kitt design Tri-Spoke wheel のカーボンバトンホイールで150キロほど走ってきたので、インプレッションしてみます。

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※能力を開放するっ……

購入までの経緯をは下記をどうぞ。

>> kitt design のカーボンバトンホイール、「Carbon Tri-Spoke Wheel Set」をひと目見て、僕は恋に落ちた

>> kitt design Tri-Spoke wheel のカーボンバトンホイールを購入してしまった

回転性とかハブの回り具合い

回転はごく普通な印象。ハブはNOVATEC製なのだが、周囲にその評価を訊くと、「まずまず」とのこと。むちゃくちゃ劇的にステキな回転性を発揮するわけではないそうな。

フリー音は大きい方だ。カリカリカリカリッッッッッッッッッッ…系の音(←表現が難しい)がする。フリー音は人によって好みが分かれるので、一概に良し悪しは言えないが、個人的に好きな音である。

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心配していたホイールの「フレ」は問題無かった。揺れとかぶれ無くキレイに回転してくれる。

空気抵抗が減った!…気がする

乗ってすぐに気づくこと、それは「3本のスポークが生む風斬り音」だ。時速20キロを越えたあたりから、「シュンシュンシュンシュン…」と心地よい音が聞こえてくる。

20キロかそこらでは、ホイールの生む空気抵抗うんぬんを語るほどではないが、時速を20キロ越えてすぐ、独特の「シュウウウウウウウウウウウン」という音が鳴る。ふつうのホイールを使っていた頃には味わったことのない感覚と音質。これがバトンホイールの能力なのかっ……テンションが上がる。

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なんというか、もはや自転車を走らせている以上の、かといってオートバイのようなエンジンを積んだマシンとはまた違う、半歩ほど己が進化したかのような錯覚がある。

プラシーボ効果によるところが大きいと思う…とは断った上で、心なしか空気抵抗が減った気はする。実際のところはどうなのだろうか。

見た目の圧倒的な存在感&カッコよさ

バトンホイールを買った理由の9割は見た目なので、見た目が進化したかどうかで満足度は変わる。kitt design Tri-Spoke wheel のバトンホイールであるが……120点だ。

事前に脳内で何度も装着したイメージ図を描いており、シミュレーションはバッチリのつもりだったが、想像を軽く凌駕するカッコよさだった。「似合わなかったらどうしようかな~、嫌だな~」と不安はあったけど、装着したらまったくの杞憂に終わった。

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※思わず栃木県小山市の太平山を登ってきた

実は事前にkitt design Tri-Spoke wheel の画像検索はしまくったのだが、ユーザーさんが実際に使っている様子を撮影したモノはほぜんぜん見つからなかった。HITしたのはメーカーの発表用画像とか、自転車ショップの「入荷しました」という単品での画像ばかり。

「ちがう!そうじゃないんだ!単品画像はもうたくさんなんだ。タイレルじゃなくてもいい、ミニベロに装着したユーザーさんの画像を見たいんだ。ええい、どこかにkitt design Tri-Spoke wheel を使っているミニベロ愛好家はおらんのか~~」

と様々なキーワードを駆使して検索したが、徒労であった。「これは…自分が人柱になるしかない」と決心した次第。

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それにしても、バトンホイールの殺傷能力は高すぎ。(何度も繰り返しているけど)AM-9 が「そこそこカワイイ田舎のすっぴんの女子高生」だとすると、kitt design Tri-Spoke wheel は「上京して、化粧とファッションを覚えてしまった女子大生」である。そりゃあ男もイチコロになりますぜ…。 (←たとえがゲスい…)

一度化粧を覚えた女性が二度とすっぴんで出歩かないように、自分も今後は(ホイールに問題が起きない限り)バトンホイールでお出かけすることになりそう。それくらいの美貌を得られてしまう。

まるで「超絶美人に生まれ変わった」ような感覚

完全な個人の妄想&思い込みで恐縮なのだが、「美人になるってこんな気分なのかな…」って気分になれる。

街中の人々が自分のバイクを振り返ってくれているかのよう。映画のヒロインがニューヨークの五番街とかをさっそうと歩き、周囲の男たちが次々と目を丸くして、「す、すげえいい女…」と息を呑むシーンってあるじゃないですか。アレです(笑)。

「えっ、なにあのステキな自転車…(うっとり)」
「ヤダ、カッコイイわ…(惚れ惚れ)」

ってきっと思ってくれているのではないか。いや、思っていないのは理性ではわかっているのだが、右脳が麻痺してくる。「このカッコよさ、みなさまに伝われ…!」と念じながら新宿、池袋、原宿、渋谷、表参道を走ってきた。

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※気がついたら表参道に来ていた

まあ、信号待ちなどでは露骨に、「何だこれ…」的な視線はかなり受ける。しかし、見てくれるのは男性ばかり。女性は一瞥もせず通り過ぎてゆく(笑)。まあ、そんなもんでしょう。

横風影響が想像以上にデカイ

ディープリムになったせいで、「横風は受けるだろうな」と予想はしていた。

そこで、風速9メートルの強風下で都内を70キロほど走ってきたのだが、「真横からドンとモロに風圧がかかると、一瞬ハンドルを持って行かれる感があるな」ということはわかった。これはプラシーボ効果などではなく、はっきりとしている。

ちょっと怖かったのが永田町から赤坂見附に下る坂道。路面がキレイでかつ下りというスピードが出やすい場所なのだが、ビルとビルの切れ目に差し掛かった瞬間、突然左から風がぶつかり、前輪が10センチほど右に持っていかれ、「うおっ!」ってなった。

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※まあ、この太さですからね…

それ以外にも、数回ほど「んー、強風下ではハンドルをしっかり握ってないとアカンな…」と思わされるグラつきは感じた。風速9メートルの横風がある状況で走るときは、バトンホイールはあまり適していないようだ。

が、断っておくと風速9メートルはかなりの強風。バトンホイールでなくても自転車は風に押されてしまう。それに、面積が一番大きいのは己の身体なわけで、バトンホイールのせいだけではない。

が、「バトンホイールの弱点は横風」なのは間違いないと体感できた。

バトンホイールは掃除がラク

黒いカラーとスポークが3本しか無いおかげで掃除がむっちゃラク。一体型なのでハブが汚れることもない(内蔵されてる)。カーボンリムなので、そこに傷がついてはまずいので、ブレーキシューに異物が挟まっていないか、こまめにチェックしようと思う。

そーいえば、書き忘れていたけど、ブレーキング時にカーボンホイールならではの「シュリシュリシュリシュリ…」と音がする。アルミクリンチャーホイールでは味わえないサウンドである。700cよりは音鳴りは控えめだけど、しかし確実に伝わってくる。

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「あぁ…自分はついにカーボンホイールを手にしたのだ…ありがとうバトンホイール…ありがとうkitt design Tri-Spoke wheel …」と、感無量である。

まとめ

かんたんにまとめると、

メリット: かっこいい&高速巡航がしやすい(たぶん)
デメリット: 横風を受けやすい


である。個人的な満足度は120%。「AM-9 に戻る日はあるのか?」の問いには「No」である。もちろん、何かの事故があるかもなので、AM-9 とアルミ用ブレーキシューは残しておく。

そういえば、1年1ヶ月使ったシマノのブレーキシューは、ぜんぜん減っていなかった…。シマノの耐久性、品質の高さって本当に感心する。

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※さようなら…AM-9 よ…(保管しとくけど)

まだ150キロしか走っていないので、感じ方は変わってくるかもしれない。引き続き、ロングタームインプレッションとしてkitt design Tri-Spoke wheel の評価はお届けしますね。


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