素人がプロアスリートと勝負したら、万が一にも勝ち目はない。
しかし、専門領域以外だったら?素人にも勝てる可能性があるのでは?
プロサイクリストであり、ディメンションデータ所属のマーク・カベンディッシュに、Global Cycling Network が4本勝負を申し込んだ。内容は以下の通り。
こういうバカバカしい取材をコンテンツ化してしまうのも素晴らしいアイデア。選手もリラックスして取材を受けている様子で、楽しげな雰囲気。ファンも、「あら、マーク・カベンディッシュにこんな一面があったのね」と新鮮な驚きを味わえると思う。
いつもいつも似たような質問ばかり受けていたら、選手だって「この話、何回目だろう…」ってなってしまうもんね。
対戦するのはGlobal Cycling Network のプレゼンターでお馴染みのマットさん。ひょうきんでおっちょこちょいだが、こう見えて元プロサイクリストである(←失礼)。Global Cycling Network 内でのムードメーカー的存在。
4つの戦いをして、どっちがより多く勝つかという勝負。
ここでカベンディッシュは「Xウィング」をチョイスする。理由は…
カベンディッシュ、勝つ気満々である…。
※必死にレゴを組み立てるワールドクラスのツール選手……シュールな図である
結果はカベンディッシュの圧勝。「早く作らねば…」というプレッシャーがかかる中でも冷静かつ正確にXウィングを完璧に組み上げた。対するマットさんはろくに形も形成できていない。
※段違いの集中力を見せるカベンディッシュ
結論:マーク・カベンディッシュはレゴの組み立てが得意
日本であれば、「最初はグー」と互いのタイミングを合わせてから本番に移るが、イギリスでは「机を3回叩く」らしい。これが一般的なのだろうか。叩くものがない屋外とか、スタンディングで行うときはどうするのだろうか。疑問は尽きない。
※机をドンドンと叩いてタイミングを合わせる
ところで、「日本じゃんけん協会」によると、「勝利の法則10ヶ条」というものがあるそうだ。くわしくはリンク先を見ていただくとして、最初にグーを出すには理由があることがわかった。
以下、引用する。
なんと、そんな理由で「最初はグー」だったとは…。またひとつ賢くなってしまった。
10ヶ条を読むと、「なるほど!」と唸った。いつも動画でお世話になっているから、お礼として英語に訳して、Global Cycling Network に送ってあげようかな…。
結論:じゃんけん勝負は偶然と運に左右される
※やる前から笑いがこみ上げてくるカベンディッシュ
どうやらカベンディッシュはにらめっこは苦手なようで、開始前からクスクスしている。
「ダメだ~、笑ってしまうよ~~」
こりゃマットさんの勝ちだな…と思っていたら、本番では真顔をキープ。先に目を閉じたのはマットさんだった。さすがプロアスリート、本番での集中力はすごい。
それにしてもなんだ、この図は…。
結論:マーク・カベンディッシュはにらめっこが強い
最後の勝負はカベンディッシュに関するマニアッククイズ。本人が正解できたらカベンディッシュのポイント。外れたらマットさんのポイントというルール。
カベンディッシュしばし考え、「Chateauroux(シャトールー)」と解答。正解。
シャトールーはフランス中央部、サントル=ヴァル・ド・ロワール地域圏の都市。アンドル県の県庁所在地でもある。市の面積は25.54km²、人口は約4万人。
※ウィキペディアより
何名かの名前が脳裏をかすめたようだが、「Freire」と回答。またも正解。
たぶん、オスカル・フレイレ・ゴメス(1976年2月15日 - )のことだろう。スペイン・カンタブリア州のトレラベーガ出身。1998年にプロデビュー。1999年、2001年、2004年と3度にわたって世界選手権を制覇する偉業を成し遂げているスプリンター。
※記憶を呼び戻そうとするカベンディッシュ
カベンディッシュは「Nizolo?」と答えるが不正解。正解は「Sacha Modolo(サーシャ・モドロ)」であった。ちなみにサーシャ・モドロ(1987年6月19日 - )は、イタリア、コネリアーノ出身の選手。
・時速44.004キロ
・時速43.976キロ
・時速44.421キロ
「んなもん分かるか…><」という表情を浮かべるカベンディッシュ。半ば勘で「44.421キロ?」と答えると、なんと見事正解。
平均時速44キロで走るって、どんなバケモノなの…。サイクリストなら「まじか…!」と呆れ返る数値である。これがツールで勝つ選手の実力である。
結論 カベンディッシュは記憶力が優れている
以上、マーク・カベンディッシュ VS Global Cycling Network のどうでもいい(でも面白い)4本勝負でした。
こういう企画、日本メディアも大いにマネしていいと思う。日本トッププロの新城とか別府とかと団長が、パン食い競走、百人一首、四字熟語の穴埋め、書き初めの勝負をしたら、けっこうバズるはず。
産経サイクリストさんあたりをけしかけてみようかしら…(笑)
こちらもどうぞ(´・ω・`)
↓
マーク・カベンディッシュのようにスプリントする5つのヒント
しかし、専門領域以外だったら?素人にも勝てる可能性があるのでは?
プロサイクリストであり、ディメンションデータ所属のマーク・カベンディッシュに、Global Cycling Network が4本勝負を申し込んだ。内容は以下の通り。
- レゴの組み立て
- にらめっこ
- じゃんけん
- クイズ
こういうバカバカしい取材をコンテンツ化してしまうのも素晴らしいアイデア。選手もリラックスして取材を受けている様子で、楽しげな雰囲気。ファンも、「あら、マーク・カベンディッシュにこんな一面があったのね」と新鮮な驚きを味わえると思う。
いつもいつも似たような質問ばかり受けていたら、選手だって「この話、何回目だろう…」ってなってしまうもんね。
対戦するのはGlobal Cycling Network のプレゼンターでお馴染みのマットさん。ひょうきんでおっちょこちょいだが、こう見えて元プロサイクリストである(←失礼)。Global Cycling Network 内でのムードメーカー的存在。
4つの戦いをして、どっちがより多く勝つかという勝負。
1.レゴの組み立て勝負
スターウォーズの戦闘機をどっちが早く完成させられるか。選択肢はスター・デストロイヤー(シス側)もしくはXウィング(ジェダイ側)で、カベンディッシュが選ぶことができる。ここでカベンディッシュは「Xウィング」をチョイスする。理由は…
僕はマットより指が短くて、手も小さい。つまり、細かいパーツの多いXウィングの組み立てのほうが僕に有利に働くはず。だからXウィングにするよ。
カベンディッシュ、勝つ気満々である…。
※必死にレゴを組み立てるワールドクラスのツール選手……シュールな図である
結果はカベンディッシュの圧勝。「早く作らねば…」というプレッシャーがかかる中でも冷静かつ正確にXウィングを完璧に組み上げた。対するマットさんはろくに形も形成できていない。
※段違いの集中力を見せるカベンディッシュ
結論:マーク・カベンディッシュはレゴの組み立てが得意
2.じゃんけん
2本めはじゃんけん。偶然要素で決まるので、これならチャンスは互角。5回勝負して勝数を競う。結果はマットさんの勝利なのだが、気になったのがじゃんけんの始め方。日本であれば、「最初はグー」と互いのタイミングを合わせてから本番に移るが、イギリスでは「机を3回叩く」らしい。これが一般的なのだろうか。叩くものがない屋外とか、スタンディングで行うときはどうするのだろうか。疑問は尽きない。
※机をドンドンと叩いてタイミングを合わせる
ところで、「日本じゃんけん協会」によると、「勝利の法則10ヶ条」というものがあるそうだ。くわしくはリンク先を見ていただくとして、最初にグーを出すには理由があることがわかった。
以下、引用する。
初心者は傾向として、最初にグーを出します。グーが最も作りやすい手だからです。そしてグーには「強い・拳」など勝利に結びつきやすいイメージがあります。
突然「じゃんけんぽん!」と言って不意にじゃんけんを仕掛けると、とっさに手を形作りやすいという事の理由からグーをだしてしまう人が高確率でいます。
これは相手が怒っているとき、面倒なとき、力が入っているとき、乗り気ではないときなど感情的で論理的思考にならない時はより高確率でグーがでます。
なんと、そんな理由で「最初はグー」だったとは…。またひとつ賢くなってしまった。
10ヶ条を読むと、「なるほど!」と唸った。いつも動画でお世話になっているから、お礼として英語に訳して、Global Cycling Network に送ってあげようかな…。
結論:じゃんけん勝負は偶然と運に左右される
3.にらめっこ
ここでのにらめっこは、「笑ったら負け」ではなく、「笑うか、もしくは瞬(まばた)きしたら負け」というスタイル。笑わなくても、目が閉じたら負けである。※やる前から笑いがこみ上げてくるカベンディッシュ
どうやらカベンディッシュはにらめっこは苦手なようで、開始前からクスクスしている。
「ダメだ~、笑ってしまうよ~~」
こりゃマットさんの勝ちだな…と思っていたら、本番では真顔をキープ。先に目を閉じたのはマットさんだった。さすがプロアスリート、本番での集中力はすごい。
それにしてもなんだ、この図は…。
結論:マーク・カベンディッシュはにらめっこが強い
4.クイズ
3回終わってカベンディッシュの2勝、マットさん1勝。最後の勝負はカベンディッシュに関するマニアッククイズ。本人が正解できたらカベンディッシュのポイント。外れたらマットさんのポイントというルール。
第1問:「ツール・ド・フランスで、カベンディッシュが初勝利した街の名前は?」
カベンディッシュしばし考え、「Chateauroux(シャトールー)」と解答。正解。
シャトールーはフランス中央部、サントル=ヴァル・ド・ロワール地域圏の都市。アンドル県の県庁所在地でもある。市の面積は25.54km²、人口は約4万人。
※ウィキペディアより
第2問:「そのレースで2位だったのは誰?」
何名かの名前が脳裏をかすめたようだが、「Freire」と回答。またも正解。
たぶん、オスカル・フレイレ・ゴメス(1976年2月15日 - )のことだろう。スペイン・カンタブリア州のトレラベーガ出身。1998年にプロデビュー。1999年、2001年、2004年と3度にわたって世界選手権を制覇する偉業を成し遂げているスプリンター。
第3問:「2013年のジロ・デ・イタリアのラストステージにおいて勝ったとき、2位だったのは誰?」
※記憶を呼び戻そうとするカベンディッシュ
カベンディッシュは「Nizolo?」と答えるが不正解。正解は「Sacha Modolo(サーシャ・モドロ)」であった。ちなみにサーシャ・モドロ(1987年6月19日 - )は、イタリア、コネリアーノ出身の選手。
第4問:「Milan San Remo で勝利したときの平均時速は?」(※三択です)
・時速44.004キロ
・時速43.976キロ
・時速44.421キロ
「んなもん分かるか…><」という表情を浮かべるカベンディッシュ。半ば勘で「44.421キロ?」と答えると、なんと見事正解。
平均時速44キロで走るって、どんなバケモノなの…。サイクリストなら「まじか…!」と呆れ返る数値である。これがツールで勝つ選手の実力である。
結論 カベンディッシュは記憶力が優れている
以上、マーク・カベンディッシュ VS Global Cycling Network のどうでもいい(でも面白い)4本勝負でした。
こういう企画、日本メディアも大いにマネしていいと思う。日本トッププロの新城とか別府とかと団長が、パン食い競走、百人一首、四字熟語の穴埋め、書き初めの勝負をしたら、けっこうバズるはず。
産経サイクリストさんあたりをけしかけてみようかしら…(笑)
こちらもどうぞ(´・ω・`)
↓
マーク・カベンディッシュのようにスプリントする5つのヒント
コメント
コメント一覧 (6)
そんな脚力と体力羨ましい(´・ω・`)
英語はサッパリですけどだいたいわかるような内容でしたので^_^
カヴェおじさん、朴訥そうな雰囲気ですけど、あれでスプリントになるともの凄いですね。
って、あれ? マットさんとスプリント勝負もしてませんでしたっけ?
先月のチャリダーで、新城選手や土井選手集めての運動会やってましたね。ソバの出前競争とかスラローム対決とか。
まぁ楽しい内容だったですけど、あくまで自転車からは離れられない、日本人的なマジメさが現れてました。
クルマ番組のTop Gearもそうでしたが、イギリス人ってネジが5、6本外れた企画がほんとお得意)^o^(
化けものですわ…
yoshimotoya120さん
マットさんとスプリント勝負もしてましたね。勝負するまでもない結果でしたがw
「あくまで自転車からは離れられない、日本人的なマジメさ」ありましたね。面白かったですが、もうちょい振り切ってほしい気もしますね~
できることなら自分で企画したいw