XELIUS(ゼリウス) SL ULTIMATE Discのホイールを、BORA ONE(35mm)→「SHAMAL ULTRA DB(シャマルウルトラDB)」に交換しました。

いきさつは別記事にしてありますので、今回は実際に走ってみてどうだったか?のインプレを書いてみます。

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目次


シャマルウルトラDBって、どんなホイール?

シャマルは、いわゆる「アルミ製ハイエンド・ホイール」と言われています。元々リム用ホイールだったのが、2018年にディスク用もリリースされました。

以前、私もリムロードに乗ってた頃に「SHAMAL MILLE(シャマルミレ)」を6年近く愛用していました。硬くてレーシーな味付けと言われてますが、私はそのシャキッとした硬さが好みでした。

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見た瞬間に「かっこいい~」と思って調べてみたら、すでにディスコンになっていて、今はもう買えません。あるいは、市場在庫から探すしかないです。たった数年で消えてしまうこともあるんですね…。


公式サイトの「シャマル」を見ると…

ディスク用はSHAMAL CARBON DB、リム用はSHAMAL ULTRAがあるのみ。シャマルミレもなくなってしまったし、ディスクでSHAMAL ULTRAは選べません。

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シャマルというブランド名が失われるのは残念ですが、代わりに「SHAMAL CARBON DB(シャマル・カーボンDB)」というのが生まれました。ただ、エンデュランス用なのでキャラが変わってしまいましたが。

シャマルウルトラDBのスペックなど

2WAY-FITである

クリンチャーとチューブレスが使えます。

まあ、当面はチューブレスを試す予定はないものの、用途が広いことはありがたいです。クリンチャーとして使っても、とくに使用上の違いはないので、困ることはありません。

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ちなみに、チューブレスを使うつもりがない理由は、(リスクは低いけど)パンクしたときの復活が難しい&面倒だから。グリップの良さと乗り心地の良さはよく耳にするので、試したい気持ちもあるんですけど。

22mmのワイドなリム幅

17Cなので、25c のタイヤと組み合わせます。

個人的にずっと23c の細身が好みだったんですが、まあ時代の流れもあって細いのは選択肢が無いし、タイヤのバリエーションも25c のほうが豊富ってこともあり、ワイドでいいか!となりました。

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指定タイヤ幅は25~50mm。今回は25c のコンチネンタルのGrandPrix 5000(グランプリ 5000)を試してみました。使うのは初めてのタイヤです。

ぺったんこなスポーク

アルミ製の「きしめん的」なエアロ・スポークがかっこいい。太いと戦闘力がアップした気分になります。反応性と空力性能に優れているそうな。

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BORA ONEの細いステンレススポークは上質さを感じましたが、太くなることでいかにも走りそう!な雰囲気が出ます。
※エンジンはそのままですが(^_^;)

前後がG3組みである

ディスクホイールの特徴で、前後のスポークの貼り方が対称になるので、フロントの迫力が増します。これはディスクロードのメリットと言うか、特徴ですね。

よーくみると、フロントとリアのG3組みが逆になってます。フロントは負荷のかかるブレーキキャリパー側が2本で組まれているのに対し、リアはブレーキよりも負荷のかかるであろうスプロケット側に2本が配置されてます。

ベアリングはセラミックUSB(ウルトラ・スムース・ベアリング)

カンパホイールのベアリングのグレードは一番上がCULTで次がUSB。
CULTはフルセラミックなのでグリスを使いません。

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USBは…といいますと、ボール部分はセラミックだけど受け軸部分は金属です。

CULTはここがカーボンだそうですが、まあ自分にはその違いなぞ気付けるわけがないので、USBで十分すぎます。BORA ONEもUSBでなんの不満もなかったですし。

重量は1,557g

ディスクでクリンチャーでこの重量はかなり優秀だと思いました。

チューブラーのBORA ONE(50mm)が1,265g なので、300g ほど重くなりますが、チューブラーとの比較なのでそこは致し方ないかなと。

価格は19万円ほど

税込みで約19万円だったのを「展示品の現品だから」ということで、2割引の15万円弱で買いました。

シャマルウルトラDBのデザイン

G3&太いアルミスポークのせいで、パット見ですぐ「シャマルだ」とわかるルックス。

リムでもディスクでもシャマルか~、別メーカーのでも良かったかもな~、という気持ちもゼロじゃなかったですが、やはりこのデザインが好みなので、連チャンでお世話になることに。

リムハイトが低くなってしまったので、横から見たインパクトはやや薄まった印象ではありますが、装着して「やっぱかっこいい…」と思いました。

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たまたまですが、XELIUS(ゼリウス) SL ULTIMATE Discの黒基調のフレームに白ロゴのみ…というステルス戦闘機のような渋さと、これまた白黒のシャマルウルトラDBのカラーがマッチします。まるでこの組み合わせになることが運命だったかのように…。

というのが冗談として、でもかなり様になっているんじゃないでしょうか。

シャマルウルトラDBで300km 走ってみた感想

よいとこ1:「重さを感じない」

300g も重量増になったのに、重さのハンデをあまり感じません。あれ?っと良い意味で驚きました。まあ、もともとこのクラスの重さのホイールをずっと使っていたというのもあるかも。

よいとこ2:「加速が良い」

硬さのおかげだと思うのですが、信号待ちのスタートからスピードに乗るまでがスムーズ。ストレスなく加速してくれます。

よいとこ3:「坂の反応が良い」

峠にはまだ行ってませんが、神奈川県内の短めの坂、富士五湖周辺の坂ではスイスイ登れました。登坂で力をかけるときのやりやすさは、BORA ONEよりよい印象です。

50mm ハイトのBORA ONEは、理由はよくわかりませんが「めっちゃヒルクライムしやすい」とは感じなかったです。軽いのになぜ?と不思議です。シャマルウルトラDBなら快適に登れるかも?と期待してます。
※今度ヤビツ行ってきます

よいとこ4:「硬さの不快感はない」

シャマルに乗り慣れているので、違和感はないだろうなって予想していたとおり、べつに硬さの不快感はないです。むしろ「ぜんぜん快適ちゃう?」と感じたくらい。

これは25c のタイヤも影響している気はします。

よいとこ5:「横風の影響が少ない」

シャマルウルトラDBのリムハイトは、前が25mmで後ろが27mmなので、約半分。前後で2ミリ違います。

風の強い海岸沿いを走ってみたら、風のヌケが良く、快適に流せました。「やっぱ50mm って風の影響あったんだな…ぜんぜんちゃう…」と改めて感じました。50mm に慣れたつもりではいたんですけど、強風時はさすがに差を感じますね。

そうでもないとこ

まだ見つかっていないです(笑)。

平坦路メインで300km しか走ってないので、もうちょい乗り込んだり、峠で上り下りを試してみようと思います。まあ、坂はシャマルウルトラDBの得意分野でしょうから、心配はしていません(^^)

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