年内で満四年になる愛車、BOMA の Refale に載せているコンポーネントをどのタイミングで交換しようか迷っている。

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/ ホイールは試走させてもらったモノ(私のではないです) \

2014年1月にアルテグラ(6800系)で組んだロードバイクで、これまでにホイール(ZONDAからShamal Milleへ)、ハンドルバー(アルミからカーボン)、サドル(セライタリア~TIOGA~プロロゴ)、チェーンリング(アルテグラからROTOR)、バーテープ(数回)を交換してきたのだが、ドライブトレインは未着手。

ロードバイクのコンポーネントって、いったいどれぐらい使えるのかよくわかっていないんだけど、先輩ローディさんたちに訊くと「4~5は余裕。大事に使えば7~8年は持つよ。まあ、寿命を迎える前に新型を買ってしまうのがサイクリストの常だろうけど(笑)」とのこと。

自分のは4年未満なので、まだまだ大丈夫ということになる。事実、使い心地は(自分が感じる範囲では)どこが劣化しているのかぜんぜんわからない。

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わりと大事に使っているのもあるし、屋内保管でメンテナンスも欠かさないタチだし、1年~1年半を目安にワイヤー類は総取っ替えしているせいもあり、シフトフィールは常に快調。

なので、冷静に考えると、「まだ6800系アルテグラを使い続ければいいじゃん」という結論が出る。とはいえ、やはり新型も気になるじゃないですか。R9100 とかR8000とかリリースされたし、R8000アルテグラのDi2 も、もうちょっと待てば登場するのはほぼ間違いない。

>> アルテグラR8000のインプレ動画翻訳紹介


買い換えるか否かという問題と、買い換えるとしたらどれにするかという悩み。さらに、「電動化に踏み切るのか」、はたまた「機械式のままで今後何年かを過ごすのか」という大きな分岐点も待ち構えている。

現時点ではまったく思考の整理整頓ができていないんだが、理性的に選択肢を絞っていくと、きっと安定のシマノさんになるでしょう。性能とコストパフォーマンスのバランスはピカイチだし、パーツ供給もしっかりしてて、カンパニョーロやスラムより安価。

「シマノを選べば間違いない」…それは左脳は重々承知しているのだが、右脳のどこかが、「カンパニョーロを捨ててもいいのか?CSI購入のときに散々悩んだスラム(Force)はどうするんだ?」と囁いてくる。

>> シマノ、カンパニョーロ、スラム、どれがベストのコンポーネントなのか?


長々と書いてきましたが、要するにいまだにカンパニョーロとフォースの可能性を捨てきれずにいるのです(笑)。「勇気を出せ!冒険しろ!」とハッパをかけてくるもう一人の自分がいるんですね。

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ということで、今回は CyclingTips さんで紹介されていた「新型CENTAUR(ケンタウル)」記事の翻訳紹介です。

元記事はこちら→ Revamped Campagnolo Centaur 11-speed groupset sets sights on Shimano 105 and SRAM Rival


新型ケンタウル(CENTAUR)は、シクロワイアードさんでも記事化されていましたね。
↓ >> 刷新されたエントリーレベルグループセット カンパニョーロ新型CENTAURデビュー(シクロワイアード)

ケンタウルとはどんな位置づけのコンポーネントなのか

ケンタウルはカンパニョーロのエントリークラスコンポーネント。位置付けはシマノ105クラスで、ポテンザの下位グレードとなる。仮想ライバルは105なので、10速から11速にバージョンアップしている。

ケンタウルのリバイバルにより、10速のベローチェはディスコン(廃版)となった。

デザイン上は上位モデルを踏襲しており、スーパーレコード、レコード、コーラス、ポテンザの流れを汲む。これでコンポーネントの一体感というか、ファミリー感が強まったかんじである。

四本アームのデザインで統一されたアルミ製。チェーンリングのサイズは2種類のみで、52ー36Tと50ー34Tのみ。53ー39Tは特に追加予定されていない。(まあ、他のグレードのパーツを流用することで実現は可能だが)

Campagnolo-Centaur-1
※画像引用元はCyclingTips

ケンタウルのブラケット部分(エルゴパワー)は、ほぼポテンザと同じ。適度に小型で、手のひらで握りやすいエルゴノミカルなデザインをしており、先端はピュッと上を向くように伸びている。「カンパニョーロのブラケットは握りやすい。握り心地だけなら、シマノよりも良い」という声はよく聞くが、自分もそう思う。

ブレーキやシフター等、細かな装備の特徴

ブレーキレバーはアルミ製で、シフトレバーはプラスチック(カーボンで覆うように加工することで、強度を確保している)。この辺はコストダウンのためなので、致し方ない。

シフトレバーを一気に押し込むことで、シフトダウンは3段飛ばせる。が、シフトアップは1段づつのみ。

フロントディレイラーに目を移すと、ポジションは3つ。インナーで二箇所、アウターで一箇所。

Campagnolo-Centaur-5
※画像引用元はCyclingTips

ケンタウルのリアディレイラーはアルミ製。フロントディレイラーのケージは耐久性重視のためスチール製である。シマノの105(ロングケージモデル)と比較して、15グラム軽いのが特徴。

コストダウンとポテンザとの差別化のため、一つ前の世代のデザインを生かしている部分もあるそうな。まあ、普通に走るぶんには気にしなくて良いレベルの差でしかない。

あと、リアディレイラーは1種類のみで、ロングケージは、ショートケージなどは用意されない(ミドルケージの1サイズ展開)。ただし、1種類のみで32Tのカセットスプロケットを装着できる。30Tですらヒルクライムには充分なギアなので、32Tまで使えるのであれば、激坂も大丈夫だろう。

カセットスプロケットの種類はやや少なく、11-29T、11-32T、12-32Tの3種類。(スピードやパワー重視ではない)レクリエーション目的のライダー向けの構成だ。

ちなみにカセットスプロケットの歯はスチール製。1〜3段の歯のみ肉抜きされたアルミ製にすることで、軽量化につなげている。

なお、チェーンは上位モデルよりはやや重いが、耐久性には優れたモノが使われている。


なお、カンパニョーロは2017年に、油圧ディスク仕様ブレーキ化に対応すると発表しており、スーパーレコード、レコード、コーラス、ポテンザが対象となる。つまり、ケンタウルのみリムブレーキ仕様しかない。

ブレーキは前後ともにデュアルピボットのアルミ製で、ブレーキパッドは新しいコンパウンドが採用されている。今後のカンパニョーロのラインナップに徐々に使われていくものになるとのこと。

ブラックとシルバーカラーの2色展開される。

ケンタウルで走ってみたインプレッション

カナリア諸島で開催された、コンポーネント主催のケンタウル発表会では、プレス向けにテストライドも行われた。CyclingTips.com のスタッフも参加したそうで、そのインプレッションは以下の通り。

ケンタウルのシフターは基本的にはガッチリしており、明確な操作感覚がある。

シマノのコンポーネントに比べ、レバーのひと押しひと押しの操作には重みが感じられ、指先に力を込める必要はある。その点で、シマノのほうが「ストレスフリー」だと表現はできる。

レバー類はカーボンで補強されたプラスチック製だが、上位モデルと比較してなんら操作感で劣っている部分はない。

(親指で操作する)シフトアップのスイッチは、ケンタウルだとひと押しで一段づつしかシフトアップしない。(コーラス、レコード、スーパーレコードはひと押しで3段アップ可能。

ケンタウルで操作できる「複数段数のギア飛ばし」はシフトダウン時のみで、シフトアップには対応していない。ここは残念な点で、シマノもスラムもひと押しで複数段数のシフトアップは不可能。カンパニョーロの上位モデルでは実現できている機能がケンタウルにも備わっていれば、差別化に繋がったはず。

上位モデルに比較して、ケンタウルにメリットがあるとすれば、「シフトアップ用の親指スイッチがコーラス、レコード、スーパーレコードより低めに据えられていることで、下ハン時のシフトアップがしやすい」になるかなと。

ケンタウルのブレーキ性能も申し分ない

カンパニョーロといえば、「コントロールのしやすさがピカイチ」とよく称される。自分の数少ないカンパニョーロの試乗経験からいっても、ブレーキタッチの繊細さに衝撃を受けたものだった。

ケンタウルのデュアルピボットのキャリパーブレーキはソリッドなタッチで、ストッピングパワーも良いとのこと。

なんなら、ブレーキ単体が軽い上位モデルよりも、ケンタウルのやや重めのほうがビビりがないというか、急ブレーキでもしっかり作動してくれた。まあ、高速スピード域では当然ながら上位モデルに軍配が上がったけどね

と評価していた。

上位モデルには、ピボットにボールベアリングが使われており、タッチの繊細さの演出につながっている。ただし、一般サイクリストでは気づけるかどうかといった差でしか無い。

ケンタウルは購入する価値があるか?

ライバルとなるシマノの105と比べると、変速とブレーキ操作感は違う。違いは良し悪しとか優劣で決まるものではなく、個人の好みの差だ。

インプレをした人の個人的感想だが、スラムのライバルよりも「ケンタウルのほうがガッチリしており、頑丈な印象を受けた」とのこと。

アルミ製の四本アームクランクは、うれしいことに上位モデルと「パット見が似ている」おかげで、それなりに高級感がある。ブラックだけでなく、シルバーモデルも存在する。クラシックな雰囲気で組みたい方には、シルバーがマッチするだろう。


以上、CyclingTips さんの「新型CENTAUR(ケンタウル)」記事の翻訳紹介でした。


・・・とここで終わってもよいのだが、ついでに価格も調べてみた。

105とケンタウルの価格比較

位置づけ的には105と肩を並べるが、価格的にはどうなのだろう。 株式会社カワシマサイクルサプライの公式サイトとシマノ公式サイトから価格を引っ張ってみた。
※価格はすべて税別

>> 株式会社カワシマサイクルサプライのケンタウル紹介ページ

>> シマノの105商品ページ ※価格が載っていなかった…。ので、他で調べた。

リアディレイラー

ケンタウルは9,800円(※シルバーは10,800円)。

105(5800系)はSS(ショートケージ):4,481円(税別)、・GS(ロングケージ):4,888円(税別)。

※価格差は約2倍

フロントディレイラー

ケンタウルは6,500円(※シルバーは7,200円)。

105(5800系)は3,032円。

※価格差は2倍以上

シフター

ケンタウルは19,800円(※シルバーは21,000円)。

105(5800系)は21,289円。

※価格差はほぼ同等(わずかにカンパニョーロのほうが安い)

クランクセット

ケンタウルは22,500円(※シルバーは24,500円)

105(5800系)は14,239円。

※シマノは6割の価格

キャリパーブレーキ

ケンタウルは7,600円(※シルバーも同価格)

105(5800系)はフロントが4,337円(税別)、リアが3,848円(税別)

※価格はほぼ似ている

チェーン

ケンタウルは5,000円。

105(5800系)は2,521円。

※価格差は約2倍

カセットスプロケット

ケンタウルは9,600円(12-32T)と11,500円(11-29T/11-32T)。

105(5800系)
・11-28T 4,675円
・11-32T 5,149円
・12-25T 4,675円

※価格差は2倍以上


ケンタウル、なかなかにお高いですね…。

>> スラム(SRAM)のコンポーネントのセット価格は国内外でどれくらいの差があるのか?【調べてみた結果】

個人的な感想

カンパニョーロはどのグレードもデザインに大差がなく、素材の差が価格差となって現れる。そういう意味では、ケンタウルは「十分すぎるくらいカッコいい」と思える。

というか、カンパニョーロユーザーではない自分は、コーラス、ポテンザ、ケンタウルそれぞれのフロントディレイラー、リアディレイラーを単体パーツで(ロゴは隠して)見せられたとして、グレードを言い当てられる自信はない。それくらい(自分にとっては)見分けがつかないのがカンパニョーロ。

そういう意味では、(価格差はいったん置いといて)「ケンタウルと105で悩むのはぜんぜんアリ」な気もしている。パーツの入手のしやすさ、消耗部品の価格、総合的なメンテナンス性についてはシマノが圧倒的に優れるが、それはそれとして、「愛するコンポーネントと共に生きることが、ローディにとっての幸せ」であるのも真理ではある(持論w)。


それにしても、なぜにコンポーネント選びはこんなにも苦しく、同時に楽しいのであろうか…もう少し悩みます(*^^*)


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