サイクリングにハマると気がつく15の事実を前・中編と書いたので、今回で締めくくり。
元ネタは英国の女性専門サイクリスト情報サイト、Totalwomenscycling.comの「15 Things that Happen When You Start Cycling」という記事です。
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自分の印象では、女性よりも男性の方がはるかに「愛車=恋人」とみなす傾向が激しいような気はする。自分はリビングに飾るタイレル(Tyrell)のCSI 、寝室に置いてあるBOMA の Refale を、「この角度が一番映えるのぉ~」と思いながら見つめるのが好き。
※自転車というものは、たいてい斜め後ろからが美しい
対照的にオクサマはぜんぜんその傾向はなく、自転車で出かけるのは好きでもバイクのパーツ、見た目にはほぼ無関心。そういう意味では、彼女はボードウォークをただの機材としか見えていないようだ。
たとえるならば、サイクリストは愛車を「ノートパソコン」のように扱うのに対し、非サイクリストは「自転車=靴」のように考える。オクサマも、ダホンのMuとボードウォークを購入した直後は自転車をリビングに保管することに強い抵抗感を示した。
※いまでは3台並べてリビングに置いてます。人間、何事も慣れです
「自転車なんて汚い機材を生活空間に置く?とんでもないわ!」というわけだ。
「高いものだし、盗難防止と劣化予防のため」と説明してようやく納得してもらえたが、「折りたたみ自転車なんだから、ちゃんと畳んで、なおかつタイヤを毎回濡れタオルで拭く」ことを条件にようやく許しが出た。
寝室にBOMA の Refale を置こうとしたときとか、三本ローラーを回そうとしたときは 「百歩譲ってリビングはOK出したけど、寝室で布団の真横でバイクを漕ぐってなんなの!あまつさえロードバイクを恒常的に寝室に置く?ふざけんのもたいがいにしなさいっ!」 って半ギレされたもんね。
※布団のおかげで落車しても無事だった。布団の真横での三本ローラーはオススメです
まあ、互いの自転車熱が高まるにつて、なし崩し的にすべてが認められたのだが。自転車への理解が進めばたいていのことは許されるので、根気よく説得しつづけよう。ちなみに説得には2年ほど要しました。
車は洗車マシーンに通すとお金がかかってしまうけど、自転車ならほぼタダのようなもの。洗剤やパーツクリーナーは一度替えば長期間持つし、チェーンオイルなんて、かなりこまめに使っているけど、3年かかってもまだ残っている。
この傾向は少なくともオクサマには1ミリも当てまはらない。掃除にもカスタマイズにも興味はゼロ。掃除、メンテナンス、カスタマイズ、空気圧チェック、クルマへの積み下ろし、組み立て&折りたたみ、すべて自分の担当。オクサマは乗るだけ。
「ボードウォークのリアディレイラーはアルテグラ(6700系)なんだぞっ、バーコントローラーは地味にデュラエースをおごってあるんだぞっ、ホイールはFOREX Pro だし、クランクとチェーンリングとシートポストはKCNCの軽量アルミを採用してある、すごいミニベロだって思ってよねっ」と説明しても、「それがどうかした?」と暖簾に腕押し状態。もうちょっと感謝してほしい…。
※先日、ボードウォークを完全ブルホーン化しました。その報告とインプレは後日
「不調箇所が特定できる」のってじつはとても重要で、オクサマのようにまったくいじれない&パーツの名前すら知らないと、「なんとなくオカシイけど、なにがオカシイのかわからない。とにかく、なんだか変なんです」となり、ショップ店員さんに状況説明ができない。
※(知識も用語も知らない)オクサマは単独ではメカニックさんに状況説明ができない
自力で何も解決できないオクサマの場合、ソロで走るのは無理だし、本人もそのことは重々承知している。しかしソロで走れないと、自転車の楽しみは半減してしまう。気軽にマイペースで誰にも気を遣わずに走れるのがソロの醍醐味なのに、彼女は「(トラブル対処できないがため)夫が一緒でない限り、出かけることができない」のだ。
女性の方でも、せめてパンク修理とアーレンキーの使い方(ブレーキ調整)くらいはできておくほうがいいと思う。
天気の良い日はタイレル(Tyrell)のCSI で通勤するんだけど、これは精神衛生上とてもよろしい。片道26キロ(川口市~五反田)は自転車通勤の距離としてはやや遠い部類に入り、1時間40分ほどかかる。
※通勤途中の駒込駅前にて
電車通勤よりも時間はかかるけど、仕事前と仕事後に大好きな自転車でリフレッシュできるのが自分にとっては大切な時間。とくに帰宅時間が楽しみになってるくらい。夏は夜風がちょうど気持ちよくって、電車よりも快適だって思うほど。
満員電車と違って、ひとりきりになれる時間でもあるので、肉体的にはそこそこ疲れるはずなのに、気分はスッキリする。あと、寝付きも格段によくなるね。
※夕方の都内を走るの、けっこう好きです
以上、 サイクリングにハマると気がつく15の事実を3回に分けてお届けしました。
m(_ _)m
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元ネタは英国の女性専門サイクリスト情報サイト、Totalwomenscycling.comの「15 Things that Happen When You Start Cycling」という記事です。
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11.自転車(愛車)が恋人になる
男性は自分の愛車を「相棒」とか「愛車」と呼ぶ人が多い。機材に愛着心をもって、大切に扱うのはどうやら女性も同じのようだ。 掃除したり、摩耗した消耗品を交換したり、バーテープの色を変えてお色直ししたり、ロードバイクにはまるほどに自転車にかける手間とお金はドンドン増す。自分の印象では、女性よりも男性の方がはるかに「愛車=恋人」とみなす傾向が激しいような気はする。自分はリビングに飾るタイレル(Tyrell)のCSI 、寝室に置いてあるBOMA の Refale を、「この角度が一番映えるのぉ~」と思いながら見つめるのが好き。
※自転車というものは、たいてい斜め後ろからが美しい
対照的にオクサマはぜんぜんその傾向はなく、自転車で出かけるのは好きでもバイクのパーツ、見た目にはほぼ無関心。そういう意味では、彼女はボードウォークをただの機材としか見えていないようだ。
12.家が自転車化していく
これ、サイクリストと非サイクリスト間で100%問題になる案件。サイクリストにとって、自転車は家に保管するのが当たり前。しかし、そうでない人にとって自転車は外に置いておくものという認識。たとえるならば、サイクリストは愛車を「ノートパソコン」のように扱うのに対し、非サイクリストは「自転車=靴」のように考える。オクサマも、ダホンのMuとボードウォークを購入した直後は自転車をリビングに保管することに強い抵抗感を示した。
※いまでは3台並べてリビングに置いてます。人間、何事も慣れです
「自転車なんて汚い機材を生活空間に置く?とんでもないわ!」というわけだ。
「高いものだし、盗難防止と劣化予防のため」と説明してようやく納得してもらえたが、「折りたたみ自転車なんだから、ちゃんと畳んで、なおかつタイヤを毎回濡れタオルで拭く」ことを条件にようやく許しが出た。
寝室にBOMA の Refale を置こうとしたときとか、三本ローラーを回そうとしたときは 「百歩譲ってリビングはOK出したけど、寝室で布団の真横でバイクを漕ぐってなんなの!あまつさえロードバイクを恒常的に寝室に置く?ふざけんのもたいがいにしなさいっ!」 って半ギレされたもんね。
※布団のおかげで落車しても無事だった。布団の真横での三本ローラーはオススメです
まあ、互いの自転車熱が高まるにつて、なし崩し的にすべてが認められたのだが。自転車への理解が進めばたいていのことは許されるので、根気よく説得しつづけよう。ちなみに説得には2年ほど要しました。
13.掃除が楽しいと感じるようになる
バイクいじり、機材いじりが好きになる傾向は男性の方がずっと激しいと思う。車と同じで、洗車して愛車がみるみるキレイになっていく様を見るのはうれしい。(汚れたバイクを家に持ち込むとオクサマに怒られるということもあるが…)車は洗車マシーンに通すとお金がかかってしまうけど、自転車ならほぼタダのようなもの。洗剤やパーツクリーナーは一度替えば長期間持つし、チェーンオイルなんて、かなりこまめに使っているけど、3年かかってもまだ残っている。
この傾向は少なくともオクサマには1ミリも当てまはらない。掃除にもカスタマイズにも興味はゼロ。掃除、メンテナンス、カスタマイズ、空気圧チェック、クルマへの積み下ろし、組み立て&折りたたみ、すべて自分の担当。オクサマは乗るだけ。
「ボードウォークのリアディレイラーはアルテグラ(6700系)なんだぞっ、バーコントローラーは地味にデュラエースをおごってあるんだぞっ、ホイールはFOREX Pro だし、クランクとチェーンリングとシートポストはKCNCの軽量アルミを採用してある、すごいミニベロだって思ってよねっ」と説明しても、「それがどうかした?」と暖簾に腕押し状態。もうちょっと感謝してほしい…。
※先日、ボードウォークを完全ブルホーン化しました。その報告とインプレは後日
14.次第に機械いじりができるようになってしまう
掃除ができるようになれば、今度は自分でちょっとした日常メンテへの興味も生まれるものだ。自分でいじれる範囲が増えてくれば、ソロで走ったときにトラブルに遭遇しても自力で復帰できるし、故障箇所が特定できるようになる。「不調箇所が特定できる」のってじつはとても重要で、オクサマのようにまったくいじれない&パーツの名前すら知らないと、「なんとなくオカシイけど、なにがオカシイのかわからない。とにかく、なんだか変なんです」となり、ショップ店員さんに状況説明ができない。
※(知識も用語も知らない)オクサマは単独ではメカニックさんに状況説明ができない
自力で何も解決できないオクサマの場合、ソロで走るのは無理だし、本人もそのことは重々承知している。しかしソロで走れないと、自転車の楽しみは半減してしまう。気軽にマイペースで誰にも気を遣わずに走れるのがソロの醍醐味なのに、彼女は「(トラブル対処できないがため)夫が一緒でない限り、出かけることができない」のだ。
女性の方でも、せめてパンク修理とアーレンキーの使い方(ブレーキ調整)くらいはできておくほうがいいと思う。
15.自転車から離れるのが寂しくなる
自転車に1週間乗らないと、とたんに寂しくなるもの。個人差はあると思うが、自分は1週間乗れないと禁断症状が出る。理想は2~3日に1回乗る…だがさすがに平日はなかなか乗れない。天気の良い日はタイレル(Tyrell)のCSI で通勤するんだけど、これは精神衛生上とてもよろしい。片道26キロ(川口市~五反田)は自転車通勤の距離としてはやや遠い部類に入り、1時間40分ほどかかる。
※通勤途中の駒込駅前にて
電車通勤よりも時間はかかるけど、仕事前と仕事後に大好きな自転車でリフレッシュできるのが自分にとっては大切な時間。とくに帰宅時間が楽しみになってるくらい。夏は夜風がちょうど気持ちよくって、電車よりも快適だって思うほど。
満員電車と違って、ひとりきりになれる時間でもあるので、肉体的にはそこそこ疲れるはずなのに、気分はスッキリする。あと、寝付きも格段によくなるね。
※夕方の都内を走るの、けっこう好きです
以上、 サイクリングにハマると気がつく15の事実を3回に分けてお届けしました。
m(_ _)m
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コメント
コメント一覧 (4)
私は他国語はサッパリなので、GCN含め海外の記事を翻訳意訳していただけるのは大変ありがたい限りです。
今回の記事は、20年ぶりにロード復活して約半年、改めて自転車にハマってる自分にもそっくり当てはまり、まさに15の“自転車あるある”ネタに苦笑いしながら拝読してました。
何より安全に、そして楽しく自転車に乗り続けたいですね!
15の
m(_ _)m
あるあるネタって、心のなかでニヤニヤしながら読んでしまいますよね。私もそうでした。
(*^^*)
今では何事も自転車が思考の第一優先順位になってしまいました。
お役に立てたようで嬉しいです\(^o^)/
自転車愛好家はだいたい似たような思考回路になるんですね。国境を越えて(笑)