2018年のGW前にダホンの16インチミニベロ「EEZZ D3」を購入した。独特の折りたたみ機構を持つバイクで、ガジェット好きには堪らないエモい動きをするのが特徴。

たったの3段しかギアがないので、「ママチャリかよ?」と思うかもしれないが、意外にこれが楽しくって、ロードとは違ったサイクリングの楽しみを提供してくれた。

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自分の場合はロード、ミニベロ、ミニベロの3台持ちになる。購入を(事後で)オクサマに報告したときは、

すでにミニベロ(タイレル)があるのに、なんで新しく買い足すの?バカなの?え?ホイールのサイズが違うし街乗りメインだから用途が異なってカニばらず、むしろ自転車生活が拡張する、だと?寝言は寝て言え!

って2日ほど問い詰められましたが、心を無にしてなんとか乗り切りました(笑)。

というわけで、EEZZ D3を1年間使ってみての感想をまとめてみます。

目次


EEZZ D3を1年でこう使った

年間走行距離は800キロくらい

サイクルコンピューターを付けていないので正確な距離は不明。下駄&ポタ車なのでそこまで計測する自転車では無いかなと。今後もつける予定はない。

記憶を辿るとおそらく800キロ走った。日常の短距離移動、ときどきのんびりツーリング、7〜8回程度輪行して遠出した。たぶん1000キロは超えていない。3台目のポタリングマシンとしてはまあまあ使った方だと思う。

「名前しか知らないあの街」に自転車で行ってみる 【我孫子】で河童と文学の香りに思いを馳せる(ねとらぼ)

カスタムしようと一瞬思ったものの、結局ノーマルのまま

あまりにもアップライトなポジションだったのでブルホーン化しようか迷ったが、折りたたみにくくなるのでやめておいた。

ブルホーンにしたところでどうせ3ギアしかないわけで、しかも16インチホイール。しゃかりきに漕いでも巡航速度はたかが知れている。スポーティに振る必然性はなかったし、結果的に正解だったと思っている。

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/上野公園に花見に行ったとき\


独特の折りたたみ機構を持つEEZZ D3は専用品を数多く備えているせいもあって、拡張性が低く、ハンドル以外にいじる部分があまり無い。せいぜいサドルとグリップを変えるくらいだけど、サドルは問題ないし、グリップはエルゴノミック形状なのでそのままでOK。

購入代金以外にお金は一切かけていない。素の状態でも楽しく乗れるのがEEZZ D3の良さである。

パンク回数はゼロ

タイヤ(コメット)が肉厚なのか、パンクは一度もしていない。空気圧のMAXリミットは6BARで、自分はマックスまで入れて使っている。

太めのタイヤなので乗り心地も悪くない。走行距離800キロほどなので目立った劣化はほぼ無し。

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QUADLOCKのスマホホルダーを使用中

BOMA(ロード)とタイレル(451ミニベロ)ではTOPEAKのRide Caseを愛用しているのだが、EEZZ D3ではQUADLOCKを使用。バーハンドルに似合う気がする。

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スッキリしたルックスで気に入っている。(脱着のしやすさはRide Caseに一日の長あり。固定力はどっちもバッチリ)

ユニークなスマホホルダー『クアッドロック(Quad Lock)』のインプレッション

サッカー観戦に一度も使ってない

そもそもサッカー観戦の移動マシンとして購入したのに、肝心の観戦を一度もしていない。なぜだ……。

2018年春にNACK 5 スタジアムで観た大宮vs徳島が直近のJリーグ観戦だったんだけど、そのときの大宮の試合運びが大味すぎて徳島にいいようにやられたんで、大宮の試合はしばらく見ないでおこうってなってそのままに。(J1はむっちゃ混みそうなのでJ2のほうが自転車で行きやすそうな気がする)

Jリーグ観戦の移動に使える! 機動力そこそこでコンパクトに折りたためるダホンのEEZZ D3を予約しました

赤羽にある西が丘サッカー場(今の味の素フィールド西が丘)では時々J2をやるので、その観戦に行こうかなあと思いつつ、まったく行けてない。

と思ったら、5月にFリーグ(フットサル)が開幕するのでそれに行こうかと思っている。開幕戦は駒場競技場なので川口市からは片道30キロ。EEZZ D3で移動するのにちょうどいい。 (結局、これも行かずじまい…晴れていると走りたくなるので…)

いちおう輪行バッグも持っていき、座席の足元に置かせてもらえないか交渉してみるつもり。けっこう小さくできるので足元に置けなくもないと思う。(ダメなら駐輪場に移動)

以下、1年使って感じたEEZZ D3の長所と短所を挙げていきます。

EEZZ D3の長所

普段の足として半径5〜10キロの足にベスト

ママチャリではしんどいが、ロードを使うほどでもない距離が5〜10キロで、EEZZ D3はドンピシャでハマる。

自分がよくやるのが「土日の都心への移動」に部分的に使う方法。バスに乗らずにEEZZ D3で駅まで移動するのだ。距離にして3分の1をカバーする。

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週末はバスのダイヤががくんと減ってしまい、バス停で20分待つとかザラ。だったらその時間で3駅(5〜6キロ)ほど走り、駅前の公共駐輪場(屋内&管理人常駐型)においておく。

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ちなみに自宅から川口駅までは5キロほど。のんびり走れば汗もかかないので私服でもOK。

このほうが所要時間を短縮できて、交通費の節約にもなる。駐輪場は1日駐めても160円(川口駅)とかなのでぜんぜんおトク。スタンドはないが折りたためるので駐輪場の管理人室のそばに置かせてもらえる。目の行き届く場所なので安心。

遠出するなら片道20~25キロ程度のサイクリングまで(3段ギアで平地は問題なし)

マックスで1日80キロ走った時はさすがに疲れた。ロードの2倍、ミニベロ(CSI)の1.5倍はエネルギーを要するイメージ。気持ちよくサイクリングを楽しむなら、合計50キロは越えないほうがいいかな……と思う。

3段のギアがあれば平地は快適。都内の大半ならOKだし、京都のような観光地で使うにはもってこいのバイクだと思う。

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ただ、緩やか&短距離の坂も登れるものの、ワイドレシオなのでなかなかちょうどいいギア比は見つけにくい。よって、ムダなエネルギーを遣わされてしまう。

あと、小さいホイール&フラットバーハンドルのせいでダンシングはむちゃくちゃしづらい。できなくはないが、踏み込みにくいので力を込めにくい。基本はシッティングで登るしかない。

EEZZ D3でヒルクライムに出かけるのは激しくオススメしない。仮に登れてもダウンヒルが怖すぎ。

剛性感はしっかりとしてる

フォールディングミニベロでよくある「横方向」への折りたたみではなく、「縦方向」にホイールを転がすようにシームレスに動かしてたたむ(Vertical Hingeテクノロジー)ので、地面からの入力をしっかり受け止めている印象。グラつきはないのは良い。

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補助ワイヤーも剛性の一助になってくれている効果もあると思う。

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定価で13万4千万円(税別)するのでちょっと敬遠されやすいバイクだが、お値段以上の品質はあると思う。

輪行はバス、電車共にやりやすい

輪行のしやすさはピカイチ。ワンアクションで折りたたんで、Giza Products の輪行バッグに詰めるだけ。

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ホイールも小さく、折りたたんだサイズも小ぶりで電車内でも威圧感がないのもグッド。EEZZ D3なら超気軽に輪行できるので、走れるだけ走ってガス欠になったら輪行で帰る、という手もある。

Giza Products の輪行バッグを使っているんだけど、ストラップをフレームに通す必要もなく、ボストンバッグのように荷物を入れて肩紐を担ぐだけ。超シンプル。「重みで肩紐が切れるんじゃねーか」って不安だったが、杞憂だった。

EEZZ D3の弱点

ボトルケージもミニポンプも本体に装着できない

よって、荷物をバイクに付けられない。ボトルは背中のバックポケット、ミニポンプはメッセンジャーバッグに入れている。数キロの足として使うときは問題ないが、ツーリングだとちょっと不便。

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そのかわり、コンパクトに折りたためるのでトレードオフですかね。収納時のサイズは満足していて、輪行の際も人様の邪魔になりにくいし、少々混雑していてもなんとかなる。

ちなみに普段はパンク修理キットはTOPEAKのサドルバッグに入れている。遠出するときはBackloader 6L を装着して走る。重心がブレやすいが問題なく走れる。

タイヤがボルト固定でクイックリリースではない

パンク修理をするときは、脱着のためにアーレンキーが必要。なので工具を持っていないとお手上げ。これも地味に面倒かなと。

クイックリリースを採用していない理由は不明だが、おそらく折りたたんだときに磁石でホイール同士を固定させたいからだと思う。

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なお、サドルバッグには予備チューブ(1本)、3本レバー、CO2ボンベ、そしてマルチツールを入れてあります。


以上、ダホンのEEZZ D3を1年使ってみてのインプレッションでした。


メインマシン以外にサブマシンを考えている人にはちょうどいい選択肢かなと。肩肘張らずにゆったり走れる折り畳み自転車があると、生活がより豊かになる気がする。

ほどよいアルミクリンチャーホイールと同程度の価格(約13万4千円)をどう見るか……。ホイールを買い足すのもいいが、その予算を2台目のミニベロに充てるのも悪くないのではないだろうか。


「初めて自転車を買うけど、ロードはちょっと」

「街中移動メインで使いたいので、過剰な装備や性能は不要」


って人にも十分にオススメできます。


ダホンの16インチミニベロ 『 EEZZ D3 』のインプレッション ~納車したので50キロほど都内を走り回ってみた結果~

ダホンのミニベロ「EEZZ D3」の汎用性が高すぎる ~都心等の街中在住者用の移動手段として最高だと思う件~


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