CROSS COFFEE(クロスコーヒー )というカフェが尾根幹の近くにある。

尾根幹とは「南多摩尾根幹線」のことで、ウィキペディアによると
多摩ニュータウンの南縁を東西に横断する形で東京都調布市の多摩川原橋から、東京都町田市小山町の町田街道までを結んでいる道路の通称。東京都道路通称名公告では「南多摩尾根幹線道路」(整理番号151)であり、起点が町田市小山町(町田街道交点)、終点が稲城市百村(鶴川街道交点)とされている。
である。

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産経サイクリストも「チャンピオンシステムが手掛けるカフェ「CROSS COFFEE」 東京・尾根幹近くにオープン」という記事にしていて、その存在は知っていたものの訪れる機会がなかった。

先日、ついに行けたのでどんなカフェかご紹介してみます。(*^^*)

CROSS COFFEE(クロスコーヒー )ってふつうのカフェと何が違うの?

運営母体はサイクルオーダージャージのブランドでおなじみ、 株式会社Champion System Japanである。まずここから違う。

Champion System のジャージは世界20か国以上で販売されており、自転車ロードレースの世界最高峰チーム「UAE Team Emirates」や「Wiggle High 5」にウェアを供給している。自転車アパレルショップにもたいてい置いてあるし、イベント会場で仮設店舗を出店していることも多いので、サイクリストならきっと知っているはず。

CROSS COFFEE(クロスコーヒー )のロケーションはどこ?

ざっくり言うと矢野口駅(JR南武線)のすぐ近く。駅からわずか徒歩3分。多摩川サイクリングロードと尾根幹道路の交わる矢野口交差点にある。

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サイクリストではない人からすると、「なんでこの場所に出店したの?」と不思議に思うかもだが、 道を挟んで目の前にはローソンがあり、尾根幹を走るサイクリストはたいていここで待ち合わせしている。ある意味、定番の場所なのだ。

欧米ではライドの前後にカフェに立ち寄って、コーヒーを飲みながら反省会をしたり、次の計画を練ったりするのが当たり前で、 Champion System Japan もそういう場をサイクリストに提供したいと考えたらしい。

サイクリングを中心としたウェア販売を行っていますが、同時にスポーツの楽しみを訴求することも大きな会社の理念として捉えています。

Champion Systemのユーザーは、コミュニティーこだわりのウェアに身をまとってサイクリングを楽しみます。そのアクティブな環境に近い、東京都稲城市矢野口にフラッグシップカフェを構えることで、常にコミュニティーのそばにいることができると考えたからです。

Champion Systemはサイクリングを楽しむ人たちが、仲間と集まり、サイクリングを楽しむ。そんなスペースを提供できればと考えています。
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ちなみに店名の「CROSS(クロス)」は”矢野口交差点”を意識して命名されたとのこと。(知らなかった)

サイクリスト向けカフェならではの特徴は?

店舗前には21台分のバイクラックがドーンと並ぶ。ここまでラックを充実させているサイクルカフェはなかなかない。

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週末に訪れたときはロードバイクが店の前にびっしりと駐輪されていて、「サイクリストを歓迎してくれるのはウレシイけど、逆にサイクリストじゃない人は利用しづらい雰囲気があるかも…?」と不安になったのだが、入ってみたらぜんぜんそんなことなく、地元の方々らしきお客さんもふつうに利用していらっしゃった。サイクリストもそうでない人も平等に楽しめる雰囲気が良い。

店舗に入ってすぐには販売スペースがあって、Champion SystemのサイクルウェアやLakeサイクルシューズなどが展示されている。(販売もしているし、試着もOK)

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席数は36。外から想像するより店内は広くて開放的。天井も高い。アンティーク調のテーブルとチェアで落ち着いた印象だ。約80㎡の店内構成比はアパレル展示が20%、カフェスペースが80%。イベントも各種開催しているそうで、パーティー等の貸切も可能である。

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好印象だったのは、「飛び抜けてオシャレではない」こと。誤解のないように言っておくとダサいって意味ではなく、過度にオシャンティではないというニュアンス。CROSS COFFEE(クロスコーヒー)の雰囲気は硬すぎず、やわらかすぎず、バランスがちょうどいい感じ。

サイクリスト向けではないふつうのオシャレカフェだとサイクルウェア&ヘルメットが浮きまくって、「なにこの人…」と視線を浴びてしまうことがあったり、ソファ席は「汗で濡れたウェアで座るのが忍びない…」って申し訳ない気持ちになったりする。

さらには、「自分の汗臭さが隣の人の迷惑になっていないだろうか」と心配にもなるので、なかなか落ち着けないのだが、CROSS COFFEE(クロスコーヒー)はそういうことを意識しなくてよいのが助かる。

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さらに、カフェはイベントスペースにも使われる。
Champion Systemは、シクロクロス東京やスターライトクロス(共にシクロクロスレースイベント)のような大型イベント主催から小さなクローズドイベントまで、イベントを通じてスポーツの楽しみを訴求してきました。

常設店のCROSS COFFEを構えることにより、人が集まりやすいスペースを作り、より楽しい環境づくりに専念できると考えたからです。CROSS COFFEを拠点としたサイクリングから、お店の中での各種イベントまで、スポーツを楽しむ環境づくりに、今後も取り組んでいきたいと思います。

自転車文化を定着させたいという Champion Systemのこだわりと情熱が感じられる。(^^)

どんなメニューがあるの?

メニューは コーヒー、エスプレッソ、チョコレート、マフィン、バケットサンド、パスタ、デザート等があって、コーヒーブレイクだけでなく軽い軽食もとれる。

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蛇足だが、ここでいうチョコとはチョコレートドリンク(ベルギー産バリーカルボー社のチョコを使用)のことであり、別に板チョコや粒チョコを頬張るわけではない。「へぇ~、欧米のサイクリストはカフェでチョコをボリボリかじるのか~。斬新だな~、補給の一種なのかな~」と感心しかけ、そうでないことにレジ前で気づき、一瞬そう考えた自分の幼い思考回路を恥じた・・・。


で、コーヒー豆にもこだわったそうで、
メインとなるコーヒー選びから始まりました。コーヒーの豆はコーヒーロースターとして妥協を許さないコーヒーづくりにこだわる『堀口珈琲』に相談し、質の高いスペシャルティコーヒーを提供できる体制になりました。摘出するマシンも、ハンドドリップを超えるドリップマシーンにカルフォルニア発の精鋭エスプレッソマシン、シネッソを導入するなど、道具にもこだわりぬいたものを選びました。
ですって。


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さらに!CROSS COFFEEは、稲城市「自転車の町づくり」にも協力しているとのことで、

2020年東京オリンピックでは自転車ロードレース競技が稲城市を通過すると報道されています。稲城市は多摩川サイクリングロードと尾根幹を中心としたサイクルシティを目指しています。CROSS COFFEEは、地域の人が自転車を「見る・乗る」というアクティブなイベントが作れるように環境を整え、イベントの企画や運営も行っていく予定です。稲城市と協力しながら、今後の展開を広げていきたいと考えています。

なんだそうな…。これは期待大。


以上、尾根幹&矢野口駅そばにある CROSS COFFEE(クロスコーヒー )のご紹介でした。お店の居心地がとってもよかったので、つい長居をしてしまった。コーヒーとマフィンを食べたが、どっちも美味しい。


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ライドのあとにコンビニでコーヒーとどら焼きを買って店の前で立ったままモグモグ…だとやや味気ないというか、「ちょっと腰掛けて話せるカフェがあるといいな…できればサイクルウェアでも気兼ねなく入店できるような」って 思うじゃないですか。 CROSS COFFEE(クロスコーヒー )はまさにそんなニーズにピッタリの場所。

今度はサンドイッチなどの食事やチョコレートドリンクを試してみるつもり。皆様もぜひ。(*^^*)

CROSS COFFEE(クロスコーヒー)店舗情報

  • 〒206-0812 東京都稲城市矢野口227-1
  • Tel:042-401-6126
  • 営業時間7:00~18:00
  • ランチタイム11:00 ~ 14:00
  • 公式サイト
  • 定休日:なし(年末年始は休み)
  • クレジットカード各種クレジットカード及び各種電子マネー
  • 設備:サービスバイクラック21台、店内35席、テラス4席
  • フリーWIFI:あり
  • モーニング7:00~10:00
  • 駐車場:なし
  • 喫煙席:なし


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