LUMOS Ultra」というヘルメットを提供いただきました。

フロントとリアにLEDライトを備えた自転車用ヘルメットです。
カンタンにいうと、前後が光って目立つ!ヘルメットですね。

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ライトを備えたヘルメットは別に珍しくはなく、これまでいくつもそういう系統の商品は見てきました。が、イマイチ食指が動かず、購入することはなかったです。


身も蓋もない言い方をすると、


安全面で優れているのはわかる。でもデザインがダサい…


と思っていたからですね。


が、「LUMOS Ultra」はひと目見た瞬間で「芋っぽさがない!ふつうに良い!」と思いました。

以下、使ってみたレビューです。

目次


ふつうにカッコいいデザイン

9個の大きなベント(通気孔)があります。レーサーモデルに比べたらエッジは効いていないけど、ロードバイクでもミニベロでもクロスバイクでもマッチするし、好き嫌いの分かれるような尖ったデザインではないのもマル。

ハイエンドのロードバイクで使っても、違和感ないと思います。

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しかも、内蔵されたライトは、ONにしないとどこに内蔵されているのかわからないレベルで、一体感がすごい。取って付けた感ゼロ。見た目も機能面でもデザインが優秀です。

ただ、アイウェアをベントの穴に差し込むのは…位置的に適していないですね。
なので、そういう使い方はしないほうがよいかなと。

装着感は可も不可もなし

丸型なので、日本人の頭にもフィットしやすいはず。

ちなみに自分は、ヨーロッパ向けの縦長のが入らない典型的なモンゴリアンヘッドの持ち主なんですが、LUMOS Ultraはスッ…とフィットしました。

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フィット感は可も不可もなく、悪くない付け心地です。

前後のLEDライトが特徴

フロントは白色LEDライト、リアには赤と黄色で光るLEDライトが内蔵されてます。どちらも最大300ルーメンで光ります。

赤く光るリアライトは、点滅パターンを3種類から選べます。(点灯と点滅2パターン)

内蔵ライトなので、か弱く光るだけなのかな…

と、あまり期待していなかったんですが、夜に試したらビックリするほど明るい!
遠目からでもすごく目立ちます。これは素晴らしい。



前後でパターンは連動するので、点灯させると前後とも点灯で、点滅させるとどっちも点滅する、という仕組み。前は点灯で後ろは点滅させる…はできません。

電源は後頭部にあって、ONとOFFでビープ音がします。ONで2度のビープ音、OFFると1度のビープ音が鳴るので、目視で確認する必要はありません。

ウインカー機能と自動ブレーキライトも備わる

付属のワイヤレスリモコンで、ウインカーとしても使えます。

ヘルメットのウインカー機能を操作するためのワイヤレスリモコンが付属してきて、コイン電池(CR2032)を入れて使います。同梱のラバーリングで自転車のハンドルに装着して使うという寸法。

便利かな?と思ったものの、「ブラケットから片手を離してボタン操作するって、どうなんだろ?」とは感じました。クロスバイクとかのバーハンドルだと、手を動かす距離も短いので、苦にならないかと思いますが。

さらに、別売のワイヤレスリモコンを使うと、減速時にヘルメット後方が赤く点滅します。まるで自動車。リモコン内のセンサーが減速を検知してLEDを高速で点滅させる自動ブレーキライトまであるのには驚きました。

ちなみに、ウインカーとして光るときは黄色で、ブレーキだと赤という芸の細かさ。

そこまではいいかな…と思ったので、自分は使ってはいないですが、ドライバーには自転車の挙動が伝わりやすいのは間違いないです。
※ただし、ブレーキ機能を使うには別売のLUMOS Remoteが必要

360度の視認性

360度どこからでも見えるのが特徴。
くるくる回しても、常にライトが視界に入ります。

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リアライトが斜め&弧を描くように配置されているので、横からでもしっかり目立ちます。
考えられたデザインですね。

専用アプリでカスタマイズもできる

ヘルメットと専用アプリをペアリングすると、ライトの点滅パターンのカスタマイズや、バッテリー残量の確認ができたり、StravaやApple Healthと同期させることも可能です。

点滅パターンを変えられるんだ!すごい!
と思うも、2パターンで十分満足なので、とくにいじる予定はありません。

カラーバリエーションは3つ

色は3タイプあります。

  • Charcoal Black (チャコールブラック)
  • Jet White (ジェットホワイト)
  • Electric Lime (エレクトリックライム)

シンプルな白と黒、そして派手なライム。

青、赤、グレーとかもあるとさらにいいなと思いましたが、定番の白と黒があるので、大半の人には問題ないでしょう。私はどんなウェアにでもマッチさせやすい白を選びました。

サイズと重量

サイズは、M-L サイズ (54 – 61 cm)とXLサイズ (61 – 65 cm)の2つ。

「Sがないのか~」と思いましたが、ダイヤル可動域が広く、女性の頭にもしっかりフィットします。よほど頭が小さくない限り、問題ないでしょう。

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気になる重量は「370 g」。

ライトや電装を内蔵しているので、これくらいは納得できます。

持つとたしかにちょいと重さは手に来るものの、実際に100km ほど走ってみて、重さはほぼ気になりませんでした。「言われてみればたしかにね〜」くらいは感じるけど、日常使いとして全く問題なし。重さのせいで使うことを躊躇することはないですね。

バッテリーの持ち時間は十分

利用状況によりますが、4~10時間ほど使えます。
充電時間にかかる時間は3時間。 充電は付属のUSB-Cケーブルで行います。

電源ボタンのすぐ下に差し込み口があります。(カバーを剥がして差し込みます)

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なお、電装関連の防水等級は「IPX6」で、あらゆる方向からの強い噴流水による有害な影響がない耐水形があります。雨天も使うことが想定されるヘルメットなので、防水機能はマストですね。

4つの安全認証を受けている

CPSC(米国消費者製品安全委員会)

→CPSC(Consumer Product Safety Commission)は、米国の消費者製品安全委員会。1972年に消費者製品安全法(CPSA)に基づいて設立され、大統領直属の独立行政機関である。

EN1078(EUヘルメット安全基準)

→自転車用ヘルメットやスケートボード用ヘルメットの安全基準を定めた規格。CE(欧州標準化委員会)マークは、商品がEU加盟国の安全基準を満たしていることを示すマークで、EN1078はCEマークのひとつ。

AS2063(オーストラリアヘルメット安全基準)

→オーストラリアとニュージーランドの自転車用ヘルメットの規格。2年間の検討プロセスを経て2008年に導入された。

ASTM F1447(自転車用ヘルメット国際標準規格)

→レクリエーション用自転車やローラースケートで使用するヘルメットの安全性を確保するための規格

高いポジションにライトがあることの恩恵はでかい

ふつう、ライトってバイク本体に取り付けるものです。

高いポジションにあるほうがドライバーからは見やすいんですが、フロントライトはハンドルの高さ、リアライトはサドル位置が限界なわけです。それ以上は不可能。

自分はリアライトはシートステーに付けていて、本当はシートポストのほうがいいんだろうな~と思いつつも、ずっとそのままでした。

それと比べて、頭が光ると超目立ちます。
ダブルで使えば明るすぎると思うくらいですね。

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ロードバイクのライダーの頭って、だいたいミニバンのドライバーと同じか、それよりちょい高いくらいなんですが、ほぼほぼドライバーの視点と高さで光るため、確実に目に入ります。

シートステーのライトの高さと比べると、その差は歴然。

いままで、こんな低い位置でリアライトを光らせとったんか…

と、逆に不安になってしまったほどです(汗)。

ヘルメットと本体ライトを組み合わせて使うのがオススメ

・朝晩→ヘルメットライトを使う
・昼間→デイタイムライトとしてバイク本体のライトを使う

という使い方だと、それぞれに電池切れの心配もなく、長い時間使い続けられます。
USB-Cケーブルを持参すれば、職場やホテル等の出先でも充電できるのもいいですね。

ということで、「LUMOS Ultra」はかなりのお気に入りになりました。
遠征用として&2つ目のヘルメットとして、オススメです。


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