ロードバイクやミニベロでのツーリング、最近は100キロ前後走ることが多い。

100キロ弱って、丸1日使わずに走れるちょうどいい距離なのだ。120キロとかになると、朝から夕方までかかってしまうけど、80~100キロは朝に一仕事してから出かけても難なく走れる距離。


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持っていく荷物はミニマムにしてて、

  • CHUMSの財布
  • iPhone
  • 家の鍵
  • キーロック(簡易タイプ)
  • 補給食(カロリーメイトとか)


これだけであれば、サイクルジャージのバックポケットにすんなりおさまる。重いリュックを背負う必要もなく、気軽に走れるのでオススメの装備だ。

しかし、問題がひとつあって、それは「簡易ロックの信頼性&安全性」について。


自分が使っているのは巻取り式のワイヤータイプ。すごく軽くてコンパクトなので、ツーリングには重宝しているんだけど、見れば分かる通り、瞬殺されそうな脆い構造なのだ。


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ないよりはマシだけど、長時間駐輪しておけるタイプのロックではない。そこで、ABUSのチェーンロックも持参して、二重で保護したい。しかし、ここで重さがネックになる。


ABUSは信頼性が高くて安心して使えるロックなのだが、そのぶん重量がかさむ。バックポケットに突っ込むにはややしんどい重さなので、「ABUSのロックをどう運ぼうかなあ…」と悩んでいた。


試行錯誤の結果、最近行き着いたのは、小型メッセンジャーバッグでツーリングに行くというスタイル。メッセンジャーバッグといえば、背中を覆い隠すような大型サイズが主流だけど、さすがにそれを背負ってツーリングに行くのは賢い選択ではない。


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※横幅は43センチとかなり小ぶり


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※財布、カギ、サプリメント類もピッタリおさまる


自分が使っているのは、TIMBUK2のカタパルトという小型メッセンジャーバッグ。これ、サイクリングにはちょうどいいサイズなのだ。ただ、今はCatapult Cycling Messenger Bag M カタパルト・スリングにバージョンアップされているらしい。


※画像を見た感じ、自分のものよりポケットが増えているし、使い勝手は良さそう。ちなみにサイズは新旧で同じ。

大きすぎず、小さすぎずのベストサイズ

マジックテープのフラップを開けると、メインの荷室とチャックのオーガナイザーがある。オーガナイザーには財布、カギ、スマホなどの貴重品を入れるポケットがある。

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※モバイルバッテリーとか日焼け止めクリームを入れても全然余裕

メインの荷室は厚みはないが、アイパッドミニが入るスリーブがあるし、チェーンロックやアームウォーマー、デジカメ、補給食、ウィンドブレーカーなどを入れておくにはちょうどいいスペースがあるよ。


ただ、スペースはミニマムなので、(本やノートやPCを運ばねばならない)通勤や通学には不向き。ツーリングとかレクリエーション専用って考えたほうがいいだろう。


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メインとサブの2個のバックルでがっちり固定できる

小さいバッグのわりに、ストラップとバックルは太めで剛性感のある構造。これが細いと肩に食い込んで痛いんだけど、カタパルトは大丈夫。


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※プラスチックではあるものの、動作はしっかりしている

しかも、走っている間にずれてしまわないための固定用のサブストラップがあって、これも秀逸。上り坂、下り坂、ダンシング、何をしても背中にしっかりとフィットしてくれる。


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見た目だけのなんちゃって系ではない、自転車での利用を考えられた実用性の高いメッセンジャーバッグだ。


荷物の出し入れ、コンビニでの支払いがカンタン

バックパックも便利ではあるけど、ツーリングって小休止したり、コンビニに立ち寄ったり、カギをその都度取り出したりと、荷物にアクセスする回数がけっこう多い。

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※2本のストラップで、Tの字に固定します

そのたびにバックパックを上げ下ろしするのは、地味に面倒。TIMBUK2に限らないんだけど、メッセンジャーバッグは荷物を肩にぶら下げたままグルっと回転させることができて、身体への負担が軽く、荷物の出し入れもスピーディ。


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※サブのバックルをぱちっと外して…


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※リリースして…


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※次にメインのバックルをリリース


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※クルッと体の前に来るので、荷物の出し入れがやりやすい。しかも両手が使える。

コンビニのレジ前で、バックパックだと、片手でバッグを持ち、もう片手で商品とお釣りを受け取ると、両手が塞がって財布にお金をしまうことができない。

よっこらせと地面に下ろすのは手間だし、すごーく手間取ってしまうのだ。こういうとき、「メッセンジャーバッグでよかったー」と実感するね。


バックポケットが犠牲にならない

なかなか気づきにくい事実として、カタパルトは小型なので、バックポケットも使えてしまうという点がステキ。


バックパックだと、バックポケットに覆いかぶさってしまうので、使えなくなってしまうのよね。


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※背中の上の方しか使わないので、バックポケットが使える!バックパックだとこうはいかない。



小型メッセンジャーバッグに限られるけど、頻繁に出し入れするデジカメなどはメッセンジャーバッグにしまわずに、バックポケットを併用するという方法もとれる。


メッセンジャーバッグって、背中が蒸れそうじゃね?


と思う方もいるかもしれないが、小型のCatapult Cycling Messenger Bag M カタパルト・スリングであればけっこう使えますよというお話でした。(たしかに少々蒸れるけど、それはバックパックでも同じ)


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※というわけで、最近はTIMBUK2(カタパルト)のお世話になりまくりです。

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