B.B.BASE が2018年1月6日に運行を始めたが、まだ乗るチャンスに恵まれていない。何度か「B.B.BASE で房総いこーぜ」と企画は上がったのだが、悪天候だので実現せず。
ちなみにB.B.BASEとは、「BOSO BICYCLE BASE」(房総バイシクルベース)の略称のこと。東京と千葉各所を行き来するJR東日本のサイクリスト専用列車のことである。
ニュースで写真は散々取り上げられていたので、車両外観はどんなで内部はどんな様子かはご存知かとは思う。シートも快適そうだし、バイクをバラさずそのまま車内に持ち込めるのが素晴らしい。自転車メディアや雑誌も大いに取り上げて紹介する。
が、運行状況が変則的だったり、利用法がイマイチ不透明&複雑なのも事実でして、「どーやって予約(or 購入)すんの?」って躊躇しているサイクリストさんも少なくないかなと。(自分もそうだった)
そこで、改めてB.B.BASE について調べつつ、実際に利用した方々の声を集めてみました。
◇ B.B.BASE公式サイト
週替わりで4方面(内房コース、外房コース、佐原コース、銚子コースの4つの路線が運行)に向けて運行されている。
それぞれの路線と目的地はこんなかんじ。
↓
※県内でも温暖な気候に恵まれたエリア
※海岸や丘陵もあり、ルート次第でさまざまなレベルに対応するエリア
※太平洋をながめながらのサイクリングを堪能できるエリア
※景観のよいサイクリングロードと、歴史や文化に触れ合える北総日本遺産エリア
後述するが、4路線すべてが毎週末運行しているわけではなく、日によって運行路線は変わる。よっていつでもどれにでも乗れるわけではないので注意が必要。
体力も消耗するし、時間もかかる。輪行作業を見越してちょっと早めに駅に到着していないといけないとか、いろいろ気にすることは多い。そういったことから解放されるのはでかい。
両国駅の3番線がB.B.BASE 用に使われるのだが、ストレートにタイヤを転がしながら列車に乗れてしまう。まだやってないので想像だけど、あまりの楽さに拍子抜けするんじゃないだろうか。
余談だが、サイクルラックはB.B.BASE用に開発されたオリジナルで縦置き型となる。座席の真後ろにバイクを置けるのも安心だ。見るからにガッシリしてて、しっかりとバイクをホールドしてくれそう。
これも「バイク設置スペースを確保するため」で致し方ない部分はあり、まったく責める気にはならない。
※ちなみに自分はアンカーの(iPhone8がを2回フル充電できる)外付けバッテリーを欠かさず持参している
サイクルラック取り扱い説明動画
「折りたたみ自転車やカスタマイズした自転車等、自転車の形状によっては搭載できない場合もある」とのことだ。
実写で確認する方法がないのでアレだが、適合するための数値が公開されているのでチェックしておこう。
の3つの方法がある
切符には「日帰りプラン」と「宿泊プラン」がある。また、以前は片道(往路だけ、復路だけ)の予約はできなかったのが、2018年3月12日より片道利用コースが発売開始された。柔軟な利用方法にどんどんマイチェンしているので、今は対応していないことも、数ヶ月後は可能!になっているかもしれない。JR東日本に期待したい。
内房コース ・料金:おとな1名 8,500円、こども1名5,700円
外房コース ・料金:おとな1名 8,400円、こども1名5,800円
佐原コース ・料金:おとな1名 6,500円、こども1名4,200円
銚子コース ・料金:おとな1名 7,100円、こども1名4,500円
……と、ここまでは公式サイトなどの情報をファクトベースでまとめただけだが、本当に知りたいのは利用したサイクリストらの生の声のはず。
ということで、以下は探してみた結果。
B.B.BASE乗車レポート その1
B.B.BASE乗車レポート その2
B.B.BASE乗車レポート その3
自転車&サイクリスト専用トレイン「B.B.BASE」に見るロードバイク旅の未来
サイクルトレイン「B.B.BASE 」は建国以来最高の企画
おおむね、いや大半が絶賛の声なので自分の中の期待値もうなぎのぼり。近日中に乗ってくるつもりなので、改めてレポートしますね。
線路の上を走ってきたトラックがトランスフォームして道路に走り去る様子にびっくり「何これ?」「かっこいい」
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ちなみにB.B.BASEとは、「BOSO BICYCLE BASE」(房総バイシクルベース)の略称のこと。東京と千葉各所を行き来するJR東日本のサイクリスト専用列車のことである。
ニュースで写真は散々取り上げられていたので、車両外観はどんなで内部はどんな様子かはご存知かとは思う。シートも快適そうだし、バイクをバラさずそのまま車内に持ち込めるのが素晴らしい。自転車メディアや雑誌も大いに取り上げて紹介する。
が、運行状況が変則的だったり、利用法がイマイチ不透明&複雑なのも事実でして、「どーやって予約(or 購入)すんの?」って躊躇しているサイクリストさんも少なくないかなと。(自分もそうだった)
そこで、改めてB.B.BASE について調べつつ、実際に利用した方々の声を集めてみました。
◇ B.B.BASE公式サイト
BOSO BICYCLE BASEの概要
2018年1月6日に運行を開始したJR東日本の鉄道車両で、ジョイフルトレインと呼ばれる車両の一種。6両編成で99の座席とサイクルサックが用意されている。週替わりで4方面(内房コース、外房コース、佐原コース、銚子コースの4つの路線が運行)に向けて運行されている。
それぞれの路線と目的地はこんなかんじ。
↓
内房線方面「B.B.BASE 内房」
往路は館山駅・和田浦駅、復路は館山駅※県内でも温暖な気候に恵まれたエリア
外房線方面「B.B.BASE 外房」
勝浦駅または安房鴨川駅※海岸や丘陵もあり、ルート次第でさまざまなレベルに対応するエリア
総武線方面「B.B.BASE 銚子」
往路は松尾駅・干潟駅・銚子駅、復路は銚子駅※太平洋をながめながらのサイクリングを堪能できるエリア
成田線方面「B.B.BASE 佐原」
佐原駅※景観のよいサイクリングロードと、歴史や文化に触れ合える北総日本遺産エリア
後述するが、4路線すべてが毎週末運行しているわけではなく、日によって運行路線は変わる。よっていつでもどれにでも乗れるわけではないので注意が必要。
B.B.BASE の列車ってどんなかんじ?
なんといっても、輪行袋が不要!
B.B.BASE の最大の売りが、「自転車を解体せず、そのまま車内のサイクルラックへ搭載できる」点。これは画期的だ。従来は(というか今もだが)ロードバイクはホイールを外してフレームにくくりつけ、輪行バッグによいしょよいしょと詰め込んで、えっこらせと肩に担いで構内を歩いて移動しなければならなかった。体力も消耗するし、時間もかかる。輪行作業を見越してちょっと早めに駅に到着していないといけないとか、いろいろ気にすることは多い。そういったことから解放されるのはでかい。
両国駅の3番線がB.B.BASE 用に使われるのだが、ストレートにタイヤを転がしながら列車に乗れてしまう。まだやってないので想像だけど、あまりの楽さに拍子抜けするんじゃないだろうか。
余談だが、サイクルラックはB.B.BASE用に開発されたオリジナルで縦置き型となる。座席の真後ろにバイクを置けるのも安心だ。見るからにガッシリしてて、しっかりとバイクをホールドしてくれそう。
6両編成の車両に99座席
車体塗色はB.B.BASE のコンセプトである「基地」をイメージしたグレーが一面を覆う。ロゴ・号車番号・B.B.BASE オリジナル自転車をアクセントにしたデザインが施されており、一目で「B.B.BASE だ!」をわかる。座席はリクライニングできない
4席が一体になったボックス席。いかにも観光に行きますよって雰囲気を醸しててじつに良い。さほどお腹が空いてないのに駅弁を衝動買いさせてしまう旅情がある。ただ、残念ながらリクライニングはできない。ヘッドレスト部分を上下させることはできるが、寝たくてもアップライトな姿勢を強いられてしまう。これも「バイク設置スペースを確保するため」で致し方ない部分はあり、まったく責める気にはならない。
テーブルには充電用のコンセントを人数分設置
これ、素晴らしい!なにしろ2時間以上の長丁場なのでスマホの電池消耗も速いだろう。充電しながらであれば現地で「電池切れちゃった…」となることもない。よって、B.B.BASE を利用するときはACアダプター持参で来よう。※ちなみに自分はアンカーの(iPhone8がを2回フル充電できる)外付けバッテリーを欠かさず持参している
トイレはもちろんあります
用意されているのでご安心を。なお、2号車だけ車椅子対応の大型トイレ(真空式)が備えられている関係上、他の車両より定員が1名少なくなっている。4号車は乗客同士が交流できるフリースペース
一部の扉(片側4枚のうち3枚)や窓を埋めたうえで、ロングシートとパイプベンチ、大型トイレ、洗面スペースが設置されている。サイクリストへの配慮がありがたい。全車両の床に滑り止め防止のゴム床材が敷かれている
ビンディングシューズ着用でも滑りにくいというさりげない心づかい。自分は(クリートが剥き出しにならない)SPDなので比較的滑りにくいが、SPD−SLとかLOOK、タイム、スピードプレイをお使いの方々は助かるだろう。サイクルラック取り扱い説明動画
B.B.BASE に搭載可能な自転車
ロードバイクであれば、よほど変わった改造をしていない限り問題ない。ただし、前・後輪の泥除け、後輪を囲うスタンド、ブロックパターンのタイヤ、3つ以上のタイヤを装着した自転車は搭載できない。「折りたたみ自転車やカスタマイズした自転車等、自転車の形状によっては搭載できない場合もある」とのことだ。
実写で確認する方法がないのでアレだが、適合するための数値が公開されているのでチェックしておこう。
モデルコース
ルートラボでロング、ミドル、ショートのコースが提案されている。どこを走ればいいか困る方、現地の地理に明るくない方などには参考になるかなと。予約申し込み&運転日・時刻
- インターネットでの申込み
- 電話での申込み
- 店頭窓口(びゅうプラザ)での申込み
の3つの方法がある
切符には「日帰りプラン」と「宿泊プラン」がある。また、以前は片道(往路だけ、復路だけ)の予約はできなかったのが、2018年3月12日より片道利用コースが発売開始された。柔軟な利用方法にどんどんマイチェンしているので、今は対応していないことも、数ヶ月後は可能!になっているかもしれない。JR東日本に期待したい。
日帰りプラン(往復運賃)
料金はこんなかんじ。距離の遠い内房と外房はちょっぴり運賃が増す。内房コース ・料金:おとな1名 8,500円、こども1名5,700円
外房コース ・料金:おとな1名 8,400円、こども1名5,800円
佐原コース ・料金:おとな1名 6,500円、こども1名4,200円
銚子コース ・料金:おとな1名 7,100円、こども1名4,500円
……と、ここまでは公式サイトなどの情報をファクトベースでまとめただけだが、本当に知りたいのは利用したサイクリストらの生の声のはず。
ということで、以下は探してみた結果。
利用した人たちの声
サイクルトレイン「B.B.BASE」試乗イベントで館山を往復してきた!B.B.BASE乗車レポート その1
B.B.BASE乗車レポート その2
B.B.BASE乗車レポート その3
自転車&サイクリスト専用トレイン「B.B.BASE」に見るロードバイク旅の未来
サイクルトレイン「B.B.BASE 」は建国以来最高の企画
おおむね、いや大半が絶賛の声なので自分の中の期待値もうなぎのぼり。近日中に乗ってくるつもりなので、改めてレポートしますね。
おまけ
B.B.BASEとはまったく無関係だが、線路の上を走る&トランスフォームするトラックというのがあるらしい。線路の上を走ってきたトラックがトランスフォームして道路に走り去る様子にびっくり「何これ?」「かっこいい」
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コメント
コメント一覧 (12)
(桁違いなので修正されたほうがよいかと)
なので料金もそれなりにお高いですね(特に外房コースが海外にも行ける額に!?^ ^;)
佐原コースで比べれば通常運賃のほぼ倍ですもんね。
まぁB.B.Baseは旅行商品という位置付けでしょうから単純な比較はできませんが、毎週はおろか毎月利用するのもおぼつかない料金かなぁと。
駅レベルで自転車のまま乗り降りできる、着駅まで乗り換えなしで行ける、という2大メリットと照らして、それでも充分にお得だ!となるのかどうか… 首都圏ならではの料金設定だよなぁと感じてます。
実際のところ自腹で利用した一般のサイクリスト(取材であれば経費で乗ってる人が多いでしょうから)はどう思ってるんでしょう?
人それぞれ感じ方は異なるし、私自身乗った事は無いので深入りしたコメントは差し控えますが、B.B.Baseに縁のない地方在住者としては、何かに特化した突然変異みたいな車両より、新幹線(こだま号)などに座席数を減らしてでも輪行袋をゆったりと置けるスペースを確保するなど、もっと実用的なサービス提供を望みますね。
山陽新幹線にエヴァンゲリオン編成があったように、既存のものに工夫する事で、目立たないけど「いいね」と言われる進化があると思います。
中山さんが、いつか利用した後に記事を書かれるかと思いますが、提灯記事とならないものを期待しています。
これ、旅行商品なのに何故東京駅発着じゃないんでしょうね…
前の方もコメントされてましたが、従来の車両や編成の一部を変更してくれるだけで輪行のメリットがグッと上がるんですよね。そのまま乗れる=小岩駅まで自走できないとあまりメリット感じませんがどうなんでしょう?
まあどちらも乗り換えターミナル駅かと言われればそんなに変わらないですね…
ただ自分の時は利益がきちんと出てるのか疑問になるぐらい利用者数が少なかったです。
あとそれほどリピート性があるかと言われると微妙なところがある感じでした。
まあそれを除けばサービスは良かったり係員がどんどん意見を参考にしてより良いものにしていこうという姿勢もあってとても良かったですね。
※料金表記、間違ってました!!!(修正しました。ご指摘ありがとうございます)
yoshimotoya120さん
たしかに安くはないんですよね。ほいほい利用できる感じではないので、ここぞってときの利用になりますね。1回は乗ってみる人も多いと思うんですが、リピートしやすい価格になってくれるとうれしいです。
vecchioさん
すでにあるリソースをアイデアでもって有効活用し、からに価値を増す…のはいいですね。私も新幹線や特急の車両スペースがちょっと広がるといいなって思います。今度利用してきますが、良いとこ、そうでないとこ、包み隠さずレポートするつもりです\(^o^)/
BKさん
両国ってのはたしかに「なんで??」って思いました。上記のどれかの記事に両国が選ばれた理由が書いてあったんですが・・・内容をいま思い出せません>< 自転車を転がしたまま持ち込むには東京は(他の一般の方々との関係で)困難だったのではないかなと。
castelliさん
やはりリピートするかどうかってのは今後のポイントになるでしょうね。個人的には往復5,000円程度になってほしいなーと思います。
こうした企画が尻すぼみで終わらないよう、キチンとペイ出来て欲しいとは思いますが
実際のところ利用率はどうなんだろう。
JRが主催するサイクルイベントと組み合わせるとか、各地のイベントとタイアップするとか
今後のアイデアに期待ってとこですかね。
私も利用率は気になりますね。そして、それ以上にサイクリストの脚として定着してくれることですね。気になっている人は多いと思いますし、認知度はかなり高い気がします。うまくビジネスとして単体で軌道に乗って欲しいです。
何時から何時の電車で行く、帰る、と時間帯指定で結局具体的にどの列車で予約しようとしているのか分かりづらく、予約が取れたかどうか(空席確認)の回答は一営業日以上かかるという仕様で割と不親切な感じでした。
「予約が取れたかどうか(空席確認)の回答は一営業日以上かかる」
↑
ええええええ~、それは不安しかない…。
サイトの使いやすさとは関係ないんですが、いろいろ調べたらキャンセル料が10日前時点から発生するそう(10%ですが)で、うーむという気がしてます。天候は10日前にはわからないですから、そこも賭けですね。もうちょいいろいろ気軽になってほしいな~という気はしています。
「袋に詰めずに乗れるが、袋自体は持参必須(ただし所持品検査されるわけではないので、持ってなくてもバレはしない)」が正確です。
「袋持参必須」はJRに問い合わせして確認しました。「行った先でバイクが破損した場合に備えてもらう」ということだそうです。「手荷物検査はない」は利用経験のある人から聞きました。
このままだと多くのブログ読者が誤解するので、訂正した方がいいですよ(ただしご自身の判断と責任で)。