ロードバイクを買ってもうすぐ丸2年近くになるので、ワイヤー類を総取っ替えすることにした。


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ブレーキとシフター。アウターもインナーも両方交換する。バーテープを剥がさねばならないので、ついでにバーテープも新調することにした。


消耗品はギリギリの限界まで使いきらず、「まだ行けるかな?」くらいの早めのタイミングで交換して、安全運転を心がけるのが信条。自分のバイクを常に万全な状態に整えておくのは、アクティブセーフティのひとつだと思っている。



ここでひとつ、大きな判断を迫られている。アルテグラのブレーキをデュラエース化するかどうかだ。



2年経ったアルテグラ(6800系)はまだまだ快調で、なんの問題もなく使えている。現行アルテグラのブレーキは前作(6700系)よりはるかに進化したと評判だし、たいへん満足しているのだが、デュラエースを一度でも試乗してしまうと……。



「アルテグラが良いのは疑問の余地がないけど、デュラエースはさらにその先を行くなぁ」と思ってしまうのだ。しかも、たちの悪いことに、脳ではなく、身体(指先)がその感触を覚えてしまうのだ。(体で覚えたことは、忘れにくい)

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※6月に、BOMAの本社で電動デュラを試乗させていただいた

デュラエースのコンポーネントはフルセットの定価ベースで20万円(ワイヤー)をかるく越えるし、電動なら30万円オーバーだ。「そもそも、趣味のサイクリストはアルテグラだって十分だし、最高峰コンポーネントは自分には分不相応」ってこれまでは見向きもしてこなかった。いや、見向きしないよう己に言い聞かせていた。(そりゃ、できれば欲しいよね)


お世話になっているショップの大将に、「イッキに全取っ替えするのは予算的にキツイけれど、部分的&段階的に進めれば可能」ということを最近教わってしまったのだ。そこで、電動とワイヤー共通のブレーキ(or チェーンリング)に交換しようかなという気持ちがムクムクと湧いてきたのである。


チェーンリングとブレーキのどちらを取るかだが、走行性能に直結するのはブレーキだろうという判断で、現時点のプランはデュラエースのブレーキへの交換である。


なお、幸か不幸か、ブレーキ単体の交換は大掛かりな作業を必要としない。ワイヤー交換と一緒にやってしまえば、追加工賃はごくわずか。ブレーキ交換のタイミングとしてはもってこいではないだろうか?(…と、自分で自分を必死に説得中)


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※9000系のデュラエースのブレーキ(光沢が美しい…)




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※6800系のアルテグラのブレーキ (マットなカラーリング)




はたして、フルアルテグラのブレーキだけをデュラエース化して、どれほどの効果を実感できるのかは未知数。周囲のほとんどの知人らは、「効果は確実にあると思うけど、指先でどれくらい実感できるかは、(やったことがないので)わからない」とのこと。そりゃそうだ。


しかし、職場にひとり、6800系のアルテグラで組みつつ、ブレーキだけデュラエースに交換したSさんがいる。(職場では、羨望の眼差しで”ミスターデュラエース”と呼ばれているw)



まさに、今の自分が話を聞くべき人だ。で、率直な感想を訊いたところ、「アルテグラとデュラエースではブレーキングの安心感が違いますよ! デュラエースのブレーキの剛性は素晴らしい! 3万円以上して安くないけど、替えてよかったです」って大絶賛していた。


アルテグラとデュラエースを乗り比べた本人の言葉なので、すごく説得力がある。こうなったら自分で実験するしかない。ということで、ブレーキのデュラエース化を真剣に検討中。経過は追ってご報告します。


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ついに、デュラエースという未踏の領域に足を踏み入れることになるのか……!