もりさん 本連載でご紹介するバイクは、どうしてもカーボンがメインとなってしまうのだが、ときどきクロモリバイクのオーナーさんにお声がけいただくと「おおっ」と嬉しくなるものだ。

今回ご登場いただくのは三重県桑名市在住のMさん。管理人は桑名の病院で生まれ、四日市市で14歳まで育った三重県人なので、Mさんになんとなく親近感を感じてしまう。(埼玉在住となった今でも)自分のルーツは三重県だと思っている。

ではご登場いただきましょう……MullerのML725ですっ!

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<オーナーさん>
  • Mさん(47歳)
  • 三重県桑名市在住
  • MullerのML725(クロモリバイク)

目次


自転車歴は?いかにしてロードにハマったんですか?

クロスバイクを7年前に買いました。GIOSのミストラルというやつで、元々のきっかけは友人が貸してくれたジャイアントのエスケープR3で走ったのが気持ち良くって。どうやって絵選ぼうか悩んだ時、好きな色で選べば?と言われてGIOSにしたんです。

その後、アルミのSCOTTを買いました。もっと遠くに行きたい欲が芽生えてきたからです。

で、MullerのML725を買ったのが2年前。アルミバイクは気軽に乗れてそれはそれで好きなんですけど、違う素材も試してみたいと思いまして。定価はフレームセットで¥209,000(税抜)するものです。

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本当はカーボンロードが有力候補でした。名古屋で開催されたサイクルトレンドに行き、そこでカーボンのエンデュランスロードに乗ってすごく気に入ったんですが、同時にMullerを試して乗り味が良かったんです。

クロモリチューブをラグで組み上げたクラシックシルエットのML725は、その外観とは裏腹にスポーティな走りを可能にするスペックを詰め込みました。使用するチューブはREYNOLDS853よりも若干マイルドな特性をもつ。

REYNOLDS725。チューブの性格は維持しながらも、ラグを使用して組み上げることでしゃっきりとした剛性感を与えています。ツーリングライドにおいてもペダルを踏み込むたびに加速する感覚をライダーへと与え、中高速巡航時ではスピードの維持を容易にします。リアバックはモノステーを採用することブレーキ周りの強度を確保。リアブレーキ制動時のコントロール性を向上させています。

フォークは全体のシルエットを重視して1インチスレッドタイプを採用。カラーも透明感のあるアイスブルーとチェリーレッドの2色を用意しました。クラシックテイストのバイクに乗りたいが、走りの質も追求したい! そんな貴方にオススメのバイクといえるでしょう。

Mullerって、どんな乗り味なんですか?

SCOTTからコンポやパーツは移植させまして、比較して思うのは漕ぎ出しが速いのは断然アルミのほう。でも、100キロ乗ったあとに「まだ乗れる。むしろもっと乗り続けていたい」とかんじさせるのはクロモリなんですよね。

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二之瀬(養老)峠ってところがあって、アルミで登るとすごく急かされている感があるんです。クロモリだと反応が遅いんですけど、タイムを計ったらさほど違いがないということがわかりました。

スローピング形状のフレームが多い中、細くてホリゾンタルなフレームはやはりいいですね。

MullerのML725で使っている機材は?

シマノの105(5800系)です。ブレーキだけ9000系デュラエース。ギアは前が「50−34T」後ろが「11−28T」。ホイールはデュラエースのC24でサドルがプロロゴ、シートポストはMullerのオリジナル品。タイヤが26Cのグラベルキングです。チューブレスを使っていましたが、自分には合わず…で、クリンチャーに戻ってきました。

こだわりポイントはMuller製の反射タイプのバーテープ。昼間見ると黒いのが、夜は反射するんです。

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ガーミンについている黄色いモノがありますが、某サイクル雑誌の付録についていたハンドルポーチです。 スポーツ羊羹や塩飴 モバイルバッテリーなど普段使いのものをすぐ出せるようにしてます。

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それと、ブラケットカバーに 「シェイクス(105対応のソフトタイプ)」を使っています。 取り替えた理由はハンドル周りに白色を追加したかったから。デザインが面白くて当製品にしたのですが、見た目よりも製品の使い勝手に満足しています。個人的には純正よりも握り心地が良く、細かいディンプルもあってグリップ感が上がりました。 耐久性も問題なく、4年ほど使用していますよ。

MullerのML725のカスタマイズの計画は?

コンポーネントを9000系デュラエースで統一したいです。あとはディープリムのホイール……これもデュラの50ミリハイトがいいかな。ほしい理由ですか?ルックスがかっこいいから!です。

次のバイクは何が欲しい?

チタンフレームのディスクロードバイクです。ヒルクライムの下りのときもディスクブレーキだと楽ですしね。Mullerも出していて、太いフレームなんですがそこそこ軽く、路面のギャップをいなしてくれるみたいです。

Mさんのお好きなサイクリングコースは?

桑名駅から出ている 養老鉄道サイクルトレインというのがあって、それを利用することがあります。

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電車内に自転車をそのまま持ち込めまして、播磨~揖斐間の各駅から乗車できるんですが、桑名駅だけはNGです。ちなみに私は播磨駅を使っています。

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養老鉄道の乗車時間は大垣までが1時間半で、終点の揖斐駅までは2時間ほどかかるんですが、周辺の山は車も少なくいい景色を楽しめます。ちなみに養老鉄道サイクルトレインはロードバイクだけでなく、むしろ学生や主婦がママチャリをふつうに乗せて利用していますね。平日に自転車を載せるのは時間帯を制限(9時頃~15時頃までの指定列車)されますが、週末は全面的にOKです。

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※公式サイトのスクショ


伊勢志摩にある「剣峠」もオススメです。伊勢神宮の裏手にある峠道でして、そこまで距離は長くありません。神聖な場所にある峠道ということもあって、荘厳な雰囲気がありますよ。



安全運転の心がけはありますか?

なるべく車の少ない場所を選んで走るようにしています。名古屋駅周辺を走ったことがありますが、車社会のせいかかなり自分にはストレスフルな環境でした。

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機材のこだわりでいうと、ブレーキは良いものを使うようにしています。最初バイクに付いてきたのはノンブランドでして、その後105、そしてデュラエースにアップグレードしました。やはりデュラエースの性能の素晴らしさは段違いです…利きの良さが比べ物になりません。乗鞍高原の下りを走って実感しました。命を預ける機材なので、ブレーキだけはケチらないようにしています。

最後にひとこと言わせてください。MULLERは一見敷居が高いような感じがありますが、とてもフレンドリーなメーカーだと思います。 試乗会なども開催されていて、実際にバイクに触って乗ってみると、独自の雰囲気が味わえると思いますよ!

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管理人が生まれ育った四日市市に近く、馴染みのある桑名のMさん、ありがとうございました!伊勢神宮にはぜひロードバイクで行ってみたいと思います。
\(^o^)/ヽ(^o^)丿

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