車と自転車を組み合わせてレジャーを楽しむことを「シックスホイール」なんて言ったりします。車(4輪)+自転車(2輪)=6輪って寸法です。私もたまにやりますが、ここしばらくご無沙汰してました。
つい自走してしまうか輪行ばかり。関東圏は列車網が発達しているので、車より時間の計算がしやすいってのもあります。
※EEZZ D3とボードウォークです
ちょっと前に山中湖にオクサマと行ったとき、久々にミニベロを持っていってみて「やっぱりいいな~、もっとやるべきだな~」と感じました。
そこで、どんなバイクを持っていく?必要(&不要)なアイテムは?どんな工夫をしている?等について、我々夫婦を例に紹介してみます。
「いや、別に特定のどこかに行くという明確な目標はなく、ただ日常から離れてのんびりしたいんだよね」
くらいのテンションの旅行だと、
「温泉入って飯食って、ブラブラしてからチェックインする?」
という雑なスケジュールになりがち。
※御殿場アウトレットのシェイクシャックでランチ(やや高いけどうまし)
このブラブラが曲者で、ノープランで現地に行くと飯を食いながら「山梨 観光 オススメ」で検索してキュレーション記事を山ほど読むハメになります。で、さして興味のない資料館とか史跡に行くことになるんですが、こういう場所は予備知識とか何かしら思い入れがないと楽しめません。
ここの自由時間をいかに有意義に過ごせるかで、旅の満足度が変わってきます。
観光地で自転車という移動手段があるのは最強です。なぜなら、たいてい渋滞と駐車場問題で悩まされるから。せっかく目的地についたのに、車の中で延々と待たされるって無意味じゃないですか。
よって、さっさと車はコインパーキングか道の駅に停めて、自転車に乗り換えれば良いのです。
ガンダムで例えると、惑星間の長距離移動はホワイトベースで、惑星に着いたら小回りのきくモビルスーツで散策する…というかんじです。わかりますかね。
山中湖での初日は雨だったので走れず、傘をさして湖の周りを歩いてみましたが、往復6キロが限界ですね。あんまり遠くに行くと夕飯時間に戻れないし…って考えてしまい、せっかくの観光地を部分的にしか楽しめません。
※徒歩オンリーだときつい…
自転車に乗れれば対岸に行くのはもちろん、周回してこれるのにな…と考えてしまいました。
ただ、我々は自転車と旅先観光のいいとこ取りをしたいので、ミニベロです。距離を稼ぐ走り方ではなく、ゆっくりのんびり走り、気が向いたら止まって景色を眺める…くらいの走り方だと、ロードバイクはむしろ過剰スペック過ぎて欲求不満になります(笑)。
理由は現地で「着替えなくて済む&荷物が増えない」から。
観光地だと都合よく着替えの場所がないことがほとんど。公衆トイレに着替えを持っていって着替える…男はまだしも女性はしんどいでしょう。あと、けっこう汚れていることも多いですしね。
なんならサイクルパンツすら履かないです。どうせ距離は走らないので、お尻が痛む前にサイクリングは終わります。
汗だくになることもないので、その格好のまま宿にGO。時間に余裕があれば温泉に立ち寄るもよし、です。
ただ、現地の地形によりますね。斜度がキツめなら3段だとやや心細い。シングルギアは完全平地ならいいでしょうが、さすがに厳しいかなと。Claris(クラリス)の8段あれば十分です。妻は10段のアルテグラを使っています。
おおよその高低差は事前チェックしておきましょう。ちなみに富士五湖って5つが同じ標高にはありません。山中湖の標高が980メートルと五湖のなかで最も高いです。というか、日本全国でも3番目の高所にあります。
山中湖→河口湖(片道17キロ)を往復したのですが、河口湖の標高は833メートル。つまり150メートルの標高差があります。行きは下り、帰りは登りでしたね。まあ、斜度はゆるいのでEEZZ D3でも余裕ではありましたが。
※豆知識:精進湖、西湖、本栖湖の標高はどれも900メートル。つまり河口湖スタートだとかならず登る…ということです
1台はトランクに、もう1台は後部座席に突っ込めばOK。トランクに常備しているブルーシートを引っ張り出して敷いてあげれば汚れません。
で、廃チューブでヘッドレストにくくりつければしっかり固定できます。
なお、ロードバイク2台積むのも可能なんですが、それをすると旅行かばんを入れるスペースが無くなります…(笑)。
私は旅のプランをガチガチに決めない性格で、行きあたりばったりを楽しむ派なんですが、そういう人間にとってはミニベロは助かる存在です。
「しまった~。持ってくればよかった~」
ってならないために、無駄になるかもしれないけど車に積んでおいてます。
逆に言うと、晴れ予報だったのに降られた…ということもあります。なので着替えは1セット余計に持っておくと安心。
あと、雨で乗れなかった場合のプランBも考えておくといいです。我が家は「温泉」は必ず調べまくります。(使うのはもっぱらGoogleMap)
あと前後のライトも。明るい時間しか乗らないつもりでも、急なトンネルとか霧の発生はありますからね。
人での多い観光地だからよかったものの、人里離れた場所だったらたいへんでした。サイクルジャージを着ていない(ただのTシャツ)のでバックポケットもない…ペットボトル持てない…という状況でした。
必要なグッズは前夜に玄関に用意するか、車に積んでおきましょう。
ないと車の鍵、財布、スマホを運ぶすべがないのです。小さめのメッセンジャーバッグでもいいですが、荷物が増えるだけなのでやはりサコッシュが最強。長距離ライドのお供にはしにくいサコッシュも、旅先でははかどりまくりです。
サコッシュがなければ、ショルダーバッグのストラップを限界まで短くして体に密着させるって方法もあります。多少ブラブラしますが、ポタリングなら大丈夫。
「平地は快適!3段ってことが気にならない。乗り心地もいいし、見た目よりもスイスイ走る!」
と好評。
ただ、河口湖→山中湖を目指して坂を登っているときは、ボードウォークで後ろに付いているオクサマから「遅い!もっとペースアップしろ!」と怒鳴られまくりでしたが(笑)。
16インチで3段しかないため、めちゃくちゃテンポよく回さないと20インチのボードウォークのペースについて行けないのです…あと、アップライトな乗車姿勢なので体重を乗せてペダリングしにくいというのもあります(;´∀`)
というわけで、旅先にミニベロをぜひ持っていってみてください。
ちなみに、まだやっていないけどいつかやりたいミニベロ旅は「京都散策」です(^^)
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つい自走してしまうか輪行ばかり。関東圏は列車網が発達しているので、車より時間の計算がしやすいってのもあります。
※EEZZ D3とボードウォークです
ちょっと前に山中湖にオクサマと行ったとき、久々にミニベロを持っていってみて「やっぱりいいな~、もっとやるべきだな~」と感じました。
そこで、どんなバイクを持っていく?必要(&不要)なアイテムは?どんな工夫をしている?等について、我々夫婦を例に紹介してみます。
目次
- 旅先で意外に行くとこない問題
- 車ではない移動手段が現地であると強い
- 徒歩だとせいぜい数キロしか移動できない
- ロードバイクも悪くないけど、ミニベロがちょうどいい
- フラペでOK
- サイクルウェアではなく私服が便利
- 11段ギアなくてOK
- トランクと後部座席に置いて運ぶ
- フロアポンプは持参する
- 観光スポットを決めなくても楽しい
- 雨予報でも、とりあえずバイクは持っていく
- 必須のアイテム
- ボトルやカギを忘れがち
- サコッシュがあると便利
- オクサマのEEZZ D3の感想
旅先で意外に行くとこない問題
旅先って、意外にこの問題ないですか?「いや、別に特定のどこかに行くという明確な目標はなく、ただ日常から離れてのんびりしたいんだよね」
くらいのテンションの旅行だと、
「温泉入って飯食って、ブラブラしてからチェックインする?」
という雑なスケジュールになりがち。
※御殿場アウトレットのシェイクシャックでランチ(やや高いけどうまし)
このブラブラが曲者で、ノープランで現地に行くと飯を食いながら「山梨 観光 オススメ」で検索してキュレーション記事を山ほど読むハメになります。で、さして興味のない資料館とか史跡に行くことになるんですが、こういう場所は予備知識とか何かしら思い入れがないと楽しめません。
ここの自由時間をいかに有意義に過ごせるかで、旅の満足度が変わってきます。
車ではない移動手段が現地であると強い
このブラブラを解消するベストソリューションがミニベロなのです。観光地で自転車という移動手段があるのは最強です。なぜなら、たいてい渋滞と駐車場問題で悩まされるから。せっかく目的地についたのに、車の中で延々と待たされるって無意味じゃないですか。
よって、さっさと車はコインパーキングか道の駅に停めて、自転車に乗り換えれば良いのです。
ガンダムで例えると、惑星間の長距離移動はホワイトベースで、惑星に着いたら小回りのきくモビルスーツで散策する…というかんじです。わかりますかね。
徒歩だとせいぜい数キロしか移動できない
徒歩でもいいじゃないか?と思ったアナタ、ぜんぜんそれでも構いません。が、移動距離がせいぜい数キロに制限されてしまうのです。山中湖での初日は雨だったので走れず、傘をさして湖の周りを歩いてみましたが、往復6キロが限界ですね。あんまり遠くに行くと夕飯時間に戻れないし…って考えてしまい、せっかくの観光地を部分的にしか楽しめません。
※徒歩オンリーだときつい…
自転車に乗れれば対岸に行くのはもちろん、周回してこれるのにな…と考えてしまいました。
ロードバイクも悪くないけど、ミニベロがちょうどいい
観光地で必要な自転車ですが、ロードバイクでもミニベロでも目的と距離に合わせて選べばいいでしょう。ガッツリと現地でツーリングだ!ってことならロードバイクでOK。ただ、我々は自転車と旅先観光のいいとこ取りをしたいので、ミニベロです。距離を稼ぐ走り方ではなく、ゆっくりのんびり走り、気が向いたら止まって景色を眺める…くらいの走り方だと、ロードバイクはむしろ過剰スペック過ぎて欲求不満になります(笑)。
フラペでOK
観光地なので歩きます。よってビンディングシューズよりフラペが都合がいいですね。 あるいはSPDのようなMTB系シューズでしょうか。こうすれば、わざわざシューズを持っていく必要もありません。サイクルウェアではなく私服が便利
どんな服装で走るかも問題なんですが、我々は私服のままです。理由は現地で「着替えなくて済む&荷物が増えない」から。
観光地だと都合よく着替えの場所がないことがほとんど。公衆トイレに着替えを持っていって着替える…男はまだしも女性はしんどいでしょう。あと、けっこう汚れていることも多いですしね。
なんならサイクルパンツすら履かないです。どうせ距離は走らないので、お尻が痛む前にサイクリングは終わります。
汗だくになることもないので、その格好のまま宿にGO。時間に余裕があれば温泉に立ち寄るもよし、です。
11段ギアなくてOK
どんなミニベロがいいか…ですが、3段ギアのEEZZ D3(ダホン)で問題なしです。まあ、ギア数は多いに越したことはないですけれど、短距離であれば少々しんどくてもしのげます。ただ、現地の地形によりますね。斜度がキツめなら3段だとやや心細い。シングルギアは完全平地ならいいでしょうが、さすがに厳しいかなと。Claris(クラリス)の8段あれば十分です。妻は10段のアルテグラを使っています。
おおよその高低差は事前チェックしておきましょう。ちなみに富士五湖って5つが同じ標高にはありません。山中湖の標高が980メートルと五湖のなかで最も高いです。というか、日本全国でも3番目の高所にあります。
山中湖→河口湖(片道17キロ)を往復したのですが、河口湖の標高は833メートル。つまり150メートルの標高差があります。行きは下り、帰りは登りでしたね。まあ、斜度はゆるいのでEEZZ D3でも余裕ではありましたが。
※豆知識:精進湖、西湖、本栖湖の標高はどれも900メートル。つまり河口湖スタートだとかならず登る…ということです
トランクと後部座席に置いて運ぶ
SUVとかステーションワゴンならトランクにミニベロ2台は余裕でしょう。が、我が家のフィアット・パンダは1台が限界。ロードの700cホイールなら3本でいっぱいいっぱいです。1台はトランクに、もう1台は後部座席に突っ込めばOK。トランクに常備しているブルーシートを引っ張り出して敷いてあげれば汚れません。
で、廃チューブでヘッドレストにくくりつければしっかり固定できます。
なお、ロードバイク2台積むのも可能なんですが、それをすると旅行かばんを入れるスペースが無くなります…(笑)。
フロアポンプは持参する
乗る日に必ず空気を入れる!と決めているので、泊まりのときはフロアポンプは必ず持参します。ミニポンプだけではやや心もとないので。観光スポットを決めなくても楽しい
ブラブラを有意義に過ごせるミニベロですが、何が良いって「適当に走るだけで楽しい」ってこと。資料館とか名所旧跡に行かなくても、湖の周りを走ったり、観光地をウロウロするだけで退屈しません。クルマと徒歩のちょうどいい中間的な移動方法って観光地で超フィットします。私は旅のプランをガチガチに決めない性格で、行きあたりばったりを楽しむ派なんですが、そういう人間にとってはミニベロは助かる存在です。
雨予報でも、とりあえずバイクは持っていく
天気予報が雨でもミニベロを持っていきます。なぜなら意外に外れることもあるから。 山の天気は変わりやすいなんてよく言いますが、いい意味(雨だと思ったら晴れた的な)で変わることもあります。「しまった~。持ってくればよかった~」
ってならないために、無駄になるかもしれないけど車に積んでおいてます。
逆に言うと、晴れ予報だったのに降られた…ということもあります。なので着替えは1セット余計に持っておくと安心。
あと、雨で乗れなかった場合のプランBも考えておくといいです。我が家は「温泉」は必ず調べまくります。(使うのはもっぱらGoogleMap)
必須のアイテム
ヘルメット、グローブ、アイウェアが必須なのは言わずもがな。あと前後のライトも。明るい時間しか乗らないつもりでも、急なトンネルとか霧の発生はありますからね。
ボトルやカギを忘れがち
どこかで気持ちが浮かれていたんでしょう……カギとボトルをこないだは忘れました。なのでコンビニ休憩はかわりばんこ、喉が渇く度に自販機を探すことに(笑)。人での多い観光地だからよかったものの、人里離れた場所だったらたいへんでした。サイクルジャージを着ていない(ただのTシャツ)のでバックポケットもない…ペットボトル持てない…という状況でした。
必要なグッズは前夜に玄関に用意するか、車に積んでおきましょう。
サコッシュがあると便利
絶対に必要なのがサコッシュです!これはマストアイテム!ないと車の鍵、財布、スマホを運ぶすべがないのです。小さめのメッセンジャーバッグでもいいですが、荷物が増えるだけなのでやはりサコッシュが最強。長距離ライドのお供にはしにくいサコッシュも、旅先でははかどりまくりです。
サコッシュがなければ、ショルダーバッグのストラップを限界まで短くして体に密着させるって方法もあります。多少ブラブラしますが、ポタリングなら大丈夫。
オクサマのEEZZ D3の感想
オクサマはEEZZ D3に乗ったことがないので、湖畔で試してもらいました。「平地は快適!3段ってことが気にならない。乗り心地もいいし、見た目よりもスイスイ走る!」
と好評。
ただ、河口湖→山中湖を目指して坂を登っているときは、ボードウォークで後ろに付いているオクサマから「遅い!もっとペースアップしろ!」と怒鳴られまくりでしたが(笑)。
16インチで3段しかないため、めちゃくちゃテンポよく回さないと20インチのボードウォークのペースについて行けないのです…あと、アップライトな乗車姿勢なので体重を乗せてペダリングしにくいというのもあります(;´∀`)
というわけで、旅先にミニベロをぜひ持っていってみてください。
ちなみに、まだやっていないけどいつかやりたいミニベロ旅は「京都散策」です(^^)
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★You Tubeチャンネルもやってます
コメント
コメント一覧 (2)
軽井沢がお手軽でよく行きますが、鎌倉の海の近くとか京都もとても相性が良いですね。まるで地元民のように過ごせて最高だなと自己満足してました。
あまり坂がなくて楽しく走れるところはないかなーと探し中です。良い場所があったら旅行記で記事になること期待してます〜。
cyclegadget
がしました
観光地の間がそこそこ距離あるので徒歩だと厳しいそうで。
鎌倉もミニベロがあると江ノ島とか逗子、葉山にも足を伸ばせるので楽しさ倍増です。
今後発見したら記事で紹介していきますね(^^)
cyclegadget
がしました