前回、Recon Jetを装着して街中を歩いてみたのだが、今回は実走編である。



ハイテク機能満載なスマートアイウェアは、走行中でも使いやすいのか?目の下に来るバッテリーと操作パネルが視界のジャマにならないか、いくつか気になることがる。



ワクワクしながら試させていただいた。



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私服で装着すると違和感があったが、ヘルメットをかぶった状態だとカッコいい!



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とはいえ、オッサンの自分ではモデルとしてアレなので、ちゃんとした方々の写真も載せておこう。こんなかんじである。期せずして、同じスペシャライズドの『Prevail(プリヴェイル)』をかぶってらっしゃる。



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ちなみにこちらはジョージ・ヒンカピーさん。アメリカのプロロードレーサーでBMCに所属されている長身選手だ。1973年生まれの42歳。自分の2歳下。ほぼ同じ時代を生きてきた男同士なのに、なぜにこうも住む世界もルックスも違うのであろうか……orz



つまり、Recon Jet はカッコいいということである。



ジョージ・ヒンカピーさんがインプレしている動画はこちら。


Recon Jet with George Hincapie



ヘルメットのどこにも干渉せず、ふつうのアイウェアと同じように脱着可能。重量(85グラム)がそこそこあるので、鼻の頭に重量感は感じるものの、ロードバイク特有のポジション(やや下を向く)でもグラつきはまったくない。



まずは家の周りをクルクルと走ってみる。アスファルトのゴツゴツを拾っても、Recon Jetがズレることはなく、快適な掛け心地だ。


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顔にガジェットを装着していることが、ドラゴンボールのスカウターのようで少年の頃のときめきを思い出させてくれるね。軽い高揚感がある(笑)。



ノロノロ走るぶんには問題ないので、次は公道だ。



顔の左右に来るアタッチメントが死角をどれだけつくるのか、走行に支障はないのか?



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前を見て走るのはノープロブレム。右目下のディスプレイが視界にかぶるけれど、慣れてしまえば気になるレベルではない。どれくらいかぶるかというと、こんなかんじだ。いつもの速度域で、ふつうに走ることができる。




得意になって、お世話になっているショップで見せびらかせてきた。


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ガジェット大好き、メカいじり大好きなNさんは「カッコいいな~、ほしいな~、こういうマシン大好き!」って話してた。




ただし、気になる点もある。



後方確認がしにくいのだ。右に振り向いたとき、コントロールパネルがどうしても視野にかぶってしまう。ふつうのアイウェアで確保できている面積を10とすると、7くらいな印象。



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※正面視野は問題ないね

都内のような、バスや車、オートバイがバンバン抜いていく環境では、ひんぱんに振り返るので、ここの視野が犠牲になっているのが残念。ディスプレイに後方視界が表示されればいいなとは思う。



まあ、バッテリー性能の向上とチップの小型化が進み、改善されるのは時間の問題だと思う。



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Recon Jet は都会で使うよりも、郊外とかサイクリングロードのほうが適しているかな。もしくは、ピュアなレーシング用の装備としてが最適な環境かもしれない。



とくにタイムトライアルのような、限界まで空力を削らなければいけないときとか、サイコンを見るのも面倒だとかって場合、Recon Jet ほど役に立つものはないだろう。



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※こんなふうに、バーチャルに映像が浮かんでいるように見えるのだ



下の動画を観れば、ここで書いていることがよくわかると思う。





興味深いアイテムではあるが、さすがに新ホイールの「シャマルミレ」を導入してしまった直後なので、手が出せない(笑)。

個人的な希望はふたつ。

  • 軽量&小型化

  • ブルートゥースやネット機能をオフにしたスタンドアローン(廉価版)


である。今後の進化に期待したい。




株式会社美貴本さん、Recon Jet をモニタリングさせてくださり、ありがとうございました!


m(_ _)m