サイクリスト必須のスキルは、「自転車のパンク修理ができること」だと思う
買った直後にタイヤ交換するのはもったいなさすぎるので、半年ほど乗っていいかんじにヘタってきたタイミングを見計らって交換した。最初に交換したPanaracerのミニッツタフ(20×1.25)は、お世話になっているチャリ屋さんのオススメで決めた。
選択基準も持ち合わせていなかったし、ミニベロのタイヤ知識もなかったってのもあるけど、全面的に信用できるお店なので、即決した。
交換作業中に、お店のご主人にこう訊かれた。
「パンク、自分で直せるよね?」
恥ずかしながら、自転車のパンク修理はできなかった。というか、やったことすらなかった。タイヤ交換って、なんか面倒くさそうだし、力仕事っぽいし、職人的な技がいるんじゃなかろうかと勝手に尻込みしていたのだ。 そう伝えると、
「パンクくらい、自分で直せなきゃだめだよ!これから走行距離が伸びてくると、どこでトラブルに見舞われるかわからないでしょう?そのときに一番困るのは自分自身だよ」
と言われ、それもそうだなと思い、手順を覚えてみることに。
知識だけでは意味が無いので、実際にタイヤとチューブを外しては取り付けるのを3回ほど自宅で繰り返してみたのだ。 結果、予想よりもタイヤ交換がぜんぜんカンタンだとわかった。コツさえつかめば、誰でもできる。女性でも問題ない。腕力の問題ではなく、力加減だからだ。
※写真はシュワルベのデュラノです
パンク修理を覚えたとで何がよくなったかというと、いくら遠出しても心配じゃなくなったってこと。パンク修理ができなかった頃は、無意識のうちに、「もしここでパンクしたら、どうしよう。とてもじゃないが徒歩で帰宅できる距離じゃねえぞ・・・」って怯えながら走っていたのよね。
でも、修理キットを積んで、交換方法を覚えてからは、「どこでパンクしても大丈夫だ」と安心できるようになった。
それに加えてのメリットは、自力でパンク修理できるということは、すなわち余分な費用がかからないってこと。自転車屋にいちいちパンク修理を頼むと、1,000円くらいはかかってしまうからね。自力ならパッチだけでOK。
※正確にはパッチは応急処置でしかないので、本来であればチューブまるごと交換したほうがベターではあるが。
そんなわけで、サイクリストであれば、パンク修理はぜひ覚えるべきスキルだと思う。やり方は自転車屋で尋ねれば、たいてい親切に教えてくれるはず。 (渋るような自転車屋はないと思うが、もしあったら、そのようなお店との付き合い方を見直したほうがいいと思う)
※ボトルケージにコンパクトなポンプを常備
ひとつ書き忘れていたけど、「修理キットをもっているだけ」じゃ意味が無い。なぜって、出先で修理しても、ポンプがなければ空気を入れられないからね。だから、ポータブルのポンプもセットで持参すること。自分はボトルケージの根本にバンドで固定させ、常時携行しているよ。