自分は自転車にさえ乗っていれば幸せな人間なので、汗だくで三本ローラーで回していても、夜中の22時過ぎに通勤で赤羽駅前を走っているときすらも楽しい。
しかし、「たくさん走る=事故の可能性が増す」である。当然、盗難リスクにもさらされる。自分の身と愛車は常に安全に保ちたいもの。Global Cycling Network さんが「あなた自身とあなたのロードバイクを安全に保つ5つのコツ」という動画で啓蒙していたので、翻訳してお届けしたい。
★★★ 記事の終わりに、「有名講師陣によるロードバイク・セミナーの告知」も掲載しています。 ★★★
5 Ways To Keep You And Your Bike Safe
遭難リスクのある登山ではお馴染みの行動だけど、ロードバイクでもそれは当てはまる。とくにソロでツーリングをする際は必須。落車事故、接触事故を起こして、自分は身動き取れなかったら家族に連絡できない。グループライドの安心感はそこで、誰かが事故っても助けてくれる仲間がいる。

※勤務先の仲間と@霞ヶ浦
以前、グループライドで秩父の峠に登ったとき、知人のボトムブラケットが緩み始め、シャフトが片方向に寄ってしまい、フレームに干渉してペダリングできなくなってしまうというトラブルがあった。
幸いにして峠を下りきった後で、ゴールまであと10キロ弱だったこともあって、その知人には最寄り駅まで徒歩で歩き、輪行で帰宅できたのだが、かなりラッキーなケースだったと思う。(ちなみにその知人は輪行バッグを持たずに走っていたため、目的地に置いたままにしていた輪行袋を自分が代わりに取りに行き、車で送り届けて事なきを得た)

一人ぼっちで機材トラブルやケガに見舞われると、その場から動くことさえできなくなってしまうことになる。これから寒くなる季節なので、なおさらこういった事故には遭遇したくないものだ。そのためにも、助け合える(もしくはせめて連絡手段がある)体制は準備しておきたい。
出発と帰宅場所を律儀にネット上の不特定多数に公開していると、その情報を逆手に利用されて盗難されてしまうリスクがある。なので、「ログインするのは自宅ではなく、数キロ走ってから。そして、帰宅してしまう前にログオフして自衛しよう」とコメントしていた。 (世知辛い世の中ですね…)
なお、自分はスタンドアローン型の安いサイクルコンピューターしか使っておらず、STRAVA等のアプリも使っていないので、あまり関係のない話ではある。ガーミン、お高くってぜんぜん手が出せない(汗)。

※個人的にはスタンドアローンで何の問題もない
Global Cycling Network がオススメしていたのは以下の4つ。
自分はヘルメットの内側に、上記情報をメモしたシール(エマージェンシーカードですね)を貼り付けていて、そのことを書いた記事もある。ヘルメット内部であれば、救急隊員にきっと発見してもらえると思うから。なお、緊急連絡先は「オクサマの携帯電話と自宅電話番号」にしている。

ここまで書いて、はたと思い出したのだが、昨年の春にスペシャライズドのPrevail にヘルメットを新調してから、これをするのを失念していた。さっそく、近日中に済ませておこうと思う。
>> ソロで事故って、身元確認できなかったら、「マジで死ぬんじゃね?」と思う
ただし、ヘルメットに個人情報をつけっぱなしにするわけなので、駐輪の際はヘルメットをバイクに引っ掛けておくのではなく、持ち歩くか、常にかぶっておきたい。
そんな場合は、防犯対策レベルの高い、極太&超頑丈なカギで地球ロックしておきたい。自分は携帯用ロックに
ABUS(アブス)を持ち歩いている。自宅保管用であれば、携帯性は考慮する必要が無いので、とにかく丈夫なものを選んでおこう。

つい先日、こんな形でロードバイク窃盗犯が御用になるニュースがあったけど、これはかなり幸運なケース。自転車は、盗まれたらまず手元に帰ってくることはないもんね。
↓
自転車盗被害者、ネットオークションで"待ち伏せ"成功! 出品突き止め容疑者逮捕(産経サイクリスト)
被害者の方は、盗まれた愛車がネットオークションに出品されると予想して、条件に一致する商品が出品されるとメールなどで通知が受け取れる「アラート機能」を使い自転車を“捜索”。出品された自転車を自ら落札し、フレームの傷も一致したことから警察に相談し、逮捕となったそうな。 (よかった)
ちなみに、6畳ワンルームに住む独身の友人は、居住スペースを奪われたくないという理由でバイクはベランダに起き、雨除けカバーを掛けているのだが、駐輪場に置いておくよりは比較的安全だと言えるだろう。

なお、自分が玄関を出た自宅の敷地内に駐輪するときは、ホームセンターで入手した極太(直径4センチくらい)のオートバイ用のロックを使っているよ。
なるほど、この発想はなかった…という自転車である。クロモリだからできる芸当。多少場所を選ぶのは事実だが、これは安全極まりない。だって、自転車を盗むにはフレームを壊さねばならず、でもフレームを壊したら自転車の価値が失われるから。

お値段は499USドルで、なぜかチリでも販売されており、299.990ペソである。馴染みの薄い1チリペソは0.15537 円 (2016/10/14 時点)なので。。。計算すると46,600円くらい。 700C×28Cタイヤで、重さは12キログラム。ギアは固定のシングルである。
ママチャリ2台分のこの値段が高いか安いか・・・まあ、妥当ではないかと思う。
以上、 あなた自身とあなたのロードバイクを安全に保つ5つのコツをお届けしました。どうか皆様におかれましても、安全に秋冬サイクリングをお楽しみください。
講義回数は全 8 回で、実績ある講師陣による座学&実走を交えた、すごく実践的なイベント。しかもDVD6枚付き。ロードバイクを「安全に、目標高く、楽しむ」ために必須のテーマで講義・解説してくれるんですって。

講師陣は、なんと日向涼子さん、栗村修さん、須田晋太郎さん、藤田晃三さん、井上和朗さん、橋本謙司さん、現役選手ナドナド・・・。ロードバイクをしている人なら、まず知らないはずはない著名な方々。サイクルガジェット管理人も参加させていただきます(*^^*)。これは無茶苦茶楽しみ…。
コースは、11月3日から始まり、来年の2月11日まで全8回にわけて行われる。30名限定の募集で、定員に達し次第、受付終了となってしまうので、お早めにチェック&お申込みされてはいかがだろうか?
詳細とお申込みはイベント概要ページをご覧いただくとして、全8回のコース内容を記載しておくとこんなかんじ。
↓
1回:ロードバイクの安全確保とメンテ/ホビーレースで勝負するための安全

※講義の様子(講師との距離感が近い!人数限定なので、みっちりと学べる機会になるはず)
しかし、「たくさん走る=事故の可能性が増す」である。当然、盗難リスクにもさらされる。自分の身と愛車は常に安全に保ちたいもの。Global Cycling Network さんが「あなた自身とあなたのロードバイクを安全に保つ5つのコツ」という動画で啓蒙していたので、翻訳してお届けしたい。
★★★ 記事の終わりに、「有名講師陣によるロードバイク・セミナーの告知」も掲載しています。 ★★★
5 Ways To Keep You And Your Bike Safe
家族などに自分の居場所を伝えておく
短距離のライドであればその必要はないが、ロングライドや始めての場所に行くときは、家族や伴侶、親しい友人らに行き先と予定帰宅時刻を知らせておくとよいとのこと。遭難リスクのある登山ではお馴染みの行動だけど、ロードバイクでもそれは当てはまる。とくにソロでツーリングをする際は必須。落車事故、接触事故を起こして、自分は身動き取れなかったら家族に連絡できない。グループライドの安心感はそこで、誰かが事故っても助けてくれる仲間がいる。

※勤務先の仲間と@霞ヶ浦
以前、グループライドで秩父の峠に登ったとき、知人のボトムブラケットが緩み始め、シャフトが片方向に寄ってしまい、フレームに干渉してペダリングできなくなってしまうというトラブルがあった。
幸いにして峠を下りきった後で、ゴールまであと10キロ弱だったこともあって、その知人には最寄り駅まで徒歩で歩き、輪行で帰宅できたのだが、かなりラッキーなケースだったと思う。(ちなみにその知人は輪行バッグを持たずに走っていたため、目的地に置いたままにしていた輪行袋を自分が代わりに取りに行き、車で送り届けて事なきを得た)

一人ぼっちで機材トラブルやケガに見舞われると、その場から動くことさえできなくなってしまうことになる。これから寒くなる季節なので、なおさらこういった事故には遭遇したくないものだ。そのためにも、助け合える(もしくはせめて連絡手段がある)体制は準備しておきたい。
GPS情報を悪用されないよう工夫する
ガーミンなどのGPSログを収集してネット上に公開できてしまうデバイス(&スマホアプリ)をお持ちの方は、「どの情報を、誰に公開しているか」の公開範囲は再度チェックしたほうが良いかもしれない。出発と帰宅場所を律儀にネット上の不特定多数に公開していると、その情報を逆手に利用されて盗難されてしまうリスクがある。なので、「ログインするのは自宅ではなく、数キロ走ってから。そして、帰宅してしまう前にログオフして自衛しよう」とコメントしていた。 (世知辛い世の中ですね…)
なお、自分はスタンドアローン型の安いサイクルコンピューターしか使っておらず、STRAVA等のアプリも使っていないので、あまり関係のない話ではある。ガーミン、お高くってぜんぜん手が出せない(汗)。

※個人的にはスタンドアローンで何の問題もない
緊急連絡先等の情報を携行しておく
悲観的なことばかり書きたくはないのだが、もしもソロで遠出していて事故に見舞われ、自分で連絡ができないほどの危機的な状態になった場合に備え、いくつかの個人情報は携行しておくとよい。Global Cycling Network がオススメしていたのは以下の4つ。
- 氏名
- 住所
- 緊急連絡先
- 血液型
自分はヘルメットの内側に、上記情報をメモしたシール(エマージェンシーカードですね)を貼り付けていて、そのことを書いた記事もある。ヘルメット内部であれば、救急隊員にきっと発見してもらえると思うから。なお、緊急連絡先は「オクサマの携帯電話と自宅電話番号」にしている。

ここまで書いて、はたと思い出したのだが、昨年の春にスペシャライズドのPrevail にヘルメットを新調してから、これをするのを失念していた。さっそく、近日中に済ませておこうと思う。
>> ソロで事故って、身元確認できなかったら、「マジで死ぬんじゃね?」と思う
ただし、ヘルメットに個人情報をつけっぱなしにするわけなので、駐輪の際はヘルメットをバイクに引っ掛けておくのではなく、持ち歩くか、常にかぶっておきたい。
愛車は自宅内に保管する
当前ながら、安全面では屋内保管の一択。安全面はもちろん、結露も防げるし、サビや劣化も防止できる。それなりの価格のするロードバイクをお持ちの方は、屋内保管がほとんどだと思うが、スペースの問題等で「屋外に置かざるをえない」場合もあるだろう。そんな場合は、防犯対策レベルの高い、極太&超頑丈なカギで地球ロックしておきたい。自分は携帯用ロックに

つい先日、こんな形でロードバイク窃盗犯が御用になるニュースがあったけど、これはかなり幸運なケース。自転車は、盗まれたらまず手元に帰ってくることはないもんね。
↓
自転車盗被害者、ネットオークションで"待ち伏せ"成功! 出品突き止め容疑者逮捕(産経サイクリスト)
被害者の方は、盗まれた愛車がネットオークションに出品されると予想して、条件に一致する商品が出品されるとメールなどで通知が受け取れる「アラート機能」を使い自転車を“捜索”。出品された自転車を自ら落札し、フレームの傷も一致したことから警察に相談し、逮捕となったそうな。 (よかった)
ちなみに、6畳ワンルームに住む独身の友人は、居住スペースを奪われたくないという理由でバイクはベランダに起き、雨除けカバーを掛けているのだが、駐輪場に置いておくよりは比較的安全だと言えるだろう。

なお、自分が玄関を出た自宅の敷地内に駐輪するときは、ホームセンターで入手した極太(直径4センチくらい)のオートバイ用のロックを使っているよ。
ぜったいに盗まれないバイクを買う
海外に、YERKAという名の、「ぜったいに盗まれないバイク」という触れ込みの自転車がある。このバイク、なんとダウンチューブを折り曲げ、シートポストを使って地球ロックする仕組みのバイクなのだ。 文字だとよくわからないかもしれないが、この動画を見れば構造が一目瞭然。なるほど、この発想はなかった…という自転車である。クロモリだからできる芸当。多少場所を選ぶのは事実だが、これは安全極まりない。だって、自転車を盗むにはフレームを壊さねばならず、でもフレームを壊したら自転車の価値が失われるから。

お値段は499USドルで、なぜかチリでも販売されており、299.990ペソである。馴染みの薄い1チリペソは0.15537 円 (2016/10/14 時点)なので。。。計算すると46,600円くらい。 700C×28Cタイヤで、重さは12キログラム。ギアは固定のシングルである。
ママチャリ2台分のこの値段が高いか安いか・・・まあ、妥当ではないかと思う。
以上、 あなた自身とあなたのロードバイクを安全に保つ5つのコツをお届けしました。どうか皆様におかれましても、安全に秋冬サイクリングをお楽しみください。
告知:ロードバイク・セミナー開催情報!
本気でロードバイクを楽しむ・極める人のための『豪華一流講師陣による短期集中・座学&実走トレーニング・目指せ自己記録更新!』が開催されますよ。講義回数は全 8 回で、実績ある講師陣による座学&実走を交えた、すごく実践的なイベント。しかもDVD6枚付き。ロードバイクを「安全に、目標高く、楽しむ」ために必須のテーマで講義・解説してくれるんですって。

講師陣は、なんと日向涼子さん、栗村修さん、須田晋太郎さん、藤田晃三さん、井上和朗さん、橋本謙司さん、現役選手ナドナド・・・。ロードバイクをしている人なら、まず知らないはずはない著名な方々。サイクルガジェット管理人も参加させていただきます(*^^*)。これは無茶苦茶楽しみ…。
コースは、11月3日から始まり、来年の2月11日まで全8回にわけて行われる。30名限定の募集で、定員に達し次第、受付終了となってしまうので、お早めにチェック&お申込みされてはいかがだろうか?
詳細とお申込みはイベント概要ページをご覧いただくとして、全8回のコース内容を記載しておくとこんなかんじ。
↓
1回:ロードバイクの安全確保とメンテ/ホビーレースで勝負するための安全
(講師:藤田晃三さん・井上和朗さん)
2回:体のケア、ペダリングやポジションの基本(講師:須田晋太郎さん)3回:栄養学・健康&ダイエット シーズンごと、レースカテゴリによるメニューの違い
(講師:日向涼子さん)
4回:実走でレベルアップ!宮ケ瀬湖畔・様々なコースを課題を持って走ろう!
(講師:須田晋太郎さん)
7回:冬トレ2 年間スケジュールと目標設定と出力トレーニング(講師:Jプロツアー現役選手予定)
8回:シーズンに向けた実走。ときがわベース及び周辺コースを使った講習(講師:Jプロツアー現役選手予定)
5回:ヒルクライム座学&今年の海外レース&チーム裏話、Jプロツアー総括
(講師:栗村修さん) 6回:シーズンインに向けて、ヒルクライム&ロードレース パフォーマンスを引き出す機材力 あなたは機材のどこにどれくらい投資しますか?
(講師:橋本謙司さん) 7回:冬トレ2 年間スケジュールと目標設定と出力トレーニング(講師:Jプロツアー現役選手予定)
8回:シーズンに向けた実走。ときがわベース及び周辺コースを使った講習(講師:Jプロツアー現役選手予定)

※講義の様子(講師との距離感が近い!人数限定なので、みっちりと学べる機会になるはず)

コメント
コメント一覧 (6)
表に小さめに、内部に蛍光イエローで目立つように大きめに、の2枚体制です^ ^;
昔から現場用ヘルメットにはそうしてますが、最低でも氏名(名前は平がなで)と血液型が必須ですね。建設現場や工場用では常識です。
あと、ライド用の財布にも連絡先カードを、大きめのキズ絆2枚といっしょに入れてますが、キズ絆はサドルバッグにも2、3枚忍ばせていて、自分がコケたときだけでなく“誰か”用にも使えるようにしています(さらに念のためクルマには救急箱常備です)
中川さんおっしゃるとおり、無事に家に帰り着くこと、ライド先で怪我した際に少しでも助かる確率を上げること、を優先して、あとは持ち物の嵩や重量とのバランスで準備することが大事だと考えてます。
パンク修理もそうですが、備えあれば憂い無しというか、備えよ常に(byボーイスカウト^ ^)ですね。
m(_ _)m
救急箱は、用意しててもなかなか出番がなく(もちろんそのほうが良いに決まってますが)、夏にニョーボが立ちゴケして少し擦りむいたときは、ここぞとばかり無理やり消毒して大判パッド貼ってと、手当ての押し売りをしました(o^^o)
ロードバイクに関心も知識もない看護師さんに
「意識不明の患者さんの身元を調べる場合に何を見る?」と聞いたら
財布とかケータイでしたので。
ロードバイク→メット→身元情報
とは考えないんじゃないかなぁ?
建設や工場などの現場ではヘルメットに名前と血液型というのは必須ですが、確かにロードバイクでヘルメットに情報があるとは連想しにくいかもしれませんね。
(なので私は複数備えるようにしてました)
ヘルメットの後頭部の右側か左側に身元と血液型を表示するように、最初から織り込んだデザインを規格化する必要があるかもしれません。
財布や携帯の場合、情報を探し出すという一つ手間が入りますが、ヘルメットのように露出してる部分への表示は有効だと思ってます。
私もヘルメットだけでは不安なので、財布にもラミネートでパウチしたIDを持っています。やはり現場の方は、ケータイと財布を確認するんですね。。。でも、いまのスマホはロックがかかっているでしょうから、やはり財布が直感的な身分確認の場所なのだと思います。
勉強になりました。
\(^o^)/