いつもチェックしているGlobal Cycling Network の動画で、「Top 10 new cyclist mistakes」というのがあった。自転車初心者のあるあるミス10選だ。



海外の自転車初心者と日本のそれとでは、どんな違いがあるのか興味があったから翻訳してお届けしよう。









1.ヘルメットを前後逆で装着

あー、海外でもやってしまう人がいるんだって驚いたというか、安心したというか(笑)。エイリアンっぽいって呼ばれるエアロ形状の自転車のヘルメットは、初めてかぶる人は「どっちが前だ?」って戸惑っている人もいる。



めったにないけど、前後逆で走っている人を見たこともある。

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2.サイクルショーツの下に下着を着用

サイクルショーツの下に下着を着用しないってのは、自転車を始めたばかりの人はまず知らないんじゃないだろうか。オレサマも、最初知ったときは「うげっ、股間がパッドに直接触れるのってなんか不潔!気持ち悪い!」って思った。



雑誌などで「下着は履かないものである」と知らなかったら、二重で着用していたかもしれない。



3.フレームバッグを使う

へえ、フレームバッグはあまり推奨されていないみたい。「サドルバッグを使いましょう」ですって。まあ、ロードバイクでフレームバッグを使っている人って少数派だけど、コンパクトなものならけっこ便利よ。



ただ、フレームバッグはペダリングのじゃまになるね。とくにダンシングはやりにくいので、ヒルクライムにはオススメしない。

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※これくらいのミニサイズでも、ダンシングでは若干だが脚が干渉する。


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※ロングライド時はカギやスマホを入れられて便利なのだが。





4.食べ物、飲み物を持たずに出かける

町中を走っているときは、コンビニや自販機もあるだろうから、これはさほど問題にはならない。でも、水分は絶対に携行するべし。



冬であっても汗はかくし、10分ごとくらいに軽く喉は乾いてくるよ。自転車に乗ってて水を飲まずに走れるのって、体感的には「夏場は10分、冬は15~20分」かなあ。



よって、自転車を新たに購入する方は、ボトルケージは納車時につけておくことをオススメする。あと、専用ボトルもね。ペットボトルはぴったりフィットしなくて落ちることもあるし、ガタガタと音を立てて落ち着かない気分になるからね。



ちなみにオレサマはCAMELBAK(キャメルバック) ポディウム チル ボトルを使っている。



ロングライドや田舎を走るときに補給食、水分を持たずに走るのは、脅しじゃなくって命取りになる。

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※たまにオニギリを補給食にすることもある。





5.故障トラブルの対処法を知らずに出かける

オレサマはダホンを購入して半年間はパンク修理の仕方を覚えないまま乗っていた。当時はママチャリの感覚が残ってて、「そうそう滅多にパンクなんかせえへんやろ。予備チューブや携帯用ポンプを持って走る?余計なモンは自転車に付けたくないからまあええわー」って思っていた。



水だけ持って、一人で荒川サイクリングロードをかっ飛ばしていた頃のことを思い出すと、我ながら「バカで無謀だったな」って思う。幸い、買って半年はたまたまパンクに遭遇しなかっただけだ。



正直に言うと、パンク修理って面倒くさそうだし、そんな技術は自転車メカニックさんでないと習得できないんじゃ?くらいの認識だったの。でも、ショップの大将に「それぐらいできなくっちゃダメ!トラブル起きたら帰ってこれなくなってしまうでしょ」と指導を受け、覚えたのだ。



最初の数回は手こずるけど、3回も脱着の練習をすれば身体が覚えてくれる。



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6.イベントやレースの前に張り切って食べ過ぎる

体力に自身のない人ほど、これをやってしまいそうな気がする。「長いイベントだから、しっかりとカーボローディングしなくっちゃ!」とか張り切って、エンデューロ会場到着前に立ち寄ったコンビニで菓子パン3個とウィダーインゼリーとオニギリを胃袋に押し込み、レース開始直前に「ち、ちょっと一休みするわ…」ってなってしまったのは、何を隠そうこのオレサマである(笑)。



ロングライドのときは、事前に詰め込みすぎるんじゃなく、道中の休憩でチビチビ食べる、くらいがちょうどよい気がするね。



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7.迷子になる

ふだん、車のカーナビのお世話になりまくっている現代人は、地図もなく知らない土地に放り出されると途方に暮れるものだ。



「iPhoneの地図を見ればいいじゃない」とは仰るとおりではあるが、いちいち小休止しながらGoogle Mapsを起動させ、東西南北を確認し、進むべき方向を確認するのはじつは結構うっとうしい作業なの。そういう意味では、事前に地図を見ておおまかなルートを確認しておくのはとっても大事。



とくに山を登るとか、まったく土地勘のない場所に行くときは、なるべく経験者といっしょに走りたいものだ。



あと、夕方にスマートフォンのバッテリーが切れて焦るのは初心者ロングライダーのあるあるミスなので、モバイルバッテリーを携行することを激しく推奨する。



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8.追い込みすぎる

イベントレースや、ヒルクライムあるあるだ。大勢のローディに囲まれ、一斉に集団で走りだすと、ついつい「おっと、遅れを取るわけにはいかねえぜっ!どけどけぃ!オレサマのお通りだぁ」って遮二無二ペダリングシてしまうもの。アドレナリンも出てるし、その場の雰囲気に飲まれるってのもあるしね。



勝負のかかってない遊び目的のエンデューロであったり、グループライドでのヒルクライムですら、序盤にがんばりすぎて途中でヘタることがある。慣れないことをしちゃあいけませんってことですわ。



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9.水分不足

ハイテンションでこぎまくっていると、補給をすっかり失念してしまうってことはあるね。夏だと嫌でも水が欲しくなるけど、秋~冬は汗がどんどん蒸発してしまうので、のどが渇いているという自覚をなくしてしまうことがある。



そういうときの対策として、10分漕いだら喉の渇きに関係なく、ひと口飲むことにしている。自転車に乗ってて、水分を飲み過ぎるってことはほぼないと思うので、「やりすぎかな?」って感じるくらいマメに水を補給していいよ。



ちなみに、冬場は冷水を飲むのが辛いので、温めのお湯をボトルに入れている。



走りながら水分補給できるようになっておくのは最低限のスキルだね。多少の慣れは必要だけど、誰でもできるはず。ただし、安全のために視線はしっかり進行方向を向いたまま、ボトルを見ずに脱着できるようになろうね。



なお、オクサマは「片手運転が怖いから、走りながら給水できない」のだそうだ。信号待ちにならないと補給できないという悩みがある(笑)。

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10.立ちごけしてしまう

ビンディングペダルを使うに当たり、立ちごけは避けては通れない道だ。オレサマはこれまでミニベロで2回、ヒルクライム中に1回、三本ローラー上で1回、合計4回落車したことがある。落車でケガをしたことはないが、倒れるときの背筋がヒヤッとする感覚は、何度体験しても好きになれない(笑)。



立ちごけで被った被害は肘を擦りむいたことと、サイクルジャージの肩が軽く破れただけ。ケガをしないコケ方を事前に伝授いただいたのが功を奏した。その辺のコツは関連記事を読んでくださいな。



なお、いつまでの楽しく、怪我なくロードバイクに乗り続けるために、強くて健やかな身体を維持したいと思っているので、カルシウム不足にならないよう気をつけている。まるごと食べられる煮干しを思い出してはつまみ食いしているよ。

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以上、Global Cycling Network の「Top 10 new cyclist mistakes」という動画の翻訳紹介でした。



超はじめてのロードバイク





これからも面白い動画を訳して紹介しますね。「これ翻訳してほしいよー」ってリクエストがあれば、コメント欄もしくはメールでご連絡ください。

※ただし、英語に限らせていただきますが……(^_^;)