒。どうしよう。。。



その瞬間、ひらめいたのだ。



iPhoneはご存知の通り、ロックを解除しなくても、右下のカメラアイコンを上にスワイプするだけで撮影モードになる。


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「iPhoneにキスして、唇でスワイプすればいいのだ!」




そこで、iPhoneに下唇を押し付け、ウリっと上にスワイプしてみた。そしたら、ちゃんと撮影モードになった。 これが天才というやつか・・・。(まあ、指でできるのだから、唇でもできるっしょ)



次に、写真撮影だが、これも右端にある撮影ボタンに下唇でキスすればOK。押す瞬間はディスプレイを見れないので、あらかじめしっかりと被写体をとらえておこう。うまくチュッとすれば、カシャッとシャッターがおりる(はず)。


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※被写体はブルートゥースのキーボード。ちなみに、これをiPad mini と組み合わせてブログ書いてます。




写真のクオリティはイマイチかもしれないが、大事なのは、「いかに手間なく短時間で撮れるか」なのだ。秋~冬シーズンの写真撮影はこれでいくことにした。
※「フツーのコンデジを持っていればいいだろ」ってツッコミはあるだろうが、そーゆーときほど、iPhoneしか持ってないものなのw




ただ、道端でiPhoneにキスする自転車乗りは、気持ち悪さ満点だ。周囲の視線には注意して撮影してほしい。

今日は後編ね。 クリテリウムレースに向かうと、沿道はすでに人でごった返していた。ポイントレースのときとは大違い。雨もやんで、少しづつ日がさしてきた。風はさほどなく、『こりゃ、いいコンディションになりそうだ』と思った。 ちなみにこれは至近距離のフル ...
今日は後編ね。

クリテリウムレースに向かうと、沿道はすでに人でごった返していた。ポイントレースのときとは大違い。雨もやんで、少しづつ日がさしてきた。風はさほどなく、『こりゃ、いいコンディションになりそうだ』と思った。



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ちなみにこれは至近距離のフルーム。ピナレロのDOGMAがイカすぜ・・・。



どこで観ようか迷った。スタート直後の90度コーナーがベストだが、とてもじゃないが、割込めそうなスペースはない。スタート・ゴールラインから50メートルほどの場所で見ることにした。すでに人はいっぱいだ。



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レース開始前。ぞくぞくと選手が集まってくる。




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スタートラインに並ぶ選手らと、それを写真に収めようとするファンの方々。




若いカップルや夫婦が目立つ。漏れ聞こえる会話を聞いていると、男性が鼻息荒く解説し、女性がへーそうなんだーってかんじであまり気合が入っていない様子。


こんな会話がそこらじゅうでくりひろげられてたw

( `・∀・´)ノ 『あのね、トレインを組むとね、後ろの選手は空気抵抗を受けずに済んで、力を温存できるんだ。どのチームにもエースがいて、スカイの場合はフルームね、そう、黄色いジャージを着ている選手は。ちなみにそれをマイヨジョーヌって呼ぶのね。で、キャノンデールはサガンだよ。このサガンはスプリンターで。。。』


J( 'ー`)し 『へー、あ、そう。すごいんだねー』


( `・∀・´)ノ 『お前、わかってる?フルームの凄さをわかってる?世界チャンピオンが来日しているんだよ。生フルームを拝めるこの機会の凄さをわかってる??世界チャンピオンでいえば、ルイコスタっていう選手が世界選手権で優勝してて、この選手はモビスターで参戦しているんだよ』


J( 'ー`)し 『うん、すごい選手がいっぱい走るんだね。日本人選手が勝つといいね』



ちょっと和んだw





最前列では見れなかったので、写真はあまり撮れてない。肉眼に試合模様を焼き付けておきたかったというのもある。なにしろ、はえ~のなんの。コンデジでいくら追いかけても、ぜんぜん捕まえきれない。



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1周目はお披露目的なゆったりモード。





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本番になると、速い速い。さっきのポイントレースはなんだったんだってくらい。





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トリコロールカラーのヘリコプターも飛んでた。フランスのTV局?





後半はまったく撮らなかった。その代わり、しっかりと瞼に焼き付けたよ。福島選手も引退試合だけあって、鬼こぎで逃げ集団を牽いたし、ずいぶんと観客を湧かせてくれた。別府選手も真剣にポイントを捕りにいってた。メカトラブルが残念だったけどね。
ルイコスタ、サガン、フルームの三つ巴のフィニッシュはすごかった。そして、フルームがバンザイしながらのゴールイン・・・。いやー、大盛り上がりだったね。


「レース後にボトルをもらうぞ!」って意気込んでたんだけど、レースが終わったら選手はさっさとリュックを背負って帰って行ってしまった。チャンスなし・・・。誰も表彰式には残らないのね。




でも、選手は沿道の観客と笑顔でハイタッチを交わしたり、先導バイクのライダーの人たちもクラクションを鳴らしながら走り去ったり、いい雰囲気のまま終わってくれた。




ちなみに、主催者発表では20万人集まったってことだけど、すげーな。隣のスーパーアリーナでやってたゴスロリコスプレの人たち、カウントしてないだろーなw。




まあ、そんなことはともかく、じつに充実したレースであった。観客はタダでレースを楽しめるわけだけど、一人から100円集められる仕組みがあれば、単純計算で2千万円になるんだよな・・・自転車界にそうやってお金が還元される仕組みがあればいいのに。



ちなみに、来年も開催されるんですって。

\(^o^)/

ツールドフランスさいたまに通訳ボランティアしてきた。選手も間近に見られて、素晴らしい体験ができた。当日の様子を写真と共にお送りしよう。■参考記事 「さいたまクリテリウムbyツールドフランスで通訳ボランティアすることになったよ 」 当日の朝は雨。しとしと ...

ツールドフランスさいたまに通訳ボランティアしてきた。選手も間近に見られて、素晴らしい体験ができた。当日の様子を写真と共にお送りしよう。



■参考記事

さいたまクリテリウムbyツールドフランスで通訳ボランティアすることになったよ



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当日の朝は雨。しとしとではあるが、雨量はまあまあある。9時に全員のボランティアがさいたまスーパーアリーナに集合。


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※さいたま新都心駅出たとこ。




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さいたま市職員と一般ボランティアがずらっと並んでいる。



受付して、ボランティア用のジャンパーと雨ガッパを受け取る。オレサマは救護班の通訳に配備された。救護班と言っても、選手ではなく、一般客の外人さんがいた場合にのみ対応するとのこと。まあ、そもそも外人さんが少ない上、ケガで運び込まれる可能性も低いであろうとのこと。下手すれば、なにもしないまま1日終わる可能性も大らしい。



ボランティアは2名体制で、1名が常駐。もうひとりは自由行動、である。自由に観戦してもOKよってことなのだ。ペアを組んだおばさまは、『自転車レースにまったく興味はないから、好きに観戦してきていいよー』とありがたいお言葉。ポイントレース1と本番のクリテリウムを観戦させてもらうことにした。



その前に、さいたまスーパーアリーナで開催されているサイクルフェスタに立ち寄り、今中大介さんと写真を取らせてもらったり、記念Tシャツを買ったりした。ボランティアに来ているのに、何やってんでしょ、オレw



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今中さん、すげーイケメン。気さくに写真に応じてくれた。


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サガンが実際にツール・ド・フランス2013で乗ってたマシン。コンポはスラムなんだね。


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アンカーのサポートカーも展示されてた。運転席に座って記念撮影する人もいた。





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で、ポイントレース1を観るためにオレサマが陣取ったのはここ。うまい具合に人一人立てるスペースがあった。写真の左のほうがスタート・ゴール地点で、右がアンダーパスになる。





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こんな感じで、アンダーパスを出てきた直後が見られる。なかなか迫力あるでしょ。



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レース開始前に、新城選手がファンサービスあいさつ。周囲から歓声が湧く。





13時にレース開始。本気でぶん回しているかんじではないが、選手一団があっという間に目の前をとおりすぎていく。生まれて始めてのプロレース生観戦なので、すごく胸の高鳴りを感じる。あいにくの雨模様だが、気にならない。


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面白いのは『ものすごいスピードで走っているのに、無音で通り過ぎて行く』こと。チェーンの回転音と、シフトチェンジのカシャカシャという音が聞こえるだけ。静寂の中でのレースというのが、フシギな感覚だ。



雨は降ったり止んだり。路面はウェット。よって、コーナリングではかなりスピードダウンしているようだった。でもオレサマの観戦ポイントはストレートなので、けっこうなスピードで横切って行く。



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しっかし、生観戦して強烈に思ったのは、プロ・ロード選手の走る姿の美しさである。素人のオレサマでさえ、「なんという、美しいフォームと筋肉なのだ・・・」と惚れ惚れした。言葉を失って、ウットリした。いつまでも見続けていたいという衝動に駆られたよ。プロアスリートを見て、美しいって思ったの、初めてだな。



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しかも乗っているのはハイエンドのロードバイク。さらには、ディープリム。ウェアもツールドフランスでおなじみのウェアだし、ヘルメットとアイウェアのコーディネートもカッコよすぎる。とくに外国人選手は、足が細くて長く、シルエットが抜群だ。



ところで、ポイントレースを観戦していて気になったのが、オレサマの周囲も、向かい側に陣取る人たちも、50代から60代のやや年齢層が高かったということ。




あれ?ツールドフランスのファンってこんな層だったっけ?オレの両隣なんて、60歳はゆうに越えたっぽいややお婆さんがデジカメ握りしめて無言でバシャバシャ撮ってた。すぐ後ろでは、『バッソ!バッソ~!キャー、かっこい~』ってはしゃいでる女性がいたから振り向いたら、50歳はゆうに越えたかんじの女性らだった。(まあ、バッソは男のオレサマが見てもかっこいいって思う)



それにしても、意外に高齢なファンっていらっしゃるのかも。オレサマの周囲だけでなく、会場にいる人たちは半数が40歳代で、50代、30代がそれにつづくってかんじ。20代は少ない。(クリテリウムが始まる頃には、それが間違いであると気づく。クリテリウムのときは、若い人で溢れかえってた)




ちなみにポイントレースの結果は以下を参照してくだされ。

<ポイントレース1>
1位 畑中 勇介HATANAKA Yusuke815
2位 別府 史之F.BEPPU813
3位 トム・フィーレルスT.VEELERS812
4位 橋本 英也HASHIMOTO Eiya810
5位 小室 雅成KOMURO Masanari



<ポイントレース2>

1位 中島 康晴NAKAJIMA Yasuharu814
2位 内間 康平UCHIMA Kohei813
3位 アルチュール・ビショーA.VICHOT813
4位 ピーテル・サガンP.SAGAN810
5位 ルイ・コスタR.COSTA88

詳しいレース結果はこっち (公式サイト)




というわけで、40分ほどでポイントレース1は終了。ここでもう一人のボランティアの方(50代くらいのお母さんっぽい方)と交代し、ポイントレース2を観戦してきてもらった。



観戦後、その方は、『なんかよくわからなかったけど、すごく速かった!黄色い人もいた!(フルームのことらしい)。あー、もう十分だわ。お腹いっぱい。オレサマさん、クリテリウム見てきてらっしゃい』と声をかけていただいたので、お言葉に甘えた。



クリテリウムレースについては、次回書きまーす。




週末、Dahon(ダホン) Mu P8でかるく50kmほど走ろうと思い、産業道路をあてもなく大宮方向に走った。いつもは南側の荒川を走るが、いつも同じコースだと飽きるからね。で、「ワイズロード大宮でも寄ろう」と思い、立ち寄った。ロードバイクって、眺めているだけで目の保養にな ...

週末、Dahon(ダホン) Mu P8でかるく50kmほど走ろうと思い、産業道路をあてもなく大宮方向に走った。いつもは南側の荒川を走るが、いつも同じコースだと飽きるからね。で、「ワイズロード大宮でも寄ろう」と思い、立ち寄った。



ロードバイクって、眺めているだけで目の保養になるよねw



お店の開店時間の11時ちょうどに到着。ロードを見たり、ミニベロを眺めたりして、秋用のグローブを買ったりした。近い将来、ロードバイクを買うつもりなので、ミニベロを買うことは多分ないのだが、そんな中でも「もしミニベロ買うなら、これがいいな」って思ったのが、タイレルとKHS(P-20R)のふたつ。



20インチ(451)の方が、経が406より大きいぶん、スピードは出るだろう。この2台は、デザインも抜群によく、高級感漂う。ただ、どっちも値段が20万円を超えるので、ちと現実的ではないのだが。



ふと試乗車コーナーに目をやると、なんとタイレルがあるではないか。ドロップではなくてブルホーン(STI)、451ではなく、406を履いた、やや古いアルミの折りたたみモデルだ(FXのブルホーン仕様。コンポはオール105)。

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お値段はなんと26万円弱!初~中級の完成ロードバイクが買える値段だよ・・・。
タイレルの試乗車ってめったにないので、試乗をお願いしてみた。


くわしい写真を見たい方はワイズロード大宮の紹介ページをご覧あれ



10分ほどの試乗ではあるが、Dahon(ダホン) Mu P8とはずいぶん乗り心地もハンドルのクイックさも、直進安定性も異なったので、インプレを書いてみるね。タイレルのインプレってあまり読んだことないので、参考になるかも。





1.低速だとふらつく

発進時や停車時の低速のとき、ややふらつきやすいと感じた。ホイールベースが長いせいだろうか。信号で停車中の車の左側を通過するのに、ちょっと気を使った。第一印象は、『あれ?大したことないのかな、タイレルって?』って思ってしまった。


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2.直進安定性はいい

低速は得意ではないが、スピードに乗ると、とたんに気持ちよくなる。悪かった第一印象が、一気に逆転。さすがのロングホイールベースだ。安定感が抜群によいし、どんどんスピードを上げたい衝動にかられるね。



Dahon(ダホン) Mu P8と同じホイールサイズ(406)ということもあって、絶対的スピードは似たようなものだろうと思う。

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3.乗り心地は格段によい

Dahon(ダホン) Mu P8と大きく異なるのが、乗り心地。これは、タイレルFXの圧勝だ。


クロストップチューブとダウンチューブに加え、さらに一本通ったフレーム(スラントデザインと呼ぶ)、シートステーとチェーンステーのお陰だと思うが、舗装の継ぎ目を乗り越えたとき、ガツンというアルミ特有の衝撃が来ない。



「うわ、この乗り心地なら、Dahon(ダホン) Mu P8より快適に長距離行けるなー」って感じた。折りたたみモデルではあるが、フレームを折るタイプではなく、フレームがしっかりしていると思った。


言われなければ、折りたたみモデルとは気づかないくらいだよ。ちなみに、乗っている間はクロモリかな?って感じてしまったくらいで、アルミとわかったのは、バイクを降りて店員さんと話をしているときだ。


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アルミでも、作り方次第で全然違う乗り味を作ることができるんだね。



4.ブルホーンのSTIって、見た目よりもはるかに使いやすい

写真で見ると、STIが水平になってて、「使いにくそうだな。手首に負荷がかかりそうだな」って思ったんだが、実際に運転してみると、まったく違和感なし。左右のシフトアップ、シフトダウンもふつうにできた。



それにしても、ふだん(バーコン式)ブルホーン使ってると、やはりSTIの便利さは格別ですわ。
(バーコン式)ブルホーンはシフトのたびにせわしなく右手を動かさねばならない。


この操作がマニュアル車っぽくて、それはそれで個人的に好きなのだが、STIは、ブレーキングしながらであったり、カーブを曲がりながらシフトチェンジできるわけで、圧倒的に便利&快適のヒトコトに尽きる。



105のコンポもなんの不満もない。気持よくスパンスパン決まってくれる。マジ系のレースに出ないオレサマ程度の乗り手なら、105でまったく問題ないと思う。



強いて欠点を挙げるとすれば、105はシフトチェンジの音が安っぽいというか、官能的なかんじではないかな。あと、チェーンリングとクランクのデザインがアルテグラに比べて、急に劣る。(ロードにも乗ってないくせに、生意気言ってすまん)




5.キャリパーブレーキがコントロールしやすい

Vブレーキより、やっぱしキャリパーがいいなあ。スッキリしたデザイン上の美点もさることながら、じわーっと効くコントロール性がとってもいい。Vブレーキ特有の、異音も発生しないしね。


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6.ただし、折りたたみはしにくい

シートステーの付け根にクイックがあって、それを緩めてネジを抜いて縦方向に折りたたむのだが、畳む様子を見てて、「あぁ、こりゃめんどいな」って思った。



店員さんも「タイレルFXは折りたたみはしにくいので、頻繁に折りたたみたい方には向いていないかも」と話していた。折りたたまない派のオレサマには、これはデメリットではないが、輪行にはあまり向いていないだろう。



タイレルFXは、街中でチマチマ乗るようなポタリングモデルではない。サイクリングロードや幹線道路をハイスピードで突っ走るのが向いている。とにかく、「もっとスピードを出したい!」って思わせてくれる。ちんたら走るような用途なら性能がもったいないね。



店員さんとちょっと雑談してて印象的だったというか、やっぱりなって思ったのは、



「ミニベロでスピードを追求するユーザーは少数派であって、どうしてもどこかのタイミングでロードバイクに進む。よって、(モノは良いのだが)タイレル的なモデルの需要は低めである」





たしかに、25万円を超えるミニベロは、さすがのオレサマでも二の足を踏む。そのお金があれば、キャノンデールのCAAD10のアルテグラモデルとかフル105のパナモリにも手が届くしな~って考えちゃう。



タイレルを見かける機会がめったにないのも、そういうことが一因なのだろう。まあ、オレサマのDahon(ダホン) Mu P8も、ショップの大将には、「ここまでカスタマイズする人、うちの店でオレサマくんだけだよ」って言われてるし。



そういう意味では、オレサマも、ミニベロでスピードを追求する少数派の一人なのだろう。


折りたたみ自転車&スモールバイクカスタム2015



※ミニベロに限らず、自転車は総じて「雑誌で眺めるのと、実車ではぜんぜん印象が違う」ものだ。ぜひ店頭で己の目でしかと確認してもらいたい(笑)。



ってなわけで、ワイズロード大宮の皆様、試乗させていただきありがとうございました。金額を気にしなくて良いのなら、絶対に一台欲しいミニベロです。

m(__)m