DMTのビンディングシューズを3年半使った。ミニベロでSPDを、ロードバイクでLOOKをというふうに使い分けていたんだけど、今は両方ともSPDにしている。

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シマノのSPDはものすごく信頼できるビンディングシステムで、3年半でトラブルはゼロ。激坂をダンシングでクリアしているときでも、一度として外れたりしなかったし、ホールド感に不安を覚えたことはない。


ちなみに使っているペダルは、アルテグラ・グレードの「PD-A600」。小ぶりでスマートなデザインで軽量。ロードバイクにもミニベロにもマッチする。


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※年末年始に実家の名古屋を走った(@栄のテレビ塔前)



SPDは実用性がLOOKとは比べ物にならないほど高く、ツーリング中に歩きやすい。しかもクリートがムチャクチャ長持ちする。2012年7月に装着したクリートを、3年半で一度もする必要がなかった。クリートがダメになる前に、シューズ自体が壊れてきてしまった(笑)。


その壊れたDMTのシューズだが、壊れているのはソール部分のみ。ベルクロテープの固定力も問題なし。ラチェットもしっかりと動作してくれる。ただ、アッパーのメッシュは破れてはいないものの、かなりくたびれてきてはいる。


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※外履きとしては引退させ、屋内の三本ローラー専用シューズとして余生を送らせます



ということで、2015年の夏くらいから「次の候補を探さねばならないなあ」と思っていた。が、それが難しく、時間のかかることになるのもわかっていた。だって、ビンディングシューズって試着できる場所が少なすぎるのよね。


ロードバイクの「ロ」さんも、みんなどこでどうやってシューズ買ってるの?って疑問を投げかけているんだけど、自分もまったく同意。なにしろ、売っている場所も限られていれば、ラインナップと在庫が限られていて、検討中のモデルを試着できるなんてまず望めない。


シマノのシューズはデザインが野暮に見えるので、そもそも検討外だった。しかし、店頭にあるのはシマノばかり。シマノの片隅にSIDIとかBONTRAGERとかMAVICあたりがひっそりと並んでいたりするが、選択肢が何しろ少ない。


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余談だが、ワイズロードの店員さんに「どうしてGIROは扱っていないんですか?」と尋ねたら、「造りが細すぎて、日本人の足に合う商品があまりないからです」とおっしゃっていた。それは知らなかった。


でもって、置いてあるのはSPD-SLとかLOOK、スピードプレイ、タイム等用のいわゆるロードバイクシューズばかり。SPDのシューズがたくさん見て触れる店舗って、都内の専門店でさえなかなかないのだ。


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※カカトがほぼ消滅したので、非常に歩きにくく、コンビニの床で滑りそうになる(笑)


しかも、外国製のシューズはセンチメートル表示ではなく、インチだったり、EUサイズだと感覚がさっぱり検討がつかない。(26cm相当が「42」とかいう表記だったりする)


さらに外国製シューズは日本人より細めに作られていることが多く、幅広の自分は「いくらデザインがカッコよくても、キツくて足が入らない」ことが多いので、試着せずに買うことはありえない。


仕方ないので、11月に幕張で開催されたサイクルモードに行って、シューズメーカーのブースで試着してきたのだ。ノースウェーブとSIDIとGIROを履き比べた結果、SIDIのDOMINATOR(ドミネーター)5がピッタリマッチすることが判明。※ワイドモデルです


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でも、会場で思ったのよね。「顧客にこんなに苦労を強いるって、おかしくないかなー」って。と同時に、「こういう不便な状況が、ロードバイクの入り口を狭めてしまい、結果的に機会ロスをしていないかなー」とも感じた。


とは言え、市場が小さいであろうSPDシューズを多数抱えて、棚に展示するってのも、店舗側からすれば難しいのだろう。「イベントに行って、実物を試着してみる」が、現実的なビンディングシューズ選びの方法のような気がする。



参考までに、SIDI取扱店のショップ一覧を添えておきますね。


機を改めて、ビンディングシューズメーカーの一覧表をまとめてみようと思う。