数週間前、カナダ発のハイテクスポーツアイウェア、「Recon Jet」のアイデアソンイベントに参加してきた。



その時にお知り合いになった株式会社美貴本さんから、特別に数週間ほどお借りすることができたので、実際に公道で試してみた。



美貴本さん、ご協力ありがとうございます!








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何回かに分けて、インプレッションをお届けする。今回は「赤坂&原宿を歩き周り、電車に乗ってみる」編である。



Recon Jetはかなりメカメカしいデザインをしており、普段着で装着するのはちょっぴり勇気が必要。しかし、体を張ってインプレすると決めたので、まずは赤坂駅~明治神宮駅間を移動した。

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※赤坂見附駅からスタート。初めてやった自撮り行為が照れくさい…(笑)。




赤坂の繁華街を歩き、TBSそばにある赤坂駅まで歩いた。気のせいかとは思うが、すれ違う人の視線を感じる……。



右目の下に来るディスプレイがやや視界にかぶるので、右横と右後方に死角が少し生じるね。自分の右側から人に追い抜かれるとき、発見がほんの一瞬だけど遅れる。徒歩で感じることが、バイク上だとどうなのか、気になるところだ。

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赤坂駅に到着。電車に乗るのは照れくさいものがあるが、そのままGO。




千代田線に乗ったのだが、車内では自意識過剰と言い訳できないレベルで、「あの人、何者…?」、「見たことのないサングラスだなあ」的な興味本位の視線をそこらじゅうから受ける。


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明治神宮駅で下車し、原宿の到着。竹下通りを歩いてみる。外人や若い女の子がいっぱいな竹下通りでいったいどんな視線を受けるのか、ドキドキしながら歩いてきた。


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※意を決して竹下通りに突入


すると、さっきまで感じていた羞恥心がきれいサッパリ雲散霧消した。不思議とぜんぜん照れくさくない。なぜかと思ったら、誰も自分を見ないのだ。原宿は奇抜&個性豊かすぎる格好で歩く人が大勢いるので、ちょっとごついアイウェアをかけただけでは目立たないのね。



竹下通りなら、ちょっとやそっとの格好をしても恥ずかしくない」のは新たな発見であった(笑)。





竹下通りを抜け、もう一つの勤務先に着く。(2箇所で働いており、赤坂と原宿を定期移動している)




同僚らにRecon Jetを見せてみと、面白がって手に取ってくれた。男の心にはグイグイと刺さるデザインだもんね。ジョギングとサイクリング用途で開発されたことを伝えたら、



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サッカーの監督がRecon Jetで情報をリアルタイムで得ながら指揮するって用途もあったらいいな」と言っていた。



ディスプレイ上に任意の情報を送信できる方法があれば、監督はピッチから目を離さずにすむ。考えたこともないアイデアだったが、なかなかユニークだと感じた。

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何人かに装着させてみたが、第一声は「ふつうのサングラスよりは重いね」である。重量は85グラム。これが重いかどうかであるが、感覚でいうと、ふつうのアイウェアの1.5倍くらい。しかし、歩いていてずれ落ちることはなかった。



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顔にフィットする形状なので、装着感は快適。レンズが頬に当たることもない。このへんの設計は、「さすが、スポーツに特化しているなぁ」と感心。サイクリング中にほっぺたがレンズに触れるのって、気になって走りに集中できないんだよね。



ただし、ノーズパッドにやや圧はかかっており、「かけていることを忘れる」ほどの軽さではない。まあ、それは機能性とのトレードオフということだ。



なお、歩行中は電源はオンにはせず、重さ、掛け心地、死角の程度を把握することにのみに集中した。

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※PC作業には適していない(←これは想定外の使い方)




帰宅するときは、山手線→埼京線→京浜東北線でずっとかけ続けた。やはり、電車内ではあちこちから刺さるような視線を感じた。小学生くらいの子供たちには、「わぁ!あのサングラス、カッコいいなあ~」って羨望の眼差しで見てくれたので、ちょっと気分がよかったね(笑)。




次回は、ロードバイクで試してみるよ!