ミッションワークショップ(missionworkshop)のメッセンジャーバッグ、Rummy(ラミー)を購入して、4年と10ヶ月が過ぎた。ミニベロでサッカーに出かけるときはなくてはならないバッグだったが、2016年は数えるほどしか使っていない。たぶん、まだ5回くらいかしら。

使用頻度が減った理由は明白で、サッカーをする回数がほぼなくなったから。ロードバイク、ミニベロに乗るのと執筆ろもろで忙しすぎて、ボールを蹴るヒマがなくなってしまった。

38

使用回数が少なくなったとはいえ、荷物が多いときはRummy(ラミー)しか選択肢がないので重宝している。27リットルの積載量はメッセンジャーバッグとしてかなりの容量で、「困った。荷物が多すぎて、Rummy(ラミー)に入り切らない!」ってなったことはない。

ミッションワークショップのラインナップには、Rummy(ラミー)以上の容量を誇る、「Shed(35リットル)」があるが、本職のメッセンジャーさん以外ではまず使う人はいないと思われる。
※少なくとも、いまだかつてこのサイズを背負うサイクリストを見たことはない(本職は除く)

53

最近では、オクサマ用に冬用サイクリングウェアを購入しに行ったときに引っ張り出して使ったのだが、改めてRummy(ラミー)のすごさを痛感したので、久々にロングタームインプレッションをしたい。

>> ミッションワークショップのメッセンジャーバッグ、「Rummy(ラミー)」を3年ちょい酷使しての正直な感想

>> ミッションワークショップのメッセンジャーバッグ、RUMMYのロングインプレッション

>> 【自転車で荷物を運ぶ!】 1年使ってわかった、メッセンジャーバッグのメリットとデメリット(ミッションワークショップのRUMMYのインプレを添えて)

容量で困った回数はゼロ

Rummy(ラミー)に入り切らない量の荷物は、自転車で運ぶ適正量を越えていると思われる。サッカーで使っていた頃は、シューズ、ジャージ上下、ウィンドブレーカー上下、インナー、ソックス、手袋、ニット帽、財布、スマホ、カギ、チェーンロック2セット、タオル、予備バッテリーを入れていた。

サッカー前に仕事するときは、さらにここにノートPC、ACアダプター、メモ帳、筆記用具も入れていた。さすがにパンパンで重かったけれど、ストラップが頑丈なせいでライド中にずれてしまうこともなく、安心して使うことができた。

48

容量に関してはまったく問題はない。むしろ困ったのは、荷物が少なすぎるとペッタンコになってしまって、スカスカ感のせいで見た目がかっこ悪くなってしまうことはあった。ある程度の荷物がない限り、Rummy(ラミー)の出番はなくなってしまう。つまり、日常的なサイクリングで使うことはあまりない。

オーガナイザー的な配慮はあまりなく、ざっくりした構造

これは使い方次第で良し悪しが変わるので断定はできないが、メッセンジャーバッグの弱点はメインコンパートメントが「一枚の袋」となっていて、細かなポケットやスリーブがないこと。

オーガナイザー的な細やかな配慮はなく、「荷物をガシガシ放り込め!」的なワイルドさがある。これはRummy(ラミー)に限った話ではなく、たいていのメッセンジャーバッグに共通する宿命ですね。

44

ただし、フロントに2個の大きめのポケットがあるので、たいていの小物はここに収納できる。自分は1つに財布、カギ、スマホといった貴重品を入れ、もう片方にチェーンロック2セット、ペンケース、予備バッテリーを入れていた。

深さがかなりあるので、貴重品も安心して入れることができる。ただ、スマホを裸のまま入れるのはやや心配だったので、傷防止のために100均で買ったケースに入れていた。

25

あと、止水ジッパー式のラップトップスリーブがあるので、ノートPCはここに入れることが可能。中はターポリン素材なので、ちょっとやそっとの雨ではビクともしない。ただし、個人的に止水ジッパーは盲信していないので、悪天候時に電子デバイスを運ぶときは、ロールトップカバーを開き、ジッパーの上に被せるようにしてカバーしていた。

19

これであれば確実に雨水をシャットアウトしてくれる。PCがないときは、書籍、雑誌、ノートを入れていた。

つまり、Rummy(ラミー)はメインコンパートメント(1)、スリーブポケット(1)、フロントポケット(2)の合計4つの収納箇所がある。まあ、必要にして十分な数のポケット数だとは思う。

夏場は使用回数が激減

Rummy(ラミー)は夏場に使うにはやや気が重いバッグ。なにしろ背中を覆う面積が広いので、真夏に走るととたんに背中が汗だくになる。思い返してみると、夏よりも秋冬に使う回数が多かったように思う。

そもそも、夏は薄着で済むので着替えが最低限で済むので、荷物が少ないんですよね。 冬場や季節の変わり目は、保険として1枚余分にアウターを運んだり、汗をかいたとき用の替えのインナーを持ったりせねばならず、バッグが膨れやすい。そういう時期にこそ、大型メッセンジャーバッグが有効である。

51
※シューズやジャージもラクラク運べる


夏場に愛用しているのはTIMBUK2の「カタパルト」でして、こちらは超小型。背中の汗も気にならないし、容量もちょうどいい。小型と言えど、ウィンドブレーカー1枚くらいなら余裕で入るので、ヒルクライムや寒暖差のある秋でも使える。

42 HDR-2
※アイパッドミニが入るスリーブもあります

ウィンドブレーカーがメッセンジャーバッグに収まると、バックポケットがひとつ開くので、そこを携帯とか補給食用に使えるのもGOOD。

31-2
※バックポケットが使えるのだ

>> 【メッセンジャーバッグ・インプレッション】 Timbuk2 のカタパルト

>> 試行錯誤の末、「ロードバイクのツーリングには小型メッセンジャーバッグが適しているのではないか」という結論に至りました

小型メッセンジャーバッグのメリットとして、サイクルジャージのバックポケットが塞がらず、3つとも使える、が挙げられる。バックパックタイプだと、小型タイプでもポケットを覆ってしまうのです。

個人的には、メッセンジャーバッグのほうがサイクリングに向いているとさえ思う。 今では、年間通じてサイクリングには「カタパルト」のお世話になっております。

今年の冬は、Rummy(ラミー)の登場回数が増えそうな予感

今年も冬は「カタパルト」ばかりをベビーユースしようかと目論んでいたのだが、予定外の変化があって、オクサマが「冬も走りたい」と言い出した。

沖縄出身のオクサマは、超が着くほど寒さが苦手。外出時は何枚もインナーを重ね着してモコモコになりながら歩くし、人よりも常に1枚余計に来ていないと「寒い」のだそう。家の中でも、ミシュランマンよろしく、ダルマのような格好をしている。
※彼女の名誉のため、写真掲載は控える(笑)

09

そんな彼女にとって、冬のサイクリングは狂気の沙汰でしかなかった。少なくとも、過去5年間は…。 2016年は、オクサマにとって「改めてサイクリングの素晴らしさに開眼した年」らしい。ボードウォークを彼女向けにフィッティングさせたせいで、「ボードウォークに乗るのが楽しくて仕方ない」「埼玉県を離れて、遠出したい」と言い出すようになった。

>> 「冬も自転車で走るよ!」と意欲満々のオクサマのために、冬用ウェアを買いに行きました

>> オクサマ、人生初の100キロのロングライドに霞ヶ浦で挑戦する


つまり、2016年12月~2017年3月といった、これまで彼女が冬眠していた4ヶ月を、今後はともに走る回数が増えることで、自分が彼女の持物(着替え諸々)を運ばねばならなくなった。

さすがに「カタパルト」ではまったく役に立たないので、Rummy(ラミー)の出番となる。服やタオル類はかさばりはするが、重さは大したことはないので、まあなんとかなるとは思う。

07
※バックポケットは使えないですね…

ちなみに、彼女自身で荷物を運ぶという選択肢はないらしい…。 使用回数が減っていたRummy(ラミー)、冬から春にかけての数ヶ月はひんぱんに使うことになりそうである。

ミッションワークショップの『Rummy』の感想まとめ

メリット

  • 想像をはるかに越える積載量
  • プロ御用達の堅牢な造り
  • 固定力バツグンの大型ストラップ
  • 高い防水性能


デメリット

  • 普段使いにはややでかすぎる
  • 夏場の背中の汗量はヤバい
  • 細かなオーガナイザーはない、ざっくりな構造

冬を通して使ってみてのRummyのインプレッションは引き続き行いますね。
\(^o^)/