『山と食欲と私』というマンガがある。
単独登山が趣味の主人公(27歳の会社員の女性)が登山をして、山頂で調理&食事するエピソードが描かれるグルメ系ショートマンガ。2015年『くらげバンチ』(新潮社)で連載が始まっているのですでにかなりのロングラン。登場する登山飯がいちいち美味しそうで、登山するわけでもないのに欠かさず読んできた。
※ほぼ月2回更新で、最新話やバックナンバーの一部を無料で読める

マンガ内に登場する登山ギア、調理器具の名称はなんとなくしかわからないが、描写がリアルで作者は登山好きなんだろうなと思わされる。
※実際、作者自らが登山を趣味としており、取材や実体験が作品に活かされているそうな
マンガ以外にも色々派生してて、「考える人」というウェブマガジンで主人公が連載記事を書いていたり、「『山と食欲と私』公式 日々野鮎美の山ごはんレシピ」というレシピ本も出ている。
「『山と食欲と私』公式 日々野鮎美の山ごはんレシピ」の中に『私のTMAS2016』というエピソードで紹介されていたトレイルミックスが登場するのだが、「これってサイクリングにも取り入れられそう」と思った。

トレイルミックスとは登山しながら食べる行動食のことで、一般的にはナッツ、ドライフルーツ、チョコ等が混ざっている。複数の栄養素を同時に摂取でき、しかも袋に混ぜるだけなので用意がカンタン。それを歩きながらボリボリするわけ。ちなみにTMASは「トレイルミックス鮎美スペシャル」の略だそうな(笑)。
基本的に好きなものを混ぜてかまわず、難しいルールはない。
主人公が用意していた材料は…
だった。
たしかに塩分、糖分、ミネラルがバランス良く組み合わされている。
これと同じことをしようと思い、真似してみた。


トレイルミックスはグラノーラバーのように固める工程がないのが素晴らしい。マシュマロを溶かしてつなぎにして、グラノーラバーを作ったことがあるが、キッチンがけっこう散らかるし、フライパンがマシュマロでベタベタになるしで後片付けで苦労した記憶がある。それから開放されるわけだ。
というか、なぜ固めなければならなかったのか?バラバラのママ食せばいいではないかということに気づいてしまった。ある意味、コロンブスの卵のようなものかもしれない。

※乾燥予防のためにタッパーウェアで保管

(´・ω・`) 「甘いものとしょっぱいものを同時に口に入れたら、ケンカして不味くなるんじゃないの?」
J( 'ー`)し 「かと思ったけど、やってみるとぜんぜん大丈夫。むしろ味の幅が広がってあとを引く。食ってみ」
(´・ω・`) 「(どれどれ…)本当だ、旨い!」
不思議にも、素材同士がぶつかることもなく、ふつーに美味しかった。しかも、味に変化があるので飽きも来ない。単品だけだといくら好物でも「もういいや」ってなるところが、それがない。

食べ終わったらジップロックを畳んで持ち帰るからゴミが発生しない。途中で崩れる心配はないし、少量をこまめにちょいちょいつまめるので、輪行とかドライブのお供にもいいだろう。リュックサックに雑に放り込んでも大丈夫。欠点は「喉が乾く」くらいだろうか(笑)。
暖かい季節はチョコが溶けるので、キャラメルコーン以外に何か良い代替品は無いものかを思案中。作品の中では「シューチョコ」が登場したが、ひとつひとつがややデカいのと圧で潰れてしまうのがちょっと…。今考えているのは、トッポをバキバキに折ってしまうやつ。プレッツェルで覆われているので、中のチョコが飛び出すことはない…のではないかと期待している。あるいは、グラノーラをそのまま打ち込むか…。

甘さとしょっぱさの試行錯誤は今後も継続し、自分なりのゴールデンミックスを完成させたい。
ひとつ注意点として、この自作トレイルミックス、好物ばかりが詰まっているいわばお菓子の宝箱状態なので、サイクリングの補給食としてではなく家で映画を観るときとかにボリボリ貪ってしまいがち。「あれ?ちょっと減ってるな?もしかして食べた?」「ちょ、ちょっとだけ…」ということが繰り返され、タッパーにもりもり用意したのに家で9割も食べてしまった……。
つまり、それくらい美味しいので、サイクリングとか無関係にぜひお試しになってはいかがでしょうか。
ツイッターはこちら
★You Tubeチャンネルもやってます
単独登山が趣味の主人公(27歳の会社員の女性)が登山をして、山頂で調理&食事するエピソードが描かれるグルメ系ショートマンガ。2015年『くらげバンチ』(新潮社)で連載が始まっているのですでにかなりのロングラン。登場する登山飯がいちいち美味しそうで、登山するわけでもないのに欠かさず読んできた。
※ほぼ月2回更新で、最新話やバックナンバーの一部を無料で読める

マンガ内に登場する登山ギア、調理器具の名称はなんとなくしかわからないが、描写がリアルで作者は登山好きなんだろうなと思わされる。
※実際、作者自らが登山を趣味としており、取材や実体験が作品に活かされているそうな
マンガ以外にも色々派生してて、「考える人」というウェブマガジンで主人公が連載記事を書いていたり、「『山と食欲と私』公式 日々野鮎美の山ごはんレシピ」というレシピ本も出ている。
「『山と食欲と私』公式 日々野鮎美の山ごはんレシピ」の中に『私のTMAS2016』というエピソードで紹介されていたトレイルミックスが登場するのだが、「これってサイクリングにも取り入れられそう」と思った。

トレイルミックスとは登山しながら食べる行動食のことで、一般的にはナッツ、ドライフルーツ、チョコ等が混ざっている。複数の栄養素を同時に摂取でき、しかも袋に混ぜるだけなので用意がカンタン。それを歩きながらボリボリするわけ。ちなみにTMASは「トレイルミックス鮎美スペシャル」の略だそうな(笑)。
基本的に好きなものを混ぜてかまわず、難しいルールはない。
主人公が用意していた材料は…
- 雷おこし
- プレッツェル
- ポテチ
- フロランタン
- 麦チョコ
- シューチョコ
- ドライフルーツ
- ミックスナッツ
- いりこ
- そら豆
だった。
たしかに塩分、糖分、ミネラルがバランス良く組み合わされている。
これと同じことをしようと思い、真似してみた。
材料を揃える
自分の材料は以下の通り。好きなものだけを買い漁った結果、しょっぱい系がやや多くなってしまった。好物の「柿の種」はでん六ミックスに入っているので省略。大好物のジャイアントコーンは高カロリーだけど好物なので欠かせない。麦チョコを入れようか迷ったが、溶けそうなのでやめておき、代わりにキャラメルコーンにした。
- ジャイアントコーン(大好物。あるとエンドレスに食べてしまう)
- アーモンドフィッシュ(カルシウムも、と思って)
- ミックスナッツ
- なげわ(ポテチよりは手がベタつかないかなと思って)
- でん六ミックス
- キャラメルコーン(チョコの代わりに甘いものを)
- クラッカー(かさ増し目的)
トレイルミックスの作り方
作るもなにも、ボウルにぶちまけて混ぜるだけなので1分で終了。クラッカーはでかかったので手で適当な大きさに割る。それをジップロックに入れて運べばOK。今回はサコッシュに入れてみたが、ジャージのバックポケットに入れてもよいだろう。
トレイルミックスはグラノーラバーのように固める工程がないのが素晴らしい。マシュマロを溶かしてつなぎにして、グラノーラバーを作ったことがあるが、キッチンがけっこう散らかるし、フライパンがマシュマロでベタベタになるしで後片付けで苦労した記憶がある。それから開放されるわけだ。
というか、なぜ固めなければならなかったのか?バラバラのママ食せばいいではないかということに気づいてしまった。ある意味、コロンブスの卵のようなものかもしれない。

※乾燥予防のためにタッパーウェアで保管
サイクリングの途中で食べてみる
オクサマと軽くサイクリングして、途中で食してみたのだが、かなり好評であっという間に完食されてしまった。ひとつひとつつまんでかじっていた自分を見たオクサマが、「そういうまどろっこしいことをするんじゃなく、適当に掴んで口に流し込めばいいんだよ!」と言いながらワシワシ食べている。
(´・ω・`) 「甘いものとしょっぱいものを同時に口に入れたら、ケンカして不味くなるんじゃないの?」
J( 'ー`)し 「かと思ったけど、やってみるとぜんぜん大丈夫。むしろ味の幅が広がってあとを引く。食ってみ」
(´・ω・`) 「(どれどれ…)本当だ、旨い!」
不思議にも、素材同士がぶつかることもなく、ふつーに美味しかった。しかも、味に変化があるので飽きも来ない。単品だけだといくら好物でも「もういいや」ってなるところが、それがない。

食べ終わったらジップロックを畳んで持ち帰るからゴミが発生しない。途中で崩れる心配はないし、少量をこまめにちょいちょいつまめるので、輪行とかドライブのお供にもいいだろう。リュックサックに雑に放り込んでも大丈夫。欠点は「喉が乾く」くらいだろうか(笑)。
組み合わせの可能性は無限大
ドラッグストアやスーパーのお菓子コーナーには無数の種類があるので、いろんなバリエーションが試せるのもナイス。気分で甘めのものを増やすとか、アクセントとしてスパイスの効いたもの(カラムーチョとかわさび味の柿の種)を混ぜるとか、いろいろ試したいと考え中。まあ、サイクリングには辛いものは不向きだとは思うけど。暖かい季節はチョコが溶けるので、キャラメルコーン以外に何か良い代替品は無いものかを思案中。作品の中では「シューチョコ」が登場したが、ひとつひとつがややデカいのと圧で潰れてしまうのがちょっと…。今考えているのは、トッポをバキバキに折ってしまうやつ。プレッツェルで覆われているので、中のチョコが飛び出すことはない…のではないかと期待している。あるいは、グラノーラをそのまま打ち込むか…。

甘さとしょっぱさの試行錯誤は今後も継続し、自分なりのゴールデンミックスを完成させたい。
ひとつ注意点として、この自作トレイルミックス、好物ばかりが詰まっているいわばお菓子の宝箱状態なので、サイクリングの補給食としてではなく家で映画を観るときとかにボリボリ貪ってしまいがち。「あれ?ちょっと減ってるな?もしかして食べた?」「ちょ、ちょっとだけ…」ということが繰り返され、タッパーにもりもり用意したのに家で9割も食べてしまった……。
つまり、それくらい美味しいので、サイクリングとか無関係にぜひお試しになってはいかがでしょうか。
ツイッターはこちら
★You Tubeチャンネルもやってます

コメント
コメント一覧 (7)
ジャイアントコーンだと馬場さんなっちゃいます。
100均で買えるキャップ付きのクリアボトルに入れ、
ステム横のフードポーチに突っ込んでブルベで食べてます。
中身はなんでもいいんですが、
なるべく油っぽくならないような
組み合わせにしてます。
ナッツ、ラムネ菓子、グミ、梅干し
コンビニに寄ると何か買って補充する感じですね。
確かにコロンブスの卵ですね。
こういう方法に気がつかなかった。
人間の固定観念の恐ろしさなのか、
年寄りの柔軟性のない思考のせいか‥‥。
ウ〜ン、落ち込みそうな気分ですが
今度のライド(梅雨の晴れ間の)で
ためしてみようかな。
どっちも入れております!どっちも好きなのです(^^)
なるほど、ブルベ食としても有用なのですね…。ステム横のフードポーチというのがどういうものなのか、ちょっと気になっております^_^
意外にイケますよ!好物ばかり入れて最高のミックスを作ってみてください\(^o^)/