サイクルガジェット ロードバイクが100倍楽しくなるブログ

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本格的にロードバイクやミニベロに乗るなら、メンテナンスノートを付けておくと後々便利だ。 ※整備記録とか、走行距離とか、年月日を記しておく 自分で整備や修理をしてしまう人には当たり前のことだろうけど、自分がそれに気がつき、記録を取り出したのは、Dahon(ダホン) ...

本格的にロードバイクやミニベロに乗るなら、メンテナンスノートを付けておくと後々便利だ。

Photo

※整備記録とか、走行距離とか、年月日を記しておく


自分で整備や修理をしてしまう人には当たり前のことだろうけど、自分がそれに気がつき、記録を取り出したのは、Dahon(ダホン) Mu P8に乗り出してから1年以上経ってからだった。


(それまでは、パンクしようが、部品を交換しようが、なーんにもメモしていなかった)



そんなわけで、ちょうど1年前の2012年の1月からメンテナンスの記録と、走行距離を記録している。タイヤ、ワイヤ、チェーン、ブレーキシューといった消耗品をいつ・走行何キロ時点で取り付けたかがわかるので、「そろそろ交換時期かな」という目安がつけやすい。



ちょうど1年過ぎたので、備忘録的に2012年のざっとしたログを残しておこう。


2012年1月1日

4,340キロ

2012年12月31日

8,600キロ


年間走行距離

4,260キロ(月の平均は355キロ)



これを長いと見るか、短いと感じるかは人それぞれ。



乗りこなしているローディにしたら、ぜんぜん短いし、自転車初心者には「すげえ」と言われる。そんな中途半端な距離なのだ。



自動車を引き合いに出すと、いわゆるサンデードライバーは年間1万キロも乗らないだろう。都内の人だと、年間5,000キロもいかない人もいる。地元でしか乗らないオバサンとかは、もっと短いかもしれない。



ちなみに自分は、自転車に乗るようになってから、マイカーを運転する機会が激減した。たぶん、3分の1かそれ以下になった。以前は年間15,000キロは運転していたが、今は3,000~4,000キロくらいしか走ってないんじゃないかな。個人的には、「去年は思う存分乗れなかった」という印象。



つまり、もっともっと走りたかった。ぜんぜん走り足りなかった。最低でも7,000キロ、できれば10,000キロ乗りたかった。忙しいとなかなか乗る時間を確保できないのだが、なんとか「ミニベロに乗る」用事をつくろうと思う。



自転車に興味のない人からは、「そんなに乗って、なにが楽しいの?Mなの?」と訊かれる。



とにかく、バイクを自分の力で意のままに操ることが無性に楽しいとしか言いようがない。風をスパーッて切って走る爽快感は何物にも代えがたい。ランナーズ・ハイの「いつまでも走っていられる」無双感が病みつきになる。



スキーをする人には共感してもらえると思うんだけど、スキーって斜面を滑り降りること自体が純粋に楽しいじゃないすか。理屈抜きで快感じゃないすか。自転車も、あの感覚なのです。スピード感も似てるし、自分の力だけで運転する感覚も同じ。



スキーよりも自転車のよい点は、乗り出したらすぐに楽しいってこと。スキーだと、ゲレンデに行くまでがひと苦労でしょう?お金も時間もかかる。自転車には、それがないの。これってすごくない?

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オレサマはいかにしてスキーをやめ、ロードバイクにハマってしまったのか


ついでに、走行距離以外の記録も書いておこう。


2012年2月

ブルホーン化、サイコン電池交換(本体側)

2012年4月

TOPEAKダイナパック装着


2012年6月

クランク&チェーンリング交換


2012年7月

ビンディングペダル装着


2012年9月

サイコン電池交換(フォーク側)


2012年12月

タイヤ(シュワルベデュラーノ)、スプロケット(アルテグラ)、チェーン(105)交換




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最新版 ロードバイクの修理と整備





ブレーキシューを替えたはずなのだが、いつだったかメモし忘れた。(たぶん10月くらい)



どれも満足のいくカスタムばかりだったけど、昨年のハイライトは、「ブルホーン化」と「SPDのビンディングペダル導入」の2つかな。

久しぶりにDahon(ダホン) Mu P8のカスタムの話でもする。Dahon(ダホン) Mu P8のチェーンリングとクランクは、デフォルトは鉄製。(1/23訂正:アルミ製とのご指摘を受けました)よって重い。 たしか、52Tか53Tだったような気がする。デザインもイマイチなんで、クランクとあわ ...

久しぶりにDahon(ダホン) Mu P8のカスタムの話でもする。


Dahon(ダホン) Mu P8のチェーンリングとクランクは、デフォルトは鉄製。(1/23訂正:アルミ製とのご指摘を受けました)よって重い。 たしか、52Tか53Tだったような気がする。デザインもイマイチなんで、クランクとあわせて交換した。


まず、シングルかダブルで迷った。なるべく軽くしたいので、シングルにしようと思ったが、いずれ富士山に登りたいと思ったのと、スプロケットがかなりクロスレシオ(11~25T)なので、ダブルにしたほうが後々便利だろうということで、ダブルを選択した。

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で、選んだのが軽量なアルミ製のKCNC、黒くてカッコイイ。ぐへへへ。


シートポスト、サドル、バーテープを黒で統一しているので、ちょうどよかった。定価はなんと5万円!(BB,クランク含む) でも、50%OFFだったので、購入に踏み切った。定価だったら、とてもじゃないけど買えてなかった値段。(もう1台ダホンが買えちゃうよ・・・)



交換は買ったお店でやってもらった。 まず驚いたのが、純正の重さで、KCNCのと比較したら250gくらいの軽量化になった(はっきり記録していないので、正確なグラム数は覚えてない。すんません) 見えない部分がずいぶん重かったというわけだ。



デザインもぐっと引き締まった。本体を持つと、あきらかに交換前より軽くてGOOD。唯一のネガは、歯がむき出し(チェーンカバーがない)なので、ズボンの裾が汚れやすくなったことだけ。 でも、バンドをするか、裾を上げるか、7分を履けばOKなので、問題ではない。



ただ、ひとつ予想外のことがおきた。 なんと、純正のスタンドが使えなくなった。



クランク幅が狭くなったせいで、スタンドに干渉してしまい、回すことができないのだ。 一瞬、「わー、どうしよう?」と焦ったが、軽量化になるし、まあいいやと思い直し、スタンドはいさぎよく撤去した。 駐輪するときは、ロードバイクのように柱やカベに立てかければOKだ。慣れてしまえば問題ないし、実際に問題はなかった。

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※写真の真ん中、チェーンリングの左にある出っ張りは、もともとスタンドが取り付けられていた場所。



走ってみた感想だが、軽さを実感できて感激である。クランクがスイスイまわるよ。
\(^o^)/

トピークのダイナパックを今年から使っている。デラックスという大きいサイズのものもあるが、オレのはふつうサイズ。Dahon(ダホン) Mu P8を買ってから、1年以上はサドルバッグだったんだが、いかんせん容量がミニマムで、最低限(鍵、替えのチューブ、携帯工具、パンク修理 ...
トピークのダイナパックを今年から使っている。デラックスという大きいサイズのものもあるが、オレのはふつうサイズ。



Dahon(ダホン) Mu P8を買ってから、1年以上はサドルバッグだったんだが、いかんせん容量がミニマムで、最低限(鍵、替えのチューブ、携帯工具、パンク修理キット)しか入らない。


ちょっと遠出するときに、携帯や小銭、食料を持参しようとすれば、バックパックを背負うしかなかった。でも、バックパックって、できれば背負いたくないんだよね、汗かくから。なるべくなら手ぶらで自転車は運転したい。サドルバッグに代わるええもんはないかと探して、行き当たったのがトピークのダイナパックだった。




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1年近く使ってみた感想を書いてみるよ。





■どんなモノ?構造?

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シートポストにアタッチメントで接続する。取り外しは可能。上下の二層式のおかげで無駄なスペースが生まれず、けっこう入る。よほどの人でない限り、デラックスは不要なんではなかろうか。



ちなみに重さは4.5kgまで。ルックス的に、「シートポスト大丈夫か?」と心配するかもしれない。オレのシートポストは軽量アルミなので問題ない。あと、ゴム製の緩衝材をアタッチメントにハメられるので、キズをつけないためにもそうしている。ただ、カーボン製のシートポストには対応していない。



アタッチメントで取り外しOKなのは、掃除の時べんりだ。でも、オレは常時つけっぱなしにしていて、外すことはない。ハードシェルなので、頑丈。立ちゴケしたときも、なんともなかった。かなりの防水性アリ。(買った時、防水カバーもついてきた)




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リアライトを装着できるバンド付き。
価格は6900円くらい。





■何を入れている?

こんなものを入れている。

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<キレイに収めた図>


上:交換用チューブ1本、パッチ、修理キット、携帯工具、軍手、輪ゴム、おしぼり、ジップロック、防水カバー
下:鍵×2本、弁当箱用のスペース(夏場は塩飴をたくさん詰めている)




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<全部取り出した図>


これでほぼ満タンかな。





■よかった点

かなりの荷物を入れられるのが便利。通勤時の弁当入れとしても活躍(ちょうどフィットするタッパーを使ってる)。デザイン上のアクセントにもなり、個人的にルックスが気に入ってる。


リクセンカウルのも考えたんだが、なんともデザインが野暮ったく見えたので、ダイナパックにして正解だった。


ロードにつけている人はほぼ見かけたことはないが、ややアンバランスな見た目になってしまうような気がする。でも、ミニベロには似合うと思う。


予想外のメリットが、雨天時はドロ避け代わりになり、背中に跳ねないのでむしろ助かる。ドロ除けのないミニベロやロードだと、路面の水(土)が背中とサドルに盛大に巻き上げられ、帰宅後にビックリするのだが、ダイナパックがすべて受け止めてくれる。(走行後はざっと水拭きすればOK)




■走行上の支障はある?
低重心になるよう、なるべくシートポストの下の方につけているせいもあり、走行の支障はない。




■よくなかった点

ひとつだけマイナス点がある。

接続アタッチメントをシートポストに固定させるので、シートポストを下げることができず、折りたたみできなくなってしまった。ただ、ダイナパック導入前から、折りたたむことをしなくなったので、個人的には困っていない。




折りたたまなくなった理由は、家に持ち込むたびにたたむのが面倒になったから。あと、輪行もいっさいしないし。もし折りたたむことを前提とした使い方を想定しているのなら、アタッチメントをつける場所を考慮する必要がある。となると、どうしてもサドル近くにつけざるをえず、よって重心は高くなるし、見た目もちょっと・・・となるね。

冬の防寒は、自転車乗りにとって重要なテーマだ。それはロードの人たちだけでなく、ミニベロの俺にも当てはまる。ミニベロ乗りにしてはけっこうな距離を走るほう(1日40~50kmは普通、長めのときは70~80km)だし、スピードもそこそこ出す(って言っても巡航25~30kmくらい) ...
冬の防寒は、自転車乗りにとって重要なテーマだ。

それはロードの人たちだけでなく、ミニベロの俺にも当てはまる。ミニベロ乗りにしてはけっこうな距離を走るほう(1日40~50kmは普通、長めのときは70~80km)だし、スピードもそこそこ出す(って言っても巡航25~30kmくらい)から、風と気温は気になる。

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・何が冬のライドに適しているのか?
・どの程度、どんな順序で着込めばいいのか?
・着替えの準備、運搬方法はどうすれば?

などなど、夏に比べて気を使うことが多いのだ。

2回の冬を越してみて、ようやく見えてきた「自分なりの冬場の防寒対策」について書いてみる。

自転車に乗りはじめたころの、冬場コーディネートはこんな感じ。

---------------------------------
・インナー:ユニクロのヒートテック
・サッカー用の練習シャツ(ポリエステル)
・秋用サイクルジャージ(モンベル)
・サッカー用のウィンドブレーカー
---------------------------------
以上の4枚


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※夫婦揃って、こんなひどい格好をしていたのもいい思い出(笑)

自転車ウェアの知識がなかったころは、サッカー用のウェアで代用してたのね。全部買いそろえるのもったいなかったし、自転車ウェアってそもそも割高だし。

半袖のサイクルジャージがなんで1万もすんの!?」って納得できなかったもん。

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※お金がなくて、サッカーウェアで代用していた頃(2012年12月)

でも、やっぱりサッカーウェアは自転車ライドに最適化されていないので、前傾姿勢にはどうにもフィットしない。背中が空いたり、腰がズレてきたりして寒い。それに、防寒性もたいしたことないので、いきおい着る枚数が増える。従って、着膨れでゴワゴワになり、動きにくくて閉口する。

自転車の運転をするときは、着る枚数は少なく、そして薄いほどよい。(なにも知らない頃、ダウンジャケットとジーパンで走って、汗を大量にかき、それが冷えることで風邪引きそうになったことがあった)

そういうことを学びつつ、徐々に自転車専用ウェアを買い足していった。で、先日買ったのが冬用アウター。きっかけは、こないだ彩湖での4時間エンデューロで凍え死にそうになったこと。できうる限りの防寒をして参戦したけど、結果まったく歯が立たなかったんだよね。
 
ようするに、サッカーウェアの限界を感じたってわけです。

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※サッカーウェア上下での真冬のエンデューロ@彩湖はマジで死ぬかと思った

そこで、ウェアの充実している新宿ワイズロードにいった。

店員さんは「インナーとアウターだけでOK。それでも寒ければ中に長袖ジャージを着れば冬でも大丈夫」って断言したけど、にわかには信じがたかった。

「この薄さで大丈夫なんだろうか?」と半信半疑のまま買った。

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※クラフト製の冬用アウター

で、結論だが、、じつにいい。すばらしい。(店員さん、疑ってごめん)

ウェアが前傾姿勢にぴったりフィットするので、バタつかない。しかも、袖口が2重構造になっていて、折り返しが施されているので、冷たい空気が入ってこない(あと、袖もわざと長めになってる)。

なるほど、見えないところに工夫されているんだーと感心した。サッカーウェアで困ってたところが、すべて解決したわー。

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※こんなかんじに、袖が二重になっとります

あと、店員さんに「小さいと感じる、ぴったり目のほうがよい」とアドバイスを受けた。「ええ?こんな小さいの着たら、ピチピチでキモくない?」と一瞬たじろいだのだが、これも店員さんに従っておいて正解だった。

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※裏側はこんなかんじ。チャックのポケット付き


で、いまのコーディネートはこんな感じ

---------------------------------
・インナー(モンベル、アンダーアーマーコールドギア
・寒いときだけ、半袖ジャージ
・冬用アウター(クラフト)
---------------------------------
これだけ、つまり3枚ね、しかも薄くなって快適。この真冬の季節に、たったの2~3枚で走れるのってすごい。冬用アウターってなんて機能的なの。汗をかいても、ちょうどいい塩梅で乾いてくれるので、服の中で汗がベタベタしない。

もちろん、ホカホカな感じはしない。つうか、静止状態でホカホカだと、走ったときに汗だくになる。ちょうどいいのは、走り出す前「ちょっと寒いかな」って感じるくらいみたいだよ。それくらいが、走って発汗しているときに暑すぎず、寒すぎずになる。

というわけで、自転車専用のアウターウェアが手放せなくなりました。

しっかし、いくらよいものとはいえ、18900円は高いよな。まあ、自転車にハマってくると、金銭感覚がおかしくなってくるが・・・。


関連記事
>> Rapha の冬用アウター、『クラシックソフトシェルジャケット』のインプレッション(試着編)
>> Rapha の冬用アウター、『クラシックソフトシェルジャケット』のインプレッション(実走編)


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※写真はRaphaの広報さんからお借りした「クラシックソフトシェルジャケット」。クラフトのウェアよりも倍以上もする高級ウェア。これまた段違いに高性能でぐうの音も出ない。高いだけあります。


ワイズロードの4時間エンデューロ@彩湖のレース終了後、たのしみにしていた試乗をしてきた。狭い試乗コースをほんの数百メートル走っただけだし、ロードバイクに関する知識なんてほぼない素人の意見なんで、そのへん思い切り割り引いて読んでください。(汗) ■FELT AR2 ...
ワイズロードの4時間エンデューロ@彩湖のレース終了後、たのしみにしていた試乗をしてきた。



狭い試乗コースをほんの数百メートル走っただけだし、ロードバイクに関する知識なんてほぼない素人の意見なんで、そのへん思い切り割り引いて読んでください。(汗)



■FELT AR2


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(画像はライトウェイのサイトから拝借)   


前々から検討していたARに乗ってみた。車種はAR2で、上から2番目のイイ奴。完成品で50万円以上する。なぜこれが気に入っていたかというと、単純にエアロ形状がかっこいいから。



ぶっちゃけ、それが9割。別にレースで勝つことを目的としないオレには、こんな高級車種は豚に真珠なんだけど、でもやっぱりかっこいいのに乗りたいよね。


で、実際に乗ってみたら、ひと漕ぎしただけで「これはいいわあぁぁぁ」ってなった。ロードについて語る知識も経験もないので、言葉足らずになることを承知で書くと、「軽い」、「すっとスピードが出る」、「乗り心地がカタすぎず、柔らかすぎずで絶妙」の3点かな。エアロってガチガチに固いのかなって思ってたら、ぜんぜんそんなことなくて、いつまでも乗っていたいって気になったよ。



ひとつだけしっくりこなかったのが、電子制御のギア。シマノのDI2だったんだけど、電子デバイスってなんか好かん。メカニカルなギアの「操作感」は捨てがたいので、DI2を買うことはないと思う。もちろん、操作自体はしやすかったけどね。それにしても、デザインがいいわー、ツボに入るわ~。なんだろう、このステルス戦闘機というか、男の子の夢を実現しました的なデザインは。。。ため息が出る。




■COLNAGO Master X light
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(画像はコルナゴのサイトから拝借)


カーボンにしようか、クロモリにしようかはずっと迷っていることで、正直この時点ではクロモリのほうがいいんではないかと思ってた。理由は、「なんとなく乗り心地がよくって、ロングライドに向いている」って見聞きしてたから。完全に知識だけなので、実際に乗って試してみたかった。で、ちょうどクロモリとしては最高の部類に入るであろうCOLNAGO Master X light に乗ってみようとなった。


クロモリは勝手に脳内で美化していたせいもあったかもしれない。乗ってみたら、「え、こんなもん?どーってことないな」だった。とてもじゃないけど、フレームだけで30万オーバーってのが信じられなかった。このときまでは「パナモリにしようかな」と真剣に考えていたが、COLNAGO Master X lightに乗ってクロモリへの意欲が萎え、すぐそばにあったパナモリの試乗車には目もくれずスルー。


クロモリは、候補から外すことにした。いや、ほんの数百メートルでオレみたいな素人がえらそーに言えたもんじゃないけど・・・あくまで素人の主観っす。





■Cannondale CAAD 10


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(画像はCannondaleのサイトから拝借)


アルミロードの最高峰ってことらしく、その割に20万前半とお買い得感があったので、気になってた。雑誌とかには、「カーボンみたい」って評されていたので、確かめたかったってのもある。(そもそもカーボンの乗り味を理解していないオレが乗ってわかんのかって話ではあるがそれはさておき)しかし、トップチューブがぶっとい。んで、軽い。さぞかし薄いアルミなんだろう。



写真では分からなかったが、実車は存在感というか、インパクトあってかっこいいよ。ホリゾンタルが個人的に好きってことも影響してるけど。走ってみると、「え、これがアルミ?」ってくらい乗り心地よかった。タイヤとその空気圧もあるんで断言できないけど、気に入ったな。



懸念は、アルミの薄さによる経年劣化かな。衝撃にむっさ弱そうな気がする。CAAD 10、すごくいいと思うんだけど、愛車のDahon(ダホン) Mu P8がすでにアルミってこともあるし、わざわざロードまでアルミにする必然性がない・・・。あと、面倒見てもらってるショップではCannondaleを扱っていない。うーん、却下かなあ。


つうことで、FELT ARの評価が急上昇。FELT ARは50万オーバーだから手がでないけど、FELT AR4(30万オーバー)ならなんとか・・・と思ってる。


出展はしてなかったけど、BOMAも気になるメーカーなのである。リファールとか・・・。かくして、ロード選びの悩みは続く。


ワイズロード主催の4時間エンデューロ@彩湖に出場してきたんで、レポートします。 ■5:00 起床。まだ暗い。愛車を車に積んだり、着替えや食料を準備して出発。嫁さんは応援として来てくれる。 ■6:00過ぎ 現地の駐車場に到着。おお、すでにけっこうたくさんの車が停ま ...
ワイズロード主催の4時間エンデューロ@彩湖に出場してきたんで、レポートします。


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■5:00
起床。まだ暗い。愛車を車に積んだり、着替えや食料を準備して出発。嫁さんは応援として来てくれる。

■6:00過ぎ
現地の駐車場に到着。おお、すでにけっこうたくさんの車が停まってる。高価そうなロードバイクがそこら中にあって、目の保養になる(^^)。自動車も心なしか高級な車種が多い気がする。ロードバイクが好きな人は、可処分所得高そうだなー。

■7:00
受付をして、ゼッケンをもらう。その後、コースを試走した。空気が張り詰めてて寒いけど、気持ち良い。コースは彩湖周回で、1周5km弱。

■8:00
開会式。安田団長が挨拶したり、アンカーの選手(不勉強なもので、誰か知らない。きっと有名な方)が紹介されてた。その後、スタート地点に選手が散らばっていく。


前から、「上級」、「中級」、そして「マイペース」の3つのレベルにわかれる。ミニベロ(ダホン Mu P8)のオレは当然「マイペース」。もともと誰とも争うつもりはなく、「マイペースに走ってどれくらいいけんのかな」くらいのテンション。緊張感ゼロ。予想してはいたことだけど、ミニベロは少ない。というか、ほとんどいない。1000名かそれ以上の参加者の中で、20台もないんじゃないかな。それにしても見渡す限り、ロード、ロード、ロード。(あまり知識はないので、あくまで印象だが)高級そうなロードがひしめいていて、これ全部足したら、いったいいくらになるんだろう?って思った。


■8:30
レース開始。上級者から発進するので、しばし待つ。2分ほどたったあたりで、ようやくこっちも動き出した。1周目はローリングスタートなので、のんびりペース(といっても、ミニベロにはちょうどいいくらい)で走る。うむ、気持ちいいぞ。いままで1人でしか走ったことがないのでわからなかったが、集団で走るってことが新鮮。やっぱロードは速いなあ。どんどん追いぬかれていく。

■9:00
3周目でトップ集団に抜かれる。風のようなスピードで、文字通りあっという間にぶち抜いていった。。なんだあのスピード。。「先頭替われ!」、「下がれ!」とか怒鳴っているし、なんか怖い。

■10:00
だいたいオレが3周するたびに、トップ集団が追い抜いていく。その例外の人たちも十分に速いので、大小様々なトレインが、やはりオレなど眼中にないといった様子で通りすぎていく。まあ、こっちはマイペースだし、なにしろミニベロってハンデがあるからねって思ってたら、ミニベロでロードのトレインに混じって走ってる猛者がいた。。なんか、お面とコスプレしてしてる人。雑誌で見たことあるな、、誰かは知らんけど、とにかくものすごい脚の持ち主であるのは間違いなさそう。

■10:30
ピットに入らずに何周できるかな?と思いながら走ってたんだけど、2時間たったあたりでお腹が空いてきたので、ピットに入った。走行距離はちょうど40kmだった。つまり、平均20kmで走ってたってことで、まあ遅い。おにぎりを一個食べ、5分ほど休んで再開。おにぎりが、キンキンに冷えてた・・まあ、気温がたしか5度だったので、冷蔵庫の中にいるようなもんだから当然だけど。

■11:00
ほぼ同じペースで走る。徐々に疲れてきて、登りでダンシングするのが辛くなってきた。でも、ピット周辺にたむろしているギャラリーが送る声援を聞いていると、(それがオレに向けられたものではないとは百も承知ながら)なんだか頑張れちゃうもんで、そこだけちょっとペースが上がる(笑)。そういえば、嫁さんに一度も会わないなあ。もしかして、寒いんで車で暖を取っているのかなあ。

■11:30
2度めのピットイン。1回目よりぜんぜん疲れてる。つうか、しんどい。走行距離は60km。残りのおにぎりを食べて、ちょっと長めに休みつつ、ストレッチをする。そろそろ行こうかと腰を上げて左足で踏ん張った瞬間、ふくらはぎがつって激痛走る。ソロ用のピットで1人でもんどり打ち、嫁さんはいないので、介抱もしてもらえず。初レースでリタイアはぜったい嫌なので、ストレッチを入念にし、再度GO。

■12:00
左足をかばいながら、ペースを落として走る。なんとか、80km走ることだけを目標にペダルを漕ぐ。うーん、寒さと足の痛みがコンボになって、そうとうキツイぞ。。風も強いし。気持ちが折れそうになってきた。。と思ったら、嫁さん発見。のんびりウォーキングしてる。「ガンバレー」と手を振ってきた。もうちょっとがんばろう。



なんだか西の空に黒い雲が現れてきた。そして12時ちょうどに雨が振ってきた。いや、雨ではない。顔が痛い。ヒョウだ。暴風の中、なんとヒョウが振ってきた。なんやねん、この泣きっ面にハチ状態・・。歯を食いしばりながら、「完走したる」という意地だけで向かい風をおりゃおりゃと漕いでいたら、「中止でーす、ピットに戻ってください」とのアナウンス。しかたなく、引き返してピットに戻り、終了。なんか、消化不良に終わってしまった。
以上、初レースの模様をお送りしました。


表彰まで小一時間あるということで、このまま屋外でじっとしてたら凍え死ぬと判断し、車にいったん戻って着替えることにした。戻ると、嫁さんがコーヒー飲みながらくつろいでた。「ヒョウ、すごかったねー」って、他人事のように言ってるけど、その中走ってたんよ・・。汗を拭いて服を着替え、パンとコーヒーで補給。生き返るー。

■13:00
表彰式。オレには関係ない話しなんで、スルー。それより目的は展示場にこれでもかと用意されているロードの試乗車。帰りたそうな素振りを見せる嫁さんを説得し、引っ張ってくる。


試乗編は次回書きます。

自転車のペダルをフラットペダルからビンディングに替えると、いつか「立ちゴケ」する。これは、自転車愛好者が避けて通れない道だ。どうせいつかコケるのだから、立ちゴケの経験から学んだことを、3つお教えしたい。 ※左がLOOK、右がSPD(シマノ)です>> Dahon(ダホン) ...
自転車のペダルをフラットペダルからビンディングに替えると、いつか「立ちゴケ」する。

これは、自転車愛好者が避けて通れない道だ。どうせいつかコケるのだから、立ちゴケの経験から学んだことを、3つお教えしたい。

ヘルメットはかぶっておこう

立ちゴケあるなしに関係なく、ヘルメットはしとくべき。ヘルメットは、事故のときだけでなく、立ちゴケからも守ってくれる大切な道具だ。

自分は「ちょっとそこのコンビニまで」ってときでもヘルメットをかぶる。だって、怖いから。これまでの二度の立ちゴケ経験では、頭を打つことはなかったが、正直紙一重だった。
想像してみて欲しい、信号待ちで自転車に乗っている状態から、真横に(受け身をすることなく)ドーンと倒れたときのことを。

そのとき、アスファルトに直に頭をしたたかに打ってしまったとしたら?ちょっとシャレにならない衝撃だし、打ち所が悪ければ障害が残ってしまうかもしれないし、その前に骨折するだろう。頭蓋骨なんて、一番骨折したくない場所だ。

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2. ハンドルを"握ったまま倒れましょう

「立ちゴケする」と思ってから、地面に叩きつけられるまでは0.5秒くらいの間がある。「ヤベ、やっちまったな」って回顧できるくらいの間なんだが、受け身をどう取るかは迷うところだ。 結論からいうと、「受け身は取るな。ヘタに腕で支えようと考えてはダメ。ハンドルから手を離すな」だ。つまり、そのまま倒れるのが被害を最小限に食い止める方法。

つい、本能的に腕を出してしまいたくなる…だろうが、倒れる身体を腕で支えることは不可能だし、鎖骨&手首の骨折や肩の脱臼の原因になる。よって、ハンドルを握ったままの格好で倒れるのが、もっともゲガしにくい倒れ方なのだ。 (このことは、他の立ちゴケ経験者のブロガーを読んで事前に学んでおいた)

ちなみに、ハンドルを握って倒れると、肩と腕をしたたかに打つ。

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※こんなかんじですね

痛いか?と問われれば、YESではあるものの、見た目ほどではない。自分が男で、そこそこ肩周りの筋肉があるからかもしれないが、これまでの立ちごけではなんともなかった。打ち身もなかったし、アザもできなかった。そのままフツウに立ち上がって、走ったし。(ちょっと肘を擦りむいたくらい)

ただ、さっきのヘルメットをかぶることにも関係するんだけど、怖いのは腕や肩よりも頭部への打撃。こればかりはヘルメットがない限り、守れないし、ケガしたときにシャレにならない。

地面が平らだったら直接のダメージは避けられるかも。でも、公道は段差、縁石、植え込み、ガードレールなどのいろんな障害物(突起物)がある。これに頭をぶつけたら・・と考えただけで、怖くならないだろうか?

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3. 右側には死んでも倒れちゃダメ

3つ目は「倒れるときは原則左側に」だ。理由は簡単で右に倒れると、後続の車に轢かれる(可能性が高い)から。ドライバーは、自転車がまさか右にパタッと倒れることなんて想像にしない。だから、タイミングが悪ければ死ぬ。

あと、右にはディレイラーがあるから、車に轢かれることがなくても、ディレイラー損傷は免れない。衝撃でギアチェンジできなくなったら、その後の走行に支障をきたしてしまう。

不可抗力でどうしても右に倒れてしまうこともあるだろうが、なるべく意識は「左」へもっておきたい。

これは二度目の立ちゴケのときの経験なんだが、死角から飛び出してきた自転車にぶつからないよう急ブレーキをかけたとき、無意識に「うわっ、ビンディング外すの間に合わん!しゃあない、倒れたれ。右はマズい。左だ。じゃあ左側に体重をかけてっと、よっこらしょ」・・みたいなかんじで、左側に倒れることができた。自分でもちょっと驚いた。

「そんなことを考える余裕があるなら、そもそも倒れるなよ(笑)」と思うかもしれないが、さすがにそれは間に合わなかった。

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※2015年からはスペシャライズドのプリヴェイルを使ってます

>> スペシャライズドのヘルメット、Prevail(プリヴェイル)が軽すぎてかぶっていることすら忘れそう


立ちゴケは経験してみないと学べないことも多い。へんな話だが、未体験なら早めにコケて、慣れておくことをオススメする。


>> Dahon(ダホン) Mu P8で立ちゴケした話 【1回目】

>> 【ビンディングシューズ】 立ちゴケしないために気をつけている4つのこと

>> ビンディングペダルを1年間使ってみた感想 


自転車事故の法律相談



くれぐれもケガのないよう、そして他人を巻き込まないよう、ひとつよろしくお願いしたい。


 

フラペ(フラットペダルの略)からビンディングシューズに替えたほぼ全員が経験するであろう、「立ちゴケ」について書く。どんなに注意していても、ふとした気の緩みや、予想外のハプニングによって、立ちゴケは起きる。必ず。※シマノのアルテグラグレードである、「PD-A600 ...
フラペ(フラットペダルの略)からビンディングシューズに替えたほぼ全員が経験するであろう、「立ちゴケ」について書く。

どんなに注意していても、ふとした気の緩みや、予想外のハプニングによって、立ちゴケは起きる。必ず。

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※シマノのアルテグラグレードである、「PD-A600」を愛用しています

自分もビンディングに替えて最初の1週間は、むちゃくちゃ慎重に乗っていたおかげで、立ちゴケはしなかった。信号が見えるやいなや、かなり離れた場所であらかじめクリートをガチャりと外し、いつでも足をつけられる準備を整えてスローダウンする。

だが、事故というのは慣れてきた頃に起きるものだ。

その日は勤務先(赤坂)まで初めてビンディングシューズで行った日だった。交通量の多い都内の道路では、いつにも増してむちゃくちゃ慎重に走った。そのおかげか、無事に会社に到着。「やった!24キロコケずに走れた」と、けっこう自信がついた。

その日の帰り、会社を出て最初の信号(@赤坂見附)に差し掛かったとき、悲劇は起きた。

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※初めての落車の現場は、今もハッキリ覚えている…

そのときは車道を徐行しており、歩道から車道に出る場面だったのだが、ちょうど信号が赤から青に変わる間際だったので、「スタンディングで数秒待てばいいか」と横着した。ところが、なかなか信号が青にならないので、「しゃーないな、じゃあ左足をついて待つか」と足を地面に置こうとした。

だが、ビンディングのことをすっかり失念していたため、足が動かない。「あれ?足がいうこときかないぞ」と思った瞬間、「そういえば、ビンディングシューズだった・・!」ことを思い出した。だが、時既に遅しで、重心はすでに傾きかけている。

もうだめだと観念し、「立ちゴケってどれくらい痛いのかなあ」と心配しながら肩から地面に叩きつけられた。思ったほど、痛くなかった。夏場でTシャツ1枚だったけど、肘をちょっと擦りむいただけで済んだ。

ただ、落車の衝撃でフロントのチェーンが外れた。でも、左にこけたせいで、ディレイラーは傷つかなかった。信号の反対側にいた女性におもいっきり目撃され、死ぬほど恥ずかしかった。。。

ビンディングシューズを知らない人にしたら、「なにこの人、大人のくせに自転車でコケてんの?バカなの?」ってくらい間抜けなシーンにちがいない。

違うんです!ビンディングシューズというシューズとペダルを固定する特別なパーツを使っていたからなんです。誰しも一度はコケるものなんです!」と釈明したい気持ちになったが、それをしたら完全な変質サイクリストになってしまう。

マッハのスピードでチェーンを戻し、痛みも忘れて一目散にその場を立ち去ったよ。

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初めて立ちゴケしてわかったことを以下にまとめますね。

■ 立ちゴケした理由その1. 油断していた
車道にいた間はずっと緊張感を保っていたが、歩道にいたせいで一瞬の気の緩みが生じた。しかもスピードがぜんぜん出ていない状態で、帰宅ということもあって緊張感が薄れていた。不覚であった…。

緊張感のなくなる歩道とか、車が来ない駐車場みたいな場では、意外に立ちゴケが起きやすいかもしれない。よく、事故は帰宅間際の安心してしまった瞬間に起きやすいと言うじゃないですか。まさにそれですね。

周囲に人がいなくて、ほんとよかった。

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■ 立ちゴケした理由2. 横着していた
信号の変わり際で、足を地面につくのが面倒になり、ギリギリまでビンディングを外さなかった。つまり、横着をしてしまったせいで、コケたのだ。ビンディングをはめる手間なんで大したことないんだから、余裕をもって早めに外すことをおすすめする。

「めんどうくさい」というキモチは色んな瞬間に訪れる。左右を確認するのがめんどくさい、後方確認するのがめんどくさい。ハンドサインを出すのがめんどくさい・・・。それって、まさにフラグである。めんどうくさいという気持ちと戦いましょう。

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■ 立ちゴケした理由3. 過信していた
行きが無事だったので、「オレって、飲み込み早い!」と過信してしまった。じつに甘い考えであると言わざるをえない。たしかにビンディングの付け外しは難しくはなく、すぐできるようになる。

しかし、付け外しができることと、あらゆる状況下で最適なタイミングで付け外しができることの間には大きな差がある。過信は禁物だよ。

ほぼ無傷(自分も自転車も)だったし、誰にも被害をかけなかったのは不幸中の幸いだった。ビンディングシューズで走る時は、ぜひとも「油断、横着、過信」に気をつけて走ってほしい。


立ちごけとは違いますが、この辺の動画記事も事故予防の参考になると思います。
(*^^*)




オレです。 つか、マジでやってもーた。 エンデューロの意味を知らないまま、ソロで出場を申し込んでしもーた。 自転車レースには一切興味がなく、のんびりマイペースで走ることしかして来なかったのだが、たまたまワイズロードが主催する「彩湖での4時間エンデューロ」を ...
オレです。
つか、マジでやってもーた。
エンデューロの意味を知らないまま、ソロで出場を申し込んでしもーた。
自転車レースには一切興味がなく、のんびりマイペースで走ることしかして来なかったのだが、たまたまワイズロードが主催する「彩湖での4時間エンデューロ」をウェブで見かけた。



レースではなく、同時開催される試乗会に興味があったからそれを見るつもりでHPを訪問したら、ふと魔が差してレースにエントリーしてしまった。
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募集要項に、「中学生でも参加OK」で「マジモードの人だけでなく、のんびり走る人もいる」と書かれていたこともあって、ならオレのようなレースに無縁な人間が混じっても迷惑をかけることはあるまいと判断した。
エントリー画面で、ソロで出場ですか?それともチーム出場ですか?という選択肢があったが、オレはいっしょに走る仲間はいないし、チームにもも当然入っていない。よって何の疑問も抱かずに「ソロ」で申し込んだ。4時間走り続けるのは、なかなかにしんどそうな気がしたが、「マイペースで走ればいいんだから、気楽に考えよう」と思った。
で、後日知ることになったのが、エンデューロって1人で走ることを想定したレースではなく、チームで交代しながらやるもんだったのね。オレはてっきり「チームで走る人も、メンバー全員で隊列を組みながら走るもの」だと思ってた。。。ガーン。
以下、エンデューロの定義(ウィキペディアより引用)
---------------------------------
自転車競技においても、エンデューロレースと呼称されるものがある。ツインリンクもてぎや鈴鹿サーキット、あるいは公園内のコーナーが多いサーキット形状のコースなどを使用して周回を行い、2時間、3時間、10時間などと走り続ける形式が一般的である。しかし本来のエンデューロとは異なり、順位よりも完走という趣旨があまりなく、周回数が多い順に表彰する「競争」レースである事が多い。そのため、スタート直後からさながらロードレースのように集団を形成したり、アタックを掛けたりなど対人戦をする事も珍しくなく、エンデューロとはかけ離れた、事実上の耐久レース(エンデュランスレース)である事も多い。
---------------------------------
つうことは、ソロは交代なしで丸々4時間走るってことになり、チームの人は交代しながらだから一人あたりが走る時間は少なくなる。しかも周囲はほとんどがロードの人たちで、オレはミニベロで走るという、ダブルの意味でのハンデ。もう笑うしかない。
オレのようなソロ出場は少ないながらもいるそうだが、それにしても大丈夫か、オレ?
まあ、誰とも競うわけじゃないし、順位なんて関係なく走ることを楽しめればいいので、もう腹をくくった。4時間連続で走った経験はないけど、どれくらいしんどいかなあ。開催は12月で寒いので、水はボトル1本で済むような気がする。
腹は減るだろうから、背中にカロリーメイトっぽいものを携行したほうがいいのかも。最悪、ピットインで止まって食べればいいか。4時間で100km走ることを目標にしたいけど、疲労、道の混み具合、風の影響を勘案すると、80km台が現実的かな。
試乗もできるし、たのしみ~(体力が残っていればの話だが・・・)

シマノのビンディング(PD-A600)に替えてみてのレビューを書くね。まだフラペで、そろそろビンディングペダル・デビューを検討中の方のお役に立てれば。 替えてよかったこと 楽に走れる! なんといってもコレですわ。とにかく楽で、疲れない。いままでフラペで走ってた ...

シマノのビンディング(PD-A600)に替えてみてのレビューを書くね。




まだフラペで、そろそろビンディングペダル・デビューを検討中の方のお役に立てれば。



20140426_120110




替えてよかったこと

楽に走れる!

なんといってもコレですわ。とにかく楽で、疲れない。いままでフラペで走ってたオレ、なんだったの?ってかんじ。引き足が使える効果がこんなにデカイとわ。


ロードの人たちって、こんなに楽に走ってたのかー、卑怯やわー。
傍から見ているだけではわからないけど、常にペダルに力を加えることができると、グイグイ進むよ。身体と自転車が一体化したっていうと、わかりやすいかな。



平均スピードがあがった!

ペダリングのリズムと早さが向上するので、平均スピードがアップする。フラペ時代の平均スピードは時速25kmだったけど、時速28kmくらいになった。


たった2,3km?と思う事なかれ。体感ではずいぶん違うよ。走りがワンランクアップしたよ。



ダンシングが楽

これは予想してなかったことなんだけど、足がペダルに固定されるとダンシングが超やりやすい。足が勝手にくるくる回転してくれるかんじ。脚力が急にアップしたかのような錯覚を感じたよ。




(なんか本格的っぽく見えて)かっこいい

見た目の話なんだけど、ビンディングだと本格的に見えてカッコイイよね。なんとなくだけど、「ビンディングで乗るんだぜ、フフフ」的なかんじで気も引き締まる。(完全に個人的満足ね)


個人的な妄想だけど、ロード側の人にちょっと近づけた気がする。フラペ&ミニベロだと気にもとめないロードの人たちが、心なしか「おっ、珍しいな」、「おもしれーチャリだな」みたいな視線を投げてきたり、すれ違いにこっちを見てきたり、会釈してくれたりする機会が増えた。


A600

※これは2014年10月に撮影したもの。キズはつきまくりだけど、使用上は何の問題もない。




替えてよくなかったこと

立ちゴケの危険性がある

これはビンディングの宿命で、避けられない問題だ。オレも慣れるまではビビりまくりながら、冷や汗をかきつつ乗っていたけど、1週間で慣れる。意外にあっという間に慣れてしまうものだ。


つーか、これまで2度コケた・・・(その顛末については別の機会に書く)

ビンディングならではの歩きにくさは正直ある

SPDとはいえ、さすがにスタスタとは歩けない。あと、あまり歩きすぎると靴底のゴム(クッションみたいな役目をする)がみるみる摩耗してしまうので要注意。


総括

ビンディングにしてよかったわー。距離を走る人ならぜったいオススメやわー。もはや、ビンディングなしでは、どんな自転車も乗りたくないくらい、マジで。オレ、いったいなにを怖がっていたんだろう?公道走ってても、横をダンプが走り抜けても、べつになんとも思わない。


もちろん、フラペよりは気を使うし、頭のどこかで常にビンディングを意識してはいる。でも、恐怖心は完全に消えちゃったよ。

シマノ PD-A600 SPD ツーリングペダル





PD-A600 で2回、LOOKで1回、計3回立ちごけしたことがあるよ!とっさにバイクを守ろうと身体を犠牲にしてしまうよ!(笑)。


紆余曲折あったものの、Dahon(ダホン) Mu P8をビンディング化する決心をしてからのお話。 PD-A600に決めたよ シマノのウェブサイトであれこれ検討したり、ユーザーのブログをさんざん拝見した結果、シマノのSPDペダル「PD-A600」を愛車のDahon(ダホン) Mu P8につけること ...

紆余曲折あったものの、Dahon(ダホン) Mu P8をビンディング化する決心をしてからのお話。


PD-A600に決めたよ

シマノのウェブサイトであれこれ検討したり、ユーザーのブログをさんざん拝見した結果、シマノのSPDペダル「PD-A600」を愛車のDahon(ダホン) Mu P8につけることに決めた。



「本当に乗りこなせるようになるのか?」と一抹の不安を拭いきれぬまま、お店に行く。
すると大将が、



「そういや、ビンディングシューズも選ばなきゃね」



そうだった。ペダルのことで頭がいっぱいで、シューズのことをこれっぽっちも考えていなかった。何足か履き比べて「DMT」というメーカーのMTBシューズに決めた。驚いたのが、イタリア製だからなのか、サイズ表記がセンチメートルでもインチでもないこと。



オレはスニーカーは26cmか26.5cmなんだけど、その足がフィットしたのがたしか41か42というサイズ。



ちなみに、靴底がカーボンなので軽い!これがカーボンってやつか・・(くわしいことは知らんけど)

在庫処分ということで、半値以下で買えたのはマル(^^)





買ったのはコレ(商品名は知らん)



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はめた瞬間に立ちゴケ

ビンディングペダルもシューズも、あっという間に準備された。






大将 「じゃあ、練習してみよっか」


まだ心の準備ができていなかったが、ここでビビってもしかたない。まずビンディングシューズを履く。SPDなので歩きにくさはさほど感じない。ドキドキしながらお店の前の公道に出る。


サドルによいしょとまたがり、まず右足からはめて・・・

はめて・・・

んっ?固いな、はまらんぞ・・・

エイヤエイヤと何度も右足を踏みつけてみるが、クリートはビクともしない。





しびれを切らし、とうとう「おりゃ~」と全体重かけた。そしたら、はまった(^^)

で、次の瞬間コケた。(右側に)


お店の大将が、それを予期していたかのごとく、よいしょとオレの身体を受け止めてくれたおかげで、地面にたたきつけられずに済んだ。1ミリも進んでいない状態で、ビンディングをはめて1秒でコケたわけだ。恥ずかしいったらありゃあしない。


オレ 「ビンディング、むっちゃ固いんですけど・・・」


大将 「固い?これでも弱い方なんだけどな」



バネを調整して、締め付けを最弱にしてもらったらようやくはめれるようになった。(それでもまだじゅうぶん固い)





ひたすら練習する

大将 「じゃあ、練習しに行こう」



店のそばの市役所があって、週末はほぼカラっぽなのでここで脱着と発進、停車を何度も繰り返した。SPDはかかとを外に向かって平行にひねって外すわけだが、これは苦にならなかった。



はじめのうちは上に向かって引っ張っていたので、外れずに焦ったりもしたが、すぐに慣れた。

問題は、はめるほう。シューズをペダルに乗せてはめるということは、はめる部分が当然見えない。


足の裏のクリート(凸)の位置もよくわからないし、ペダルの凹もわからん。何度もガチャガチャやってペダルを数回くるくるさせてようやくバチンとはまる。これを人気のない駐車場で10分ほど繰り返し、なんとなく感触を掴めた。



大将のアドバイスによれば、



1.外すのは必ず左足(万が一倒れるときは左側に倒れる)


2.信号のない(住宅地等の)交差点では、飛び出しを予測して、念のため左足を外しておく


3.慣れるまでは早め早めの脱着を心がける



とのこと。死にたくないので、ぜったい守ります。。。




大将 「大丈夫?ちゃんと帰れそう?」

オレ 「むっちゃ不安だらけですが、慎重に走って帰ります・・・」



ということで、恐る恐る走って帰宅した。





コエー、コエーよ・・右側を走る車に轢かれるんじゃないかと気が気でならねーよ・・・。
(冷静に考えれば、ビンディングだから轢かれる、フラペだから轢かれないというのはないんだけどさ)

ビンディングに替えてみての感想やレビューは次回書きます。


シマノ PD-A600 SPD ツーリングペダル





慣れた頃に立ちごけする。立ちごけとは、そういうもの(笑)。

ビンディングペダルに交換しようと決心して、次は「どのタイプにするか?」というお話。以下、いろいろと自分で調べた結果。■SPD-SLかSPDか?SPD-SLはロード用。面が広くて踏みやすいけど、歩く時のことを考えられていない作り。この時点でSPD-SLは却下。歩行を犠牲にしたビ ...

ビンディングペダルに交換しようと決心して、次は「どのタイプにするか?」というお話。




以下、いろいろと自分で調べた結果。



■SPD-SLかSPDか?


SPD-SLはロード用。面が広くて踏みやすいけど、歩く時のことを考えられていない作り。



この時点でSPD-SLは却下。歩行を犠牲にしたビンディングはちょっとありえないなと。通勤にも使うし、買い物にもいくので、歩くことは避けられない。



もうひとつのSPDは、MTB用といわれるもので、クリート(金具ね)が靴底から出っ張っていないので、歩くことが可能。



ということで、あまり迷わずにSPDに決定。






■片面ペダルか両面ペダルか


これはちょっと迷った。最初は、「両面のほうが、はめやすそう」と両面に心が揺れた。



<両面ペダルのメリット&デメリット>


上下の向きを気にする必要がないので、はめやすい

そのかわり、重量がかさむ


まず検討したのがPD-A530。片面普通のペダル(フラットペダル)で、もう片面がビンディングの着いている。ビンディングシューズでも、スニーカーでも靴に合わせて踏む面を変えられるということで、「これ便利やん!」と思った。しかも、ビンディング初心者なので、いざとなったらフラットが使えることは大きな安心に思えた。

しかし、調べていくうちに、



「ビンディングに慣れると、フラットは使わなくなる」


「けっきょく、ビンディングだけのモデルに替えた」


というユーザーが多いことを知り、「どーしたもんかな」と悩んだ。

あと、気になったのは、「重い」というコメント。あと、デザインが野暮ったく見えた。軽くて、野暮ったくないデザインで、片面を調べたら、PD-A600というモデル(アルテグラグレード)に行き着いた。




<片面ペダルのメリット&デメリット>



・軽い

・そのかわり、はめるときに上下の向きに気を使う(※慣れの問題だが)






■マルチリリースかシングルリリースか


シングルリリースとはペダルからシューズを外す場合に横方向しか外れないのであるがマルチリリースは横方向以外も、いろんな角度に外すことが可能である。



一見、マルチリリースのほうが便利に思えたが、いろんな角度から外せるマルチであるがゆえ、ビンディングが意図せず外れることもあるそうで、むしろそっちのほうが危険だろうと考えなおし、シングルリリースを選択。



んなわけで、最終的に「PD-A600」でいくことに決めた。


シマノ PD-A600 SPD ツーリングペダル

アルテグラグレードだなんだいって、ものの数週間で傷だらけになるけどね(笑)。

今回は、数回に分けてビンディングペダルの話をば。(※フラペからビンディングに移行する人は、いろいろと不安があるだろうから、何かのお役に立てればと思って) ちなみにこれがPD-A600っす。アルテグラグレードの片面SPDっす。4ヶ月くらい使って、かなり傷だらけになっ ...

今回は、数回に分けてビンディングペダルの話をば。


(※フラペからビンディングに移行する人は、いろいろと不安があるだろうから、何かのお役に立てればと思って)

ちなみにこれがPD-A600っす。アルテグラグレードの片面SPDっす。4ヶ月くらい使って、かなり傷だらけになってもた。




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Dahon(ダホン) Mu P8は、デフォルトは当然フラットペダル(フラペ)。
(つーか、たいがいの自転車はそう)

買ってから1年以上は、なんの疑いも持たず、不都合も感じず、フラペで乗っていた。


ビンディングペダルの存在は知っていたけれど、「ありゃ、ロードに乗る本格的な方々の戦闘パーツでしょ。マイペースなポタ派のあっしは関係ござんせん」って眼中になかった。

もちろん、引き足が使えて効果的ってことは知識としては知っていた。



でも、



「足をペダルに固定するなんて、コケたらどうするの?」

「右側にこけた時にタイミングよく後続車が来たら死ぬでしょ?」


と、ビンディングを使う人々の気が知れなかった。あるいは、自分には身に付けることのできない超絶な足技の持ち主なのだろう、と思っていた。

自転車屋の大将には、何度かオススメされていたけど、上記理由で「とんでもない!」と断っていたわけだ。


しかし、ロングライドを頻繁にこなすようになったこともあって、「軽量化以外で、もうちょっと楽に走る方法はないかのう」と思案し続けては、ビンディングが脳裏をよぎり、そのたびに、「あんな危険なもので走るなんて、ムリムリ!」と打ち消していた。




そんなこんなでビンディングを尻込みし続けて2年近くが経過したあるとき、お世話になっている自転車屋の常連さんら(フツーのおっさん、自分よりぜんぜん年上)がビンディングで来店しているのを何度も見て、「あんなおっさんでも乗りこなせるなら(失礼)、オレでもいけるんちゃうか」と思うようになった。



さらに、大将にぼそっと、「ビンディングにすると、平均スピードが(ちょっとだけ)上がるよ」と言われて、腹を決めた。

平均スピードが上がるというヒトコトが、なぜか心に刺さった。


とはいえ、やっぱり乗りこなせるか、めちゃくちゃ不安だった。ダンプに轢かれて死ぬのはまっぴらゴメンだし。


でも、不安ばかりで行動しないのは好きじゃない。徹底的に調べて、検討して、それでもダメなら諦めればいいだけだ。



そもそもビンディングシステムの種類にどういうものがあるのかほぼ知識はなかったけど、大将に「よくわかんないけど、ビンディングにすっから!オススメを見繕っておいてちょ!」と宣言しておいた。

シマノ PD-A600 SPD ツーリングペダル

結局勝ったのがコレ、PD-A600 SPDね。アルテグラグレードだよ。

2年以上経つけど、ぜんぜん劣化を感じないし、クリートもまだ交換したことないくらい持ちがよい!


Dahon(ダホン) Mu P8を買ったのは2010年10月。つまり、2年になる。 ここ数カ月、ブレーキシューが限界に近づいてきたのか、キーキーと音がしていた。 「単なるビビリ音かな?」くらいにしか思ってなかったのだが、よくよく考えてみると、一度も交換したことなかった。累計 ...

Dahon(ダホン) Mu P8を買ったのは2010年10月。つまり、2年になる。

ここ数カ月、ブレーキシューが限界に近づいてきたのか、キーキーと音がしていた。

「単なるビビリ音かな?」くらいにしか思ってなかったのだが、よくよく考えてみると、一度も交換したことなかった。


累計で7700km走った(つまり、年間4000kmのペース)わけだが、かなりもったほうなんじゃないかと思う。タイヤは2回交換していて今ので3本目(しかも年内に4本目に交換予定)だし、チェーンも1度交換している。ブレーキシューって、意外に長い距離使えるもんだね。(乗り方にもよるだろうけど)


じっさい、交換してみたら、音鳴りが止んだ。もちろん、ブレーキの効きも大幅に改善した。

ブレーキシューは命を預ける大切なパーツなので、「まだ使える・・もう少したってから・・」とケチらずに、早め早めの交換をしても良いと思う。それに、安いしね。(せいぜい数百円)

ブレーキシュー同様、タイヤも命に関わる部品なので、こちらも早めの交換でよいんじゃないかな。

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Mu P8のディレイラーは、デフォルトではダホン純正で、たしかNEOSとかいう8段のモノ。ちなみにP8の「8」は段数に由来している。 けっこうなワイドレシオなおかげで、まあたいていのシチュエーションならこれで大丈夫。(1~2段は軽すぎて、使うことはほぼなかった。止まった ...

Mu P8のディレイラーは、デフォルトではダホン純正で、たしかNEOSとかいう8段のモノ。ちなみにP8の「8」は段数に由来している。

けっこうなワイドレシオなおかげで、まあたいていのシチュエーションならこれで大丈夫。(1~2段は軽すぎて、使うことはほぼなかった。止まった状態でも3速からスタートしてた)


ワイドなせいで変速の際のギャップが大きく、走りはスムースではない。もちろん、実用には十分耐えうるけど、ロングライドや斜度がひんぱんに変化する状況だと辛くなってくる。



ギアとギアの間が開きすぎていると、ギアチェンジのときに足の負担になって、体力を消耗する。スピードにも乗りにくい。これをクロスレシオにしたくなり、購入後8ヶ月目くらいに10段に変更することにした。

10段となると、選択肢は105以上になる。(シマノの場合)
アルテグラはちょっとやりすぎだし、高価なのでパス。


ティアグラは2011年6月時点では9段だったというのと、価格差もほんの1,500円くらいしかなかった。よって、どうせならということで10段の105を迷わずチョイス。


2012年からブルホーンに替えたけど、ディレイラーを交換したときはハンドルはストレートのままで、ディレイラーだけの交換だった。シフターも全取替えなので、グリップシフトからラピッドファイアーに変えた。(ハンドルから手を離さず、親指と人差指の操作だけの便利なシフト)

__



んで、8段(ダホン純正)から10段(105)に変えた感想。



「むっちゃ、スムースやないけ!平均スピードも気持よくアップするぜ!」


ギア比の段差の間が小さいことが、こんなにもスムースな走りにつながるとは…。105はミドルクラスロードバイクにも採用されるだけあって、ピシッピシッときまり、グリップシフトのときの「ガッチャン!」みたいな不快さは皆無。

しかしなんだね、やっぱ自転車は、乗り比べないとそのよさというか、恩恵がわからない。(まあ、乗り比べてしまうと、欲しい欲しい病に侵されてしまうのだが・・・)


105すげーわー、10段ぱねえわー。これ以上は必要ないわー。(でもアルテグラ乗ったらやっぱ欲しくなるのかな・・・)


小径でロングライド(片道30kmくらいが目安)するとか、平均時速25~30kmくらいのペースで走るって人なら、105(と10段)は費用以上のメリットがあると思う。


逆に、家の周りをチョコチョコ走るくらいの使い方しかしない人は、デフォのままでOK。



105



ただ、シフトワイヤーが馴染むまでにちょっと時間がかかったかな。新品に交換した直後だと、ワイヤーが伸びやすく、ギアチェンジの感触がズレたり、ガチャガチャ音が鳴ったりする。


で、ディレイラーの調整をコマメにしてやる必要が生じる。(自分のように自転車メカにくわしくない素人だと)ディレイラーってのはちょっと触るのに躊躇するのよね。


どのネジを回したらどうなってしまうのかもよくわからないし、微妙なさじ加減も不明だからね。自分にとっては、ディレイラーはアンタッチャブルな聖域みたいなもん。調整については、自転車屋の大将に完全にお任せしている。


折りたたみ自転車&スモールバイクカスタム2015

カスタマイズは一気にやってしまうものではなく、一つ一つ、一歩一歩ゆっくりと、お財布と相談しながら行うのが楽しいよ。


Dahon(ダホン) Mu P8は、デフォだとハンドルはバーハンドル。 いわゆる、ふつうの自転車のようなまっすぐのバンドルだ。 乗り始めの頃は不満はなかった。エルゴノミックデザインも施されており、20~30kmなら手も痛くなることはなかった。 でも、40~50kmを越えるく ...

Dahon(ダホン) Mu P8は、デフォだとハンドルはバーハンドル。

いわゆる、ふつうの自転車のようなまっすぐのバンドルだ。


乗り始めの頃は不満はなかった。エルゴノミックデザインも施されており、20~30kmなら手も痛くなることはなかった。


でも、40~50kmを越えるくらいのロングライドをするようになると、手のひらが痛くなってくる。(グローブをしていても)そんなわけで、購入1か月後くらいでバーエンドバーを取り付けた。
※手のポジションを(若干ではあるが)変化させられるので、手の平と腕の疲労軽減になる。


「これで大丈夫だわい」と安心していた。

でも、しょせんバーエンドバーは気休めでしかないことがすぐわかった。
「ないよりはマシ」レベルなんだよね。



次に検討したのが、「ドロップ化」。多くの小径乗りが一度は考えることだと思うけど、オレも検討してみた。

「STI化して、デュアルコントロールレバーにすればもっと速く快適にグヘヘヘ・・・」と数ヶ月間妄想をふくらませだ。


で、妄想が爆発したタイミングでチャリ屋の大将に相談した。そしたら、



やめとき



と言われた。

大将もオレと同じDahon(ダホン) Mu P8に乗っていて、ありとあらゆるカスタマイズを繰り返した経験の持ち主。


大将いわく、「STI化したことあるけど、Vブレーキとの相性が悪く、調整に難儀する。当然乗りにくい。だから、わざわざカネをかけてやるメリットがない。それにSTIのパーツは単体だと高いし」とアドバイスをもらった。

経験者かつ専門家の意見はありがたく受け止め、STI化は封印し、「ではどうしたもんかいな」と悩みながら、さらに半年ほどバーエンドバーのままで乗り続けた。



そんなあるとき、とある自転車イベントにふらっとでかけ、たまたま試乗したKHSのP-20Rにびっくらこいた。

バーコン(バーエンドコントロールレバー)×ブルホーンハンドルの組み合わせだったんだが、感動モンの快適さとスピードが味わえた。


乗る前は、「バーコンって、あまり採用しているメーカーもいないし、時代遅れのローテクなんじゃねーの?」くらいにナメていた。なるほど、たしかにギアチェンジの一瞬は手の平を動かす必要がある。そういう意味では、STIのダイレクトさはない。あるいは、ラピッドファイアーにも劣るかもしれない。


しかし、ギアをパチッパチッと小刻みにシフトする感触は、マニュアル車を運転しているような感覚で、理屈抜きに気持ちが良い。「ああ、オレはこのチャリを自分で操っているのだ」という一体感(?)がある。

で、決心した。「ブルホーン×バーコンにしよう!」と。


そこから話は早かった。

部品のチョイスもスムースに進み、唯一大将が懸念した「ブレーキとの相性」もやってみたら、問題は起きなかった。(Vブレーキを引くためにトラベルエージェントが必要になるかもしれない、と事前に言われていたが杞憂におわった)

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ちなみにバーコンのパーツはデュラエース!
ささやかなことだけど、なんだかウレシイ。
※10速対応のバーコンはデュラエースしかなく、選択の余地がなかったのだ。(ディレーラーは105だけど・・・)


んで、STI化にくらべたら、はるかに安く、軽く、(結果的)かっこ良くなった。


「軽さ」はじつはうれしい誤算だった。ブルホーンは軽いよ、じつに。チャリの前半分がやたら軽くなった感じで、なんだかFRっぽい感覚。カスタマイズしてきた中で、ルックス的にはいちばんの変化になった。

乗った感触もよい。バーハンドルよりはっきりと前傾姿勢がとれ、(横持ちから縦持ちになったことで)腕の力を伝えやすくなった。よって、平均スピードもアップ。(ほんのちょっとね)


腕と手のポジションも変えやすく、良いことずくめ。

自転車完全ガイド (100%ムックシリーズ)


ミニベロをブルホーン化している人ってすごく少ない。レトロなシフターが敬遠されるのかな?「そのハンドル、運転しやすいですか?」と尋ねられることはよくあるね。

個人的には、ブルホーン化してしまった今となっては、二度とバーハンドルに戻ることはないって断言できるね。

昨年11月にタイヤをPanaracerのミニッツタフからSCHWALBEのデュラーノにしたんだけど、けっこう摩耗してきたのか、パンクするようになってきた。 交換してからの走行距離は3500キロ。 だいたい5000キロ走れば御の字らしい(by お世話になっているショップの大将)。 ...

昨年11月にタイヤをPanaracerのミニッツタフからSCHWALBEのデュラーノにしたんだけど、けっこう摩耗してきたのか、パンクするようになってきた。

交換してからの走行距離は3500キロ。

だいたい5000キロ走れば御の字らしい(by お世話になっているショップの大将)。

大将いわく、 「ローテーションすればもうちょい使えるよ」 とアドバイスをもらったので、やっておくことにした。
(ちなみに、大将はすぐに交換を薦めてくるようなことをしない。商売上は売ってしまったほうがよいのに、親身に節約方法を教えてくれたり、「これは買うな」と助言してくれたりする。こういうショップに出会えたことがうれしいね)


まず、両輪を外す。
クイックリリースなので脱着はカンタン。

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ただ、外す前にブレーキワイヤーは外しておくこと。
忘れると、自転車を持ち上げたままでワイヤーを外す羽目になり、面倒。

あと、リアのギアはトップに入れておく。これをしておくことで、ハメ戻すときにチェーンとスプロケットがスムースにはまる。
パンク修理に慣れていないころは、クイックリリースを先に外してから、「あ、ワイヤー緩めるの忘れてた!」とか、「ありゃ、ギアをローに入れたままだった」ということがよくあったw。


で、外した。

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タイヤがコチラ。

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空気を抜き、タイヤをホイールから外す。

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こういうときはホイールの掃除がしやすいので、ついでにキレイに拭いておく。

で、前輪と後輪を逆につけて空気を入れればOK。

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ブレーキワイヤーをはめれば元通り!なんだけど、シューの角度というか、ホイールへの当たりがどうしてもちょっとズレてしまうことがある。

力を入れて引っ張ったりしているうちに、どうしてもそういうことは起きてしまう。 案の定、今回もシューからキーキーと鳴り始めた。調整&試し乗りを音が鳴らなくなるまで繰り返してようやく完了。 じつは、交換後のシュー音調整のほうが面倒だったりする。


晴れて完了!
うーむ、我ながら惚れぼれするほどかっくいい・・・

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これでもう1000キロくらいはいけそうかな。

今のペースだと、2ヶ月くらいしか持たなさそうだな・・・。

地元(埼玉県川口市)からMuで東京ディズニーランドまで走ってきた。 使ったルートは荒川サイクリングロード。片道ちょうど40kmなので、往復で80km。それなりに長かったけど、荒川サイクリングロードはほぼ平坦路のみなので、ミニベロでも気持よく走ってこれたよ。 目 ...

地元(埼玉県川口市)からMuで東京ディズニーランドまで走ってきた。


使ったルートは荒川サイクリングロード。片道ちょうど40kmなので、往復で80km。それなりに長かったけど、荒川サイクリングロードはほぼ平坦路のみなので、ミニベロでも気持よく走ってこれたよ。

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目的は東京ディズニーランドではなく、その横にある浦安の体育館で行われたフットサル(Fリーグ)観戦なんだけど、目的の半分は”ただ単にロングライドがしたい”から(笑)。サイクリストって、長い距離を走りたいってために、目的を無理やり作る性質があるのだ。


ロードバイクの人にとっては80kmは「長めの散歩」くらいかもしれない。でも、小径乗りの自分にとっては、80kmはけっこう長い距離。ということで、今日はその感想を3点ほど。


1 ミニベロでもたいして疲れない
片道だけでけっこう疲労感あるのかな?と思いきや、意外とそうでもなかった。

まあ、荒川GRは基本フラットなので、本気でペダルをぶん回す必要もないし、ダンシングしなければいけない坂もない。時速25kmペースでひたすらくるくるペダリングするだけでスイスイ進んでくれる。
 

一人なので誰かに合わせる必要もなかったし。700ccの水のボトルも半分しか飲まずに済んだ。ただし、9月とはいえ汗は大量にかくので、サドルバッグに大量に塩飴を仕込んでおいた。それをときどき食べながら走った。
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 ※右下のトピークのダイナパックには、予備チューブやパンク修理キットだけでなく、カギ、補給食もたくさん入ります



2 ブルホーンは複数のポジションで走れるので助かる
川口市から東京ディズニーランドまで、片道2時間ちょいかかった。
 

長時間走っていると、どうしても手首が痛んだり、二の腕が疲れてくるのでポジションを変えたくなる。フラットバーだとポジションが一つしかなくて長距離がツライのだが、ブルホーンハンドルにしているおかげで、(ドロップにはかなわないが)浅めの握り方ができ、疲労軽減につながった。

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「バーコンって操作が固くって、ギアチェンジしにくそう」と思われることが多いけど、使ってみるとそうでもない。びっくりするほどすぐ慣れる。Muはもともとはグリップシフターだったのだが、むしろバーコンのほうが指先の動きがミニマムで済み、ラクに感じてしまう。

このへんは個人の好みかもしれないが。

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※前に押し出すようにシフトすると…

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※こうするとギアは軽くなる 



3 でも、70km地点で手が痺れてきた
復路は追い風のおかげでパイペースで帰れた。
 

東京ディズニーランドから2時間ジャストで帰宅。行きよりも15分早かった。脚の疲労は大したことはなかった。疲れたのは腕。70kmを越えたあたりから、二の腕が痺れてきた。
 

「自転車って、下半身ではなく上半身のほうが疲れることがあるんだ?」って知って驚いたもんね。サッカーを続けていたせいで脚力はそこそこ自信があり、実際足の疲労はあまりない。腕の次に疲れがあったのは「首」。たしかに前傾姿勢だと、首が疲れるのもわかる気がする。

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 ※ロードバイクほどではないが、ブルホーンにして、ハンドルポストを少々切断しており、まあまあ前傾姿勢になる


疲れは大したことなかったって強がり書いたけど、風呂入ってご飯食べたら急にだるくなり、睡魔に襲われ、その晩はいつもより早めに寝た。こういうときは、体の出すサインに素直に従うようにしておくのが吉。


4 サッカーにはない、サイクリングならではの素晴らしさ

サイクリングとサッカーを比較したとき、圧倒的にサイクリングが優れているのが「筋肉痛が全く無い」のと「膝や足首が傷まない」の2点。これは本当にありがたい。

サッカーは急激なストップ・アンド・ゴーを繰り返すスポーツ。自分の意志だけで動けないので、身体の節々に負荷がかかる。ダッシュもするし、ジャンプもするし、接触プレーもある。

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プレー後は体中に筋肉痛が残り、翌日も尾を引くものなのだが、サイクリングにはこれらが一切ない。どこも痛くはないが、ただただ疲労感がある状態なので、これって理想的。むっちゃカロリーを消耗しているのに、筋肉と関節のどこも痛くないのだから。

おかげで、サイクリングであれば、「昨日走って今日も走る」という連チャンができてしまうのだ。中年男性の趣味として、最高にステキな特徴だと思う。

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さすがに42歳を越えたあたりから、身体の痛みが半端なくなってきた。復活するのに丸2日かかるし、ヒザの古傷の再発もあって、本気でプレーできなくなってきた。

その点、サイクリングは”常に浮いた状態”なので、冠絶への負担が極めて少ない。サッカーやフットサルからすると、痛みとは無縁で楽しめるスポーツです。まさに生涯スポーツにふさわしいと思う。 

小径バイク(ミニベロ)ってのは、重いという宿命を抱えている。「え?タイヤが小さいから軽いんじゃないの?」と思うかもしれないが違うのだ。ピンキリなのでモノにもよるが、平均すると11kg前後はある。  重さの理由は、ヒンジ等の折りたたみ機構がかさむから。ダホンで ...

小径バイク(ミニベロ)ってのは、重いという宿命を抱えている。

「え?タイヤが小さいから軽いんじゃないの?」と思うかもしれないが違うのだ。ピンキリなのでモノにもよるが、平均すると11kg前後はある。
 

重さの理由は、ヒンジ等の折りたたみ機構がかさむから。ダホンで言えば、フレームを真っ二つに折るために1箇所、ハンドルポストを根本から折るために1箇所、シートポストを上げ下げするためのクランプが1箇所、ハンドルバーにも角度を変えるためのクランプがあったりして、とにかくヒンジだらけ。

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それらのヒンジに強度を持たせるために、いくつもの金属パーツでもって補強する。そりゃ、重くなって当然である。

もちろん、むちゃくちゃ軽量化したモデルもある。でも、軽さ=高価なのはしかたない。

ちなみにDahon Mu P8はデフォで11キロほどで、ボードウォークは12キロあった。

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数ヶ月使っているうちに、カスタマイズ欲がムクムクと沸き起こり、自分も軽量化したくなった。軽量化の方法はたくさんあるけど、手っ取り早いのはシートポストの交換。交換スキルは不要なわりに、効果はでかい。

で、交換したのがKCNCのアルミのシートポスト(型番とか品名は忘れた)。純正とコレを持ち比べるとその差が明らかで、「え、こんなに!?」というくらい軽い。


変なたとえだが、純正シートポストは護身武器になる。人を殴れば立派な凶器になるレベル。しかし、KCNCの軽量アルミシートポストはあまりにも軽すぎて武器にならない・・・そんなかんじ。
 

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※右のMuがKCNCのシートポスト(黒)で、左のボードウォークは純正のシートポスト(銀)

純正はシルバーだったのが、ブラックで精悍さがUP。軽量化だけでなく、見た目的にもかっこよくなったので、お気に入りのパーツである。

「交換してみて走りはどうなの?」という問いに対しては、「あんまりよくわからない」というのが正直な感想(笑)。タイムを争うような走り方はそもそもしないしね。
 

まあ、パーツ1個の軽量化だけではたいした体感はできないと思う。軽量化は、あれもこれもとやっていくうちに総合的に感じられる・・ようなものだと思う。カスタマイズというものは、実用性よりも自己満の世界。愛車がかっこよくなれば、それでもう満足できてしまうのだ。

シートポスト1本で15,000円もしたけど、交換してよかった。いま振り返ると、シートポスト交換がカスタマイズの底なし沼の入り口だった。そして、カスタマイズの沼はたいへん気持ちの良い世界でもあった(笑)。
 

ひとつ付け加えると、軽量シートポストの場合、いちおう制限体重はあるみたいだから、重めの人は購入前にチェックしたほうがいいですよ。(ちなみに自分は70kg)

 

Dahon Mu P8購入時のデフォルトタイヤは、シュワルベのマラソンレ-サーという1.5インチのやや太いものだった。はじめての折り畳み自転車だったので、「ミニベロのタイヤとは、これくらいの太さなのだな」と思って乗っていたのだけど、距離が伸びるにつれて転がり抵抗が気にな ...
Dahon Mu P8購入時のデフォルトタイヤは、シュワルベのマラソンレ-サーという1.5インチのやや太いものだった。はじめての折り畳み自転車だったので、「ミニベロのタイヤとは、これくらいの太さなのだな」と思って乗っていたのだけど、距離が伸びるにつれて転がり抵抗が気になり始め、「替えてみたい」という欲が沸き起こってきた。

買った直後にタイヤ交換するのはもったいなさすぎるので、半年ほど乗っていいかんじにヘタってきたタイミングを見計らって交換した。最初に交換したPanaracerのミニッツタフ(20×1.25)は、お世話になっているチャリ屋さんのオススメで決めた。

選択基準も持ち合わせていなかったし、ミニベロのタイヤ知識もなかったってのもあるけど、全面的に信用できるお店なので、即決した。

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交換作業中に、お店のご主人にこう訊かれた。

「パンク、自分で直せるよね?」


恥ずかしながら、自転車のパンク修理はできなかった。というか、やったことすらなかった。タイヤ交換って、なんか面倒くさそうだし、力仕事っぽいし、職人的な技がいるんじゃなかろうかと勝手に尻込みしていたのだ。 そう伝えると、

「パンクくらい、自分で直せなきゃだめだよ!これから走行距離が伸びてくると、どこでトラブルに見舞われるかわからないでしょう?そのときに一番困るのは自分自身だよ」

と言われ、それもそうだなと思い、手順を覚えてみることに。

知識だけでは意味が無いので、実際にタイヤとチューブを外しては取り付けるのを3回ほど自宅で繰り返してみたのだ。 結果、予想よりもタイヤ交換がぜんぜんカンタンだとわかった。コツさえつかめば、誰でもできる。女性でも問題ない。腕力の問題ではなく、力加減だからだ。

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※写真はシュワルベのデュラノです

パンク修理を覚えたとで何がよくなったかというと、いくら遠出しても心配じゃなくなったってこと。パンク修理ができなかった頃は、無意識のうちに、「もしここでパンクしたら、どうしよう。とてもじゃないが徒歩で帰宅できる距離じゃねえぞ・・・」って怯えながら走っていたのよね。

でも、修理キットを積んで、交換方法を覚えてからは、「どこでパンクしても大丈夫だ」と安心できるようになった。

それに加えてのメリットは、自力でパンク修理できるということは、すなわち余分な費用がかからないってこと。自転車屋にいちいちパンク修理を頼むと、1,000円くらいはかかってしまうからね。自力ならパッチだけでOK。
※正確にはパッチは応急処置でしかないので、本来であればチューブまるごと交換したほうがベターではあるが。

そんなわけで、サイクリストであれば、パンク修理はぜひ覚えるべきスキルだと思う。やり方は自転車屋で尋ねれば、たいてい親切に教えてくれるはず。 (渋るような自転車屋はないと思うが、もしあったら、そのようなお店との付き合い方を見直したほうがいいと思う)

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※ボトルケージにコンパクトなポンプを常備

ひとつ書き忘れていたけど、「修理キットをもっているだけ」じゃ意味が無い。なぜって、出先で修理しても、ポンプがなければ空気を入れられないからね。だから、ポータブルのポンプもセットで持参すること。自分はボトルケージの根本にバンドで固定させ、常時携行しているよ。

生まれて初めて買った折り畳み自転車のDahon(ダホン)の Mu P8。徐々に時間をかけてカスタマイズしてきた。※いっぺんにカスタマイズする予算がないので・・・(^_^;)まさか自分が自転車の改造にハマるとは思っても見なかったけれど、自転車いじりは「1分の1のプラモデル」と ...

生まれて初めて買った折り畳み自転車のDahon(ダホン)の Mu P8。徐々に時間をかけてカスタマイズしてきた。※いっぺんにカスタマイズする予算がないので・・・(^_^;)

まさか自分が自転車の改造にハマるとは思っても見なかったけれど、自転車いじりは「1分の1のプラモデル」とも呼ばれている。小学校時代、ガンダムに狂った自分からすると、当然の結果かもしれない。

さて、では順を追って、カスタマイズしてきた内容を紹介してみよう。

まず全体写真がこちら。
 

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※これはカスタマイズした後の図

フレーム以外はほぼぜんぶ交換してしまった。

こちらが購入直後のMu P8。
↓↓↓
画像 022 - コピー
※まったくいじっていない、納車した状態のままで半年ちょっと乗っていた

一番最初にいじった部品はタイヤで、デフォルトはシュワルベのマラソンレーサーだった。丈夫で長持ちなタイヤだったけど、いかんせん太すぎて、摩擦が大きすぎてスピードがでにくい。

そこで選んだのがPanaracerのミニッツタフだった。太さは1.25インチだった。コンポーネントもホイールもノーマルのまま、タイヤ交換しただけだったけど、「走行性能って、タイヤだけでこんなに変わるんだ!」と衝撃を受けた。変化を体感したいなら、タイヤとホイールを替えるのがイチバンと聞いていたとおりだったよ。


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※パナレーサーを装着した図。ずいぶんとスッキリしたルックスに

ただ、ひとつ何点があって、このPanaracerミニッツタフはパンクしやすかった。タフという名称のわりに消耗が激しくて、パンクしまくった。(ひどい時は、2週間に1度のペースで・・・)

結局、3,000キロ程度で新しいのに履き替えた。まあ、ミニベロで3,000キロ走れれば許容範囲内ではあるんだけど、ミニッツタフの劣化は予想よりもやや早かったかなと言う印象。

では次に何を選ぶか? そこで選んだのが、シュワルベのDuranoだった。1.25インチでも十分だったんだけど、もっと走行性能をアップさせたかったので、1.1インチの当時ではもっとも細いタイプを選んだ。


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※一気に精悍なルックスにバージョンアップ!

タイヤ本体にはワイヤーが内蔵されていて、ホイールから脱着させにくいというデメリットがあったものの、摩耗しにくいし、でもグリップもしっかりしてて頑丈な印象を受ける。乗り心地はやや固くなった印象があるが、不快ではなく、踏めば踏んだパワーをしっかりと受け止めて推進力にしてくれるような気がして、走るのががぜん楽しくなった。

Duranoではすでに3,000キロほど走った。摩耗も少ないし、まだまだいける。これからも当面はシュワルベデュラノのお世話になるつもりだ。



そもそもDahonのMU P8とはなんぞや、というとこから話すと・・・ DahonのMU P8とは ■アメリカのDahon社のフォールディングバイク(折りたたみ自転車)公式サイトはこちら ■定価は84,000円(2012年モデル) ■アルミ製 超ざっくりだけど、こんなかんじ。 Dahon ...
そもそもDahonのMU P8とはなんぞや、というとこから話すと・・・


DahonのMU P8とは
Mu P8
■アメリカのDahon社のフォールディングバイク(折りたたみ自転車)
公式サイトはこちら
■定価は84,000円(2012年モデル)
■アルミ製
超ざっくりだけど、こんなかんじ。
Dahon社はフォールディングバイク界ではかなりの老舗で歴史があって、日本でも人気。
BD-1やブロンプトンよりはリーズナブルなお値段。
ボクが買ったのは2010年の秋。
2011年モデルがリリースされる直前だったので、在庫処分として30%OFFでGETできた。
6万円とちょっとで買えたわけだ。
買って半年以上はノーマルで乗っていて、べつだん不満はなかった。
でも、雑誌やネットで情報を仕入れるにつれ、
「カスタマイズしてぇ・・・」
「もっと速く、もっと快適にしてぇ・・・」
「オレだけの1台にしてぇ・・・」
という欲がむくむくと湧いてきた。
カスタマイズにいったんハマると、なかなか抜けられないね。
だって楽しいから。
それに愛着も増す。
具体的なカスタマイズの内容やレビューは別記事に書くけど、こんな順序でいじってきたよ。
タイヤ
シートポスト
コンポ
ホイール
サドル
ハンドル
クランク&チェーンリング
ペダル
もう替えるパーツがない << イマココ
Vブレーキをキャリパーブレーキに替えるくらいしか、もう思いつかない・・・w
アルミの削りだし台座をつければ可能だけど、そこまでは・・というかんじ。

Dahonのミニベロ、Mu P8を2010年秋に購入し、もうすぐ2年。 週末に走ったり、通勤につかったり、普段の足として大活躍しております。 ・ 走ってみて、使い込んでみてのレビュー・ カスタマイズしてみたレポート・ オススメな点、そうでもない点 など、折りたたみの小径 ...

Dahonのミニベロ、Mu P8を2010年秋に購入し、もうすぐ2年。

週末に走ったり、通勤につかったり、普段の足として大活躍しております。

・ 走ってみて、使い込んでみてのレビュー
・ カスタマイズしてみたレポート
・ オススメな点、そうでもない点

など、折りたたみの小径、ミニベロを購入検討する人のお役立ち情報になればと。

サイクルガジェットは、徹底的&圧倒的なユーザー目線で突っ走るロードバイク・ブログです ロードバイクに興味のない人ですら、「自転車って面白いな」、「ちょっと興味湧いてきたかも」と思われるような、初心者目線を大切にしています。ブログのネタ出し、取材、情報収集、 ...

サイクルガジェットは、徹底的&圧倒的なユーザー目線で突っ走るロードバイク・ブログです

ロードバイクに興味のない人ですら、「自転車って面白いな」、「ちょっと興味湧いてきたかも」と思われるような、初心者目線を大切にしています。

ブログのネタ出し、取材、情報収集、撮影、執筆をすべて管理人一人でおこなっているので、至らぬ点もありますが、どうぞ生暖かい眼差しで見守ってください。

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39歳のときにミニベロと出会い、42歳でロードバイクに乗り始めました。

自転車にハマってから気づいたのは、悲しいほどの情報の少なさです。メカのこと、メンテナンス、パーツのインプレッション、交通ルール、トラブル対処法、サイクリングコース、仲間の見つけ方、ショップとの付き合い方、イベント参加方法、レース観戦マナー、専門用語などなど、わからないことだらけ。手探りで情報を集めたため、遠回りしながら学ぶことになりました。


サイクル系の書籍、雑誌、ウェブメディアはそれなりに出回ってはいましたが、「ロードバイク初心者の自分が知りたいことに応えてくれない」と不満に感じていました。そこで、「自ら情報発信して、同じ境遇の人たちの助けになろう」と思い立ち、サイクルガジェットをスタートさせました。

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亀チャリでお馴染み、きっかさんの絵

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>> 【ミニベロ大好き】女性目線が強みの「サイクルガジェットTV」YouTube動画制作の秘訣(LINZINE取材記事)




ユーチューブチャンネル

サイクルガジェットのユーチューブチャンネルを2019年6月29日に開始しました。

モットーは 『 Think Different 』

高校(1年)と大学(4年)の計5年間をアメリカで過ごしたため、自分で言うのもナンですが、モノの考え方がややアメリカナイズされています。人と同じであることを良しとせず、自分の意見・考えをハッキリ主張することが尊ばれる文化に染められました。

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※大学時代に友人と作ったバスケットボールチーム。メガサイズのブリーフをくり抜いたものをユニフォームにしていました。単なる悪ふざけです(笑)。

人がやらないことをやる」、「誰も考えつかないことを試してみる」というスタンスは今も変わりません。本業は企画、マーケティング、オウンドメディア編集長ですが、この仕事が好きなのは学生時代の経験が大きく影響しています。

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