輪行は、サイクリストがいつか通る道。自走&輪行を組み合わせることで、自転車ツーリングの楽しさは倍増する。

輪行とは、公共交通機関(鉄道、船、飛行機など)を使用して、自転車を運ぶこと。サイクリストや自転車旅行者が、行程の一部を自走せず省略するために使う手段。公共交通機関を利用しない自走以外の移動(例えば自家用車積載)は輪行とは呼ばない。
※車載での移動は「輪行」とは呼ばないんですって…(いま知った) ※引用元はウィキペディア

そんなステキな輪行という手段だが、慣れないうちは駅構内を移動するのもひと苦労だし、 分解&組み立て作業でまごつくこともある。

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皆さんそれぞれが輪行では苦労をしていると思うので、「大変な思いをしているのは、あなただけではない」という意味もこめて、輪行あるあるを42連発でお届けしたい。

1.ロードバイクに乗るようになって初めて、「自転車って無料で運べるんだ!?」と知って驚愕する

てっきり1.5人分くらいの運賃がかかるのだと思ってた。

2.初めて利用する駅はドキドキする

なるべく歩く距離を減らしたいので、事前に駅の構造を調べてしまう。

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3.キャリパーブレーキを解放し忘れてて、タイヤがリムに当たって焦る

べつに壊れたりはしないんですが。 

4.ぶつけてしまわないよう、もっとも気をつかうパーツはむき出しになったリアディレイラー

リアディレイラーとディレイラーハンガーは脆いので死守する。



ちなみにディレイラーハンガーが壊れたときの話はこちら

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※リアディレイラーが地面に接触するのはもちろん、なるべく衝撃が加わらないように(壁にぶつかるとか、エスカレーターやエレベーター内でに接触するとかわりと起こりやすい)

5.輪行バッグを広げ、いざバイクを入れようとするときに限って風が吹いて袋が飛んでいく

誰かおさえてて!って叫びたくなる。 

6.折りたたみミニベロの人はあっという間にパッキングを済ませてしまうので、見ていて惚れ惚れする

ものの1分とかで完成させちゃう。

7.幅が広めの改札があると、ちょっとうれしい

ラクに通過できるので。

8.幅広の改札がないときは、バイクをぶつけないようにしつつカニ歩き

リアディレイラーをぶつけないように…。

9.エレベーターを利用するか、エスカレーターで行くか迷う

どっちも大して変わらないが。

10.階段を降りるとき、ずるっとシューズが滑りそうなので、手すりを持って慎重に歩く

段差にリアディレイラーをぶつけないように…。

11.プラットホームの端っこがはるか彼方だとちょっと凹む

ちょうど真ん中に降り立ったときの軽い絶望感(笑)

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12.駅すぱあととかで出た乗り換えに、間に合わない(バイクを抱えながら歩くので遅い)

1本、余裕をみて行動するのが吉。 

13.端っこの車両の角地を取れたときには心の中でガッツポーズ

すべての輪行サイクリストが狙う場所。 

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14.ヘルメットの置き場所に困り、被ったまま車両に乗ると奇異の眼差しを浴びる

面倒だとかぶったまま。 

15.始発の下り電車がガラガラだと、「休日の朝早くから行動している自分がちょっと誇らしい気分」になる

車両を独占している錯覚。

16.他のサイクリストさんと出会うと自然とニッコリ&会釈

仲間だ!という気分になる。 

17.たまたま乗り合わせたサイクリスト同士、スペース節約のために協力しあってバイクを重ねる

どちらが先に降りるかを確認してからバイクを重ねると効率的です。 

18.降りる駅が違うと、「どこに行くんだろう…」と気になって仕方ない

「どのルートを走るんですか」と尋ねたくなる(声をかけることはないが)。 

19.車両内が徐々に込んでくると、身を呈して愛車を守る

自転車の価値を知らない人もいますので…。 

20.朝飯は現地に着いてから食べるかーと余裕こいていると、駅前に自販機1つないことがあって焦る

Google Street View で事前確認しとくと駅周辺のイメージが掴める。 

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21.乗るまでが面倒くさいが、乗ってしまえばむちゃくちゃ快適

寝るもよし、おしゃべりするもよし。 

22.新幹線を利用すれば時間短縮できるのは分かっているが、乗れるかどうかはそのときのおサイフ事情による

すごく迷う。 

23.人生で初めて降り立つ駅での高揚感

ロードバイクに乗ってなかったら、ここに来ることは生涯なかったかも…とか考えちゃう。 

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24.キャリパーブレーキを裏側から見て、「うわ、すごく汚れているな…掃除しなくちゃ」と思うが、帰宅する頃にはスッカリ忘れている

疲労ですっかり飛んでしまってる。 

25.ディスクブレーキのロードバイクが欲しいのだが、輪行での手間を考えるとちょっと躊躇

下りがラクだし、見た目もカッコイイし、1台あってもいいな~とか妄想するが、むき出しになるローターの保護とか、もしも衝撃を与えててしまったら…と考えるとやはり手が出ない。 

26.はじめのうちは「カーボンフレームだから…傷がつかないように…」と細心の注意で恐る恐る移動するが、そのうち「あらよっ」ってかんじになってしまう

意外にぜんぜんキズはつかないものです(カーボン、丈夫)。

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27.スプロケットカバーを持っているが、そういえば使ったのは最初の2回くらいですぐ「無くても問題ないわ」と知る

ホイールの内側を向かないようにだけ気をつければ、まず問題なし。 

28.フォークのセンサーが必ず内側に向き、ホイールを回転させるとカンカンと当たって焦る

こればかりは仕方ないので、あきらめている。 

29.輪行経験が少ない頃は、マニュアル通り丁寧にパッキングするが、慣れるにつれて雑になっていく

しっかり固定されてりゃまあいいだろ、な感覚になる。 

30.ボトルの中に飲み物がわりと残っているとき、捨てるか飲み干すかで迷う

ポカリ的な飲み物はもったいないので必ず飲むが、水はちゅうちょなく捨ててる。 

31.駅でバイクを分解(&組み立てて)していて、「やけに視線を感じるな」と振り向くと、小さな男の子が目をキラキラ輝かせて凝視している

「フフ…カッコイイだろう、坊や…君の気持ち、わかるよ…」と少し鼻が高くなる。 

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32.早く出発したいので、バイクを組み立てたら輪行バッグは適当に丸めてバックパックに放り込む

だってめんどうなんだもん…。 

33.車で行くより、はるかに短時間で遠くに、しかも時間通りに到着することに感激する

オンタイムで運行する日本の列車ダイヤに感謝。 

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34.走り足りないときは、最寄りの駅では無く、ちょっと手前の駅で降りて自走で帰宅

家から20キロ以内くらいの駅で降りること、たまにある。 

35.帰りは眠いので居眠りしたくなる。「公の場でグースカ寝るのはマナー的にどうかな…」とか悩むのだが、睡魔には勝てずに結局寝てしまう

さっきまであんなに気が張って、シャキッとしてたのに…。 

36.夏場は汗だくで電車に乗るのが憚られる

飲み物を飲むなどして、汗が引くのを少し待つ。 

37.帰りの電車で食べる甘いオヤツとコーヒーの旨さは異常

摂取カロリーなんて1ミリも気にしない 。

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38.いかに乗り換え回数を少なくして目的地に移動するか…いかにムダなく効率よく移動するか…を考えながらルートを組み立てるのが楽しい

Google Map と駅すぱあとを代わりばんこに眺めるだけでムラムラしてくる。 

39.眠りから覚めたあとのスッキリ感!(帰路なのに、もうひとっ走りしたくなる)

疲れているはずなのに、無性に走り出したくなる。 

40.「よっしゃああああああ」と坂でダンシングしてみるが、「あ、やっぱり足にきてるわ…」となり、そうそうカンタンに体力は復活しないと気づかされる

年だな…。 

41.B・B・BASEに乗ってみたくて仕方がない

まじで乗ってみたい。
B・B・BASEは東京と房総半島を結ぶ、自転車&サイクリスト専用のサイクルトレイン。車内にラックが用意されているためバイクを解体・袋詰めをする必要がなく、自転車をそのまま電車に持ち込めてしまう。
※BOSO BICYCLE BASE(房総バイシクルベース)の略称

42.列車という文明の利器に対する圧倒的感謝

日本の交通インフラの完成度の高さは、世界に誇っていいと思う

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