iPhoneを持ってサイクリングに出かけるとき、「ベストな携行法ってなんだろう?」と考えてしまう。

落としてはいけないが、かといってカバンの奥底にしまっては取り出しにくい。写真を撮りたいと思っても、「カバンの中から取り出すのが面倒だから」とスルーして、あとで「撮っとくんだった…」と後悔することがある。

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※風景との出会いは一期一会


さっとカメラにアクセスはしたいが、落下の危険性は御免。そんな矛盾をはらんでいる。

これまで、いくつかの方法を試してきて、現時点で落ち着いているファイナルアンサーは「TOPEAKのiPhoneライドケース」である。

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それまでの試行錯誤を以下にリストアップしつつ、TOPEAKのiPhoneライドケースに至った経緯をお話ししますね。


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1 ジップロックに包んでバックポケット

バックポケットに入れて走るのが、最も経済的であり、確実な方法。落下の心配はまずない。というか、これまでサイクルジャージのバックポケットからモノが飛び出した経験がない。

着用していなかった頃は、「パーパーにポケットが開いた状態であんなん落下しまくりやん。もうちょい考えて設計しろや」とか思ってたんだけど、ちゃんと考えられて造られている。

難点は、「取り出しにくい」こと。汗の接触防止のために、ジップロック(とかコンビニのビニール袋)に包んでいるので、撮影とかアプリの起動のたびにゴソゴソさせられる。これがストレス。

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ただ運ぶだけならば問題ないが、使ってなんぼのスマホが取り出しの手間があるのはなんだかなーというかんじ。

運びやすさ:★★★★★
取り出しやすさ:★
安全性:★★★★★


2 ミノウラのホルダー

次に手を出したのがミノウラのスマホホルダー。台座をハンドルバーにガキっとはめて固定して、その上にホルダーが乗るカタチ。 (写真がなくって申し訳ない)

なるほど、取り外ししやすいし、信号待ちなどでアプリのも起動しやすい。「これは良い買い物をした」と満足しかけたのだが、スマホを保定する力を不安視するようになった。

左右からスマホを押し込むように握って固定するんだけど、走っているうちにぐらついてくることが何度もあった。

台座そのものは問題なくても、肝心のスマホが走行中に吹っ飛んだら一巻の終わり。それが怖くて怖くて、数回使ってお蔵入りとなってしまった。

あと、ゴツいルックスがどうしても好きになれなかった。ハンドルからニョキっと伸びているのは、お世辞にもスタイリッシュではない。実用性も大事なのだが、ロードバイクは見た目も同じくらい重要。

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※これはTOPEAK RideCase の台座です


ただ、ミノウラさんの名誉のために申し添えると、同じ製品を使っている人はこれまでたくさん見かけたし、その人達に「スマホ、落としたことない?」と聞くと、全員がノーと返事した。

つまり、製品としては問題ない。使わなくなったのは自分の臆病な性格のせいなので、さほど不安視する必要はなさそうではある。

運びやすさ:★★★★
取り出しやすさ:★★★
安全性:★

3 布のスマホケースをベルトのループに通す

この方法を取り入れている人はほぼお目にかかったことはないのだが、何気に便利なので紹介する。

19 - コピー

ミニサイズのカラビナが付いたスマホケースをスボンのベルトを通すストラップ(?)に通すだけ。こういう製品がどこで売られているのか知らないのだが、検索すれば見つかると思う。ちなみに自分は観光地の雑貨店で買った。iPhone5sがぴったり収まるタイプである。

身体の真横にすると走行中にブラブラして邪魔なので、やや腰あたりに付けるとちょうどいい。

片手でさっと取り出せて、実用性は高い。ただ、iPhone6以降の大きめなディスプレイだと腰にぶら下げるにはややデカくて重い気がする。iPhoneプラスでこれは絶対にしないほうがいい。

ひとつ問題があって、ベルトを通すストラップが重みで切れる心配がある。そもそもモノをぶら下げるように設計されてもいないので、強度も大してない部分だし。

じつは、パンツの洗濯後にストラップが切れていたのを発見した。走行中に切れなくて本当に良かった…と胸をなでおろしたのを覚えている。

運びやすさ:★★★★
取り出しやすさ:★★★★★
安全性:★★

それ以降、「やはり、服に余計な負荷をかけるのはよろしくない」と考え直し、以前から使っていたTOPEAKのiPhoneライドケースをタイレルにも導入することにした。

4 トピークのTOPEAK RideCase for iPhone 5

BOMAのリファールで2年ほど使っていたので信頼性と実用性はよくわかっている。同じものをCSIにも付けようと考えた。

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複数台で共有可能

専用iPhoneケースをそのまま使えるので、複数台のバイクで共用しやすいのもメリット。

強固な固定力

優れているのはなんといっても固定力。レールにスライドさせるようにカバーと台座を合わせてスライドさせるだけ。カチッとハマった感触がすればOK。これでバッチリ。

使う前は、「ずいぶんシンプルな構造だな。これで大丈夫なのかな」と不安を覚えたのだが、何人ものローディ先輩諸氏が愛用しているのを目撃し、オススメもされたので、疑いはなかった。

事実、固定力は大満足。どんなダウンヒルを走っていようが、激坂でもがこうが、ビクともしない。

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※このように、ヘッドの上に固定することもできます。(カッコイイ)

脱着のしやすさ

アクセスしやすいのがもうひとつのメリット。ふつう、固定力の高さとアクセス性は相反する要素になりがち。しかし、両方を高いレベルで実現するトピークには頭が下がる。

単純にかっこいい

さらにさらに、デザインがむっちゃ良いんですよ…しかも小ぶりで目立たない。見てよし、使ってよし、自分的にはTOPEAKのiPhoneライドケースを永久に使っていたい。他の製品に浮気したいとはさらさら思わない。iPhoneホルダーでお悩みの方がいたら、自信を持ってオススメします。

あ、ちなみにiPhone6、7でも使えるラインナップは揃っています。

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※別製品ですが、こんなかんじに伸ばして装着することもできる

取り付けはステムかヘッドに

取り付け場所としてハンドルバーは勧めない。付けるならヘッドかステム。ハンドルだと、ロングライド中の前後の揺れで台座がずれてしまうことが何度かあった。

ふだん使いに違和感のないiPhoneカバー

どうでもいいことかもしれないがiPhone側のカバーも普段使いに違和感なし。カーボン風のシートがナンチャッテな高級感を醸している。

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iPhone6用のカバーは、スタンド機能も備わっており、デスクやテーブルで自立させることもできる。地味に便利な機能。残念ながら、iPhone5タイプにはこれは備わっていない。

バイクを逆さまに置いても干渉しない

ブラケットの角度やハンドル形状にもよるので断言はできないが、地面に触れないのはグッド。輪行準備のときとか、洗浄時にどーしてもひっくり返さねばならない場面はあるので。

5でも6でも台座は同じなので、端末を買い換えても台座がムダにならない

縦横に向きを変えられる

三本ローラーでトレーニング中にyoutubeやAmazonプライムを視聴するのに便利。有酸素運動とエンターテイメントが同時に楽しめてしまう!

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※画像ではタテになってますが、横にひねると更に観やすい

最近面白かったのは『深夜食堂』。場末のめし屋を舞台にした、しんみりしたショートドラマ。すごいオチとかどんでん返しがあるわけじゃないけど、むしろそれがいい。マンガは読んだことないけど、読んでみたくなった。

運びやすさ:★★★★★
取り出しやすさ:★★★★★
安全性:★★★★★

取り外し忘れにだけ注意!

ほぼ文句のつけどころのないTOPEAKのiPhoneライドケースなんだけど、ひとつだけ注意点を挙げておく。それは、iPhoneをつけっぱなしでコンビニとかランチに行ってしまうこと。あまりにもバイクに馴染むデザインが逆に仇となり、装着していることを忘れてしまうのだ。

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※ハンドル周りに馴染むので、脱着忘れが頻発(笑)


自分は何度も、食堂に入って、座って、さあ注文…ってなった瞬間につけっぱにしてたことを思い出し、「やっべ!」と慌てて店外に飛び出すことが何度もあった。(いまもあります)

盗難ロックなどは当然ないので、バイクから離れるときは忘れずに。


以上、ロードバイクでiPhoneを運ぶベストの方法をご紹介しました。そろそろiPhone 7 にしたいけど、スマホにお金かけるのなんかイヤなんだよね…。だったら自転車パーツに投資したい(笑)。

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