自転車に出会ったのが2010年10月の5年前だったのだが、最初の2年間近くはウェアの知識もほぼなく、私服とかサッカーウェアで走っていたのだが、徐々にサイクリング専用のウェアを着用するようになった。



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(羞恥心のせいで)まだビブショーツは試せていないけど、それ以外はほぼ購入してきたような気がする。



上から順に「サイクルキャップ」、「(半袖)サイクルジャージ」、「秋冬用アウター」、「ウィンドブレーカー」、「(季節に合わせた)専用インナー」、「アームカバー」、「グローブ」、「」、「(パッド付き)インナーパンツ」、「(七分丈とか五分丈の)サイクルショーツ」、「レッグカバー」、「サイクリング用ソックス」である。


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じつは、長袖のサイクルジャージだけはまだ買ったことがない。なぜなら、必要性がないと感じているから。長袖ジャージは秋~冬用アウターの下のミドルレイヤーとして使う道はたくさんあるはずなのだが、半袖ジャージで事足りている。というのも、半袖ジャージのほうが使い勝手が良いと思っている。



アームカバーを使い始めたのはたしか3年目の秋。半袖ジャージでは寒いけど、秋用アウターを着ると暑い季節ってあるよね。(気温18~21度くらいかな)



長袖ジャージを1着買おうかなって思ってショップに行き、物色していたところ、店員さんに「コストを抑えたいのなら、アームカバーって方法もありますよ」と勧められたのがキッカケ。



サイクルウェアの知識に乏しい自分は、その言葉を最初は疑った。「先をちょん切った長めのソックスみたいなもんを腕につけたとこで、役に立たんだろ」って思った。


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※10~11月&3~4月はとくに大活躍



率直に感想を伝えたら、店員さんは「いやいや、そんなことはない。見た目以上に保温効果が高く、秋冬は手放せないアイテムである」と、情熱的に訴えてくれた。実際に使っての感想を熱心かつていねいに伝えてくれたので、「そこまで言うなら」と買ってみたのだ。(1,000円ちょいだったので、長袖ジャージより安いということもあった)



翌日、半信半疑試してみたら、店員さんの言うとおりだった。体感気温がずいぶんと変わるのでいい意味で驚かされた。それ以降、秋(10月)~春先(4月)は常用するほどの、手放せないアイテムになった。年間の半分は使っている計算になるので、コスパが良いことこの上ない。



自分の中では、「半袖ジャージ + アームカバー = 長袖ジャージ」なのだ。



アームカバーの利点として、「暑くなったらさっと脱げる」がある。脱ぐのが面倒なら、手首まで下ろすだけでいい。グローブを外してバックポケットに入れて…ということすらしなくてよいのだ。



秋とか春先のような、寒暖差が激しい季節は、日中は半袖でいけるけど、夕方になるとイッキに寒くなるってことがあるので、そんなときにアームカバーはすごく重宝する。



2年半使い倒し、かなり伸びて伸縮性を失ってしまったので、今は2着めを使っている。(シーズンオフにバーゲンで900円で買った)



機能性(防寒性)の高い、冬用アームウォーマーってのもあるけど、自分が使っているのはフツーの秋用のモノ。あと、伸縮性を失うと腕からずり落ちてくるので、それが交換のサイン。



サイクルジャージって安くても6,000円はするし、長袖だとさらにお高くて、8,000円以上がザラなので、けっこうお財布へのダメージが大きい。半袖ジャージしか持っていなくて、長袖ジャージを買おうかどうか迷っている人は、まず「アームカバー」を検討してみてほしい。



1,000~2,000円くらいで長期にわたって使えるし、温度調整がしやすいってメリットもある。アームカバーを使うことで、半袖ジャージが年間を通してずっと使えるので、そういう意味でもコスパが高い。


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※なんだか、いつもルコックのウェアばかり着ているな……着たきりスズメであることがバレバレ(笑)。



まあ、ルックス的に長袖のほうがカッコいいってことはあるかもだけど、自分は実用性をとっている。



注意点として、ひとくちにアームカバーって言っても、保温性が異なるものがあることは覚えておきたい。冬とか秋であればアームウォーマーとも呼ぶね。やや厚手で保温性が高い。夏用のアームカバーもあるが、これは日焼け防止目的で使われる。よって、保温効果はない。



秋口には、ワゴンセールで安売りされている可能性が高い。「おぉっ!安いぞ~」と飛びつかず、自分が使いたいシーズン用のモノかどうかは必ずチェックしてから購入していただきたい。ちなみに自分は夏用アームカバーは使わず、日焼け防止クリームを塗っている。