人間の性格は十人十色。スポーツをするとその人のキャラってのが浮かび上がってくるものでして、サイクリングも例外ではない。
Global Cycling Network で「7 Types Of Road Cyclists We All Know (みんな知ってるよくいるサイクリストあるある)」という動画が公開されていて、どっちかというと”迷惑なほうのキャラ”がユーモラスに紹介されていた。
日本の典型例とはちょっと違うような気もしたが、「お国が変わるとこうなんだ」と興味深かったので、自分の見聞きした日本の典型例も交つつ翻訳してみたい。
まあ、自分の周りにいるのは、好んで激坂に突撃して笑顔でヒィヒィする人たちばかりなので、このタイプにお目にかかることはめったにない。
ハスられているほうには目障りな存在だし、 ホイールが接触すると落車事故が起きるし、メリットはない。
ヒルクライムレースで意図的にやって敵をイライラ&消耗させる…という意味で行うのならアリなのだろうが(笑)。
>> ロードバイクで集団走行するときに守るべきルール&エチケット
「記録を狙いたいなら、1人でやればいいのに…」と周囲を冷めさせてしまう。和を重んじる日本人でこういう行為をする人はあまりいない印象である。
何があろうとも先頭を牽き続け、いかなる状況でも自分の前を行かせない。責任感があって献身的であると言えば聞こえはいいが、本人がヘタレてしまってノロノロ運転になっても前を索かせてくれないので後ろには厄介。

ただ、自分はこういう人はお目にかかったことはない。
タモリの名言で好きなのがあって、
「真剣にやれよ!仕事じゃねぇんだぞ!」
「仕事に遅刻してくるやつは許せるが、遊びに遅れてくるやつは許せない」
「仕事よりも趣味の方が絶対に楽しいはずで、楽しい趣味に真剣になれない人が楽しくない仕事に真剣になれるはずがない」
というのがある。共感しかない。
>> 「真剣にやれよ!仕事じゃねぇんだぞ!」遊びにこだわりを持つタモリの名言に共感の声多数!(トゥギャッター)
交通事情もあるし、不可抗力も起きるのである程度は寛容でいたいが、集合時間の直前になって「遅れます」とLINEを送ってくる、20~30分遅刻しといて謝罪もない、集合時間を過ぎているにもかかわらず自分から連絡してこない…人とは距離を置くようにはする。
そんなサイクリスト、いるだろうか…?と首をひねった。海外はそうなのかも。日本人はちゃんと自分の装備は自分でしっかり用意してくる人ばかり。 責任感が強いというか、自分のケツは自分で拭くマインドがあるかなと。

不幸にもパンクが2回連続で起きてしまい、「チューブが1本しか持ってなかった…ゴメン、貸してもらえる?」ってことで他の人から助けてもらうシチュエーションならまれに見かけることはあるが、まあ例外中の例外だ。
※そういう事態を想定して、パッチ1枚をサドルバッグに入れておくと良い

まあ、レースならそれも駆け引きのひとつなのでむしろ積極的に活用していくべきだろうが、グループライドでこれをする人はいまだかつて見たことない。自分の周囲はほぼ例外なく先頭交代するし、助け合って走るマナーを身に着けたサイクリストばかりである。
以上がGlobal Cycling Network で紹介されていた”あるある”な7タイプのサイクリストだが、ちょっと不満だった。なぜなら肝心の”あのタイプ”が紹介されていないから。ひょっとすると日本の典型例でしかないのかもだが、それは「過少申告マン」である。
「今日はゆるポタだよ~」 → 巡航速度めっちゃ速い
「今日の坂はぜんぜんキツくないよ~」 → 激坂
「小刻みなアップダウンがあるだけ」 → 獲得標高がヤバい
「ちょっとあっちまで行って帰ってくるだけ」 → 峠を2回越えさせられる
「昨日ぜんぜん寝てなくって~」 → むっちゃ元気に走ってる
「昨日も走って疲れているから今日はリカバリーで~」 → ウソだろってくらい元気に走ってる
「仕事続きで走ってないからダメダメで~」 → こっちがついていけないスピードで元気に走ってる
過少申告マンは日本中いたるところに生息している。奥ゆかしさ&謙遜を美徳とする日本特有の傾向…なのかもだが、これが曲者。レベルが高すぎるサイクリストの過少申告ほどアテにならないものはない。
「あの人、”ゆるポタ”って言ってますけど、実際どうなんすか」
「甘いで。字面通りに受け取ると地獄見る」
「こ、心して参ります…」
と、その人をよく知る周囲にヒアリングしておくのは自衛のためにもやっておいて損はない(笑)。
★ツイッターアカウントはこちら\(^o^)/<最近記事を常にお届け!
★サイクルガジェットストア (そろそろ新作作らないとな…)
Global Cycling Network で「7 Types Of Road Cyclists We All Know (みんな知ってるよくいるサイクリストあるある)」という動画が公開されていて、どっちかというと”迷惑なほうのキャラ”がユーモラスに紹介されていた。
日本の典型例とはちょっと違うような気もしたが、「お国が変わるとこうなんだ」と興味深かったので、自分の見聞きした日本の典型例も交つつ翻訳してみたい。
1.Moaner(不平不満ばっか言うマン)
天候や気温、食事や補給食の味、路面状況や坂の斜度、何に対しても文句を言う人はいる。ネガティブなことばかり発していると本人の気分も滅入るし、その空気は周囲にも伝播してしまうので、ほどほどにしたい。まあ、自分の周りにいるのは、好んで激坂に突撃して笑顔でヒィヒィする人たちばかりなので、このタイプにお目にかかることはめったにない。
2.Half Wheeler(ホイールをハスって来るマン)
妙に競争意識の高い人は、他のサイクリストのちょっぴり後をホイールをハスらせ(オーバーラップさせること)るように走ることがある。ハスられているほうに「抜くのかな?」と思わせつつ抜かない。ハスられているほうには目障りな存在だし、 ホイールが接触すると落車事故が起きるし、メリットはない。
ヒルクライムレースで意図的にやって敵をイライラ&消耗させる…という意味で行うのならアリなのだろうが(笑)。
>> ロードバイクで集団走行するときに守るべきルール&エチケット
3.Strava Hunter(ストラバ記録に執着するマン)
グループライドをしていようがなんだろうが、ストラバを常にチェックし続けて計測ポイントに差し掛かるとグループを置き去りにしてすっ飛んでいくサイクリストのこと。「記録を狙いたいなら、1人でやればいいのに…」と周囲を冷めさせてしまう。和を重んじる日本人でこういう行為をする人はあまりいない印象である。
4.Pull Hog(引っ張る豚マン)
Hogは豚のこと。転じて「ノロい」という意味である。何があろうとも先頭を牽き続け、いかなる状況でも自分の前を行かせない。責任感があって献身的であると言えば聞こえはいいが、本人がヘタレてしまってノロノロ運転になっても前を索かせてくれないので後ろには厄介。

ただ、自分はこういう人はお目にかかったことはない。
5.Never on Timer(遅刻常習マン)
サイクリストがどうこうではなく、もともとの本人の性格によるところが大きい。面白いもので、時間をキッチリ守る人、時間通りに来ない人はだいたい決まってて、遅れる人間はたいてい固定されてる。「またアイツか…」ってなることは(あまり言いたくないが)ある。タモリの名言で好きなのがあって、
「真剣にやれよ!仕事じゃねぇんだぞ!」
「仕事に遅刻してくるやつは許せるが、遊びに遅れてくるやつは許せない」
「仕事よりも趣味の方が絶対に楽しいはずで、楽しい趣味に真剣になれない人が楽しくない仕事に真剣になれるはずがない」
というのがある。共感しかない。
>> 「真剣にやれよ!仕事じゃねぇんだぞ!」遊びにこだわりを持つタモリの名言に共感の声多数!(トゥギャッター)
交通事情もあるし、不可抗力も起きるのである程度は寛容でいたいが、集合時間の直前になって「遅れます」とLINEを送ってくる、20~30分遅刻しといて謝罪もない、集合時間を過ぎているにもかかわらず自分から連絡してこない…人とは距離を置くようにはする。
6.Scavenger(廃品回収マン)
Scavenger とは聞き慣れない単語だが、廃品回収のこと。どんなキャラかと思ったら、「自分で予備チューブや補給食を用意せず、人のモノをアテにする人のこと」らしい。そんなサイクリスト、いるだろうか…?と首をひねった。海外はそうなのかも。日本人はちゃんと自分の装備は自分でしっかり用意してくる人ばかり。 責任感が強いというか、自分のケツは自分で拭くマインドがあるかなと。

不幸にもパンクが2回連続で起きてしまい、「チューブが1本しか持ってなかった…ゴメン、貸してもらえる?」ってことで他の人から助けてもらうシチュエーションならまれに見かけることはあるが、まあ例外中の例外だ。
※そういう事態を想定して、パッチ1枚をサドルバッグに入れておくと良い
7.Sit on Sprinter(ゼッタイに前を引かないマン)
Pull Hog の逆でゼッタイに協力しない人もいるそうな。それでいて、体力を温存しておいてラストで仲間をぶっちぎってゴール…する人のことらしい。 (そんなセコいヤツ、海外にはいるのか…?)
まあ、レースならそれも駆け引きのひとつなのでむしろ積極的に活用していくべきだろうが、グループライドでこれをする人はいまだかつて見たことない。自分の周囲はほぼ例外なく先頭交代するし、助け合って走るマナーを身に着けたサイクリストばかりである。
以上がGlobal Cycling Network で紹介されていた”あるある”な7タイプのサイクリストだが、ちょっと不満だった。なぜなら肝心の”あのタイプ”が紹介されていないから。ひょっとすると日本の典型例でしかないのかもだが、それは「過少申告マン」である。
過少申告マン
勘のいいサイクリストならピンと来ているはず。「今日はゆるポタだよ~」 → 巡航速度めっちゃ速い
「今日の坂はぜんぜんキツくないよ~」 → 激坂
「小刻みなアップダウンがあるだけ」 → 獲得標高がヤバい
「ちょっとあっちまで行って帰ってくるだけ」 → 峠を2回越えさせられる
「昨日ぜんぜん寝てなくって~」 → むっちゃ元気に走ってる
「昨日も走って疲れているから今日はリカバリーで~」 → ウソだろってくらい元気に走ってる
「仕事続きで走ってないからダメダメで~」 → こっちがついていけないスピードで元気に走ってる
過少申告マンは日本中いたるところに生息している。奥ゆかしさ&謙遜を美徳とする日本特有の傾向…なのかもだが、これが曲者。レベルが高すぎるサイクリストの過少申告ほどアテにならないものはない。
「あの人、”ゆるポタ”って言ってますけど、実際どうなんすか」
「甘いで。字面通りに受け取ると地獄見る」
「こ、心して参ります…」
と、その人をよく知る周囲にヒアリングしておくのは自衛のためにもやっておいて損はない(笑)。
★ツイッターアカウントはこちら\(^o^)/<最近記事を常にお届け!
★サイクルガジェットストア (そろそろ新作作らないとな…)

コメント
コメント一覧 (4)
ですね(*^_^*)
使わせていただきます(∩´∀`)∩