自分は凝り性な性格で、何かを好きになるとそれだけに没頭してしまう。徹底的に調べ、集中的にお金と時間を投下するタイプ。

小学生の頃はガンダムのプラモデル、中学生の頃はバスフィッシング。プラモデルを買うためにお小遣いをかき集め、土日に玩具店の前に並び、ザクとかゴッグを買って組み立て、ジオラマを作ったのはいい思い出。

ちなみに好きなモビルスーツトップ3は

  • アッガイ
  • ドム
  • ゾック

アッガイが好きな理由は可愛いから。 ドムはリックドムではなく、地上戦用のほう。ガイア、オルテガ、マッシュの黒い三連星ね。 ゾックはジャブローの戦いで一瞬登場して、アッサリ倒されたんだけど、フォルムがカッコいい。 

閑話休題。

話がサイクリングから離れてしまったけど、自転車も一度ハマると抜け出せない沼である。ヒマさえあれば自転車に乗りたいし、いろんなパーツを試したいし、サイクリング話に花を咲かせるのも好きだし、居間でチェーンを掃除しながらSTIレバーを動かし、リアディレイラーがチャチャッ…と静かな音を立てながら上下する様子を飽きもせず見つめるのも好き。

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さて、そのようにロードバイクやミニベロと恋に落ちると人はどう変化するのか? 

Totalwomenscycling.com に「サイクリングにハマると気づく15の事実」という記事があったので翻訳して。自分の経験談も交えつつ、前中後編の3回にわけてご紹介したい。

>> 15 Things that Happen When You Start Cycling


なお、Totalwomenscycling はその名の通り女性向けサイクリング情報メディアだけど、男性の自分が読んでも十分に面白いコンテンツ。ヘタなサイクリングニュースサイトより有益な情報が詰まっているよ。

1.自転車脳になってしまう

自転車脳になる……サイクリストがよく使う単語だが、一般の方はなんのことかよくわからないはず。ヒトコトで言えば、自転車と恋に落ちることだ。自転車と常にいっしょにいたい、時間を共有したい、乗れば乗るほど好きになり、いい意味で空気のような存在になる。

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サッカーのような肉体負荷の激しいスポーツと違って、サイクリングは「疲れるけど、どこも身体が痛くならない」のが中年男性にとってうれしいポイント。筋肉痛とか関節、腱が痛むこともなく、寝れば元に戻るのね。
※妻有の120キロのヒルクライムイベントに出場した翌日は、さすがに翌日も疲れが抜けなかったけどね…

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【ツールド妻有・参戦記】 新潟で日本の原風景を愛でつつ、魚沼産コシヒカリに舌鼓を打つ ~前編~

【ツールド妻有・参戦記】 新潟で日本の原風景を愛でつつ、魚沼産コシヒカリに舌鼓を打つ ~後編~

翌日に疲れが残らず、筋肉の損傷が最小限であることで、週末を連チャンで走っても問題ない。そのおかげで自転車と過ごす時間が増え、ますます「自転車のことしか考えられない!」となっていく無限ループに陥る。

2.こんなに体力的にキツかったっけ?と気づく

ロードバイクもミニベロも、ママチャリとはレベルの違う走行性能を持つので行こうと思えば初心者でも20キロの往復(計40キロ)は朝飯前のはず。特別な運動神経やスキルが必要なく始められるのもGOOD。スポーツを本格的にしていない、体力に不安のある人でも大丈夫。

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※ミニベロでフットサルに行くと、帰りはマジでヘロヘロになります(笑)

その代わり、初心者の方がすぐさま100キロ走るのはちょっとオススメできない。100キロというと、ざっと川口市を起点に宇都宮市、水戸市、箱根、銚子、高崎市が相当する。
(※直線距離なので実際は100キロを越えますが)

自転車未経験なら、ちょっと尻込みする距離だと思う(笑)。慣れるにつれて距離はどんどん伸びていくが、それに連れて自分の体力の限界を知ることもできる。とくにヒルクライムに挑戦すると、自分の筋力&心肺能力が落ちている事実を叩きつけられる気持ちになるよ。

そのぶん、山を登り切った後の達成感は格別。己の限界の知りたければ、ぜひ山に行かれることをオススメする。今では自分は大好きです。

<参考リンク>
地図上で半径を調べられるサイト  

3.ときどき身体が痛む

ロングライド直後はさすがに疲労でぐったりするけど、特定の部位だけが痛むことはサイクリングにおいてはあまりない。地上から浮いた状態でペダルを回すスポーツなので、自重以上の重さはかからないし、接触系スポーツのような外部からの接触もないので、痣なども生まれない。

ただ、サイクリングを始めた人全員が通過するのがお尻の痛み。万能な解決策はどこにもなくて、もう慣れろとしか言いようがない。サドルを交換するか、パッド付きのサイクリング用インナーを履くのがとりあえずできる対処法。

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※BOMAとMuでお世話になったselle ITALIA

どちらを先にしてもいいけど、自分はサドル交換から始めたね。真ん中に溝の入ったタイプは尿道を圧迫しないので、自分は好み。ミニベロもロードバイクもこのタイプを使っているし、オクサマのボードウォークにも溝ありサドルを付けている。

今はBOMA の Refale にタイオガのスパイダー、タイレル(Tyrell)のCSI にPrologo、ボードウォークにBBBの女性用サドル(クッション付き)
※それまでBOMAに使っていたselle ITALIA(セライタリア)のSLR FLOW Ti316は弟に奪われてしまった(笑)。

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※弟とサドルを交換

今振り返ると、もっと早くパッド付きインナーショーツに手を出しておけばよかったと後悔している。オクサマも「パッド付きショーツのおかげで距離を気にせずサイクリングを楽しめるようになった」と言ってくれているね。 自分は2枚のパッド付きショーツを交互に使っているよ。

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※タイレル(Tyrell)のCSI のPrologo

4.物事の優先順位付けが覆される

趣味は何でもそうだけど、お金と時間のかけ方が一変してしまうよね。サイクリングも同じで、休日の時間の使い方とその配分が根底から覆される。

サイクリングを楽しむ時間をいかに捻出するかが目下自分にとっての最大のテーマ。 限られた余暇の時間をサイクリングに充てるには、何かを犠牲にするしかない。以下、自分が決めていることリスト。

その1.テレビを観ない

テレビを観ない生活になってもう何年たっただろうか。べつに我慢しているわけではなく、総じて昨今のテレビ番組がつまらないので何の問題もない。 どうしても観たい数少ない番組はテレ東の「家、ついて行ってイイですか?」とNHKの「チャリダー」だけ。

そのふたつは録画して週末の就寝前にざっと見る。まとまった時間が取れないので、サッカーは15分単位の細切れにして観戦するか、いっそダイジェストで済ませる。それ以外のテレビは基本的に観ない。ニュースは移動時間にウェブで入手。

その2.早起き(5~6時の間)する

平日は5時過ぎに起きる習慣なので、それを週末でも実践するだけ。生活リズムが崩れないので、むしろこのほうがよい。早起きすれば朝食までの2~3時間を原稿執筆やブログの下書きに使える。

一仕事を終えてからなら、サイクリングも余裕をもって楽しめる。自分は、仕事は先に済ませてから遊びたい心配性な性格なので、このスタイルを守っている。

その3.悪天候の日は三本ローラー

梅雨の時期等、「せっかくの週末なのに、雨で走れない (´;ω;`)!」ということはままある。しかし、三本ローラーがあれば安心だ。自分のペースで好きな時間、信号や車を気にすることなくノンストップ・ペダリングができる。

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※2回ほど落車したことはありますが、いずれも無傷(身体もバイクも)

暑い日はエアコンをかけながら走っております。(エアコンをかけてもかなり汗は出て、1時間のローラーで600ccのボトルがちょうど空になるくらい)

5.お尻が痛み、専用パッドショーツに感謝する

上記の3でも触れたけど、サドル交換で抑えられるお尻の痛みには限界がある。やはり、専用パッド付きショーツにかなう対策はない。自分は片道10キロ程度の散歩であれば、「まあいいや」と履かないこともあるが、片道20キロを超える場合は確実に着用する。

つい先月までは1枚のショーツしか持っておらず、土日連続で走るときは風呂場で洗濯して玄関先に干して翌日着用…ということを繰り返していた。しかし、さすがにしんどくなってきたのと、一晩では乾かない日もあったりしたので予備を買い足した。

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※オクサマも愛用中

ちなみに三本ローラーを回すときはパッド付きショーツは履いていない。1時間で30キロそこそこしか回さないので、ただの下着でもまあ大丈夫。(タイオガのスパイダーはパッド無しだとやや辛いが、我慢できるレベル)


長くなってきたので本日はここまで。

「サイクリングにハマると気づく15の事実」の前半3分の1をお送りしました。中後編は後日!