自転車のギアはクルマに比べて圧倒的に多い。
マニュアルなら5~6速(+リバース)だし、オートマはひと昔前なら4速。今では6速以上も登場してきているが、愛車パンダは5速オートマ。
※ゴルフIVは4速だった
ソレに比べて自転車のギアの多いこと。18速(2×9),20速(2×10)は普通だし、いまどきのロードバイクなら22速(2×11)ある。フロント3枚のロードバイクなら、なんと33速(3×11)だって可能。(あまり見かけないが…)
初心者サイクリストの方々は、「そんなにたくさんのギア、使いこなせないよ…。つか、多すぎるよ…」と怖気付くかも知れないが心配は無用。Global Cycling Network に「ロードバイクのギア変速の仕方(How To Change Gear On Your Bike | Road Bike Shifting Made Easy)」という動画が紹介されていたので、翻訳してお届けしよう
※かつてのティアグラにはそんな機能があったが、今は廃止されている。たぶん、需要がなかったんでしょう。
※シマノのターニーにも目盛りがいちおうあります
最も軽いギアと最も重いギアと、その差を知っておくだけで、まあ事足りてしまう。あとは、そのレンジの中で「気持ちよく漕げるギアを選べばよい」だけ。
むっちゃカンタンに説明すると、左側のシフターはフロントのギア変速に使う。たいていのロードバイクにはペダル部分にでかい円盤(チェーンリング)があり、ギアが2枚ある。それを操作するのは左側のシフター。フロントギアは負荷をイッキに変えたいときに使う。たとえば、平坦路から登りになったときとか。
※ロードバイクにはたいていフロントにギアが2枚あります
自分の住む埼玉県はフラットな地形ばかりで坂が少ない。よって、フロントギアはアウター(重いほう)になっていることがほとんど。インナーにいれることはまずない。都内(五反田)までジテツウすることもあるけど、インナーに落とすのは一回あるか無いか。
右側のシフターはリアディレイラーを動かすのに使う。こちらはスピードと負荷を微調整するために、かなり頻繁にお世話になる。
※動画を観るとおおよその回転スピードがわかる
目安となるのがケイデンス。70~100RPM(revolution per minute)を快適に維持できるくらいのペダリングができればOK。ケイデンス90とは、1分間にペダルが90回回っている…という意味。(どれくらいの速度で回すのかは、動画を観てもらえば分かる。初心者のイメージよりかなり速いと思う)
ケイデンスを90に保ちたいがためにむっちゃ力をかけなければいけないのだとしたら、それはギアが重すぎな証拠。逆にケイデンスは維持できているけど、「軽すぎてペダルがスカスカする」と感じたらギアが軽すぎな証拠。
初心者サイクリストであれば、ケイデンス80~90RPMを目指せば良いと思う。上級者は100RPMで回せるが、ホリデーサイクリストにはちょっと速すぎてせわしないと感じるかなと。
80~90RPMで気持ちよく回せたらOKです。
苦しくなる(減速しそうになる)手前で変速しておくことで、速度を維持したまま坂に侵入できる。なお、自分は変速のタイミングでほんの少しペダルにかかる力を抜く。そのほうがメカに優しいのと、スムーズにペダリングできるから。(そうしているサイクリスト、きっと多いはず)
※新型の9100系デュラエース、ずっと見てるとだんだんカッコいいって感じる
具体的には以下の2つ。
上が50T - 28Tとか53T - 25T みたいな組み合わせ、下が39T - 11T みたいな組み合わせ。斜めになったギアを回すのは、スプロケットにもチェーン本体にも優しくなく、摩耗を早めてしまう。なるべくチェーンラインはバイクと平行に近い組み合わせに保つのがコツ。
クロスチェーンをやらかしてしまう「あるある」なシチュエーションとしては、、、
↓
フロントインナーで坂を登り切り、フロントをアウターに戻し忘れてリアだけシフトアップして降ってしまうパターン(「あれ?思ったように加速してくれないなぁ…」となる)
登坂なのにフロントをインナーに入れず、リアのシフトダウンだけで無理やり登ろうとしてしまうパターン(「軽いギアにいれているつもりなのに…ぐぬぬ…」となる)
リアが何速かを意識する必要はあまりないけど、せめてフロントがアウターに入ってるか、それともインナーなのかはちょっとだけ気にするといいかと。慣れてくれば脚のフィーリングで「あ、インナーのままだったか…」と気付けるが、慣れないうちは「ずっとインナーで漕いでたわ!」って信号待ちで気づいたり、ヘタすると帰宅後にようやく我にかえることも。
まあ、クロスチェーンをちょっとしたくらいでパーツはすぐダメにはならない。ただ、積み重ねはよろしくないので、なるべく意識してみてくださいな。
以上、Global Cycling Network の動画、「ロードバイクのギア変速の仕方(How To Change Gear On Your Bike | Road Bike Shifting Made Easy)」のご紹介でした。
マニュアルなら5~6速(+リバース)だし、オートマはひと昔前なら4速。今では6速以上も登場してきているが、愛車パンダは5速オートマ。
※ゴルフIVは4速だった
ソレに比べて自転車のギアの多いこと。18速(2×9),20速(2×10)は普通だし、いまどきのロードバイクなら22速(2×11)ある。フロント3枚のロードバイクなら、なんと33速(3×11)だって可能。(あまり見かけないが…)
初心者サイクリストの方々は、「そんなにたくさんのギア、使いこなせないよ…。つか、多すぎるよ…」と怖気付くかも知れないが心配は無用。Global Cycling Network に「ロードバイクのギア変速の仕方(How To Change Gear On Your Bike | Road Bike Shifting Made Easy)」という動画が紹介されていたので、翻訳してお届けしよう
何速にギアが入っているかなんて、いちいち気にしなくてOK
22とか33とか、数字にすると「むっちゃ選択肢多いやん!」って印象を受けるが、実はどのギアで走っているかはあまり考える必要はない。車ならインパネにインジケーターがあるのでわかるけど、ロードバイクにはそんなのさい。※かつてのティアグラにはそんな機能があったが、今は廃止されている。たぶん、需要がなかったんでしょう。
※シマノのターニーにも目盛りがいちおうあります
最も軽いギアと最も重いギアと、その差を知っておくだけで、まあ事足りてしまう。あとは、そのレンジの中で「気持ちよく漕げるギアを選べばよい」だけ。
むっちゃカンタンに説明すると、左側のシフターはフロントのギア変速に使う。たいていのロードバイクにはペダル部分にでかい円盤(チェーンリング)があり、ギアが2枚ある。それを操作するのは左側のシフター。フロントギアは負荷をイッキに変えたいときに使う。たとえば、平坦路から登りになったときとか。
※ロードバイクにはたいていフロントにギアが2枚あります
自分の住む埼玉県はフラットな地形ばかりで坂が少ない。よって、フロントギアはアウター(重いほう)になっていることがほとんど。インナーにいれることはまずない。都内(五反田)までジテツウすることもあるけど、インナーに落とすのは一回あるか無いか。
右側のシフターはリアディレイラーを動かすのに使う。こちらはスピードと負荷を微調整するために、かなり頻繁にお世話になる。
正しいギアを選択しているかどうかの判断法
ギアはフロントとリアにあり、大半の時間帯はリアの変速だけで事足りることはわかった。では、10~11枚もギアがある中で、「自分が使っているギアが正しい(=最適)かどうかはどう判別すればよいのか?※動画を観るとおおよその回転スピードがわかる
目安となるのがケイデンス。70~100RPM(revolution per minute)を快適に維持できるくらいのペダリングができればOK。ケイデンス90とは、1分間にペダルが90回回っている…という意味。(どれくらいの速度で回すのかは、動画を観てもらえば分かる。初心者のイメージよりかなり速いと思う)
ケイデンスを90に保ちたいがためにむっちゃ力をかけなければいけないのだとしたら、それはギアが重すぎな証拠。逆にケイデンスは維持できているけど、「軽すぎてペダルがスカスカする」と感じたらギアが軽すぎな証拠。
初心者サイクリストであれば、ケイデンス80~90RPMを目指せば良いと思う。上級者は100RPMで回せるが、ホリデーサイクリストにはちょっと速すぎてせわしないと感じるかなと。
80~90RPMで気持ちよく回せたらOKです。
快適なギアチェンジのコツ
平坦路から坂に差し掛かったとき、変速はちょっぴり早めに行ってあげよう。いよいよ脚が回らなくなってから変速しているのでは遅い。減速してしまうし、メカ類に過剰な負荷がかかってしまう。苦しくなる(減速しそうになる)手前で変速しておくことで、速度を維持したまま坂に侵入できる。なお、自分は変速のタイミングでほんの少しペダルにかかる力を抜く。そのほうがメカに優しいのと、スムーズにペダリングできるから。(そうしているサイクリスト、きっと多いはず)
※新型の9100系デュラエース、ずっと見てるとだんだんカッコいいって感じる
あまり使わないほうがよいギアの組み合わせ
いまどきのロードバイクはフロント2枚、リア11枚のギアを備えているが、だからといって22段すべてを平等に使うわけではない。中には、「一度も使わないギアの組み合わせ」もあって、それが『クロスチェーン』。上から見てチェーンが斜め(たすきがけ)のようになるギアの組み合わせはしないでおこう。具体的には以下の2つ。
- フロントがアウター(重い)×リアがロー(軽い)
- フロントがインナー(軽い)×リアがハイ(重い)
上が50T - 28Tとか53T - 25T みたいな組み合わせ、下が39T - 11T みたいな組み合わせ。斜めになったギアを回すのは、スプロケットにもチェーン本体にも優しくなく、摩耗を早めてしまう。なるべくチェーンラインはバイクと平行に近い組み合わせに保つのがコツ。
クロスチェーンをやらかしてしまう「あるある」なシチュエーションとしては、、、
↓
フロントインナーで坂を登り切り、フロントをアウターに戻し忘れてリアだけシフトアップして降ってしまうパターン(「あれ?思ったように加速してくれないなぁ…」となる)
登坂なのにフロントをインナーに入れず、リアのシフトダウンだけで無理やり登ろうとしてしまうパターン(「軽いギアにいれているつもりなのに…ぐぬぬ…」となる)
リアが何速かを意識する必要はあまりないけど、せめてフロントがアウターに入ってるか、それともインナーなのかはちょっとだけ気にするといいかと。慣れてくれば脚のフィーリングで「あ、インナーのままだったか…」と気付けるが、慣れないうちは「ずっとインナーで漕いでたわ!」って信号待ちで気づいたり、ヘタすると帰宅後にようやく我にかえることも。
まあ、クロスチェーンをちょっとしたくらいでパーツはすぐダメにはならない。ただ、積み重ねはよろしくないので、なるべく意識してみてくださいな。
以上、Global Cycling Network の動画、「ロードバイクのギア変速の仕方(How To Change Gear On Your Bike | Road Bike Shifting Made Easy)」のご紹介でした。
コメント
コメント一覧 (2)
ニョーボ殿はフロントの使い分けがちょと苦手で、たま〜にチェーン落とすときあるんですが、そんな時は新DURA(&ULTE)のシンクロシフトにしてあげたいなぁと思いますね。
シンクロシフト!!!今私がものすごく気になっているフレーズです。電動化、ついに来るか・・・!!(予算ないけどw)
シンクロシフトがあれば、かなりストレスフリーになれそうですね(`・ω・´)