Global Cycling Network に「11 Useful Cycling Hacks!(便利な11個のサイクリング・ハック)」という動画が紹介されていた。

これは便利だと感心したネタだったので、翻訳してご紹介しよう。

11 Useful Cycling Hacks!





ビブショーツのコンパクトな折りたたみ方

自分はビブショーツを持っていないんだけど、想像するにかさばりそうだ。パッドがあって、ワンピース状に長いウェアだし、「ハンガーにかけておくの?」か「シャツのように折りたたむのか」がわからない。


まず、足の方からクルクルと巻いていき、上まで来たら、肩にかける部分をゴムバンドのように使って固定する。


これなら、引き出しに入れても良いし、イベントに持って行くときも、ほどけてカバンの中でバラバラになることもない。


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レッグウォーマーとアームウォーマーの折りたたみ方

同じ要領で、アームウォーマーやレッグウォーマーも折りたたむことができるよ。細い方から太い方へと折りたたんでいき、最後に片方を穴を全体に覆いかぶせるようにすればOK。


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※ソックスも、こうやってコンパクトにまとめられるね


タイヤの穴の塞ぎ方

タイヤそのものに穴が空いた場合、チューブ交換だけでは解決しないことがある。なぜなら、高圧のエアの入ったチューブが、その穴に侵入して、飛び出してしまうから。

そんなときは、とりあえず穴をカバーできるものがあれば良い。補給食のビニールラップ、丈夫な葉っぱ、ハガキは使えるそうな。タイヤの内側から、これらを当ててタイヤの穴をふさぐ。


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知人の中には、「お札」を折りたたんで使った方もいたよ。もちろん、帰宅までの応急処置なので、タイヤは交換したほうがいい。


ワインのコルクを、空気入れで開ける

いかにもヨーロッパっぽいと思ったが、空気入れの針状の先をワインのコルクに差し込んで、ポンピングすることで開けられるらしい。動画でデモしている様子を見ると、「危なくないか?」って少し不安になる。

ちなみに、動画内ではうまく開けられなかった(笑)。あまり当てになる技ではないかもしれない。


日焼け止めクリームの持ち運び

夏場の日焼け止めクリームをツーリングに持っていくのは、意外にめんどう。大きなボトルでは荷物になるし、小さなボトルでもそこそこの大きさになる。

そこで不要になったコンタクトレンズのケースを再利用する。ちょうど1回分のクリームを入れられるし、1つは日焼け止め、もう片方はリップクリームを入れるとかってことも可能だ。


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※これはナイスなアイデア!


クッションのあるバーテープ

サイクリストの中には、バーテープのクッションを重視する方もいて、あえてバーテープを二重に巻くこともある。。自分も、フルアルミのミニベロ(ダホンのMu)に乗っていたころは、腕への衝撃が強すぎたので、バーテープを重ねて巻いていた。(カーボンのロードバイクはしていない)


これをしようとすると、2本のバーテープを買わねばならない。そこで、廃品になったチューブを巻いて代用する。


あらかじめバルブ部分を切り落としたうえで、巻きつけてください。ハンドル部分がかなり分厚くなってしまいそうな気がするが…。


不要になったボトルの再利用

カビだらけになって使わなくなったボトルを、そのまま捨てるのはもったいない。上部をカッターで切り取れば、ツール缶に早変わり。スペアチューブやマルチツールを入れるもよし、ウインドブレーカー入れとして使うもよし、だ。


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※要は、ツール缶にしてしまうってことですね

ちなみにプロのメカニックは、ディグリーザーをボトルに入れて、バイクメンテナンスしているらしい。(台数が多いからだろうね)


指をきれいに保つ

走っている途中でチェーンが外れたり、パンク修理するとなると、どうしても指が汚れる。白いバーテープを使う方ならわかると思うが、せっかくのバーテープが汚れてしまうよね。

そこで、手のひらの形をした使い捨てのビニール製グラブをツール缶とかサドルバッグに忍ばせておく。手が汚れる作業をするときに、便利である。


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あるいは、ウェットおしぼりを一つもっておくのもGOODだろう。


プレスタのバルブをシュレーダーバルブに変換する

なんという呼び名なのかわからないがプレスタバルブをシュレーダーバルブに変換するアダプターがあるそうな。プレスタはフレンチ(仏式)、シュレーダーはアメリカ式である。


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出先でパンクして、ハンドポンプでは希望する空気圧を入れられないときも、このアタッチメントがあれば、エアコンプレッサーで空気を入れられる。


ただし、エアコンプレッサーは極めて高い圧で入れることができるので、使うときは慎重に。


インナーチューブのキレイな折りたたみ方

新品のチューブはキレイに畳んであるが、あれをマネゆとしても空気がチューブ内に残ってしまい、ぴったりと収納できないことがないだろうか?

  • まず、バルブを自分の反対側に置く。(このとき、バルブは外を向いている)
  • 次に、バルブに向かってぴっちりと巻いていく。
  • チューブ内の空気を押し出すように抜き、バルブを締める。
  • 一見完成のように見えるが、ここで終わりではない。
  • これを、いったんバラす。
  • 今度はバルブを手に持ち、バルブが内側にくるように握り、改めてクルクルと巻いていく。


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※バルブは内側に向けてたたみましょう



巻き切ったら、輪ゴムなどで留めればはい完成。なお、自分は裸の状態のママでチューブ保管したくない(擦れて劣化してしまう)ので、サランラップでぐるぐる巻にしてサドルバッグに保管しているよ。


濡れたサイクリングシューズの乾燥方法

濡れたサイクリングシューズほど不快なものはない。冬であれば、指先が凍えて千切れそうな思いをする。シューズはつねに乾いた状態にキープしたいもの。


そこで、濡れたシューズを速攻で乾かす方法だ。


まず、丸めた古新聞をシューズの中にたくさん突っ込んで、水分を吸収させる。そのまましばらく放置し、新聞を抜きとり、もう一度新しい新聞紙を突っ込んで、数時間放置。


で、2回めの新聞紙も取り除いたら自然乾燥させておく。これで翌朝には「ほぼ乾燥」状態になってくれるはず。


ちなみに、この技は、サッカースパイクを乾かすときに使っていた。安くて確実な方法だよ。


間違っても、乾燥機とか電子レンジに突っ込まないように(笑)。