Brightside というライトのメーカーがあります。 ふつう、ライトは前後に向けて取り付けるものですが、なんと「横方向を照らす」ライトです。つまり「サイドライト(sidelight)」。その名もBrightside Bike Lightsです。

そんな概念、人生で一度も考えたこともありませんでした。事実、横方向に照らす自転車用ライトって、市場にほぼ存在しません。

Brightside社はイギリスのメーカーなんですが、自転車専用かと思いきや、ボートに取り付けるタイプもあったりします。いかにもイギリスらしい気もします。

Brightside Bike Lightsのサイドライトを付けることで、360度全方向から視認しやすくなり、事故予防に効果的……という触れ込みなので、公式サイトから買ってみました。

以下、使ってみてのレビューです。



目次


Brightside Bike Lightsの購入は公式サイトから

WiggleやAmazonでは売っていなかったので、公式サイトから購入。

£22.50(3,600円相当)なので手軽に買える価格です。

Brightside Bike Lightsのスペック

手にとってまず「軽い」と感じました。
サイズもコンパクトで工具も不要なので、取説を読むまでもありません。

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スペックはこんなかんじ。

  • 7.6cm と手のひらサイズ
  • 重量は100g以下
  • 照射角度は100度
  • 500m先からも視認できるLED
  • シンプルな構造のマウント(ツールやネジは不要)
  • 防水性はIP65(粉塵の侵入を完全に防ぎ、かつ水流にも耐えるレベル)
  • USBでの充電式
  • バッテリーの持ち時間は36時間

Brightside Bike Lightsの取り付け方

トップチューブ、ヘッド、ダウンチューブのいずれかにゴムバンドを巻いてマウントを装着します。で、マウントに本体をカチッと差し込むだけ。

クロモリだと、トップチューブもダウンチューブも細すぎてゴムが余ってしまい、ややぐらつきます。走行中にずれてしまうことがよくありました。

太さ的にはヘッドがちょうど良かったのですが、ハンドル操作をするとブレーキワイヤーとシフトワイヤーが接触して、塩梅が良くありません。

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試行錯誤した結果、ステムの太さがちょうど良かったのでそこに収まることになりました。
※カーボンフレームなら太いので、トップチューブがベストポジションでしょう

シートポストの根本とか、シートチューブとトップチューブの交差する部分も考えたんですが、脚や胴体がライトを覆ってしまって見えないので意味がありません(笑)。

ヘッドチューブの前の部分、ヘッド、ステムのいずれかに取り付ける必要があります。

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ゴムバンドは2種類入っているのですが、なぜかどちらも同じサイズ。
フレームに合わせて大小で用意してくれればよかったのに…。

Brightside Bike Lightsを使ってみた感想

クリップマウントの固定力はしっかりしています。走行中にライトが落下することはありません。

照射パターンは複数あり、点灯・点滅のどちらも可能。

夜間に使ってみたところ、想像以上に横&斜めからの視認性が高まりました。上の動画を見てもらえばわかりますが、眩しいぐらいです。

並走する車、交差点で右左折してくる車からは相当目立つと思います。

最近、サイクリストがトラックやバス左折時の内輪に巻き込まれるニュースを見かけることが多いですが、そういった事故の予防にもなります。横方向って、ドライバーからは意外に死角だったりしますからね。

>> サイクリストから見た「車のつられ右折」の怖さ

>> 自転車事故コンピレーション37 ~右左折時の巻き込み事故にお気をつけください~

>> 【内輪差に巻き込まれないための回避方法】 トラックドライバーからサイクリストはどのように見られているのか?

全方向に明るくなったので、まるで「ちんどん屋」にでもなった気分ですが、安心感は増したので良しとしています。

ただ、デイタイムライトとして使う必要性はないと思います。あくまで夜間用でしょう。日が落ちるのが早い秋~冬にかけて、助かっています。

ヘルメット用やフロント用もあります

サイドライト専門メーカーではなく、フロント&リアライトはもちろんラインナップしています。あと、ヘルメット用もあります。

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※こんなのとか

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※こんなのも

横方向の安全性って意識したことがない方がほとんどだと思いますが、手軽に買える価格ですし、試してみて損のない商品だと思います。


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