タイレル(Tyrell)のCSI を購入したとき、じつはホイールの事はあまり深く考えず、「451ホイールの事はよくわかんないから、まあ適当で」ってかんじでオーダーした。

コンポーネントをデュラエースにすることで頭が一杯で、ホイールにまで気を遣う余裕がなかった、といった事情もあった(笑)。

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なんせ、スラムのフォースにするか、シマノのデュラエースにするかで1ヶ月は悩んだからね…。


タイレルでバイクを組む場合、AM-7かAM-9を選べたのだが、AM-9へのアップチャージが(たしか)2,000円だったので、上位モデルを選んでおいたのだ。


つまり、「AM-9 > AM-7」 という構図である。


この2つのホイールのチョイスで悩む方もいらっしゃるかもなので、分かる範囲で情報を整理してみるね。(なお、自分はAM-9しか乗ったことはない)


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タイレルの公式サイトによれば、AM-9は最上位モデル。前後合わせて1,163gの軽量20インチホイール(451)だ。


Tヘッドスポーク型ハブとリム内にニップルを内蔵式により高強度を実現。ポリッシュ&アルマイト処理による高級感あふれるデザインである。

  • スポーク:F20H/R24H エアロスポーク/ステンレス製
  • O.L.D:F100mm/R130mm
  • ETRTO:451 x14
  • ハブ:Tヘッドスポーク型、4シールドベアリング、マルチリンクラチェット
  • リム:H24mmセミエアロタイプ、ハイデンニップルタイプ(ニップルはリム内に内蔵)
  • カラー:アイスグレー(ハブ、スポークはシルバー)
  • 重量:F 505g/R 658g (合計:1,163g ※クイックリリース除く)


※ シマノ・10/11Sカセットスプロケット標準対応

※ カンパ・10/11Sカセットスプロケット対応(+3,240円税込み)

※クリックリリース、リムテープ、専用ニップル回し付き


推奨体重は「80kg」とのことなので、大柄な方はご注意をば。なお、価格は 51,840~55,080円(税込み)。


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それに対し、下のグレードになるAM-7は、アルミ合金6061製軽量リムを採用した軽量20インチ451ブラックホイール。DT SWISS社 350ハブを採用し、軽量化と耐久性を両立している。

  • スポーク:F24H/R28H T.Bスポーク(14G)ステンレス製
  • O.L.D:F100mm/R130mm
  • ETRTO:451 x16
  • ハブ:DT SWISS 350 Road hub
  • CSW加工リム
  • 色:ブラック
  • 重量:F 509g/R 717g (合計:1,226g ※クイックリリース除く)


※シマノ・9S,10S,11Sカセットスプロケット対応

※クリックリリース、リムテープ付き

価格は49,680円(税込み)




両ホイールのスペックをざっと眺めてわかることは、

  1. スポークの材質はどちらもステンレス(形状に差はあるが)
  2. ハブもリムも異なる
  3. カラーはそれぞれ1色展開のみ
  4. AM-9はシマノとカンパの10,11速に対応するが、AM-7はカンパには対応しない
  5. ホイール重量差は「63g」


といったところ。


AM-9のインプレッションなんだけど、はっきり言って「まだ、よくわからない」状態。200キロも乗っていないので、もうちょっと乗り込んでから書きたい。

ただ、現状で感じることをまとめるとこんなかんじかしら。


1.ダホンのMu(406ホイール)よりは明らかに乗り心地が良い

径の大きさが影響していると思うが、ステンレス製のスポークであることも関係しているような気がする。


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2.ラチェット音は控えめで、高級感がある

オクサマのボードウォークに移植した、A-class の「FOLEX PRO 20」は“うぃぃぃぃぃぃぃぃっ~~~”というド派手な音をたてるが、AM-9 は至って控えめ。ただし、高級感はある。


音は”ジィィィィィィィィ”ってかんじ。ラチェット音がほしい人には、物足りないかもしれない。個人的には、もっと爆音でもいいなとは思う。


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3.回転性はすこぶるGOOD

シールドベアリング&マルチリンクラチェットが、いかほどのモノなのかはよくわからないのだが、今のところ回転性はすこぶるよろしい。フロントホイールを回すと、かなり延々と空転し続けているよ。


ただ、デザイン的にはこれといって特徴もなく、キャラクターも立ってはいないので、めちゃくちゃ愛着が湧く!とか、ホイールを眺めながらコーヒーを楽しむ…ということはない。


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その点、ダホンのMuに乗っていた頃のキネティクスプロ(Kinetix Pro:406ホイール)は、見てよし、回してよし、音もよし、の三拍子そろった素敵なホイールだった。

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ただし、耐久性が低いのが玉に瑕だったが(笑)

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(お金がないので実現できないけど)ディープリムの451カーボンホイールをいつか履かせてみたいものだ…という妄想は、ちょっとだけしているよ(笑)。


みなさんもやったことあると思うけど、自分のバイクのモデル名で画像検索すると、他人様のそれはそれは素敵かつ贅を尽くしたカスタマイズの結果がこれでもかと一覧表示されて、実に目の毒。


自転車の画像検索は、かなり物欲を刺激してくるので、やるのであれば覚悟の上で行っていただきたい(笑)。